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カード裏面&店頭でのサインの書き方

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クレジットカード裏面&店頭でのサインの書き方:適当な署名で困るのはどんなとき?

「はじめて作ったカードが届いた。
必ず署名しろと書いてあるけれど、どう書けば良いのかわからない……」
「お店で書かされるサインをもっと簡略化できないかな?」

カード裏面の署名(サイン)については、日本国内で利用する分には、あまり重視されることはありません。実際のところ、サインなしでも決済できてしまうことは多々あります。

ですが署名をしておけば、万が一のトラブルを避ける事が出来ます。署名一つで安全性を高められるなら、これを利用しない方法はありませんよね。

今回は「カードとサイン」をテーマに、カード裏面へのサインと、決済や安全性との関係をまとめました。

読み終えていただければ、カードに関するトラブルを事前に防ぐ方法が分かります。

カード裏面のサイン(署名)はなぜ必要?

カードが届いた際、封筒を開けると「必ずカードの利用前に、カード裏の記入欄に署名してください」といった文面が見られるかと思います。

記入は、以下の画像の「②」の部分です。

カード裏面のサンプル

▲カード裏面のサンプル(公式HPより)
このサインは忘れずに済ませてください
理由は簡単で、カード裏面にサインが無いと決済を断られてしまう可能性があるからです。また不正利用などの被害に遭った際も、裏面にサインがないと補償を受けられないことがあります。

このサインは、サインが必要な決済(後述)において「支払い承認の証拠」、そして「購入者がカードの持ち主である」ことを確認するために用いられます。

後者に関してはカードの筆跡と購入時の筆跡が明らかに違うことで、不正利用をされていないか確認できるというわけですね。このためサインを行う際は普段の筆跡で、あまり気構えず記入することが重要となります。
ちなみに特に署名の形式に規定はなく、「本人が書いたもの」と分かればニックネーム等ですら問題なく認められます

「読めないくらいの崩し字」でも、ちゃんとあなたがそれを決済時、ある程度再現できるのならOKです。

★カード裏面のセキュリティコード(「カード裏面のサンプル」画像内の「③」の箇所にある、3ケタまたは4ケタの数字)にサインが被って読めなくならないよう、お気を付けください。

★デビットカードの場合でも、裏面の署名欄への記載は必要です。

サインの概要や使われ方について、カードでの違いはありません。

デビットカード裏面について

▲デビットカード裏面について(公式HPより)
海外での不正利用を防ぐためには日本語表記が◎

サインは漢字でもローマ字でも問題ない、というのは先述の通りです。
しかし、各カード会社は「漢字を使ったサイン」を推奨しています。これは外国人による不正利用をある程度防ぐことができるからですね。

とは言え、筆記体での表記などにこだわりがある場合はその限りではありません。

★ブロック体のアルファベットは、誰からも真似しやすい(=不正利用の危険が高い)ため非推奨となります。

お店でサインを求められたときには

さて、前述の通りカード裏面のサインは「購入者による支払いの承認」に加え、「カードの持ち主と購入者が同一人物と、筆跡を見て確かめるため」利用されるものです。

ですが、少なくとも日本で使う場合、裏面のサインを確認されることはほぼ無いと言っても過言ではありません。最近は暗証番号決済の普及やタッチ決済の登場により、決済時にサインを求められること自体が少なくなっているからです。
CHECKよくある質問:サインが必要なお店とそうでないお店の違いは何ですか?

サインの文化はほぼ形ばかりのものになっていると言って良いかと思います。
仮に書き直しを求められた場合であっても、その場で署名欄に寄せた文字を書けば、問題なく決済を済ませられることでしょう。

ただし、これはカードの不正利用が疑われにくいほど、治安のよい日本国内での話です。
国や地域によりますが、海外において、カードが身分証明書に近い役割を持つほど重要視されることは珍しくありません。それに伴い、当然サインの重要性も大きくなります。
この場合、あまり記入欄の署名とかけ離れたサインをしてしまうと、トラブルに繋がることは十二分に考えられます。

少なくとも海外利用時には、記入欄の署名に寄せたサインを心がけたいところです。
ですが、海外においても暗証番号を使った決済の採用は増えており、サイン自体が求められないことも少なくないようですね。

カードのサインに関するよくある質問と回答

最後に、カードのサインに関するよくある質問にお答えしていきます。

①サインを書き損じてしまったらどうすれば良いですか?

発行元に連絡すれば、新しいカードを発行してもらえます。
不正利用を防ぐという目的上、カード会社は「再発行」以外の方法を取ることができません。

修正テープなどを使うと不正利用を疑われる可能性があります。サインを書き損じたら、速やかにカード発行元に連絡を取ってください。
連絡先はカードの裏面に書いてあります。

②サインが必要なお店とそうでないお店の違いは何ですか?

お店側が取り入れている決済システムです。サインが必要なシステムを導入しているお店では、決済時にサインを求められます。
体感ではありますが、比較的小規模なお店ほどサインが必要になりやすいように思えますね。

ちなみにスーパーマーケットやショッピングセンターなどでは「3万円以内ならサイン不要」と規定されていることが多いようです。

★決済機にカードを挿入し暗証番号を入力するタイプの決済方法(ICチップ決済)であれば、サインは必要ありません。
この方法を導入しているお店の増加、さらにはタッチ決済も使えるようになりましたので、サインを求められる機会は以前に比べ少なくなっています。

③家族名義のカードについて、家族の名前でサインを行い決済することはできますか?

できません。カード会社の規約で禁止されています

カードによっては家族カード(本会員の利用分とまとめて請求が行われる追加カード)を作れますので、まずはそういったカードの取得を検討してみてください。

④サインは水性ペンで構いませんか?

ペンやカードの性質によります。
私の場合は油性ペンを持っていなかったので水性ボールペンでサインを入れていますが、今のところ「若干滲んでいるものの、判別には問題ない」程度ですね。

とは言えお財布が濡れてしまったときのことなどを考えると、油性ペンを使うに越したことは無いでしょう。

⑤結婚で姓が変わったのですが、再発行を依頼するべきでしょうか?

再発行が必要ですが、その前にカード会社に登録している名義変更の手続きを行う必要があります。インターネットを通して変更できる会社も多いので、まずはご利用中のカードの会員サービスをチェックしてみましょう。

名義変更が済めば、追って新しいカードが送られてくるかと思います。

まとめ

ポイント
  • カードが届いたら、利用前にまず裏面の署名欄にサインを!無署名のカードは決済を断られてしまう上、不正利用された時に補償を受けられない
  • サインは本来、筆跡により購入者=カード利用者本人という確認を行うために記入する。記入はアルファベットでも漢字でも問題ないが、不正利用のリスクを減らすためには漢字の使用が推奨されている
  • 正直なところ、国内ではそこまで厳密にサインをチェックされない
    一方で海外ではカードの重要性が高い。不正利用を疑われないように、署名欄通りのサインを心がけたい

カードのサインは、自分がこのカードの所有者である事を示す重要なもの。
カードが届いたら、まずサインを行いましょう。



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サイト監修

天野 伴 (税理士)税理士/お金管理と仕組み化の専門家 | 天野 伴
税理士事務所所長。企業向けの会計・税務業務のみならず「仕組み化」のコンサルティング業務も展開。家計管理のコツなど、時間と労力を掛けずに自然とお金が貯まる仕組みづくりを得意としている。著作『1行家計簿―――世界一かんたんにお金が貯まる本』他多数