【改悪?】Delight JACCS CARDのメリット・デメリットと特典一覧【旧REXカード】

「無料で出来る限り高還元なクレジットカードが欲しい。
優秀だったというREXカードの後継カードが気になるところだけれど…。」
年会費無料でありながら常時1.25%の高還元を誇り、人気を集めていたジャックス「REXカード」。
…ではありますが、このカードは2020年内に新規申込受付を停止してしまいました。
その後継にあたるのが「Delight JACCS CARD」ですが、還元率が下がってしまったことにより「改悪」と言われてしまうことも多いですね。
今回はそんな「Delight JACCS CARD」について、
といった点を中心にまとめました。
読み進めて頂ければ、今のあなたがこのカードを選ぶべきかそうでないかが分かります。
「Delight JACCS CARD」含むジャックスカードの受け取りには、「顔写真付きの公的な本人確認書類」が必要となります。
あらかじめご承知おきください。
目次
1分でチェック!現行の「Delight JACCS CARD(旧REXカード)」の特徴と「改悪」点
現行の「Delight JACCS CARD」の特性と、REXカードからの変更点をまとめると以下のようになります。
▶基本還元率はREXカード時代の1.25%から1.0%へ。これが改悪と呼ばれる理由 ┗とは言え今でも「楽天カード」と同じ数字で高還元の範囲内 |
▶重要な差別化点となる「J’sコンシェル」(国内外140万以上のお店やサービス優待特典)や充実の付帯保険は据え置き ┗さらに「Delight JACCS CARD」になって宇佐美での優待特典が追加 |
還元率の面を見ると確かに「改悪」であることは間違いありません。
が、実際のところはREXカードが優秀すぎただけで、他社の無料カードに比べると現行の「Delight JACCS CARD」も十分優秀です。
ということで、ここからは同カードについてもう少し詳しく見ていきましょう。
基本還元率は今でも1.0%と高め:貯めたポイントはどう使う?
ここからは現行の「Delight JACCS CARD」について、基本還元率やポイントの面からお話させて頂きます。
①Delight JACCS CARDの基本情報
現行の「Delight JACCS CARD」の基本情報は以下の通りです。

年会費 | 完全無料 |
---|---|
国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元 | 2,000円ごとに20ポイント還元 (実質還元率1.0%) ※Delight POINT |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内旅行保険 |
追加カード | 家族カード(無料) ETCカード(無料) |
電子マネー | ApplePay(QUICPay) Google Pay(QUICPay) |
申込み条件 | |
年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 | |
特典など | |
|
先にも触れた通り、現在の「Delight JACCS CARD」の実質還元率は1.0%。
REXカードに比べると下がったとは言え、高還元で知られる「楽天カード」「オリコカード」等と同じ数字ですので、これについて悲観しすぎる必要はないでしょう。
要は「超高還元」から「高還元」へのランクダウンが起こったということですね。
★ただし他の還元率1%のカード(多くは「100円につき1ポイント還元」)に比べると、「2,000円につき20ポイント還元」のDelight JACCS CARD はやや取りこぼしが発生しやすいと言えます。
★その他基本情報の観点から言うと、旧REXカードでは「VISA」「Mastercard」から選択できた国際ブランドが、「Delight JACCS CARD」では「Mastercard」のみとなっています。
…が、VISAとMastercardの使えるお店はほとんど同じですので、そこまで気にしなくてよいでしょう。
②貯めたポイントの使い道は主に「カード請求額への充当」
REXカードのシステムを引き継ぐ「Delight JACCS CARD」のポイントシステムは、他のジャックスカードとは異なる独自のもの。
2,000円につき20ポイント貯まる「Delight POINT」は、使い道がほぼ「Delight JACCS CARDの請求への充当」(キャッシュバック)に限られます。
もう少し正しく言うと、このカードの決済に応じもらえる「Delight POINT」は、交換先が、ジャックス系カードの支払い充当に充てられる「Jデポ」ほぼ一択となっている形ですね。
例:3,000円分の「Delight POINT」を「Jデポ」に交換し、これを使うことで次のカードの引き落とし額が3,000円減る
その他、一応
への交換も可能ではあるのですが…。
利用者が限られているであろう「マネーハッチ」に関しては言うに及ばず、「ANAマイル」に関しても「ちゃんとANAマイルを貯めたいならANAカードを作った方がいい」という意味でイマイチおすすめできません。
(ANAマイルへの交換を前提とする場合、Delight JACCS CARDの実質マイル還元率は0.2%と非常に低いため)
ということで、「Delight JACCS CARD」で貯めたポイントの使い道は、多くの方にとって「カード支払い額への充当」となるわけです。
★「Delight POINT」からJデポへの交換&支払額への充当に関しては、インターネット会員サービスを使い簡単に行えます。
★Delight POINTの有効期限は2年間です。
③「ジャックスモール」を通したお買い物で還元率は+0.5%
「Delight JACCS CARD」含むジャックスカードの利用者は、「JACCSモール」というポータルサイトを通しインターネットショッピングを行うことで、還元率をアップさせられます。
こういったサービス自体は多くのカード会社で見られるものの…。
ジャックスの場合は「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」といった大手有力サイトもポイントアップの対象に。
最低でも0.5%、お店によってはそれ以上の還元率をプラスできるということで、ネットショッピングを利用する際には、ぜひこの「JACCSモール」を経由したいところです。
「JACCSモール」を通してもらえるのはDelight POINTではなく「Jデポ」ですが…。
もともとDelight POINTの交換先は「Jデポ」に限られているようなものですから、あまり気にしなくて良いでしょう。
★ちなみに以前はAmazonも優待対象だったはずですが、いつの間にか外れてしまったようですね…。
最大の差別化点は全国140万以上の優待を受けられる「J’sコンシェル」特典
「Delight JACCS CARD」含むジャックスカード最大の利点にして、ライバルカードとの差別化点となるのが、全国140万以上の優待を受けられるという「J’sコンシェル」特典。
おそらくこの140万という数字は、同じお店やサービスで提供されている優待を1つずつ数えたものでしょうから、実際の優待対象店舗はより少なくなるかと思いますが…。
それでも途方もない数であることは確か。ここではいくつか例を挙げさせて頂きましょう。
- 国内外のホテルや旅館の割引
- TOHOシネマズ、109シネマズ等の割引
- 遊園地や水族館、舞台鑑賞などの割引
- 歌広場、ビッグエコーなどのカラオケ割引
- コスモ石油割引(対象外店舗あり)
その他資格取得、介護関連などなど…
一般的なクレジットカードの特典に比べると、優待対象の多さは破格と言って差し支えありません。
「J’sコンシェル」優待内容はジャックスカードを持っていなくても確認できますので、こちらを見てから申し込みを決めるのも良いでしょう。
「J’sコンシェル」公式HP
※ページ下部「J’sコンシェルのサービスを見る」より優待内容を確認可
★ちなみに「J’sコンシェル」を利用するためには、カード到着後にあらためて「J’sコンシェル」の申し込みを行う必要があります。
この際料金などは掛かりませんが、カード到着次第、すぐに優待を使えるわけではありませんのでご留意ください。
これは「J’sコンシェル」を提供しているのがジャックスではない、別の会社であるためでしょう。
ジャックスらしく、無料カードながら付帯保険も充実
「J’sコンシェル」に次ぐジャックス系カードの利点と言えるのが、旅行保険の充実です。
海外旅行保険(自動付帯) | |
---|---|
傷害死亡 後遺障害 | 最高2000万円 |
傷害治療 疾病治療 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2000万円 |
携行品損害 | 最高20万円 ※自己負担額3,000円 |
救援者費用 | 最高200万円 |
国内旅行保険(利用付帯) ※保険適用条件については公式HP参照 | |
傷害死亡 後遺障害 | 最高1000万円 |
傷害手術 | 5万円~20万円 |
傷害入院 | 5,000円/日 |
傷害通院 | 3,000円/日 |
以上の内容は、無料カードにしてはかなり充実したもの。
同じく基本還元率を1%とする「オリコカード」「ヤフーカード」等に旅行保険が一切付かないことを考えるとその違いがよく分かりますね。
特に海外に出向く機会があるのなら、嬉しい特典だと言って良いでしょう。
★ショッピング保険は付帯しません。
「REXカード」になかった追加特典は「宇佐美」優待
基本還元率の低下という改悪ポイントばかり取り沙汰されがちな「Delight JACCS CARD」ですが…。
実はひっそりと、REXカードには無かった「宇佐美」での優待が追加されています。
- ガソリン、軽油2円/L引き
- 灯油1円/L引き
- 燃料油以外の一部商品3%オフ
お近くに「宇佐美」の文字を掲げるガソリンスタンドがあるのなら、Delight JACCS CARDを持つメリットも大きくなりそうですね。
ちなみにカードをわざわざ提示する必要などはなく、宇佐美で「Delight JACCS CARD」を使って支払いを行うだけで自動的に優待を受けられます。
また優待に関する利用制限もありません。
★「宇佐美直営のサービスステーションで、1回払いを行った場合」のみが優待対象となります。
その他の無料高還元カードと「Delight JACCS CARD」の比較
その他の無料高還元カードと「Delight JACCS CARD」を比較すると、以下のようになります。
Delight JACCS CARD |
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---|---|
リクルートカード |
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P-one Wiz |
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楽天カード |
|
ヤフーカード |
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オリコカード THE POINT |
|
特に気になるのは「無料カードながら充実の旅行保険付き」というメリットが重なる「リクルートカード」の存在でしょうか。
こちらはREXカード時代からのライバルですね。
こうやって比べてみると、やはり重要な差別化点となるのは「J’sコンシェル」特典。
この特典に価値を見出せるなら、「Delight JACCS CARD」を選ぶ意味は十分だと言えるでしょう。
…一方、「J’sコンシェル」特典にあまり惹かれるものがないのなら、リクルートカードやP-one Wizといったカードの方が、あなたに合っているかもしれません。
Delight JACCS CARDのメリット・デメリットについてのまとめ
▶基本還元率はREXカード時代の1.25%から1.0%へ。これが改悪と呼ばれる理由 ┗とは言え今でも「楽天カード」と同じ数字で高還元の範囲内 |
▶重要な差別化点となる「J’sコンシェル」(国内外140万以上のお店やサービス優待特典)や充実の付帯保険は据え置き ┗さらに「Delight JACCS CARD」になって宇佐美での優待特典が追加 |
確かに基本還元率こそ下がったものの、現在でも「高還元」の水準をキープしている「Delight JACCS CARD」。
特に「J’sコンシェル」による各種優待に期待するなら、他の高還元カードよりも優先的な申込先候補となってくれそうです。
「J’sコンシェル」公式HP
※ページ下部「J’sコンシェルのサービスを見る」より優待内容を確認可

年会費 | 完全無料 |
---|---|
国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元 | 2,000円ごとに20ポイント還元 (実質還元率1.0%) ※Delight POINT |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内旅行保険 |
追加カード | 家族カード(無料) ETCカード(無料) |
電子マネー | ApplePay(QUICPay) Google Pay(QUICPay) |
申込み条件 | |
年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 | |
特典など | |
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Delight JACCS CARD
年会費 | 無料 | ETC 年会費 | 無料 |
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国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 1.5% |
- ネットショッピングなら還元率1.5%以上!
- 貯まったポイントはキャッシュバック=Jデポだから使いやすい
- 年会費無料でも保険は充実
◎家族カード有り