ソフトバンクとヤフーの『PayPay』とは?便利?みんなの声も!

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ソフトバンクとヤフーの『PayPay』とは?便利?みんなの声も!
2018年7月27日(金)、ソフトバンクとその子会社であるヤフーの合弁会社のPayPayが、新たにQRコードを活用したスマホ決済サービスを今秋より開始すると発表されました。 

日経新聞『ソフトバンクとヤフー、スマホ決済を18年秋に開始 』

PayPay株式会社公式HPPayPay株式会社HP

サービス名は会社の名称と同じ『PayPay』です。今回のサービス開始にあたって、『Paytm Inc.』というインド大手スマホ決済会社の技術協力を得ているとのこと。

しかし、日本でのスマホ決済は既にApple Pay楽天ペイなど、もう既に色々なサービスが始まっています。今さら、新しいスマホ決済のPayPayがリリースされても、果たして使う価値はあるのか気になりますよね。

そこで今回の記事では、現段階で分かっているPayPayの特徴や使い方、ソフトバンクとヤフーのPayPayリリースの背景などを解説!また、他のスマホ決済と比べてPayPayは使いやすいのか、さらにはSNS上で上がっているみんなの反応についても触れて行きます。

この記事を読んでいただければ、PayPayの基本的な特徴やリリースの背景がわかります!

ソフトバンクとヤフーのPayPayとは?

2018年の秋頃に、ソフトバンクとヤフーがサービス開始予定のPayPay。まずは、PayPayの具体的な特徴や使い方などから確認をしてみましょう。

①QRコードを使ってお店でスマホ決済するサービス

PayPayはコンビニやスーパーなど、実際のお店で使えるスマホ決済サービスです。

仕組みとしては、PayPayに登録したクレジットカードや電子マネーを選び、それをQRコードで決済するというもの。つまりは、スマホ一つで簡単にお支払いができるので、財布にかさばる程のカード類をわざわざ持たずに済みます。

またこのPayPayには使い方が2通りあって、どちらも非常にシンプルです。

一つがお店のレジ画面に表示をされたQRコードを読み取って、PayPayで支払いをする方法。

もう一つが、PayPayのアプリ内で表示されたQRコードを、お店の人に読み取ってもらう方法です。

どちらも実際に請求されるのは、PayPayに紐付いたクレジットカード電子マネーです。
CHECKPayPayで使える電子マネー・クレジットカードの種類は多いの?

いずれにせよQRコード一つでお会計ができるので、現金よりも素早いお買い物ができますね。

②代わりにヤフーアプリのウォレットコード決済が終了

では今後ソフトバンクとヤフーは新たにPayPayのアプリをリリースするかと言うと、それは半分正解で半分不正解です。

なぜなら、新しくPayPay専用アプリのリリースされるだけでなく、既存の『Yahooアプリ』でもPayPayが使えるようになるからです。

★PayPayの2つの利用方法

  • PayPay専用アプリ(新しくリリース)
  • Yahooアプリ(既存アプリに機能追加)
  • PayPay専用のアプリについては、現時点ではまだ情報がないので続けての情報解禁を待つ必要がありそうですね。

    また現在Yahooアプリでは、ウォレット機能を利用してQRコード決済が出来るのですが、こちらはPayPayのリリースに伴ってサービスを終了します。

    そして今持っているYahooのIDとPayPayを新たに紐づけるだけで、使えるようになります。

    Yahooアプリツール内でのQRコード支払い機能の箇所▲Yahooアプリのツール内に、QRコード支払いの機能があります。(画面上)
    こちらがサービス終了予定の機能です。

    <「Yahoo ウォレットアプリ」はそのまま使える!>

    ちなみに紛らわしいのですが、ヤフーにはこれとは別に『Yahoo ウォレット』と言うアプリがあります。

    Yahooウォレットアプリ-Google Play▲Google Playのスクリーンショット

    このYahoo ウォレットは、友達へお金の送金のし合いや、飲み会での割り勘・集金が出来るアプリです。

    今後サービスが終了するのは、Yahooアプリ内のウォレット機能を使ったスマホ決済サービスであり、このYahooウォレットアプリは変わらず利用できますのでご安心を。

    ③Paytm Inc.というインドの大手スマホ決済会社が技術協力

    今回のソフトバンクとヤフーのPayPay開発には、インドのPaytm Inc.という会社が関わっています。どんな会社なのか簡単に見ていきましょう。

    Payth Inc.は2010年創業のインドの電子決済会社で、3億人以上の顧客800万以上の加盟店を抱えています。

    PayPayHP

    人口が非常に多いインドということもあって、そのスケールも非常に大きいですね。

    Paytm Inc.公式HPPaytm Inc.のHP

    そんなPayth Inc.はインドの街中での支払いはもちろん、公共料金、タクシーなど日常の様々なシーンでスマホ決済のサービスを行なっています。

    中でもユニークなのが、お寺のお坊さんへのお布施Payth Inc.のQRコード決済を行なっていることです。

    QRコード決済を使ったお布施▲タライの中には、Payth Inc.のQRが。 毎日新聞『高額紙幣廃止 「キャッシュレス」構築へ お布施も電子決済』より引用

    ここまでインドでキャッシュレスが広がったのは、2016年の11月に高額紙幣や硬貨の流通を停止されたことが大きな一つの要因と言われています。

    この政策はインドのモディ大統領が、あまりにも多い偽札などの対策として行なった政策です。

    当然そんなことが起こると、人々は大パニックになります。『今までは価値があると思っていたものが、急に無価値になってしまった。

    そんな現金への信用度の低下が、インドでPayth Inc.などが手掛けるスマホ決済の普及につながったとも言われています。

    <【注意!】 PayPalと名前が似ているが、全くの別物!>

    ソフトバンクとヤフーのPayPayは、同じく支払いサービスのPayPalと名前が非常に似ています。

    PayPalロゴ▲PayPalのロゴ

    一見どちらも似たような名前ですし、システムは違っていてもどちらも決済サービスです。

    PayPalがサービス名を変えたのかな?
    PayPalの新しいサービス名?

    と思ってしまいがちですが、両社は全く別物の会社ですのでご注意を!

    ④PayPayの目的はビッグデータの収集?

    では何故、既に様々な会社がスマホ決済サービスはスタートしている中、ソフトバンクとヤフーは新たにPayPayをリリースするのでしょうか?

    もちろんサービスの工夫次第では、まだまだ参入の余地があると考えているのかも知れません。

    PayPayのHPによれば、大勢のソフトバンクユーザー4,000万強のYahooウォレット口座を既に持っているため、PayPayの普及の土壌はできていると考えているのでしょう。

    では、それ以外に何か大きな理由があるのでしょうか?

    筆者はPayPay普及の目的の裏には、ビッグデータの活用があると考えています。

    というのも、2018年7月30日にソフトバンク傘下のARMという会社が、アメリカのビッグデータ分析をするTreasure Dataという会社を買収しました。

    参考techcrunch『ソフトバンク傘下のARMが米データ分析企業Treasure Dataを6億ドルで買収か

    当然PayPayのお買い物情報は、ビッグデータとしては貴重な情報となってきます。

    例えば、「27歳の女性が昼の時間に、セブンイレブンでチョコクロワッサンとドーナツを買いました」という何気ない情報も、ビッグデータの一つとしてマーケティングなどに活かされます。

    私達の何気ない、お買い物パターンなどを統計データとして集める。こんな狙いがPayPayにあるのだと、私は考えています。

    PayPayと他のスマホ決済方法はどう違う?使いやすい?

    実際のところ、PayPayは他のスマホ決済サービスと比べて使いやすいのでしょうか?現時点(2018年7月)でわかっている情報を元に、他のスマホ決済サービスと比較してみました。

    ①PayPayで使える電子マネー・クレジットカードの種類は多いの?

    PayPayで使用できるのは、クレジットカードと電子マネーの2種類です。

    使えるクレジットカードの種類や、電子マネーの詳細はまだ不明ですが、色んな種類が使えることを期待したいですね。

    ただし少なくとも、PayPayの前身のYahooウォレットが使えるクレジットカードと電子マネーは使える可能性が高いと考えていいでしょう。

    クレジットカードで言えば、Yahoo! JapanカードVISAMaster Card、電子マネーはYahoo!マネーが使えそうですね。

    ちなみに、他のスマホ決済の場合、以下のようなクレジットカード・プリペイドカードや電子マネーが利用可能です。

    ★各スマホ決済が利用できるクレジットカード・プリペイドカード、電子マネー
    クレジットカード・プリペイドカード 電子マネー
    Yahooウォレット Yahooウォレットイメージ図 Yahoo! Japanカード/VISA/Master Card Yahoo!マネー
    Apple Pay Apple Payイメージ図 136の会社やブランドカード*

    代表的なカード
    JCBカード/楽天カード/dカードなど

    Suica、QUICPay,iD
    Google Pay Google Payイメージ図 JCB/ジャックス/kyash(プリペイドカード) Suica/nanaco/楽天Edy/WAON
    楽天ペイ 楽天ペイイメージ図 VISA/Mastercard/JCB/ AmericanExpress/Diners Club/ Discover 楽天Edy/nanaco/各交通系電子マネー/QUIC Pay/iD/Apple Pay
    LINE Pay LINE Payイメージ図 LINE Payカード(JCB加盟店で使えるプリペイドカード) LINE PAY
    ▲各スマホ決済サービスのHPを参考
    *Apple Payで使えるカードの種類はHPを確認してください Apple Pay HP

    ②使えるお店の数で比較…PayPayはこれから?

    PayPayで使えるお店は、現時点ではこちらも詳細はまだ分かっていません。

    PayPayのHPによれば、全国規模のチェーン店から個人商店まで使えるようにするとのこと。

    今後は3年間お店の決済手数料が無料とのことですので、この期間を利用していかに普及できるかがポイントとなりそうです。

    こちらは情報がわかり次第、再度お伝えします!

    ちなみに参考までに、他のスマホ決済サービスで使えるお店やその代表的なお店を、いくつかピックアップしてみました。

    ★各スマホ決済が使える代表的なお店の例
    使えるお店 コンビニ・スーパー 飲食店
    Apple Pay Apple Payイメージ図 QUICPay、iD、Suicaなどが使えるお店 セブンイレブン/ファミリーマート/ローソン/イオン/アピタピアゴ 等 マクドナルド/すき家/すかいらーくグループ 等
    Google Pay Google Payイメージ図 Suica、nanaco、楽天Edy、WAONなどが使えるお店 セブンイレブン/ファミリーマート/ローソン/イオン/アピタピアゴ すかいらーくグループ、マクドナルド、リンガーハット、タリーズコーヒー 等
    楽天ペイ 楽天ペイイメージ図 全国の楽天ペイ加盟店* ローソン、ナチュラルローソン 等 和民、坐・和民 等
    LINE PAY LINE Payイメージ図 コード決済は店舗数が限られています。*

    ただし、プリペイドカード利用なら、約4000万以上の国内外のJCB加盟店が使えます。

    ローソン、ナチュラルローソンなど 月の雫、山内農場、はなの舞 等
    ▲各HPを参考 なお、Yahooウォレットはヤフオクドームや家電量販店のJoshinなど極一部の店舗でしか使えないため、表から省きました。

    *楽天ペイの加盟店はこちらの楽天ペイHPからご覧ください。

    *LINE PAYのコード決済できるお店は、こちらのLINE PAY HPからご確認ください。

    みんなのPayPayへの印象

    SNS上で多く呟かれていた、PayPayに対するみんなの反応についていくつかピックアップしました!

    ①PayPalと名前が似ていて紛らわしい…

    一番目立ったPayPayへの反応は、PayPalとあまりにも名前が似ていること。

    やはりPayPalと非常に似たネーミングセンスに、引っかかる人は多いようです。

    ちなみにPayPayの広報部は、「サービス名を決める際の詳しいことは伝えられないが、わかりやすさを重視した」という旨の発言をしていました。

    参考CNET JAPAN『川邊社長「もうひとつヤフーを作る意気込み」–「PayPay」でQR決済トップを目指す

    ②Yahoo! Japan IDが必要で面倒くさそう

    Yahoo! Japan IDが必要なことを、ネックに感じている人もいました。Yahoo Japan! IDは無料で手に入れられるといっても、持っていない人からすれば面倒にも思えますよね。

    その点、LINEはスマホのインフラに近いようなアプリで、持っている人も多いです。LINE PAYもすぐに設定できるため、新たにアカウントも作る面倒くささも感じにくいでしょう。

    まとめ

    ★ソフトバンクとヤフーの合弁会社のPayPayが、2018年の秋にQRコードを使ったスマホ決済サービスを開始。新たにPayPayのアプリをリリースすると共に、Yahooアプリでも使えるようにする。
    PayPayの使い方は2つ。お店のQRコードを読み取る方法と、自身のスマホのQRコードを読み取ってもらう方法。
    PayPayPayPalは名前も、サービス内容も似ているが全くの別会社なので要注意
    ★PayPayで使えるクレジットや電子マネーの種類はまだ未定。使えるお店も順次拡大して、後日発表予定。

    以上が、ソフトバンクとヤフーが2018年の秋にサービス開始予定のPayPayに関する情報でした。

    すでにApple PayGoogle Payなど十分使いやすいスマホ決済サービスが広まりつつある中で、このスマホ決済激戦時代においてPayPayにどこまでの伸び代があるかまだわかりません。

    とは言ったものの、資金力も技術力も非常に強いソフトバンクの仕掛けることですので、何かしらの大きなインパクトは与えてくれるものだと個人的には期待をしています。

    今後のPayPayの詳しい情報が楽しみです。

    
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