鉄道会社別!PASMOオートチャージ対応クレジットカード&自宅チャージについて

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改札口

Suicaに比べるとインターネット上のサービスに乏しく、利用残高を確認しづらい「PASMO」
結局のところ、「インターネット上で手動チャージしたい」といった希望を叶えるためにはSuica等他社サービスに乗り換えるしかないのですが……。
直接の解決は難しくても、「PASMOオートチャージ」対応のクレジットカードを導入することで、PASMOの利便性は大きく向上させられます。

今回は私鉄沿線にお住いのPASMOユーザーのあなたのため、鉄道会社ごとの「オートチャージ」対応クレジットカード「Suica」乗り換えへのメリット・デメリット等をまとめました。
読み終えていただければあなたに合った方法で、交通機関をより便利に使えるようになります。

前提として、「PASMO」の使い勝手は決して良くない

PASMOに限らず、交通系ICカードの利用者は「ICカードで何ができて、何ができないのか」ご存知ないことが多いです。例えば「インターネット上でPASMOの残高確認ができるか」と尋ねられても、すぐに自信を持って答えるのは難しいですよね。
そこでクレジットカードを使ったチャージについてお話していく前に、PASMOの基本サービスについておさらいしておきましょう。

①現在、公式サービスではネット上のチャージどころか残高確認にも未対応

結論から言うとこの「PASMO」、他社の交通系ICカードに比べても「できないことだらけ」というのが事実です。
これに関しては、JR東日本系の「Suica」と比べるのが一番分かりやすいでしょう。

PASMOとSuicaの基本サービス比較
PASMOSuica
券売機※1 でのチャージ
(現金)
券売機でのチャージ
(クレジットカード)
×ビューカードのみ可
券売機での残高確認
インターネット上でのチャージ
(クレジットカード)
×モバイルSuica※2 のみ対応
(またはFeliCaポート/パソリの購入・利用)
インターネット上での残高確認非公式スマートフォンアプリでのみ可モバイルSuica※2 のみ対応
他、非公式アプリあり
オートチャージ
(クレジットカード)
指定カードのみ可指定カードのみ可
券売機での定期券購入
(現金)
券売機での定期券購入
(クレジットカード)

(多機能券売機のみ)

(多機能券売機のみ)
乗車でのポイント付与など鉄道会社やカードによってはアリ×
※1 PASMOはPASMOの券売機(私鉄駅に設置)、SuicaはSuicaの券売機(JRの駅に設置)の利用を想定。
※2 JR東日本の有料サービス。年会費は通常1,030円、ただし「ビューカード」取得で無料

「Suica」についても無条件で多様なサービスを受けられる……とは言えませんが、出来ること自体は「PASMO」より多いです。
そういうわけで、インターネット上でのチャージはじめ、Suicaにしか対応していないサービスを使うためにはSuicaに乗り換えるしかない、というのが前提となってしまうんですね。

Suicaへの乗り換えとビューカードについて

その一方で、PASMOには「指定クレジットカードを作り指定の私鉄に乗ればポイントが貰える」(一部私鉄のみ)等、私鉄系ならではの独自メリットがあるのは確かです。
つまり「Suica系のクレジットカード」と「PASMO系のクレジットカード」で比べると、前者は利便性、後者はおトクさに優れるわけですね。(※一般的な傾向。詳細は取得カードによる)

②少しでも利便性を上げるため有効なのが「オートチャージ」

残念ながら、サービス内容自体はSuicaに劣ると言わざるを得ない「PASMO」。
ただしその欠点は、「オートチャージ」機能を使うことである程度カバーできます。

オートチャージとは名前の通り、自動的にPASMOへチャージを行う機能。利用するためにはこれに対応したクレジットカードの取得が必須となります。

この機能を使えば、改札を通った時にPASMO残高が指定額(千円~1万円の範囲で選択可)を下回ったとき、自動的にチャージが完了
改札を通る際の残高不足の心配がなくなるから、インターネット上でチャージや残高照会ができなくても無問題と言うわけです。

詳しくは後述しますが、あなたがPASMOユーザーなら普段利用される私鉄系列のクレジットカードを作ることで、Suicaカードには無い優待を受けられる可能性は高いです。
そういうわけであなたが関東圏の私鉄沿線にお住まいなら、ぜひとも「オートチャージ対応のPASMOカード」の取得をおすすめしたいところとなります。

ここまでの2つの交通系クレジットカード比較(PASMOユーザー向き)
Suica系クレジットカード
(ビューカード)
  • インターネットでの手動チャージが可能
  • 券売機でのクレジットチャージが可能
PASMO系クレジットカード
  • 私鉄ごとに独自の優待サービスを設けていることが多い
    (乗車ポイント、ショッピング施設でのポイント優待など)
  • チャージ機能自体はSuicaに劣る
    ただしオートチャージ機能を使いある程度はカバー可
※いずれも系列クレジットカードを使いオートチャージ可

「オートチャージ」が行われるのは「改札を通ったとき」に限られます。(入場時含む)
例えば改札以外の場所(コンビニ等)でPASMOを使い残高が指定額以下になっても、オートチャージは実施されません。

★「オートチャージ」に対応しているのは「PASMOエリア+首都圏・仙台・新潟のSuicaエリア」に限られます。

オートチャージの上限額は1日あたり1万円、1ヶ月あたり5万円となります。

PASMO公式HP「オートチャージ」

「PASMO」オートチャージに対応!私鉄10社のクレジットカード一覧

サービス自体はまだ発展途上ながら、「オートチャージ」を使えば利便性を大きく向上させられる「PASMO」。
そこで実際に、「PASMO」を発行している10私鉄とクレジットカード会社が提携して発行する、通称「私鉄系クレジットカード」をまとめました。
以下のカードのすべてが、PASMOオートチャージに対応しています。

PASMOオートチャージ対応・私鉄系クレジットカード
年会費還元率その他
小田急OPクレジット500円+税
※初年度無料
※年1回の利用で翌年も無料
0.5%
(OPクレジットポイント)
  • 小田急ポイント加盟店で最大10%還元
  • 各種チケット優待

OPクレジット ゴールド10,000円+税
※年200万円の利用で翌年も無料
  • 一般カードとの違いは各種保険、国内空港ラウンジくらい
JALカード OPクレジット(普通カード)2,000円+税0.5%
(JALマイル)
  • 「OPクレジット」優待内容と同様
  • 年会費別途+3,240円でマイル還元率2倍
  • 上位カード「CLUB-A」「CLUB-Aカードゴールド」あり
    参考:
    <上位カードに関して解説しているページ有れば/無ければ参考として東急カードの当該項目へリンクお願いします>
京王京王パスポートVISAカード239円+税
※初年度無料
※年1回のオートチャージで翌年も無料
0.5%(Vポイント※1)
  • 京王線・井の頭線、京王バス・西東京バスの定期券のクレジット購入時、還元率1.5%
  • 京王ポイントカード機能付帯

【付】京王パスポート PASMOカード VISA
京急京急プレミアポイントシルバー無料0.5%
(京急プレミアポイント)
  • 京急プレミアポイント加盟店での還元率1%~ 他
京急プレミアポイントゴールド HANEDA AIRPORT PLUS1,905円+税1.0%
(京急プレミアポイント)
  • 京急プレミアポイント加盟店での還元率最大6%
  • 羽田空港内免税店で10%オフ

京成京成カード(オリコ)1,250円+税
※初年度無料
※年1回の利用で翌年も無料
0.5%
(京成カードポイント)
  • 京成グループサービス利用で還元率1%または1.5%
  • 上位ゴールドカードあり(京成系のサービスに大きな違い無し)
京成カード(MUFG)500円+税0.3%
(京成グループポイント)
  • 京成系ショッピング施設などで優待あり
  • 京成カード加盟店で還元率0.5%または1.0%
相鉄相鉄カード無料0.5%(Vポイント※1)
西武SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン無料
(Amex除く)
0.5%程度
(永久不滅ポイント)
  • 西武系サービスで優待あり
  • 保険付き、年会費発生のAmerican Expressカードあり(非推奨)
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾンゴールド15,000円+税
  • 国内外プリンスホテルでの優先予約
  • 指定ゴルフ場での優待 他
東急【付】TOKYU CARD ClubQ JMB (PASMO)1,000円+税
(初年度無料)
1%
(TOKYU POINT)
※WEB明細登録時
  • 東急定期券購入時の還元率、最高3%
  • オートチャージ時還元率1.5%
  • JALマイレージバンク付帯
TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド6,000円+税1%
(TOKYU POINT)
  • 一般カードとの違いは各種保険、国内空港ラウンジくらい
JALカード TOKYU POINT ClubQ2,000円+税0.5%
(JALマイル)
  • 年会費別途+3,240円でマイル還元率2倍
  • 上位カード「CLUB-A」「CLUB-Aカードゴールド」あり
【付】ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード2,000円+税0.5%
(ANAマイル)
  • 年6千円+税の別途年会費支払いでマイル還元率2倍(1%)
東京メトロ【付】東京メトロTo Me CARD prime2,000円+税
※初年度無料
※年20万円の利用で翌年も無料
0.4%前後(OkiDokiポイント、またはわいわいプレゼント)※2
  • 東京メトロ乗車時、乗車ポイントが貯まる(10円または20円相当/定期券圏内除く)
東京メトロTo Me CARD prime(ゴールド)10,000円+税
  • 一般カードとの違いは各種保険、国内空港ラウンジくらい
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)2,000円+税
※初年度無料
0.4%前後(OkiDokiポイント)
※ANAマイルに交換しないとき
  • 東京メトロ乗車時、乗車ポイントが貯まる(5円または15円相当/定期券圏内除く)
  • ANAマイレージクラブ付帯
  • Oki Dokiポイント1P→5ANAマイルに交換可
  • 年5千円+税の別途年会費支払いでマイル還元率2倍(1%)
東武東武カード無料0.5%
(東武カードポイント)
  • 東武百貨店での還元率優待(購入額に応じ3%~7%)

【付】東京スカイツリー®東武カードPASMO1,080円
※初年度無料
上記優待に加え

  • 東武鉄道での定期券購入時、還元率1.5%
  • スカイツリー関連サービス優待
横浜交通横浜交通hama-eco card1,250円+税
※初年度無料
※年1回の定期券購入で翌年無料
0.5%(Vポイント※1)
  • 市営バスまたは地下鉄の定期券、シニアパス購入で還元率1.5%
  • 電子マネーiD搭載 他

【付】:PASMO付帯(一体化)カード(またはPASMOの付帯を選択できるカード)
※1 発行元カード会社「三井住友カード」の共通ポイント
※2 発行元カード会社「JCB」または「三菱UFJニコス」の共通ポイント

サービスの充実度自体はバラつきがあるものの、ご覧の通りどのカードも何らかの会員特典を備えていますね。特に私鉄系列のショッピング施設やスーパーなどの利用機会が多いなら、これを活かせる機会は多いでしょう。

詳しいサービス内容については各リンク先をご覧いただくとして、まずは普段利用される私鉄系列のクレジットカードを見比べ、申し込み先に検討を付けてみることをおすすめします。

★オートチャージの設定方法については、各社の公式HP、あるいはカード入手時に同封されるパンフレットなどをご覧ください。

★あなたが小田急もしくは東急ユーザーなら、鉄道会社に加え航空会社とも提携を結んだカードを選択できます。
JAL、ANAマイルは一般的なポイントより価値が高い(航空券での換算時、1マイルあたりの価値は2円を超える)ため、航空券を購入する機会があるのなら、これらのカードの取得をおすすめしたいところです。

★その他、PASMOオートチャージ専用の「パスタウンPASMOカード」というカードもありますが、あえてこれを取得するメリットは無いため除外しています。

<オートチャージ対応カードはどう使う?>

基本的に、クレジットカードは「様々な場所で使うメインカード」と「特定の場所でのみ使うサブカード」に分けて用いることになります。
PASMOオートチャージカードの場合、基本的には後者、つまり「オートチャージと、優待サービスを受けられる系列店/定期券購入などでのみ使う、サブカード」として使うのがおすすめ。理由は簡単で、多くのオートチャージ対応カードは基本還元率が0.5%程度と決して高くないからですね。それなら優待を受けられない他店では、還元率の高い他社カード(あるいはステータス性の高いカード等)を選んだ方が良いというわけです。

ただし例外として、還元率の高い「東急カード」や「航空会社提携カード」(原則、追加年会費を支払って還元率アップを推奨)は、メインカードとしても十二分に利用できますね。

★PASMO付帯型カードをサブカードとして使うのなら、現在のPASMOに差し替える形で利用することができます。
(現在のPASMOは窓口に持っていくことで、預り金500円と交換できます)

インターネット上でチャージしたいなら「Suica」系も選択肢

「インターネット上、あるいは券売機でクレジットカードを使いチャージ」したいと言う場合(あるいは単に普段よくJRを利用される場合)には、「Suica」系カードも選択肢に入ります。
PASMOとSuicaの利用エリアに違いはありません。オートチャージの適用エリアも同様です。(=PASMOを使える場所なら問題なくSuicaも使える)

インターネットチャージ、オートチャージはじめ、Suica系列のサービスを受けたいのなら「株式会社ビューカード」(JR東日本の子会社)が発行するカード、いわゆるビューカードの中から申し込み先を選ぶことになります。
ここでは特に勝手の良い「ビューカード」を3種類だけまとめました。

3つのビューカードの比較(いずれもオートチャージ対応)
JREカードビックカメラSuicaカードJALカードSuica
盤面(画像は公式HPより)JREカードビックカメラSuicaカードJALカード
年会費477円+税
※初年度無料
477円+税
※初年度無料
※年1回の利用で2年目以降も無料
2,000円+税
※初年度無料
国際ブランドVISA
(「Suica付」のみMastercard、JCBも選択可)
VISA
JCB
JCB
基本ポイント還元率0.5%
(JREポイント)
0.5%
(JREポイント)
+
0.5%
(ビックポイント)
200円につき1マイル(JAL)
※1マイルの価値は航空券への交換時2円~
※年会費+3,000円でマイル還元率2倍
Suicaチャージ時還元率1.5%1.5%
Suicaオートチャージ
その他のサービス等JREポイント優待店(JR系ショッピング施設)で還元率計3.5%
JREポイント加盟店で還元率計1.5%
ビックカメラでの還元率10%各種ボーナスマイル制度
特約店の利用で還元率2倍 他
海外旅行保険最高500万円
(自動付帯)
最高1000万円
(自動付帯)
国内旅行保険最高1000万円
(利用付帯)
最高1000万円
(自動付帯)
ショッピング補償
(海外・国内)
年間最高50万円
(海外利用分のみ)
※その他、「ルミネカード」「大人の休日倶楽部カード」等あり

上記3種類を含む「ビューカード」は、取得するだけでSuicaの有料インターネットサービス「モバイルSuica」を利用できるようになります。
このサービスを使えば、PASMOに無い「インターネットチャージ」「残高照会」といった機能を使用可能。
このあたりに魅力を感じるのなら、PASMOよりSuica系のカードを選ぶべきと言えるでしょう。

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まとめ

★PASMOの公式サービスは決して優れているとは言えず、インターネット上でのチャージどころか残高確認すら未対応
★ただしPASMO系クレジットカードを作り「オートチャージ」を行うことで、使い勝手の上での欠点はカバーできる
★普段利用される私鉄系列のクレジットカードを使えば、系列ショッピング施設や定期券購入時などにも優待を受けられることが多い
★それでもインターネット上での手動チャージ等を希望するのなら、展開エリアを同じくするSuicaへの乗り換えも要検討

PASMO自身が提供するサービス内容が乏しい分、普段から頻繁にPASMOを使うならオートチャージサービスの利用はほぼ必須
あとは各カードの優待内容などを確認した上、あなたに合った「PASMOカード」を選べばOKです。

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