あなたが高校を卒業済みかつ18歳以上なら、自分の名義でクレジットカードを作れます。
はじめて作るカードなら、年会費無料でポイントが貯まりやすいものが、ローリスクかつハイリターンと言えます。
また学生ならではの特典や優待も、チェックしたいポイントです。
今回ははじめてクレジットカードを作りたいという学生のため、おすすめの申込先や基礎知識をまとめました。
- はじめてクレジットカードを選ぶ学生は、「年会費無料」で「還元率1%以上」を目安にする
- クレジットカードを使えば、普段の買い物が便利&お得になる
- 18歳以上の学生なら、審査で収入は重視されない
目次
学生のための人気&おすすめクレジットカードランキング:初めて&普段使い編
それでは早速、学生のための人気&優秀なクレジットカード情報を見ていきましょう。
①「JCBカードW」は安心を重視&アップグレードに期待したい学生が作っておきたい一枚
日本発祥の国際ブランド「JCB」の中でも、特にポイント還元率が高いのが「JCBカードW」です。
JCBのカードは、利用実績を積むことで「JCBゴールド」などへのアップグレードにも期待できます。
学生のうちから使い続ければ、国内トップクラスのステータス性を持つカードへの「ご招待」を受けられるかもしれません。
「JCBカードW」は、「純国産カードの安心」「ステータスカードへのご招待」両方に期待したい学生に向いていると言えます。
学生であれば、アルバイトをしていなくても申し込めるのもポイントです。
セブン-イレブン・スターバックスなどのパートナー店で、さらに還元率を上げることもできます。
申込条件(公式HPより) | |
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18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 | |
付帯保険 | |
海外旅行保険 ショッピング保険(海外のみ) | |
その他特典など | |
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JCBカード W
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 永年無料 |
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国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 1.0〜5.5% |
- 39歳以下だけが申し込める特別なJCBカード!
- 普段からポイント1.0%還元と一般カードの2倍!
- Amazonやセブンイレブン、スタバなどよく行くお店でポイントアップ!
「JAL」のポイント=JALマイルを貯める学生カードがほしいなら、特におすすめなのが「JALカードnavi」です。
こちらはJAL提携カードの中で、唯一の学生専用カードです。
特徴は、年会費が必要な「JAL普通カード」以上のサービスを、年会費無料で受けられることです。
特に学生専用の、「航空券との交換に必要なマイルが減額される」(最大6割引)という特典は見逃せません。
帰省のためにマイルを貯めたいという方はもちろん、将来的に留学や旅行に行きたいという場合でも、強い味方となってくれるはずです。
普段のお買い物では100円で1マイル(約2円相当)、イオン・マツモトキヨシといったJAL特約店の利用では100円で2マイルが貯まります。
また、つかってマイルボーナス(年間利用額に応じて最大2,500マイルプレゼント)、語学検定ボーナスマイル(指定の外国語検定に合格で500マイルプレゼント)と、飛行機の搭乗以外でもマイルを貯めるボーナスが充実しています。
申込条件(公式HPより) |
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高校生を除く18歳以上30歳未満の学生(大学院、大学、短大、専門学校、高専4・5年生)の方で、日本に生活基盤があり、日本国内でのお支払いが可能な方。 ※海外の大学に在籍されている方は、事前にご相談ください。 |
付帯保険 |
最高2000万円 ┗普通カードより若干優秀 |
その他の特典など |
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学生専用JALカードnavi
年会費 | 無料 | ETC 年会費 | 無料 |
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国際 ブランド | ![]() ![]() | 還元率 | 100円=1マイル |
- 入会時2000マイルプレゼント
- 在学期間中マイルの有効期限無期限化
- 「毎年の初回搭乗で1000マイルプレゼント」など搭乗で貰えるボーナスマイル
③「楽天カードアカデミー」は高還元&貯めたポイントも使いやすい
はじめてクレジットカードを作るという学生に、総合的な観点からおすすめしやすいのが「楽天カードアカデミー」です。
名前通り、こちらは「楽天カード」の学生向けバージョンです。
コンビニやドラッグストアなど、身近なお店で使えるポイントを、効率よく貯められます。
また「アカデミー」カードならば、これに「楽天学割」という限定特典が付いているのも嬉しいところです。
- 楽天市場での送料無料クーポンプレゼント
- 毎週水曜日10:00以降は楽天市場、楽天ブックスでポイントアップ
┗要事前エントリー - 楽天ビック(家電ショップ)、ラクテンビューティなどでポイントアップ
- ファッションや動画に使えるクーポンのプレゼント
その他アンケートなどのポイントが貯まるチャンスやポイントアップサービスあり
その他こちらのカードは、アルバイトをしていない学生でも申し込み可能です。
申込条件(公式HPより) | |
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18歳以上28歳以下の学生(大学・短期大学・大学院・専門学校)※高校生不可 | |
還元率 | |
1.0% 請求額100円につき1ポイント還元 ┗楽天スーパーポイント | |
備考 | |
卒業後は通常の「楽天カード」に自動切り替え ┗卒業年の6月に「楽天カード」送付 |
★ただし「卒業が近く、アカデミーカードを作ってもすぐに切り替えとなってしまう」「Mastercardブランドのカードを作りたい」といった場合には、学生も通常の「楽天カード」への申し込みが可能です。
楽天カード
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 550円(税込) |
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国際 ブランド | ![]() ![]() ![]() | 還元率 | 1.0~3.0% |
- ETCポイントが100円刻みで貯まる!
- 楽天市場でのお買い物はいつでもポイント3倍
- キャンペーンで還元率5~10%以上にUP!
④「VIASOカード」は「オートキャッシュバック」でポイントについて考える必要ナシ
「VIASOカード」は、たまったポイントを、1年に1回自動でキャッシュバックしてくれるカードです。
「忙しくてポイントの有効期限を忘れてしまう」という学生にとっては嬉しい1枚です。
キャッシュバックには、合計1,000ポイント以上が必要です。
書籍の購入・海外旅行・家賃など、年間約20万円(月あたり約1万6000円)以上のカード利用がある方に向いたカードと言えます。
携帯電話・インターネットプロバイダー・ETCの利用料金はポイントが2倍(還元率1%)になるため、積極的に利用できるとよさそうです。
申込条件(公式HPより) |
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18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。 |
付帯保険 |
海外旅行保険 ショッピング保険 |
三菱UFJカード VIASOカード
年会費 | 無料 | ETC 年会費 | 無料 |
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国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 0.5%〜1.0% |
- お手軽!オートキャッシュバック
※還元月に請求がある場合は請求相殺が優先。請求ない場合は登録口座振込 - 携帯代、プロバイダー代もポイント2倍!
- POINT名人の加算ポイント1ポイントに対しVIASOポイント5ポイントを付与!
◎家族カード有り
学生向けの人気&おすすめクレジットカードランキング:2枚目以降編
ここからは、「特定の場面でお得に使える」2枚目以降の申込先におすすめのクレジットカードについて触れさせていただきます。
①「三井住友カード(NL)」は学生専用の「対象のサブスク優待」に加え、対象のコンビニなどでVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスで利用すると最大5%ポイント還元
※商業施設内にある店舗など、 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどでVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスを利用すると、最大5%のポイント還元を受けられるのが「三井住友カード(NL)」です。
※商業施設内にある店舗など、 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
このカードは、学生を対象に「対象のサブスクリプションサービスのお支払いで、ポイント最大+9.5%還元」という「学生ポイント」サービスを実施しています。
※特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
- 対象のサブスクリプションサービスのお支払いで、ポイント最大+9.5%還元
U-NEXT
hulu など - 対象の携帯電話料金支払いで最大+1.5%還元
- 対象のQRコード決済のチャージ&ペイで最大+2.5%還元 他
※特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
継続的な会費などを自分で支払っている方は、チェックして損なしと言えるでしょう。
カード番号が印字されていないナンバーレスのデザインは、盗難・紛失時にも安心です。
カード番号・有効期限などの情報は、スマートフォンアプリ「Vpass」で簡単に確認できます。
申込条件(公式HPより) |
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満18歳以上の方(高校生は除く) ※20歳未満の方は保護者の同意が必要です。 |
ポイントの使い勝手 |
1円単位でキャッシュバックやコンビニ決済等に使える「Vポイント」 |
三井住友カード(NL)
年会費 | 年会費永年無料 | ETC 年会費 | 年1回利用で無料 (利用がなければ年550円) |
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国際 ブランド | ![]() ![]() | 還元率 | 0.5~5.0% |
- ナンバーレス・アプリ管理で安心安全
- 対象のコンビニ・飲食店で2%ポイント還元※1
- Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスならさらに2.5%ポイント還元※2
- 選んだ3店でいつでもポイント+0.5%還元
※商業施設内にある店舗など、 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
②「エポスカード」は年数回のマルイ10%オフに加えカラオケ等でも割引あり
エポスカードは、「マルコとマルオの14日間」期間中にマルイで受けられる特典が有名なカードです。
また会員向け優待として、カラオケルームや飲食店、レジャー施設で割引を受けられることも多いため、遊びに行く前にはぜひ優待の内容を確認しておきたいところです。
カラオケ館 | 室料30%オフ |
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スターバックス | スターバックスカードへのオンライン入金で還元率2倍 他 |
イオンシネマ | 一般1,800円 →1,400円 ※事前購入時のみ |
TAYA (美容院) | 10%オフ |
富士急ハイランド | フリーパス割引 他 |
Qoo10 |
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その他 | マルイに入っている飲食店など |
「エポスカードセンター」でカードの即日発行ができることも、学生にとっては大きいでしょう。
参考書・遠征費などの急な出費にも対応できます。
申込条件(公式HPより) |
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日本国内在住の満18歳以上のかた(高校生のかたを除く) |
エポスカード
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 永年無料 |
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国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 0.5% |
- マルイ店頭で受取り、申込みができる
- ETCカードは別途郵送
- 海外旅行傷害保険・カード補償付
- VISAタッチが可能
③「イオンカード」などのスーパー提携クレジットカードは一人暮らしの学生に最適
一人暮らしの学生ならば、よく行くお店の提携カードを作っておくのも良いでしょう。
「イオンカード」では、イオングループのスーパーやショッピングモールで、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」に5%の割引を受けられます。
他にも「WAONとの併用で、イオングループ合計1.5%還元」「イオンシネマで鑑賞料金のご優待」といった特典は要チェックだと言えるでしょう。
イオンマークの付いたカードは、条件を満たせば、高校3年生でも申込みができます。
高校生がイオンカードを申し込める条件
- 申し込み時点で満18歳以上であること
- 卒業年の1月1日~3月31日に申し込むこと
新生活のための準備に、クレジットカードを役立てることができます。
★ディズニーデザインを選べるのは、JCBブランドのみです。
(デザインは申込ページで選択できます)
申込条件(公式HPより) |
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18歳以上の方がお申込みいただけます。 (高校生の方は、卒業年度の1月1日以降であればお申込みいただけます) |
特典など |
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イオンカード(WAON一体型)
年会費 | 無料 | ETC 年会費 | 無料 |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() ![]() | 還元率 | 0.5~1.0% |
- WAONPOINTがいつでも基本の2倍!
- 電子マネーWAONポイントがたまります!
◎家族カード有り
WAON POINT 1000ポイント 進呈
さらに抽選で 最大20000WAON POINT!
④「学生専用ライフカード」は海外利用時に3%キャッシュバック!留学の時におすすめ
「学生専用ライフカード」は、海外での決済時に3%のキャッシュバックを受けられます。
キャッシュバックの上限額も年10万円までと余裕があります。
また、海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」や、最高2000万円の海外旅行傷害保険など、海外で活躍するサービスが充実しています。
海外旅行や留学を検討しているのなら、強い味方となってくれるはずです。
たまったLIFEサンクスポイントは、家電・グルメなどのほか、QUOカードや図書カードに交換したり、キャッシュバックに使ったりもできます。
申込条件(公式HPより) | |
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高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方 | |
還元仕様 (国内) | |
1,000円ごとに5円相当の「LIFEサンクスポイント」還元 (=実質還元率0.5%) |
ライフカード学生専用
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 1,100円(税込) ※年1回の利用で無料 |
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国際 ブランド | ![]() ![]() | 還元率 | 0.4~0.5% |
- 海外での利用額5%をキャッシュバック
- 年間50万円以上の利用で翌年の還元率1.5倍以上
- 誕生日月は基本獲得ポイントが3倍に
◎家族カード有り
⑤大学生協のクレジットカードについて
大学生が初めて作るクレジットカードとして、以前は名前が挙げられることも多かったのが「大学生協のクレジットカード」こと「Tuoカード」です。
ただし2022年2月末をもってこのカードの新規申し込み受け付けは終了してしまいました。
とは言えあなたが通っている学校によっては、学校とカード会社が提携して発行しているカードへの申し込みが可能かもしれません。
学校でクレジットカードについての案内を見ることができるのなら、そちらをチェックしてみるのも良いでしょう。
学生がクレジットカードを持つメリットについて
ここからは、学生がクレジットカードを持つ具体的なメリットについてお話していきます。
- 普段の支払いが便利になる
- ポイントがもらえるので現金よりお得
- 特典付きのカードなら、割引&ポイントアップなどの優待を受けられる
- クレジットカードを発行しやすく、クレジットヒストリーを早いうちから積める
①インターネット決済含む普段の支払いがずっと便利になる
クレジットカードを作る最大のメリットは、やはり「普段の支払いが楽になる」ことにあるでしょう。
コンビニなどのお店では、小銭を数える必要がなく、スムーズに支払いができます。
家電などの支払いが高額になる買い物でも、現金を持ち歩かなくて済みます。
ATMを使う手間も削減できるでしょう。
インターネット決済では、代金引換や銀行振込の手間をカットできます。
振込手数料などもかかりません。
一度クレジットカード決済を行えば、スマートフォンやパソコンにカード番号や有効期限などの記録が残ります。
二度目からは、別のサイトであっても、情報を細かく入力せずにスムーズな決済が可能となります。
②お金を使った記録がいつでも確認できる
クレジットカード決済では、カード会社のアプリなどを通して、利用明細を確認できます。
レシートを保管しなくても、いつどこでどれだけお金を使ったのかの記録が、見える形で残るのです。
支出の管理が簡単になるのはもちろん、使いすぎの防止にも役立つでしょう。
③決済に応じてポイントがもらえるので現金よりお得
クレジットカード決済を行うと、支払額に応じてポイントが還元されます。
現金支払いだともらえないこのポイントには、カードによってたくさんの使い道があります。
- 支払いにそのまま使う
- 別のポイントに交換する(航空券と換えられるマイル、支払いに使える電子マネーなど)
- 商品と交換する(家電・ギフトカード・限定グッズなど)
- キャッシュバック など
④特典付きのカードを上手く使えばさらに割引&ポイントアップなどの優待を受けられる
クレジットカードの特典はカードによって様々です。
例えば「いつも使っているコンビニで、ポイント還元率が10倍(5%)になる」カードを持っていれば、現金払いはもちろん、普通のクレジットカードを使った場合に比べてもお得に支払いができます。
「飛行機の搭乗でボーナスポイントがもらえる」カードなら、飛行機に乗る機会がないと生かせません。
複数のカードを見比べてあなたに合ったものを探してみると良いでしょう。
CHECK2.学生向けの人気&おすすめクレジットカードランキング:2枚目以降編
⑤クレジットカードを発行しやすく、クレジットヒストリーを早いうちから積める
クレジットカード会社は学生や若い方の申し込みを歓迎しています。
学生はアルバイトをしていない状態で審査に通ることもさほど難しくありません。
また、クレジットカードを利用した記録(クレジットヒストリー)は、個人信用情報機関という場所に記録され、今後のカードやローンの審査を受ける際に必ず確認されます。
若い時期から問題なくカードを利用していたクレジットヒストリーがあれば、将来的にゴールドカードや自動車ローン等の審査を受けるときに役立つことでしょう。
学生のためのクレジットカードの選び方
ここからは、学生のための具体的なクレジットカードの選び方について見ていきましょう。
①はじめてのカードなら「年会費無料&ポイント還元率が高い」ものがおすすめ
あなたがはじめてクレジットカードを作るのなら、基本的には「年会費が無料」で「ポイント還元率が高い(1%〜)」ものを選ぶと良いでしょう。
理由は簡単で、コストを掛けずに「どこで使ってもお得」な支払いを実現できるからです。
★年会費が無料のカードには、「完全無料」のものから「年1回以上カードを使えば無料」などの条件が課せられているものもあります。
条件のクリアが簡単ならどちらを選んでも構いません。
CHECK1.学生のための人気&おすすめクレジットカードランキング:初めて&普段使い編
②海外に行く予定があるなら「国際ブランド」に気をつけて選ぶ
国際ブランドとは、そのお店でどのクレジットカードを使えるのかを示すマークです。
世界的に見て「使えるお店が多い」カードは、世界トップシェアの「VISA」「Mastercard」のブランドです。
この2つの国際ブランドで、海外旅行や海外留学を予定している国の多くはカバーできるでしょう。
特にヨーロッパ圏だと、VISAとMastercard以外には一切対応していないお店も多いです。
★ただしハワイや東アジアなど、地域によってはJCBの普及率も高くなっています。
③クレジットカードに慣れてきたら、特典を活かせる「2枚持ち」の検討
クレジットカードは、一人で複数枚持つことができます。
ある程度クレジットカードを使った支払いに慣れてきたのなら、「特定の場所で使ってお得」なカードを作ってみるのも良いでしょう。
「普段のお買い物は高還元なクレジットカードで、特定のお店では特別な優待を受けられるクレジットカードで」支払いを行えば、各カードのメリットを最大限活かすことができます。
- 普段のお買い物は「楽天カード」(還元率1%)で行う
- コンビニでの決済は「三井住友カード(NL)」のVisaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレス(ポイント還元率最大5%)で行う
※商業施設内にある店舗など、 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。
※一部Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスがご利用いただけない店舗がございます。また、一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
④ポイントの有効期限や使い道はあらかじめチェックしておきたい
多くのクレジットカードでは決済に応じてポイントがもらえますが、これを使わないまま失効させてしまうと意味がありません。
カードを作る際には、「貯めたポイントの使い道・交換先」「有効期限」をチェックしておくと良いでしょう。
クレジットカードは簡単に作れる?初めてのカードの作り方
ここからは、クレジットカードの作り方について簡単に説明させていただきます。
機械審査により、申し込みから1分程度で「カード発行手続き完了」のお知らせメールが届くことも、今は珍しくありません。
一般的なカード発行の流れ
※前後する場合あり
携帯電話などへ確認の連絡
(実質・審査通過連絡)
(ここまで1週間~)
①申し込むときに必要なものと注意点
クレジットカードの公式サイトから、申し込みを行います。
- 本人名義の銀行口座
(キャッシュカードを手元に用意する) - 本人確認書類
- 運転免許証
- 健康保険証(現住所が書かれているもの)
- マイナンバーカード
- パスポート など
※本人確認書類は、顔写真付きのものが必要なカードもあります。
申込前にご確認ください。
★申し込みの際の職業欄には、アルバイトをしていても「学生」をお選びください。
(社会人学生などを除く)
★収入金額、預貯金額などの記入を求められることもあります。
嘘をついて金額を多く申告しても、審査は有利になりません。
★成人年齢の引き下げにより、現在は18歳、19歳の方であっても親権者の同意なくクレジットカードを作れるようになりました。
ただし審査状況により、確認の電話が入る可能性も無いわけではありません。
②口座登録は申し込みと同時に済ませておこう
ほとんどのクレジットカード会社は、カード申込の直後に「オンライン口座登録」が可能です。
こちらの手続きは任意ですが、早い段階で済ませておくとカードの受け取りや支払い用口座の登録が簡単になります。
- マイナンバーカードなどの「本人確認書類」の提出や提示が不要になる
- 支払い用口座の登録用紙を郵送する必要がなくなる
口座登録の案内があれば、その場で手続きを済ませておくと良いでしょう。
★ただし金融機関のメンテナンス時間中には、オンライン口座登録を実施できませんのでご注意ください。
クレジットカードの審査は厳しいの?はじめての審査とその内容
現在のクレジットカードの審査は「申し込み後は待っているだけ」で完了することがほとんどです。
学生向けであれば、収入などの条件も厳しくありません。
①審査は18歳、19歳の学生でも問題なく通過できることが多い
クレジットカード会社は、今後長い付き合いとなってくれるかもしれない学生や若い方の申し込みを歓迎しています。
これは各カード会社が、「学生専用カード」「25歳以下限定カード」などを発行していることからも明らかです。
これはあなたが18歳、19歳という場合でも変わりありません。
成人年齢の引き下げにより、現在は18歳、19歳の方であっても親権者の同意なくクレジットカードを作れます。
★カード会社によっては学生の方が申込を行う場合、親権者の同意を確認する場合があります。
②学生が申し込めるクレジットカードなら、高い収入は必要なし
高い収入を持たない学生であっても、ゴールドカードなどを選ばない限りは問題なく審査に通過できることがほとんどです。
申し込みの際に記入する「職業」の欄にも「学生」が設定されている場合があります。
アルバイトや仕送り等で生活している学生でも、クレジットカードを使うことが想定されているのです。
③審査に落ちてしまったらどうすればいい?
後払いでトラブルを起こした情報が残っていると、審査通過が厳しくなるケースがあります。
- 過去に「携帯電話料金の支払い延滞」などをしたことがある
- クレジットカードの支払いを現在進行形で延滞中
この場合は無審査で作れる、デビットカードやプリペイドカードの作成を検討した方が良いでしょう。
CHECKデビットカードとは
CHECKプリペイドカードとは
クレジットカードを初めて作る前に知っておきたい基礎知識
ここからは、はじめてクレジットカードを作る上で知っておきたいポイントや注意点についてお話していきます。
①決済~引き落としまでには1~2ヶ月のタイムラグがある
一般に、クレジットカードを使った決済~引き落としまでには1~2ヶ月のタイムラグがあります。
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例:3月26日~4月25日(締め日)のカード利用分を、5月27日に引き落とし |
支払いに慣れるまでお金の管理には気を配っておく必要があるでしょう。
当月の請求額や利用明細については、各カードのアプリやインターネットサービスで確認できます。
★「締め日」はカード利用額のひと月分を区切る最終日、「支払日」はひと月分の利用額が口座から引き落とされる日のことです。
②慣れないうちのリボ払いや分割払いはおすすめできない
クレジットカードの支払い方法は、原則として「一回払い」です。
どうしてもこの一回払いが難しいという場合のため、「リボ払い」「分割払い」といった方法も設けられてはいるのですが、慣れないうちは利用しない方が良いでしょう。
これらの方法で当月の支払額を減らしても、「今後支払わなければならない金額」が減らないどころか、むしろ手数料が加算されるためです。
特にすべての支払いを自動的にリボ払いにする支払い方法は、金銭感覚が崩れるきっかけになることも多くおすすめできません。
回数分割払い |
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---|---|
リボ払い (定額分割払い) |
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ボーナス一括払い |
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③「VISAカード」「Mastercard(マスターカード)」「JCBカード」の違いと選び方
多くのクレジットカード会社では、申し込みの際に「VISA」「Mastercard」「JCB」「American Express」といった国際ブランドを選択できます。
これは簡単に言うと「どのお店で支払いができるか」を示すマークです。
VISAカードなら「VISA」のステッカーが貼ってあるお店、Mastercardなら「Mastercard」のステッカーが貼ってあるお店で利用できることになります。
日本国内に関して言えば、ほとんどの「クレジットカードを使えるお店」はVISA、Mastercard、JCBすべてに対応しています。
どれを選んでも使い勝手に大きな違いはありません。
ただし最近はVISA、Mastercardにしか対応していない個人店が増えていることや、海外での普及率を考えると、申込先に迷ったら「VISA」か「Mastercard」を選ぶのが無難です。
ちなみにVISA、Mastercardのどちらかしか使えないというお店は国内外ともに稀ですので、基本的にはどちらを選んでも良いでしょう。
④現在は10代の方でも、クレカ申し込みの際に親権者の承諾は原則不要
2022年4月における成人年齢の引き下げにより、18歳・19歳の方がクレジットカードを作る場合であっても、親権者の同意は原則として不要となりました。
そのため現在は、高校さえ卒業していれば「申し込み後は待っているだけ」で審査結果が出ることも多いでしょう。
ただしカード会社や審査状況によっては例外が生じる可能性もありますのでご注意ください。
学生のためのクレジットカードの選び方についてのまとめ
- はじめてのクレジットカードには、年会費無料でポイント還元率が高いものを選ぶのがおすすめ
- カード払いに慣れてきたら、特定のお店でお得に使えるカードとの「二枚持ち」もできる
- 高校を卒業していれば18歳以上の学生でも問題なくクレジットカードを作れる
- 決済~引き落としまでにタイムラグがある点には注意
JCBカードW |
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![]() |
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三井住友カード(NL) |
![]() |
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JALカードnavi |
![]() |
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クレジットカードを1枚持っていれば、実店舗・インターネット決済ともに、普段の支払いがずっと便利になります。
それぞれのカードの特徴を見比べて、あなたに合った1枚を選んでみましょう。