【JCBカードR】還元率4倍は罠?高還元VSリボ払い手数料の結論とは

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【JCBカードR】還元率4倍は罠?高還元VSリボ払い手数料の結論とは

<JCBカードR>を選べば、普通のJCBカードの4倍のポイントがもらえるらしい。
それが本当なら、ぜひ申し込みたいけれど……」

JCBのリボ払い専用カード、「JCBカードR」のポイント還元率は1.6%。(貯めたポイントを主な他社ポイントに交換する場合)これはJCB一般カードの4倍にあたります。
言うまでも無く、この数字は非常に高いものなのですが……。

実は1.6%の還元を受けられるのは「リボ払い手数料が発生した場合」のみ
手数料を支払わずにたくさんのポイントをもらうことはできないわけですから、結局のところさほど高還元にはなりません。
というよりJCBの手数料発生ルールを踏まえて見れば、無条件で還元率2倍(0.8%)となる「JCBカードW」シリーズを使った方が、基本的にはおトクとなります。
よほど工夫を凝らせば1.6%に近い実質還元率を保てないことも無いですが、面倒かつ知識も必要なので一般的には非推奨)

今回はそんな「JCBカードR」について、その概要や「JCBカードW」との比較、利用時の注意点を詳しくまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今選ぶべきカードがどれか分かります。

【年会費無料】高還元率カードランキング
JCB CARD W
年会費無料還元率1~7%
セブンイレブン、アマゾンでポイント4倍、スターバックスはポイント6倍!
楽天カード
年会費無料還元率1~3%
ポイントの貯まりやすさピカイチの超人気カード!
三井住友VISAデビュープラス
初年度年会費無料還元率1.0%
安心の三井住友カードブランド+ポイント付与率は通常カードの2倍。

「JCBカードR」ってどんなクレジットカードなの?

「JCBカードR」の気になる「おトクさ」について見ていく前に、まずは前提となる基礎情報を確認しておきましょう 。

①JCBが他社と提携せずに発行する「リボ払い専用」カード

「JCBカードR」の基本情報は以下の通りです。
JCBカードR

JCBカードR
年会費 無料 国際ブランド JCB
基本還元率 1.6%前後
(リボ払い手数料発生時)
0.8%前後
(リボ払い手数料なし)
利用可能枠 10万円~100万円
海外旅行傷害保険 最高2000万円
(利用付帯)
国内旅行傷害保険 なし
ショッピング補償 年間最高100万円
※海外ショッピングのみ対象
追加発行可 ETCカード
QUICPayカード
家族カード
(本会員が学生の場合を除く)
付帯電子マネー 無し 支払日 毎月15日締め
翌10日払い
申し込み条件
(公式HPより)
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
その他
  • リボ払い専用(設定次第で一括支払い可能)
  • インターネットで口座設定を完了させられる方のみ利用可
    (申し込みには指定銀行口座が必要)
  • 新規入会から3ヶ月間はポイント還元率さらに+2倍

ご覧の通り、このカードは「リボ払い」専用。店頭で「一括払いで」と伝えても、自動的に請求がリボ払いで届きます
ちなみにリボ払いとは、定額で支払いを行う分割払いのことですね。この点については後で詳しく解説するので、今は気にしなくても構いません。
また、このカード自体はJCBが他社と提携せずに発行する、「プロパーカード」と呼ばれる部類のものとなります。
(プロパーカードの反対は提携カードで、JCBの場合は「ANA JCBカード」などが相当)

さて、カードのサービス内容について特筆すべきは、やはり「1.6%」(リボ払い手数料発生時)という高い還元率。
正確に言うと、この還元は

  • カード利用額1,000円につき、2OkiDokiポイント(JCB共通ポイント/8円相当)が貯まる
  • さらに当月リボ払い手数料を支払った場合に限り、1ヶ月後に同額のポイント付与
    (→合計1.6%還元)

という形で与えられます。

同じくJCBプロパーカードである「JCB一般カード」の基本還元率が0.4%程度であることを考えると、「JCBカードR」の還元率の高さが分かりますね。

★「OkiDokiポイント」は大体1ポイントにつき4円相当のレートで他社ポイント(Tポイント、dポイントなど)や各種商品などと交換することができます。
詳しくは以下の公式HPをご覧ください。

JCB公式HP「OkiDokiポイントプログラム」

ちなみに交換先が「nanacoポイント」であれば1ポイントあたり5円相当のレートで交換できるので、リボ払い手数料発生時の還元率は2%に達します。

②会員特典や優待内容はJCBオリジナルシリーズ共通のもの

JCBはプロパーカード、つまりJCBが他社と提携を結ばずに発行するカードに「JCBオリジナルシリーズ」というグループ名を付けています。ステータスカードとして有名な「JCBザ・クラス」「JCBゴールド」等と一緒に、「JCBカードR」もこの括りに入るわけですね。
(だからと言って、JCBカードR自体が確かなステータス性を持つわけではありません)

そういうことで、「JCBカードR」の会員特典や付帯サービスは「JCBオリジナルシリーズ」共通のものとなります。具体的には、以下の内容が挙げられますね。

★JCBオリジナルシリーズの特典内容(一部)

  • セブンイレブンでポイント還元率2.4%
  • 「スターバックスカード」へのチャージでポイント還元率5.2%
  • エッソ、ゼネラル、モービルでのポイント還元率2%
  • 昭和シェル石油でのポイント還元率2%
  • 「Oki Dokiランド」を経由したネットショッピングでポイント還元率アップ(Amazonの場合は2.4%
  • その他、提携加盟店での優待

還元率は「リボ払い手数料発生時の基本還元率を1.6%」とした場合のもの
※入会後3ヶ月間のポイント優待は考慮しない

言うまでも無く、優待店を使った場合のポイント還元率は非常に高いものとなります。
ただし実際はここからリボ払い手数料が引かれるため、あまり上の数字を真に受けないようお気を付けください。
ポイント還元とリボ払い手数料の兼ね合いについては、これから詳しく解説していきます。

JCB公式HP「JCB優待ガイド」
JCB公式HP「JCBオリジナルシリーズパートナー」

★その他のJCBオリジナルシリーズとの簡易比較

JCB CARD R JCB CARD W(plus L) JCB一般カード
盤面(画像は公式HPより) JCBカードR JCBカードw
JCBカードw plus
JCB一般カード
JCB一般カードミッキー
年会費 無料 無料 1,250円+税
※初年度無料
※Web明細利用+年間利用料金50万円で翌年も無料
国際ブランド JCB JCB JCB
還元率 1.6%前後
※ただしリボ払い手数料発生時に限る
※1ヶ月間リボ手数料を発生させたとき、実質還元率は0.5%前後
0.8%前後 0.4%前後
利用可能枠 10万円~100万円
(学生は10万円または30万円)
その他 リボ払い専用 39歳以下のみ申し込み可 即日発行・翌日受取可
QUICPay搭載カードの選択可(翌日受取不可)
ディズニーデザイン有
※JCBゴールドカードについては当該ページをご覧ください。

ポイント還元率4倍には裏がある?「還元率アップVSリボ払い手数料」の結論とは

結論から言うと、「ポイント還元率4倍」には裏があります。手数料まで加味して考えると「JCBカードR」の実質還元率は普通、1.6%どころか1%にも届きません
そう言い切れる理由を、詳しく解説していきます。

①リボ残高を「普通に」持ち越したとき、実質還元率は最高でも0.5%前後

前提として、「JCBカードR」でポイント還元率が4倍、つまり1.6%前後となるのは「リボ払い手数料が発生した場合」に限られます。
また、JCBに問い合わせを行ったところ、毎月の支払い日である「10日」以前(10日含む)に前月分の利用分をすべて清算した場合、手数料は発生しないという回答をもらうことができました。
つまり、月当たりの「リボ払い」決済額を引き上げて(追加支払いをして)「実質一括払い」を行った場合、手数料は発生せずポイント優待も受けられないというわけです。
(手数料が発生しない場合の還元率は0.8%前後で、リボ払い専用でない「JCBカードW」と同様)

そこで問題になるのが、リボ払い残高を持ち越し手数料を発生させた場合、「高還元のメリットと、リボ払い手数料というデメリットはどちらが上なのか」という話ですが……。
ここにJCB公式HPに掲載の支払い例があります。

6月30日に10万5千円をご利用の場合(ゆとりコースの場合)
【初回(8/10)のお支払い】
弁済金11,121円<元金10,000円+手数料1,121円(105,000円×15.00%×26日÷365日)>
【2回目(9/10)のお支払い】
弁済金6,210円<元金5,000円+手数料1,210円(95,000円×15.00%×31日÷365日)>

(JCB公式HPより)

リボ払いの詳しい仕組みについて触れるのは、ここでは避けましょう。
参考リボ払いで支払い額を軽減できる仕組みとリスクについて
とにかくご覧の通り、初回の支払いでは「1,121円」の手数料が発生していますね。

10万5千円の決済を「JCBカードR」で行った場合、420の「Oki Dokiポイント」が貯まります。
このポイントの価値は大体1,680円相当。ただしここからリボ払い手数料「1,121円」を差し引くと559円しか残りません。
559÷105,000=約0.00523%。つまり、この場合の実質還元率は0.5%程度にしかならないというわけです。

2回目以降の支払いでも、この数字は大きく変わりません。(それどころか手数料が発生する日数が伸びるため、実質還元率はやや下がる)

JCBでは、10日以前に全額決済を済ませると手数料が発生せず、ポイント優待を受けることができません。
それなら11日まで残高を持ちこそうとすれば、どうやっても26日・27日(初回)または1ヶ月分(2回目以降)の手数料が発生してしまいます。
この場合、与えられるポイントから手数料の分を引いた実質還元率は0.5%程度にしかなりません

しかも上記はあくまで1ヶ月という短い間の収支を見比べた結果に過ぎません。毎月少額のみでの支払いを続け、リボ残高が膨らんでしまった場合には実質還元率がマイナスとなる(=還元されるポイントより手数料の方が大きくなる)ことも簡単に起こるでしょう。
参考リボ払いの金利・手数料と継続利用のリスクについて
0.5%の還元を保つためには10日に引き落としを済ませた直後に、入金などによる「まとめ払い」(繰上支払い)を行う必要がありますが……。

よく考えなくても、そんな手間をかけるくらいなら最初から実質一括払いを行い、0.8%の還元(手数料なし)を受けた方が良いに決まっています。
……となると、最初から一括払いが可能、かつ還元率0.8%の「JCBカードW」を選んで何の差支えもないということに。
「JCBカードW」はリボ払い専用ではないので、使い勝手も「JCBカードR」に比べて良いです。
(その時々の都合で一括払いやリボ払い、分割払いを選択できる)

「JCBカードR」では、「リボ残高の持ち越し(手数料発生)+即全額支払い」を行った場合であっても、実質還元率が0.5%程度にとどまります。
基本的には最初から、支払の自由度が高く無条件で0.8%の還元を受けられる「JCBカードW」を選んだ方が良いでしょう。

★ただし、「JCBカードW」へ申し込みができるのは39歳以下の方に限られます。

あわせて読みたい
JCBカードW(plus L)の取得メリットについて

★「JCBカードWでリボ払い」を行うよりは「JCBカードRでリボ払い」を行った方がおトクではありますが、そもそも継続してリボ払いを利用すること自体がおすすめできません。
詳しくは以下のページをご覧ください。

あわせて読みたい
リボ払いの手数料と継続利用のデメリットについて

②10日以前に一部を振り込み入金すれば還元率は保てる(注:上級者向け)

使った分のリボ残高をき落とし日である「10日」までに持ち越すと、実質還元率が大きく下がってしまう「JCBカードR」。
ただ、まったく抜け道が無いわけではありません

★以下の内容には、ある程度リボ払いや金利に関する知識が必要となります。
とにかく面倒やリスクなく、ある程度おトクにクレジットカードを使いたいというのなら、一括払い対応の「JCBカードW」等をお選びください。

実はJCBは請求額が確定する前であっても、振込などによる支払いが可能
ただし引き落とし日である「翌10日」までに残高を清算し切ってはいけません。手数料を発生させないと、「JCBカードR」ならではのポイント優遇は受けられないからですね。

リボ払い手数料は「15日」の残高をもとに計算されるとのこと。ただ、手数料がいくら以上でなければならないという規定はありません。
そこで計算してみたところ、月あたりの日数が最も少ない2月においても、15日の残高が「106円」以上であれば、翌10日に1円の手数料を発生させられる結果となりました。
(リボ手数料=リボ残高×0.15÷365×リボ利用日数。
2月15日~3月10日までの23日間(うるう年でないとき)において、1円の手数料を発生させるためには
1=リボ残高X×0.15÷365×23、これを解いてX=105.79…、
小数点切り上げにより1円の手数料を発生させるために必要な残高は106円)

そういうわけで、最もおトクに「JCBカードR」を利用するためには

  • 15日時点での利用残高をできる限り「106円」に近づけられるよう、振込などで残高を調整する
  • 16日以降の利用分は、手数料が発生しないよう「106円」以上を残して「10日」までに支払う
    (もしくは106円以上を残せるよう、毎月の引き落とし額を調整する/毎月調整が必要なので非推奨)

という行動をとるのがベスト。これなら、実質還元率もほぼ1.6%から動きません。

ただ、言うまでも無くめちゃくちゃに面倒かつ知識も必要なので、よほどのポイントマニアでもない限りは全くもっておすすめできません。
ポイント還元のためにここまでやる気概がある場合を除いて、申し込み先は「JCBカードW」(もしくはリクルートカードREXカードなどの他社高還元カード)を選ぶのが無難でしょう。

★「まとめ払い」(繰上支払い)の方法について詳しくは、JCB公式HPをご覧ください。

JCB公式HP「リボ・分割・スキップ払いの「まとめ払い」

★入金のタイミングによっては一度発生していないはずの手数料が徴収されるとのこと。ただしこの場合は翌月の請求で相殺が行われます。

★「JCBカードR」の受け取りの流れや方法は「JCBカードW」と共通です。「JCBカードW」の当該項目をご覧ください。

まとめ

「JCBカードR」はJCBオリジナルシリーズのリボ払い専用カード。魅力は何といっても、JCB一般カードの4倍となるそのポイント還元率。
ただし高還元を受けられるのはリボ払い手数料が発生した場合に限られ、これを加味して考えると追加支払いを行わない限り実質還元率は0.5%程度にとどまる
基本的には、無条件で0.8%の還元&一括払いや分割払いが可能な「JCBカードW」を選んだ方が良い
★「毎月15日時点での利用残高をできる限り106円に近づける」「16日以上の利用分は106円を残して、10日までに清算」をこなせれば、実質還元率を1.6%からほとんど下げずに利用できる。が、非常に面倒かつ注意が必要なのでマニア以外には非推奨

多くの「リボ専用カード」と同じく、「JCBカードR」も決して広くおすすめできるカードではありません。
よほど残高の管理に自信がある場合を除き、基本的にはローリスクな「JCBカードW」を選んだ方が良いでしょう。

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JCB CARD Rの基本情報

カード名 JCB CARD R
申込み資格 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
利用可能額 10万円~100万円
審査時間 最短即日
所要時間 1~2週間程度
入会金 無料
年会費 無料
支払い方式 リボルビング払い
リボ払い(年率) 15.0%
キャッシング(年率) 15.0%~18.0%
遅延損害金(年率) 14.6%
担保 不要
保証人 不要
必要書類 本人確認書類
金融機関名 株式会社ジェーシービー(JCB Co., Ltd.)
住所・所在地 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
電話番号 0120-015-870
(入会専用ダイヤル)
携帯:0570-015-870
貸金業登録番号 関東財務局長 (12)第00183号
新規お申込はこちら 「JCB CARD R」公式サイト


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