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国際ブランドとは

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「国際ブランド」とは、「カード発行会社」とは別に「決済の仕組み、システムをカード会社に提供している会社」を指します。
カードの国際ブランドは、カードについているロゴマークで判断できます。

券面

▲公式HPより(右下にMastercardのロゴマークが見られます)
日本国内で発行できるカードは、カードの券面にMastercard、VISA、JCBといった文字列を含むロゴマークがついています。
この「Mastercard」「VISA」「JCB」などが「国際ブランド」です。

カードを使えるお店は「国際ブランド」による

「どのお店で・どのカードを使えるか」は、お店が提示する「国際ブランド」のステッカーを確認することで分かります(カードが使えるお店なら、レジ回りに掲示があります)。

▲「Yahoo!公金払い」公式HPより
上のカードの例で言えば、支払いを行うレジに「Mastercard」の記載がある場合のみ、そのお店で決済に使うことができます。
同様に「VISA」のロゴマークの付いているカードであれば「VISA」の記載があるお店、「JCB」のロゴマークの付いているカードであれば「JCB」の記載があるお店で支払いができます。

★ロゴマークがあれば、デビットカード・プリペイドカードなどカードの種類を問わず利用できます。ただし、一部、デビットカード・プリペイドカードでの支払いに対応していない場合はあります。

日本で発行できる「国際ブランド」

次に、それぞれの「国際ブランド」について解説します。

①「国際ブランド」の特色

日本で発行できるカードの国際ブランドには、以下の5種類があります。

国際ブランド一覧
VISA
  • 世界でいちばん使われている国際ブランド
Mastercard
  • VISAに次いで世界シェア二番目
JCB
  • 海外で使えるお店は少なめ
  • ハワイで「ワイキキトロリー(ピンクライン)乗車賃無料」「「JCBプラザ ラウンジ」を利用できる」など日本人向けの特典を利用できる
American Express
  • その他の国際ブランドに比べ、やや加盟店が少ない=利用できるお店が少ない
  • その代わり、他の国際ブランドに無いサービスを設けていることも多い
Diners Club
  • ある程度の収入と社会的ステータスが無ければ取得できないカードにのみ搭載

American Express・Diners Clubブランドのカードは、作るのにある程度の収入と社会的ステータスが必要な場合がほとんどです。

はじめてカードを作る場合、その国際ブランドは「Mastercard」「VISA」「JCB」のいずれかを選ぶのが良いでしょう。

②さほど「国際ブランド」選びに神経質になる必要は無い

カードを申し込む際、国際ブランドを選択できるカードは多いです。

しかしカード対応のお店は主要な国際ブランドのカードであれば支払いに利用できるため、「国際ブランド」選びに神経質になる必要はありません
「Mastercard」「VISA」「JCB」であれば、どの国際ブランドを選んでも問題なくカード決済を行えるでしょう。

「国際ブランド一覧」の表を参考に、行き先や使い方で選ぶのもいいですね。

★「国際ブランド」は名前の通り、国際的な存在です。つまり日本国外であってもVISA加盟店ならVISAカードを、Mastercard加盟店ならMastercardを利用できます
ただし国際ブランド「JCB」は日本発祥という性質上、海外加盟店が少なくなっています。海外での利用を前提とするなら、世界トップシェアの「VISA」ブランド(もしくは二番手のMastercard)の選択をおすすめします。

国際ブランド会社が他社と提携せずに発行している「プロパーカード」

カードの中には、「<国際ブランド自身が>他社と提携せずに発行している」カードもあります。このようなカードを「プロパーカード」と言います。
日本では、「JCB」「American Express」「Diners Club」がプロパーカードを発行しています。
★より広い意味で、「<各カード発行会社が>他社と提携せず発行するカード」も「プロパーカード」と呼ばれる事が多いです。

まとめ

  • 「国際ブランド」とは「カード発行会社」とは別に「決済の仕組み、システムをカード会社に提供している会社」(「VISA」「Mastercard」「JCB」など)のことである
  • 店が提示する「国際ブランド」のステッカーを確認すれば、その国際ブランドが店で使えるかどうかわかる
  • 「国際ブランド」ごとに特色も使えるお店も異なる
    しかし、カード対応のお店は主要な国際ブランドならどのカードであっても支払いに利用できるので、さほど「国際ブランド」選びに神経質になる必要は無い
  • 国際ブランドの中には、他社と提携しない「プロパーカード」を発行している会社もある

「海外に旅行する予定がある」「よく行くお店が一部の国際ブランドしか扱っていない」などの事情が無い限り、国際ブランドにこだわる必要はありません

「ブランドの異なるカードを2枚持ちする」という方法もありますし、まずは自分の気になるカードを選びましょう。



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サイト監修

天野 伴 (税理士)税理士/お金管理と仕組み化の専門家 | 天野 伴
税理士事務所所長。企業向けの会計・税務業務のみならず「仕組み化」のコンサルティング業務も展開。家計管理のコツなど、時間と労力を掛けずに自然とお金が貯まる仕組みづくりを得意としている。著作『1行家計簿―――世界一かんたんにお金が貯まる本』他多数