休みが取れそうだから、どこか遠いところに行きたい。
そんな時、どうやって旅行情報を集めますか?
非日常的な景色に浸れる場所、美味しい食べ物に出会える地域、行って損なしの旅行先、など知りたいことはたくさんありますよね。
情報があふれている今、旅行情報は様々な手段で得ることができます。
ですが、情報が多いからこそ、どこを調べればいいか迷ってしまいます。
実は、既に行き先が決まっている場合、これから行き先を決める場合で選ぶべきツールは違います。
今回は、旅行情報を集められる場所の紹介と合わせて行き先が決まっている場合・決まっていない場合それぞれの旅行情報の集め方をご紹介します。
旅行は調べるところから始まります。
ワクワクしながら、効率よく情報を集めていきましょう。
目次
旅行情報を集めるツールはアナログ・デジタルの2種類
旅行情報の集め方は、雑誌などのアナログな方法と、インターネットを使ったデジタルな方法の2種類に分けられます。
ですが、適切な方法で調べられないと、旅行先が決まるまでに時間がかかってしまう事があります。
効果的に情報を得るために、まずはそれぞれの方法にはどんな種類・特徴があるかをご紹介していきます。
①アナログな情報収集法(旅行会社・雑誌など)
アナログな情報収集法は、自分で足を運んで情報を得る手段のことです。
- 旅行会社で相談
- 旅行会社のパンフレット
- 旅行雑誌・ガイドブック・雑誌の旅行特集ページ
情報を手元に置き、気が向いたときにいつでも見ることができるところが最大のメリットです。
(1)旅行会社で相談
街中や駅などにある旅行会社のカウンターで相談する方法です。
行き先ややりたいこと、予算など希望を伝え、旅行のプランを相談・決定することができます。
旅のプロから自分に合った具体的な情報をもらえるところがメリットです。
ですが、具体的な希望が決まっていない場合は相談しづらい点、相談の目的はあくまで旅行の申し込みになるので、そこからはずれた情報は聞きづらい点がデメリットです。
(2)旅行会社のパンフレット
旅行会社店頭や駅に設置されているパンフレットからも情報を得ることができます。
電車に乗っている間など、合間にチェックでき、行き先やかかる金額を想定しやすいのがメリットです。
ですが、あくまで申し込みを目的としたパンフレットなので細かい観光情報を調べる手段としては不十分です。
(3)旅行雑誌・ガイドブック・雑誌の旅行特集ページ
雑誌やガイドブックは、インターネットが普及するまでは常に情報収集の主流でした。
本屋などで購入する他、図書館で借りることもできます。
インターネットでは調べたい内容を自分で検索しなくてはいけません。
ですが、本は行く先の情報がくまなく記載されているため、興味のあるなしに関係なく受動的に情報を得ることができます。
そのため、読むだけで思いもしていなかったようなことに興味を持つきっかけができます。
また、スマホの電波の届かない場所でも気軽に読めるというのもメリットです。
デメリットは、場所別に編集されているため、具体的な行き先場所が決まってからでないと選べない点です。
- ◆メリット
- 希望から旅行プランを相談・決定できる
- 観光情報などを教えてもらえる
- ◆デメリット
- 具体的な希望がないと相談しづらい
- 申し込みに関係がない情報は多く聞きづらい
【旅行会社のパンフレット】
- ◆メリット
- 行き先・予算を想定しやすい
- ◆デメリット
- 細かい観光情報は得られない
【雑誌・ガイドブック等】
- ◆メリット
- 細かい観光情報が得られる
- ◆デメリット
- 具体的な行き先場所が決まってからでないと選べない
「どこかに行きたいけれど調べる時間がない」「遊び心がある旅がしたい」
という場合は、敢えて旅先を決めないミステリーツアーという選択肢があります。
ミステリーツアーは、旅行会社が提供する「その場に着くまでどこに行き、何をするか分からないツアー」のことです。
日帰りのバスツアーから飛行機で行く宿泊ツアーまで様々な種類のプランが提供されています。
出発日と日数・金額しかわからないツアーもあれば、「グルメ旅」「島旅」「温泉」など、テーマを選べるものもあります。
②デジタルな情報収集法(インターネット)
インターネットは、気軽に調べることができることから、今や旅行情報の収集方法の主流となりつつあります。
スマホやパソコンがあれば、家でも出先でも思い立った時に調べられます。
- 旅行会社ホームページ、旅行会社の旅ブログ
- 都道府県・自治体が運営する観光・旅行情報ポータルサイト
- 旅行会社の旅ブログ
- 旅行系メディア(キュレーションメディア)
- SNS
- 動画投稿サイト
(1)旅行会社ホームページ、旅行会社の旅ブログ
旅行会社のホームページでは行き先や日程、予算から希望のプランを調べられます。
他にも、イベントや期間限定プラン、チケット付きツアー、一人旅、ミステリーツアーなど目的別の旅行情報も紹介されています。
そのため、希望の条件から具体的な旅行プランを決めやすいのがメリットです。
ですが、多くの会社のホームページの構成は具体的な旅行プランの検索・申し込みを目的としたものです。
細かい観光情報を知りたい場合は、他のサイトや雑誌等で調べましょう。
また、旅行会社によっては旅ブログサイトを開設しています。
多くの場合、販売されているツアーの旅行記やスタッフのプライベートの旅行記、おすすめ情報が紹介されています。
(2)都道府県・自治体が運営する観光・旅行情報ポータルサイト
具体的な行き先が決まっていて、その土地の観光情報を知りたい場合は、都道府県や自治体が運営するサイトを確認しましょう。
一般的な情報だけでなく、期間限定イベントに関する情報や他で紹介していないレアな情報が得られることもあります。
行き先や気になる場所がある場合、その土地を最もよく知る人が紹介するおすすめ情報が得られるのがメリットです。
ですが、情報量が多いため、行き先が漠然としている場合は見比べるのに時間がかかります。
(3)旅行系メディア(キュレーションメディア)
旅行系メディアは旅に特化した情報を発信するメディアです。
中でも、特定のテーマに絞った旅行情報を集めたサイトをキュレーションメディアと言います。
つまり「旅行情報のまとめサイト」です。
キュレーションメディアは、一般的な旅行情報を紹介するものだけでなく、他との差別化を図るため多様なサイトがあるのが特徴です。
そのため、キュレーションメディアは既に興味があることについて調べるだけでなく、新たな興味を見つけたい時にも利用できる手段と言えます。
- 国内の女子旅
- 国内・海外のグルメ旅
- 国内外の絶景
- 国内旅行
- 海外の面白スポット
- 世界中の非日常体験
読み物としてだけでなく、次に行く場所を決めるきっかけになります。
旅の持ち物など役に立つ情報や、おすすめの周遊プランを載せているサイトもあります。
(4)旅行口コミサイト
ここからは、個人が投稿した旅行情報を掲載している媒体を紹介します。
情報は、各個人の体験や主観に基づくものが多く、全ての情報が正確とは限りません。
そのため、これらの情報は行き先や目的を決めるためのイメージとして収集すると良いでしょう。
旅行口コミサイトは、国内外のホテルや観光地などの評価や口コミをユーザーが投稿したもので、実際に行った人の生の感想を知ることができます。
また、ユーザーの旅行記を載せているサイトもあります。
テーマや地域を選ぶと、ユーザーがその土地を旅行した時の現地の様子が写真と共に紹介されています。
(5)SNS
SNSでは、「ハワイ」「絶景」のように気になるキーワードを検索すると、キーワードに合う投稿写真が表示されます。
例えば、「旅行 おすすめ」と検索すれば旅行先の提案や役に立つ情報が、「旅行日記」と検索すれば個人の旅行記を見ることができます。
また、旅行だけでなく、休日のお出かけ先やイベントの検索もできます。
SNSの最大のメリットは、行き先のイメージを膨らませやすい点です。
気軽に投稿ができるツールなので、新しい情報を得ることができるのも特徴です。
(6)動画投稿サイト
動画投稿サイトは、視覚的に動いている映像がダイレクトに入ってきます。
そのため、文章や写真に比べてより現地の雰囲気をリアルに感じとることができます。
ですから、他のツールと比べて、実際に現地に赴いた際のギャップが小さく「想像と違った」ということがあまりありません。
ですが、それはつまり「見え過ぎてしまう」とも言えます。
初めて見た時の新鮮さを強く感じたいなら、あえて別のツールを利用したほうが良いかもしれません。
旅行情報の集め方
ここからは、実際に旅行情報を集める場合の集め方についてご紹介していきます。
効率的な情報収集のための最初のポイントは、「行き先が決まっているかどうか」です。
①行き先(国・県・観光スポットなど具体的な場所)が決まっている場合の集め方
行き先が決まっている場合、次に確認したいのは「どうプランを立てていくか」です。
(1)旅行プラン(宿泊先や交通手段など)を固めてから細かい情報を決めたい場合
下記(A)→(B)→(C)の順
(2)まずは現地の様子のイメージを膨らませてからプランを決めたい場合
下記(B)→(C)→(A)の順
- (A)旅行プランを決定したい
- 旅行会社で相談
- 旅行会社のパンフレット
- 旅行会社ホームページ
- (B)現地の様子をイメージしたい
- 旅行雑誌やガイドブック
- 都道府県・自治体運営の観光・旅行情報ポータルサイト
- 旅行会社の旅ブログ
- 旅行口コミサイト
- 旅行系メディア
- SNS
- 動画投稿サイト
- (C)現地の詳しい情報を知りたい
- 旅行雑誌やガイドブック
- 都道府県・自治体運営の観光・旅行情報ポータルサイト
- 旅行系メディア
旅行プランの大枠を決めてからゆっくり情報を集めていきたい場合は、旅行会社のカウンターやホームページを確認することから始めましょう。
先に予約できるものを予約してから、雑誌や写真、動画サイトなどでイメージを膨らませ、やりたいことを絞っていきます。
現地でしたいことがイメージ出来たら、いよいよ総仕上げです。
ガイドブックや自治体のサイト、旅行系メディアをチェックして、どう実現できるか、知らないことで魅力的な情報がないかを調べましょう。
一方、先に現地の様子のイメージを膨らませたい場合は、(A)の「旅行プランを決定」を後に回します。
まずは雑誌や写真、動画サイトなどをチェックし、旅行先や旅行内容を十分にイメージします。
次にガイドブックや自治体サイトなどをチェックし、やりたいことや見たいものなどの希望を固めてしまいます。
最後に旅行会社に問い合わせ、希望に合ったプランを選びます。
②行き先が決まっていない場合は目的地を決めるところから
行き先が決まっていない場合、まずは行き先を決めることから始めましょう。
効率的に情報を収集したいなら、漠然としたイメージで探しても時間がかかってしまいます。
ここでのポイントは「興味」です。
★行き先が決まっていないなら「興味」をテーマに探していこう
(A)インターネットで検索
キーワード例:「世界遺産」「絶景」「行ってよかったランキング」「死ぬ前に食べたい グルメ」
(B)現地の様子をイメージする
- 旅行雑誌やガイドブック
- 都道府県・自治体運営の観光・旅行情報ポータルサイト
- 旅行会社の旅ブログ
- 旅行口コミサイト
- 旅行系メディア
- SNS
- 動画投稿サイト
(C)行き先は運に任せたい
- 「ルーレット」アプリ
- 旅行会社主催「ミステリーツアー」
まずは、興味の湧きそうなキーワードで検索をしてみましょう。
「おすすめ 女子旅」「秘境 国内」「アクティビティ 空」「温泉 サル」というように、調べているうちに行きたい場所が見つかるかもしれません。
「どうしても決まらない」という場合は、ルーレットアプリに任せる方法もあります。
次にすることはイメージ作りです。
ガイドブックや自治体のサイト、旅行系メディアや動画投稿サイトなど、視覚的に情報を入れて旅のイメージを固めます。
具体的な旅のイメージができたらガイドブックや自治体のサイトなどで詳しい情報を集めるか、旅行会社でプランを決めましょう。
今まで行ってみたかったところに行き、してみたかったことをするのは旅の楽しみです。
ですが、思いもしなかった所に行ってみるという旅も、新たな発見に出会える一つの選択肢です。
前章では旅行会社が主催する「ミステリーツアー」についてご紹介しました。
ミステリーツアーは行き先の決められたツアーですが、行き先の提案だけが欲しい場合は『ルーレットアプリ』を使うのが良いでしょう。
ルーレットアプリは、行き先を敢えて自分で決めたくない場合に、代わりに決めてくれるアプリです。
パソコンやスマホから操作でき、機能はとてもシンプルです。
アプリ内の「スタート」「ストップ」を押すだけで、ランダムに回るルーレットが行き先を決定します。
やり直してもその場所に行かなくても問題のない気軽なツールです。
他にも、既に期間は終了しましたが、航空会社が主催するガチャガチャ方式の期間限定のイベントが不定期開催されていることがあります。
こちらは、ガチャガチャを引くと、中に行き先が書かれていて、その場所へ行ける分のポイントがもらえるというものです。
旅行会社や航空会社はこのようなイベントを不定期に開催していることがあるので、調べてみるのも一つの手段です。
まとめ
- 旅行情報を集める手段はアナログ・デジタルの2種類
- アナログな情報収集法は自分で足を運んで得る手段(旅行会社・パンフレット・ガイドブックなど)
- デジタルな情報収集法はインターネットを使った手段(旅行会社ホームページ、口コミサイト、自治体の観光情報サイト、SNS、動画投稿サイトなど)
- 旅行プラン決めには「旅行会社での相談」「パンフレット」「旅行会社ホームページ」
- 現地の様子をイメージするには「ガイドブック」「自治体の観光情報サイト」「旅行会社ホームページ・ブログ」「口コミサイト」「旅行系メディア」「SNS・動画投稿サイト」
- 細かい情報の収集には「ガイドブック」「自治体の観光情報サイト」「旅行系メディア」
- 効率的な情報収集のポイントは、「行き先が決まっているかどうか」
- 行き先運に任せたいなら、AIが行き先を決める「ルーレットアプリ」、旅行会社主催の「ミステリーツアー」という選択肢がある