ゆうちょ銀行では定額貯金がおすすめ!高金利かつ一部出金可能な貯金

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ゆうちょ銀行では定額貯金がおすすめ!高金利かつ一部出金可能な貯金「ゆうちょ銀行の定額貯金を使ってみたい!
でも、定額貯金ってどんなものなんだろう?」

定額貯金はゆうちょ銀行にのみ存在する独特な金融商品
定期預金に似ていますが、定額貯金の方がずっと便利です。

なぜなら、定額貯金では預入6カ月以降は自由にお金を引き出せるようになるから。
それでいて、定期預金同等の高金利を持っています。

ゆうちょ銀行には、他行の定期預金にあたる「定期貯金」という商品もありますが、ほとんどの場合で定額貯金の方がおすすめです。

このページでは、そんな便利な定額貯金について解説していきます。
実際に利息を計算するので、どれぐらいお金が増えるかイメージしやすいですよ。

読み終えていただければ、定額貯金のことがばっちり分かります!

また、定額貯金は他行の「定期預金」に似ている部分が多々あります。


基本的には定期貯金よりも、定額貯金の方がおすすめ

しかし、お金を「とっておく」場合や6カ月未満の短期貯金をする場合には定期貯金の方が便利です。

※本記事では分かりやすさを優先し、税引前の金利・利息を表示しています。
実際には全ての金利・利息に地方税など20.315%の税金がかかります
予めご了承ください。

★税引後の利息の計算式

(記事内の利息)×(1-20.315%)

例)記事内で1万円の利息がもらえると書いてあった場合の実際に貰える金額
1万円×(1-20.315%)
=7968.5円

定額貯金は計3種類。いずれも金利は0.01%で、それぞれ違う長所がある

ゆうちょ銀行には3種類の定額貯金があります。

「定額貯金」「自動積立定額貯金」「担保定額貯金」のみっつです。

まずは、3種類の定額貯金の特徴を一気に確認してしまいましょう。

3種類の定額貯金の比較
定額貯金自動積立定額貯金担保定額貯金
金利0.01%(半年複利)
一部解約可能できるが、少し使いにくい不可
メリット一部解約がしやすいので、気軽に預けられる余ったお金などを計画的に貯金していける「定額貯金に預けすぎて、お金が足りなくなってしまった」というケースに対策を立てられる
デメリット特になし
  • いざ貯金を引き出すときに、一部の貯金は一部解約できない可能性がある
  • 貯金の仕組み上、貯金額に対して利息が少ない印象になりやすい
対策を立てられるが、対策が作動した場合、利息以上の利子を支払う必要がある

基本的には、目立ったデメリットのないオーソドックスな定額貯金がおすすめ

なぜなら、定額貯金の特徴である「一部解約」を最も自由にすることができるためです。

その他の特殊なケースにおいては、他ふたつの金融商品もおすすめ。

例えば、「一度に預けず、少しずつ預金額を増やしていきたい」という場合には自動積立定額貯金が便利。

少額ずつ預けていくことができるため、無理のないペースでゆっくり確実に貯金ができます

また、「定額貯金したいけど、預けすぎてお金が足りなくならないか心配」というときには担保定額貯金が使えるかもしれません。

通常貯金口座のお金が足りなくなっても、定額貯金に預けた金額の90%までは自動貸付してくれるためです。

普通預金をほぼ全額預けたいが、口座振替の公共料金が想定よりも高いかもしれない」というときには担保定額貯金にしておけば安心。

ただし、貸付金の利子は0.26%と定額貯金利率よりもずっと高いです。

貸付金が多かった場合、利子が利息を上回り損をしてしまう可能性もあります。

そのため、担保定額貯金であっても普通預金残高が不足しないよう注意しなければなりません

担保定額貯金を利用する際は、他のふたつの定額貯金にないリスクがあるため注意しましょう。

オーソドックスな定額貯金を解説!一部解約可能でとても便利

まず最初にオーソドックスな「定額貯金」を解説します。

定額貯金の特徴は一部解約を自由にできること。
6カ月以上預け入れた定額貯金はいつでも最小1000円単位で出金できます

また、他行の定期貯金と違って満期が設定されていないのも特徴。

必要になるまで定額貯金に預けておいて、必要になったら引き出すという使い方が可能です。

一方で、満期が設定されていないため出金手続きをするまでお金が預けっぱなしになるデメリットがあります。

出金しやすく、使いやすい定額貯金について、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

①預入6カ月経過後は自由に引き出し可。1口単位で細かく一部のみ出金もできる!

定額貯金は定期預金並みの高金利でありながら、預入6カ月経過後は自由に引き出しができる便利な金融商品です。

引き出し方法についてはこちらの項目で解説しています。

入出金は1口単位
貯金するときには「〇〇円貯金する」という形でなく「〇〇口貯金する」という形で貯金します。

預入金額は定期貯金と合わせて最大1300万円まで
例えば、定期貯金に100万円預けている場合、定額貯金には1200万円まで預けられます。

通常貯金の預入限度額とは別カウントなので、通常貯金の預入額は気にしなくて大丈夫ですよ。

★定額貯金の1口預入金額

  • 1000円
  • 5000円
  • 1万円
  • 5万円
  • 10万円
  • 50万円
  • 100万円
  • 300万円

1口の預入金額は上の8種類。
定額貯金の出金は口単位で行います

そのため、出金時に小分けで出金できる1000円単位での貯金がおすすめです。

たとえば、定額貯金に100万円預けるなら、100万円1口で預けずに1000円1000口に分けて預けると便利。

1000円1000口で預けたことにより、1000円ずつ引き出せるからです。

引き出し回数に上限はないので、その時々必要になった金額だけ引き出せます。

逆に、100万円1口で預けてしまうと100万円一度に引き出すしかなくなってしまうため不便です。

定額貯金に預けるときは、出金しやすいように1000円の口で貯金しましょう。

出金手続きには以下のものが必要です。

★出金手続きに必要なもの

  • 払戻請求書
  • 定額定期貯金証書
  • 届け印
  • 本人確認書類

なお、預入から6カ月経たない内の出金にはデメリットがあります

預入から6カ月以内の出金は「据置期間内払戻」となり、通常貯金の金利(0.001%)が適用されてしまうのです。

手数料などは取られませんが、貯金で貰える利息が大きく減ってしまいます。

定額貯金に預けていた意味がなくなってしまうため、預入から6カ月間は預けるようにしましょう。

また、6カ月以内の短期運用を考えている場合はゆうちょ銀行の「定期貯金」がおすすめです。

②金利は6カ月ごとに6回まで変化!6回目の金利は10年後まで適用される

定額貯金の金利は6カ月ごとに変化する段階金利です。

金利が変化するのは合計6回
6カ月ごとに金利が変わるため、6回目の段階金利が適用され始めるのは預け入れから3年後です。

ただし、現在は6カ月ごとの段階金利が全て0.01%になっているため、金利の変化がありません。

定額貯金の段階金利
預入日から経過した期間金利
6カ月未満0.01%
6カ月以上1年未満
(1回目の段階金利)
0.01%
1年以上1年6カ月未満
(2回目の段階金利)
0.01%
1年6カ月以上2年未満
(3回目の段階金利)
0.01%
2年以上2年6カ月未満
(4回目の段階金利)
0.01%
2年6カ月以上3年未満
(5回目の段階金利)
0.01%
3年以上
(6回目の段階金利)
0.01%

今後、金利が変更されたときには段階金利が適用されるかもしれません。

出金のタイミングを考えるヒントになるので、期間ごとの金利はしっかり手チェックしておきましょう。

金利一覧|ゆうちょ銀行

また、定額貯金の金利は預け入れから10年が経過すると通常貯金と同じ金利に下がってしまいます。

そのため、預入から10年経過した定額貯金は預けている意味がほとんどありません。

次の項目で解説する「満期振替預入」設定を上手く使って予防しましょう。

③放っておくと、いつまでも預けっ放しになる!「満期振替預入」で予防しよう

定額貯金には満期がありません
そのため、好きな時に貯金を引き出せる利点があります。

しかし、その一方で手続きしない限り貯金を引き出せないデメリットにもなっています。

特に、定額貯金は預入から10年が経過すると金利が通常貯金と同じになるため、預入10年以降は預ける意味がありません

10年以上定額貯金に預けて損をしないために「満期振替預入」を利用しましょう。

「満期振替預入」を利用すれば、預入から10年経った実質的な満期日に、定額貯金のお金と利息が通常貯金へ移動します。

つまり、実質的な満期日に定額貯金を全額引き出してくれるのです。

この設定を利用していれば、いつまでも預けっぱなしにしてしまう事態を避けられます。

「満期振替預入」は総合口座で定額貯金をしていた場合、最初から設定済み。

総合口座を使わず、定額貯金口座を開設した場合は預入時に総合口座通帳を持ち寄ることで手続きできます

預入時に設定し忘れても、以下のものを持って窓口へ行けば「満期振替預入」設定に変更可能です。

★定額貯金の「満期振替預入」設定変更に必要なもの

  • 払戻請求書
  • 定額定期貯金証書
  • お届け印
  • 本人確認書類

また、実質的な満期10年を待たずに出金する場合には窓口やゆうちょダイレクト+での手続きが必要

全額でなく、一部出金する場合にも窓口やゆうちょダイレクト+での手続きが必要です。

定額貯金の引き出しは、全国どこのゆうちょ銀行でも受け付けています

ゆうちょダイレクト+に登録していない場合は、最寄りのゆうちょ銀行へ行きましょう。

窓口から出金する場合以下のものが必要なので、家でしっかり準備してからゆうちょ銀行へ向かいましょう。

★定額貯金の引き出しに必要なもの

  • 払戻請求書
  • 定額定期貯金証書
  • お届け印
  • 本人確認書類

本人確認書類として使えるのは運転免許証やマイナンバーカードなど。
詳しくは以下のゆうちょ銀行webページをご覧ください。

本人確認書類一覧|ゆうちょ銀行

④【実際に計算】定額貯金に預けたときの利息

定額貯金に預けたとき貰える利息を実際に計算してみましょう。

定額貯金の金利は0.01%
本来は6カ月ごとの段階金利ですが、現在は金利が0.01%から変わりません。

100万円預けたときの利息を6カ月ごとに区切って見てみましょう。

定額貯金に100万円預けたときの利息
預け入れ日から経過した期間その区間で増えた利息預け入れからの合計利息
6カ月50円50円
1年50円100円
1年6カ月50円150円
2年50円200円
2年6カ月50円250円
3年50円300円

例えば、定額貯金に100万円預け1年経った日に全額で引き出した場合、得られる利息は100円です。

利息は定額貯金残高をもとに計算するため、一部出金した場合利息は少し減ってしまいます

100万円預け、預け入れの1年後に50万円引き出した場合も見てみましょう。

定額貯金に100万円預け、50万円引き出したときの利息
預け入れ日から経過した期間定額貯金残高その区間で増えた利息預け入れからの合計利息
預入日100万円0円0円
6カ月100万50円50円50円
1年50万100円50円100円
1年6カ月50万125円25円125円
2年50万150円25円150円
2年6カ月50万175円25円175円
3年50万200円25円200円

預け入れの1年後に50万円引き出したため、それ以降の利息が少なくなってしまっているのが分かります。

このように、定額貯金を一部出金すると貰える利息が減ってしまいます。

しかし、一部出金は定期預金にない定額貯金最大の魅力。
必要な時はどんどん一部出金するのが良いでしょう。

自動積立定額貯金を解説!ゆっくり自分のペースで貯金できる

自動積立定額貯金は細かく何度かに分けて貯金していくタイプの定額貯金

自分のペースに合わせて無理なく預けていけるのが魅力です。

一方で、定額貯金の魅力である一部出金が少し使いにくいのがデメリット。

口単位での出金にも関わらず、1口の金額を自分で指定できないなど不便な点があるためです。

上手く使えば賢くお金を貯められる自動積立定額貯金について詳しく見ていきましょう。

①最大108回に分けて細かくお金を預けていく。預け方は細かく設定可能!

自動積立定期貯金では、最大108回に分けて少しずつ自分のペースで貯金していくことができます。

「預けるタイミング」と「預ける金額」を細かく設定することができるので、順に解説していきましょう。

(1)預けるタイミングは「毎月」や「特別月」から選べる!

自動積立定額貯金に預けるタイミングの決め方は2種類。

毎月指定の日に積立をする「一般月」と、一般月とは別に年6回まで好きに積立日を決められる「特別月」です。

この2種類は積立金額を含め別々に設定できるため「一般月のみ設定」「特別月のみ設定」「一般月も特別月も、どちらも設定」のいずれも可能。

例えば、毎月25日の給料日に「一般月」で積み立てをし、6月と12月のボーナス月には「特別月」も設定する、といった使い方ができます。

積み立ては最初の預け入れから6年経つまで行われます。
そのため、積み立ての最大回数は一般月と特別月を併用した場合の108回。

積み立てた定額貯金はそれぞれオーソドックスな定額貯金と同じように運用されます。

つまり、最大で108個の小さな定額貯金が作られるわけです。

積立日や積立回数はゆうちょ銀行の窓口から変更できます
以下のものが必要なので、忘れずに持って行きましょう。

★積立日や積立回数の変更に必要なもの

  • 利用変更届書
  • 自動積立定額定期貯金証書
  • お届け印
  • 総合口座通帳
  • 本人確認書類

なお、積立は指定した日が休日でも行われます
通常貯金残高には注意しましょう。

(2)預ける金額は「決めた金額」か「余ったお金を預ける」の2通り!

自動積立定額貯金に預ける金額を決める方法は2通りあります。

ひとつは毎回「決めた金額」を積み立てる方法。
自分で積立額を決められるため、積立貯金額を管理しやすいのが利点です。

もうひとつは、「余ったお金を預ける」方法。
「通常貯金残高が○○円になるまで積み立てる」と事前に伝えておく方法です。

例えば、通常貯金残高が100万円になるよう「余ったお金を預ける」とします。

このとき、通常貯金残高が105万円であれば、100万円を超えている分の5万円が積み立てられるのです。

また、積立金額の上限を設定しておくこともできます

例えば、上限積立額を3万円に設定した場合、通常貯金にいくら残高があっても積み立てられる金額は3万円です。

先ほどの5万円積み立てた例でも、積立額が3万円なら3万円しか積み立てられません。

積立貯金額が一定しない一方で、通常貯金額が減りすぎない点が安心な預け方です。

ただし、いずれも積立金額は口単位で決められます。
そのため、積立金額は1000円単位です。

また、オーソドックスな定額貯金と違い、預ける金額は自分で決められますが、何口入金するかは自分で決められません

預入金額を割り切れる口の内、金額の大きい口が自動的に適用されてしまうためです。

1回あたりの積立金額

1,000円以上(1,000円単位)

※1口の預入金額は1,000円、5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円又は300万円の8種類のうち、預入金額が割り切れる最大の金額が適用されます。

自動積立定額貯金|ゆうちょ銀行より引用

そのため、例えば1万円ずつ積み立てようとすると1万円1口で積み立てられてしまいます

このままだと、出金時1万円単位でしか引き出せず不便です。

そこで、積立金額を1万円から1万1000円に変えてみましょう

この場合、1万1000円を割り切れる最大の単位は1000円になるため、1000円11口で積み立てられます

これならば、出金するときに1000円単位で細かく引き出せるため便利です。

なお、積み立てる貯金残高が通常貯金になかった場合、その回は積立が行われません

1年連続で積立がなかった場合、それ以降の積立は行われなくなるので注意しましょう。

②預入6カ月経過後は自由に引き出し可能!ただし、その時々引き出せる金額が分かりにくい

自動積立定額貯金は積立後、オーソドックスな定額貯金と同じように運用されます。

そのため、オーソドックスな定額貯金の魅力であった自由な出金も可能

ただし、自動積立定額貯金では「預入6カ月経過後自由に引き出し可能」の取り扱いが少し複雑になっています。

積み立てた定額貯金は、それぞれ預入日が違うため6カ月経過するタイミングも違うからです。

4月25日から「一般月」で月1万円積み立てていく場合の出金について見てみましょう。

自動積立定額貯金の出金についての例
4月25日積み立て分5月25日積み立て分6月25日積み立て分・・・12月25日積み立て分総積立貯金額自由に出金できる金額
4月25日入金・・・1万円0円
5月25日据置期間
※出金しない方が良い期間
入金2万円0円
6月25日据置期間
※出金しない方が良い期間
入金3万円0円
7月25日据置期間
※出金しない方が良い期間
4万円0円
8月25日5万円0円
9月25日6万円0円
10月25日預入後6カ月経過
自由に出金可能
7万円1万円
11月25日預入後6カ月経過
自由に出金可能
8万円2万円
12月25日預入後6カ月経過
自由に出金可能
入金9万円3万円

4月25日から毎月1万円ずつ積み立てた場合、12月25日には計9万円積み立てていることになります。

しかし、この9万円のうち自由に引き出せるのは預入後6カ月の経過した3万円のみ

その時々で引き出せる金額が少し分かりにくいので注意が必要です。

③【実際に計算】自動積立定額貯金に預けたときの利息

自動積立定額貯金に預けたときの利息を実際に計算して求めてみましょう。

金利はオーソドックスな定額貯金同様0.01%です。
「一般月」で毎月1万円預けた場合の利息を6カ月ごとに見てみましょう。

自動積立定額貯金に「一般月」で毎月1万円ずつ預けた場合の利息
預け入れ日から経過した期間総積立額その区間で増えた利息預け入れからの合計利息
6カ月6万円1.75円1.75円
1年12万円4.75円6.5円
1年6カ月18万円7.75円14.25円
2年24万円10.75円25円
2年6カ月30万円13.75円38.75円
3年36万円16.75円55.5円

一般月で1万円ずつ積み立てた場合、3年経過時点で約55円の利息がつきます。
この時点での総積立額は36万円です。

一方で、オーソドックスな定額貯金に36万円預けていた場合、3年で108円の利息がつきます。

ゆっくり貯金していく分、自動積立定額貯金の利息の方が少なくなっていますね。

元手があり、ゆっくり貯金していく必要がないときはオーソドックスな定額貯金に貯金した方が多くの利息を得られるでしょう。

担保定額貯金を解説!定額貯金しすぎた場合の保険になるが、利子が高い

最後に担保定額貯金を解説します。
名前の通り、これは自動貸付の担保として使える定額貯金です。

貯金中に通常貯金口座残高が不足しても、担保定額貯金額の90%までは自動貸付してくれます。

ただし、利子は貸付金の0.26%と金利0.01%の26倍。
貸し付けが発生した場合、利子が利息を上回り損をする可能性があります

「通常貯金残高が不足した場合に保険をかけられるから、預けすぎの心配が少ない定額貯金」ですが、やはり残高不足にならないよう注意は必要です。

やや特殊な担保定額貯金について見ていきましょう。

①通常貯金が残高不足になったとき、担保になる貯金!その代わり一部出金不可、全額出金のみ可能

担保定額貯金は通常貯金残高が不足したときに担保となって、自動貸付を受けられるようにしてくれる定額貯金です。

この自動貸付機能は「定額貯金に預け過ぎた場合の保険機能」のようなもの。

担保定額貯金額の90%まで自動で貸し付けられ、通常貯金の不足分を補います。

このような特殊な仕様があるため、担保定額貯金は他の定額貯金と異なる点がいくつかあります。

まず、一部出金ができません
しかし、定額貯金であるため引き出し時期は自由に決められます

担保定額貯金を出金する場合、全額引き出しとなるので注意しましょう。

また、担保定額貯金には満期が設定されています
預入から10年が経つと自動的に解約され、自動的に全額通常貯金へ振り込まれるのです。

貸付が発生した場合、貸付期間は最長2年

2年以内に担保定額貯金が満期を迎える場合、担保定額貯金の満期が貸付期限です。

期限内に返済できなかった場合、担保定額貯金は自動的に払い戻されます。
そして、払戻金から貸付金を支払い、残りを通常貯金へ入金します。

一部出金ができないのは不便ですが、貸付金の利子以外に大きなデメリットのない貯金と言えるでしょう。

貸付金の利子については次の項目で解説していきます。

②貸付金の利子は0.26%。金利を大きく上回るため注意が必要

担保定額貯金で受けられる自動貸付の利子は貸付金の0.26%です。

担保定額貯金の金利は0.01%。
金利を大きく上回るため、高額・長期間の貸し付けでは利子が利息を超える可能性があります

実際に計算してみましょう。
100万円を担保定額貯金に預け、50万円の貸付を1年間受けたとします。

このときの利子は1300円
一方、利息は100円なので1200円も損してしまいます。

クレジットカードの引き落としなど、高額の引き落としが予想できる場合は担保定額貯金は元本割れの危険があると言って良いでしょう。

ただし、少額・短期間の貸付ならば大きなダメージにならないことも

実際に計算してみましょう。

100万円を担保定額貯金に預け、1万円の貸付を1カ月受けたとします。
このとき、貸付金の利子はたったの約2円。

その間に利息は約8円つくので、利息分のみで利子を返せてしまいます。
このように、短期間・少額ならば利子はそれほど気になりません

口座引き落としに登録しているのが公共料金の支払いのみなど、貸し付けが発生しても少額の範囲で済む場合なら担保定額貯金を便利に使えます。

ただし、いずれの場合も貸付を受けないことが一番良いため通常貯金残高には注意しましょう

まとめ

  • 定額貯金はゆうちょ銀行の便利な金融商品定期預金並みの高金利を持ちながら、預入6カ月経過後は自由に出金できる。ただし、満期がないため出金の手続きを忘れずにする必要がある
  • 自動積立定額貯金はマイペースに貯められる定額貯金。預けるタイミング・預ける金額をとても細かく設定でき、預入期間も決まっていないため便利。ただし、それぞれの預け入れ日から6カ月経たないと自由に出金できないため、出金がやや不便。
  • 担保定額貯金は自動貸付の担保になる定額貯金。通常貯金残高が不足した場合に自動貸付を受けられるため定額貯金に預けすぎた場合の保険になる。ただし、貸付金の利子が高いため、貸付が発生しないよう通常貯金残高には注意が必要。
定額貯金は満期がなく、とてもユニークな金融商品です。
ゆうちょ銀行を利用しているのなら、ぜひ活用してみましょう。



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