PayPay(ペイペイ)とKyashを使った三重取りは「過去の話」…今おすすめの支払い方法は?

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PayPay(ペイペイ)とKyashを使った三重取りは「過去の話」…今おすすめの支払い方法は?

「PayPayでの決済を出来る限りおトクにしたい。
Kyashという別のアプリを組み合わせれば、ポイントの3重取りができるらしいけれど…」

結論から言うと、「PayPay+Kyash+クレジットカード」でポイント三重取りができたのは過去の話
PayPayもKyashもサービス内容の「改悪」が進んでおり、以前のような高還元の実現は困難となっているのが現状です。

そこで今回は2020年現在の最新情報を元に、各社のサービス内容や「今でも利用できる、還元率の高い決済方法」についてまとめました。

【管理人】なびこ
読み終えていただければ、あなたに合ったお支払い方法が分かるかと思います。

「PayPay」と「Kyash」でポイント三重取りが出来たのは過去の話……。

「PayPay」と「Kyash」でポイント三重取りが出来たのは過去の話……。

冒頭でも触れた通り、「PayPay」「Kyash」「クレジットカード」を使い、おトクなポイント三重取りができたのは今となっては「過去の話」。

【管理人】なびこ
まずは各社の、2020年9月現在のサービス内容について解説させて頂きます。
プリペイドアプリ「Kyash」について

「Kyash(キャッシュ)」とは、常時1%の還元を受けられるVISAプリペイドカード/アプリ。実店舗で使えるプラスチック製のカードと、ネット掲載でのみ使えるアプリ上のサービスを選択可能です。

クレジットカードを使ったチャージが可能なので、「クレジットカードとKyashでポイント二重取り」を行うことは今でも難しくありません。

例:
楽天カードを使い「Kyash Card」へチャージ
(ここで楽天カードの1%還元)
→VISA加盟店で支払い
(ここで「Kyash」の1%還元)
→合計2%の還元

ただし「Kyash」の還元で得られるのは「Kyash」でのみ使える「Kyashポイント」
ポイントを無駄にしないためには「Kyash」を継続的に利用することが必須となるでしょう。

また、後述する通り「Kyash」還元率はカードの種類によって異なります。

★Kyashのチャージに対応しているのは「VISA」「Mastercard」ブランドのクレジットカードのみとなります。
JCBやAmerican Express、Diners Clubブランドは利用できませんのでご注意ください。

★ブランド品などの買取アプリ「CASH(キャッシュ)」とは無関係です。

①改悪後の「PayPay」「Kyash」仕様

ここ1~2年で、「PayPay」「Kyash」の仕様は大きく、しかも悪い方向に変動しています。

【管理人】なびこ
ここでは実際に、三重取りが可能だった2019年初頭との情報を比較してみましょう。
過去と現在の「PayPay」仕様比較
2019年初頭
  • 他社クレジットカード(Kyash含む)紐付け時、0.5%還元
    ┗ヤフーカードを使った場合は実質4%還元、キャンペーン期間中には20%還元も
現在
(2020年9月)
  • 他社クレジットカード紐付け時、還元率0%
  • ヤフーカードであっても還元率0.5%~
  • パスワード設定が出来ないカード(Kyash含む)は月5,000円までしか使えない
過去と現在の「Kyash」仕様比較
2019年初頭
  • 常時2%還元
  • リアルカード(実店舗で使えるカード)含め発行手数料無料
現在
(2020年9月)
  • 常時0.5%または1%還元
  • 1%還元のためには、発行手数料900円の「Kyash Card」が必要
過去と現在の「三重取り」仕様比較
2019年初頭
  • PayPay(0.5%)
    +Kyash(2.0%)
    +楽天カード(1.0%)
    常時3.5%還元
現在
(2020年9月)
  • PayPay(0%)
    +Kyash(1%-手数料)
    +楽天カード(1.0%)
    2%還元、ただし
  • Kyash発行手数料あり
  • 月5,000円まで

少なくとも現在、おトクさという観点では「PayPay」と「Kyash」を組み合わせる意味はないわけですね。

②「PayPayの還元率を上げる」という目的なら利用できないこともないが…

ということで、「おトクさ」を第一の目的とするのなら、少なくともPayPayとKyashを組み合わせる必要はありません。

もしもあなたが「PayPay」を普段から不満なく使っており、還元率を上げること」を目的としたいのであれば、「Kyash Card」の併用が選択肢に入らないわけではないでしょう。

…が、この場合も、

  • パスワード設定のできない「Kyash」では、PayPayを月5,000円までしか利用できない
  • 「Kyash Card」発行には900円の手数料が掛かる
    ┗バーチャルカードなら無料だが、この場合の還元率は0.5%とPayPay残高支払い時と変わりない

といった問題は目立ちます。
よほど決済方法を「PayPay」にこだわりたいという場合でなければおすすめしづらいというのが実際のところでしょう。

現行の「PayPay」還元率(詳細版)
PayPay残高払い
ヤフーカード払い※
0.5%
優遇1月に100円以上を50回以上PayPayで支払い+0.5%
優遇2月にPayPayを10万円以上利用+0.5%
他社カード払い
(Kyash含む)
0%
※優遇制度なし
※この場合、ヤフーカードの通常還元(Tポイント)は適用されない(=ヤフーカード還元分も併せて0.5%)。チャージ時も同様

結局今は、どの支払い方法がおトクなの?

結局今は、どの支払い方法がおトクなの?

還元率も下がってしまった上、月5,000円までしか利用できない「PayPay+Kyash」。

【管理人】なびこ
ここでは2020年9月現在の最新情報に基づく、「より優れた決済方法」についてお話しさせて頂きます。

①「Kyash+クレジットカード」は改悪後の現在も利用価値アリ

パスワード設定のできない「Kyash」を紐付けると、月間利用可能額が5,000円に制限されてしまう「PayPay」。

…ということで、より快適な決済のためには「PayPay」を除外し「Kyash+クレジットカード」のみで使っていくと良いでしょう。
現行のPayPayではKyash含む他社カードを紐付けてもポイントは貯まらないため、損をすることもありません。

現行の3種の「Kyash」
Kyash Card
  • 発行手数料900円
  • ポイント還元率1.0%
  • ICチップ付きで下段「Lite」より広い決済方法に対応
  • 本人確認書類の提示が必要
  • Apple Pay対応
Kyash Card Lite
  • 発行手数料300円
  • ポイント還元率0.5%
  • 本人確認が不要な代わりにやや機能が制限される
Kyash(バーチャルカード)
  • 発行手数料無料
  • ポイント還元率0.5%
  • ネット上の決済にしか利用できない

「Kyash」には3つの選択肢がありますが、中途半端な「Kyash Card Lite」よりは

  • 還元率の高い「Kyash Card」
  • ネット決済専用の「バーチャルカード」

を選びたいところ。

ちなみに「Kyash Card」の発行手数料の元を取るために必要な決済額は「9万円」です。

「Kyash Card」のイメージ(色は選択可)。

▲「Kyash Card」のイメージ(色は選択可)。
VISAブランドですので、ほとんどのクレジットカード対応店で利用可能です。

★「Kyash」は各クレジットカードからのオートチャージが可能ですので、VISAまたはMastercardブランドのクレジットカードがあればチャージの手間は掛かりません。

★「Kyash Card(Lite)」はその他のプリペイドカードやデビットカードと同じく、

  • 継続的な支払い(会費など)
  • 一部ガソリンスタンドやホテルなど

で利用できません。ご注意ください。

詳細Kyash公式HP「利用可能なお店」

Kyash Card
入会費
発行手数料
900円
年齢制限なし
還元率1.0%
(決済額12万円/月まで)
チャージ方法
  • セブン銀行ATMでの入金
  • コンビニレジでの支払い
  • ペイジー
    ┗ネットバンキング、銀行ATM等での支払い
  • クレジットカード

    ※詳細:公式HP参照

チャージ手数料一律無料
限度額30万円/回
100万円/1ヶ月
備考
  • プリペイドカードには珍しいICチップ付き、ICチップ決済に必要な暗証番号の設定も可
  • 本人確認書類の提出が必要
  • (詳細:公式HP)
    ┗提出方法は「スマートフォンで撮影+送信」

  • ネイビー、シルバー、ピンクの3色から選択可
  • Apple Pay対応

②コード決済なら「指定クレジットカード+LINE Pay、楽天ペイ等」で高還元を達成可

現行の「PayPay」における基本還元率は0.5%。

「月に50回以上かつ10万円以上PayPayを使う」という厳しい条件を満たせば1.5%の還元を受けられますが…。
実は他社コード決済サービスを使えば、より簡単に同等のポイントを獲得できます。

高還元を受けられるQRコード決済アプリ
LINEPay
楽天ペイ
  • 基本還元率0%
  • 楽天カードを使ったチャージで計1.5%
    ┗チャージでは無く紐付け(カード払い)だと1%にしかならないので注意
au PAY
  • 基本還元率0.5%
  • 「au PAYカード」を使ったチャージで計1.5%
    ┗Mastercard、Amexブランドなら他社カードを使ったチャージも可、VISA/JCBは一部発行元のみ対応
d払い
  • 基本還元率0.5%
  • ┗dカード以外のクレジットカード紐付け時は0.5%+カードの還元率

  • 「dカード」との併用で1.5%

最も高還元を得られるのは今のところ「LINE Pay」(いつまで続くかは分かりませんが…)。
ですが、

といった点が気になるなら、「楽天カード+楽天ペイ」等の方が優先されるでしょう。

★ただし「LINE Pay」等の他社決済サービスを利用できるお店は、

  • PayPay
  • VISA加盟店(Kyash含む)

に比べ少ないのが実情です。
コード決済サービスを導入する際には、いつも使うお店の対応状況を確認しておきましょう。

ちなみに還元率は高い順に以下の通りです。
4%初年度の「Visa LINE Payクレジットカード」+Kyash Card
3%~JALカード+Kyash Card
※マイルを航空券に交換する場合
※Kyash紐付けのため、VISAまたはMastercardブランドを選ぶこと
3%初年度の「Visa LINE Payクレジットカード」
最高還元時のLINE Pay
2%~JALカード
※マイルを航空券に交換する場合
2%楽天カード+Kyash Card
※Kyash紐付けのため、VISAまたはMastercardブランドを選ぶこと
1.5%楽天カード+楽天ペイ
au PAYカード+au PAY
dカード+d払い
PayPay(最高還元時)
1%楽天カード
Visa LINE Payクレジットカード(2年目以降)
0.5%PayPay(一般ユーザー/PayPay残高またはヤフーカード払い)

③Kyashとの紐付けも◎な高還元クレジットカードについて

さて、ここまでの内容をまとめると、

  • PayPayにKyashを紐付けることに、おトクさの上で意味はない
  • 「クレジットカード+Kyash」は改悪後も一応現役(常時還元率+1%または0.5%)
    ┗最高還元時のLINE Pay除き、QRコード決済よりも優秀

ということに。つまり「LINE Pay」で最高還元を狙うような場合を除き、要となるのはクレジットカードということですね。

そこでここでは「Kyash」紐付けにも良い、還元率1%超のクレジットカードのみをまとめさせて頂きました。

高還元カードの例
JALカード(普通)
JALカード券面年5,500円
※ショッピングマイル・プログラム加入時
実質還元率2%~
┗国内航空券購入時。海外ならこの2倍~
※ショッピングマイル・プログラム加入時
  • JALの利用機会があるなら筆頭候補。ETCの利用でもマイルが貯まる
  • ANAと異なり、ハイシーズンでも航空券購入に必要なマイルが変わらない
  • 20代学生はよりオトクなカードあり
  • Kyash紐付けを前提とする場合、VISAまたはMastercardブランドを選ぶこと
ANAカード(一般)
ANA JCB券面年7,700円
※10マイルコース加入時
※JCBブランドの場合。VISA/Masterは+1,100円
実質還元率2%~
┗国内航空券購入時。海外ならこの2倍~
※10マイルコース加入時
  • ANAの利用機会があるなら筆頭候補。ETCの利用でもマイルが貯まる
  • ただしJALより年会費がやや高い。ローシーズンだけは必要マイルがJALより軽くなりやすいので、ローシーズンに飛行機を利用する方向け
  • Kyash紐付けを前提とする場合、VISAまたはMastercardブランドを選ぶこと
P-one Wiz
P-one Wiz券面無料
還元率1.495%
  • リボ払い専用、カード到着後の設定変更(実質一括払い設定)は必須
  • 1%オフ+残額に実質0.5%還元で実質1.495%還元
  • ETCカード発行には手数料(1,100円)が発生するため注意
リクルートカード
リクルートカード券面無料
還元率1.2%
  • 無料、高還元、ポイントも腐りにくい優良カード
  • nanacoのチャージでもポイントが貯まる(月3万円まで)
  • Kyash紐付けを前提とする場合、VISAまたはMastercardブランドを選ぶこと
※2年目以降の還元率が1%となる「Visa LINE Payクレジットカード」は除外しました。

ANAやJALの利用機会があるならそちらの提携カードが、そうでないなら「P-one Wiz」や「リクルートカード」が有力候補となることでしょう。

もちろん、Kyashの発行や手数料の発生をわずらわしく思うのなら、Kyashを介さずそのまま各カードを使っても構いません。

JAL普通カード徹底解説!実質還元率2%超の条件&申込み先の選び方
2020.06.18

★各カードにPayPayを紐づけても還元率は変わりませんが、「カード払いよりPayPay払いの方が楽」と思われるのなら、PayPayを通し決済を行っても問題ありません。

★ちなみに「決済の手軽さ」という意味で言えば、「スマートフォンをかざすだけ」で支払いが済む

の方が優秀です。こちらも還元率は通常カード払い時と変わりありません。

キャンペーン実施中には「PayPay」もチェックしたい

基本的に現在、「おトクさ」の上でPayPayを選ぶ利点はほぼありません

…が、PayPayがキャッシュバックやポイント還元などのキャンペーンを行っている場合は話が別。
例えば2020年9月現在であれば、

  • Uber Eats
  • Edion
  • ZOZO TOWN
  • DMM.com

などのネット決済で最高10%還元(上限5,000円)を受けられるキャンペーンが実施されています。

運良くこういったサービスを利用できそうならば、積極的に「PayPay」を活用していけると良いですね。

PayPay公式HP「キャンペーン」

★キャンペーン参加の際には必ずその参加条件をご確認ください。
例えば上のネット決済キャンペーンで10%還元を受け取るには「PayPay残高での決済」が必要となります。(=クレジット決済ではキャンペーン参加不可)

まとめ

まとめ

ポイント
  • 改悪に次ぐ改悪により、「PayPay+Kyash+クレジットカード」の三重取りは現在不可能。また月間利用可能額も5,000円と非常に限定的になってしまった
  • ただし「Kyash+クレジットカード」は改悪を経てなお現役。
    「Kyash Card」を使えば発行手数料(900円)こそ掛かるが、還元率を1%上げられる
  • Kyash紐付けにおすすめなのは「JALカード」「リクルートカード」といった高還元クレジットカード。
    …とは言え発行手数料の発生やサービスの不安定さを嫌うなら、Kyashを使わず通常のクレジットカード払いを使っても還元率は十分

新しい決済サービスでは、「派手なサービスで注目を集めたところで還元率を引き下げる」といった手法が目立ちます。

【管理人】なびこ
PayPayの改悪は落ち着いてきたように見受けられますが……。
「Kyash」や他社コード決済サービスを使う際には最新情報に気を配った上、おトクさをキープできるよう活用していけると良いですね。
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