審査なし/甘い審査で作れるETCカードとその選び方:ブラック対応カードも
仮にあなたがそんな状況に置かれていたとしても、
- ブラック対応の「デポジット型」クレジットカードの作成+ETCカード発行
- クレジット機能のない、無審査のETCカードの作成
…といった方法が無いわけではありません。
今回は何らかの理由でクレジットカードの審査に不安を抱えるあなたのため、あなたに合った「ETCカード」の作成方法をまとめました。
目次
フローチャートで簡単チェック!あなたに合った申込み先の選び方
「今の自分でも作れるETCカードについて知りたい」というあなたのため、専用のフローチャートを作成させて頂きました。
ETCカード選びのフローチャート
以下のいずれかに該当する場合、あなたはいわゆる「ブラック状態」である可能性が高いです。あらかじめご確認ください。
- クレジットカードや各種ローン、携帯電話の分割払いなどを「2ヶ月以上延滞」し、その解消から5年が経過していない
- 5年以内にクレジットカードや各種ローン、携帯電話の分割払い等の「強制解約」処分を受けた
- 5年以内に債務整理をした
あなたに合った申込み先候補を確認できましたか?
ここからは各カードについて、詳しく解説させて頂きます。
JUMPデポジット型クレジットカードについて
JUMPETCパーソナルカード(無審査)について
JUMP一般的な低難易度クレジットカードについて
デポジット型のクレジットカードならブラック状態でも審査通過が可能
一般的なクレジットカードの審査に、いわゆる「ブラック状態」の方が通過することは困難。
とは言え物事には例外がつきものです。
ここではその好例である、「デポジット型ライフカード」についてお話しさせて頂きましょう。
①ライフカード(dp)の基本情報
デポジット型「ライフカード」(ライフカードdp)の基本情報は以下の通り。
年会費 | 還元率 |
---|---|
5,000円 (一般カード) 10,000円 (ゴールド、限度額90万円以下) 20,000円 (ゴールド、限度額100万円以上) | 0.5% (LIFEサンクスポイント) |
国際ブランド | ETCカード |
mastercard | 年会費、発行手数料ともに無料 ※限度額5万円のとき発行不可 |
利用可能枠 (デポジット額) | 支払日 |
5万円 10万円 (一般カード) 20万円 ~190万円 (ゴールドカード) | 支払い用口座によって異なる |
その他 | |
|
サービスのわりに年会費は高いですが、基本還元率や優待制度などは一般のクレジットカードと変わりありません。
このカードはご覧の通り、公式HP上で「ブラックであっても作れる」ことをPRしています。
正真正銘の現役ブラック状態の方がクレジットカードの審査通過を狙う上で、これ以上の存在は無いでしょう。
②ただしETCカードのためには最低10万5000円の初期費用が必要…。
ただしブラックの方が、少々の年会費支払い程度の負担で「デポジット型」クレジットカードを作ることはできません。
このカードは、申込時に「年会費+利用可能枠相当のデポジット(預入金)」を、現金で支払う必要があります。
そしてライフカード(dp)の場合、ETCカードを発行できるのは利用可能枠10万円~。
これに5,000円の年会費負担を合わせると、計10万5000円の初期費用が発生するわけです。
この初期費用のうち、年会費を除いたデポジット(預入金)はカードを解約する際に返却されますが……。
初期負担が非常に重いことについては、あらかじめ把握しておく必要があるでしょう。
★「最初に預入金が発生する」点を除いては、通常のクレジットカードと同様にご利用いただけます。
信用情報も記録されますので、ブラック期間中のクレヒス積み(信用情報の蓄積)にも効果的でしょう。
★毎月の支払いが滞った場合、デポジット(預入金)は没収されます。
基本的にこのカードは、「利用者を信用していないから、あらかじめデポジットを要求する」という性質のもの。ただしこれを言い換えると、お金さえ用意できれば本人に信用が無くてもカードを作れるということでもあります。
このことから、ライフカード(dp)の審査難易度は、あらゆるクレジットカードの中でもかなり低いと推測されます。
★一般カードとゴールドカードの審査内容は共通です(ライフカード社への問い合わせによる)。
★その他、独自の審査基準を設けているアメリカン・エキスプレス・カード(特にゴールド以上)にもブラック状態での通過例が報告されています。
ただし、
- ブラックの方の通過報告が多い一方で、否決報告も多い(=ブラックがマイナスに働かないわけではない)
- 審査通過に求められる年収要件は高め
- デポジット型でこそ無いものの、年会費が高い(ゴールドの場合31,900円)
といった理由から、ここでは参考情報程度に留めさせていただきました。
完全無審査!「クレジットカードなし」のETCカードとは
ここからは無審査で作れる、クレジットカードとかかわりのないETCカードについてお話しさせて頂きます。
①ETCパーソナルカード(無審査)の基本情報
一般的に、ETCカードは各クレジットカードの追加カードとして発行されるもの。
ですが各高速道路会社が共同発行する「ETCパーソナルカード」であれば、クレジットカードと一切の関係なく、無審査で取得可能です。
年会費 | 1,257円 |
---|---|
サービス概要 | 事前にデポジット(詳細後述、2万円~)を納入 後は毎月の利用料金を、自動引き落としで支払い |
備考 |
|
あなたが
- ブラック状態だが、デポジット型クレジットカードの取得に必要な「10万5000円」の初期費用の負担は難しい
(あるいはそこまでしてクレジットカードが欲しいわけではない)
という場合には、この「ETCパーソナルカード」の取得を検討してみると良いでしょう。
②ただしこちらも申込時には2万円~の初期費用が必要
ただしご存知の通り、ETC料金の支払いは「後払い」。
クレジットカードの利用無しにこの「後払い」を成立させるため、ETCパーソナルカードの取得には「デポジット(預入金/実質保証金)」の事前支払いが必須となります。
デポジット(預入金)の金額は以下のように、月当たりの有料道路利用額に応じ変動します。
平均利用月額 (申込時に申告) | デポジット額 |
---|---|
5,000円以下 | 20,000円 |
10,000円程度 | 40,000円 |
15,000円程度 | 60,000円 |
20,000円程度 | 80,000円 |
ライフカード(デポジット型)に比べれば初期負担は軽いものの、それでも2万円~の現金が必要になる点についてはあらかじめご承知おきください。
★ETCパーソナルカードの基本の流れ
有料道路の平均利用額に応じたデポジットを納入
┗デポジットとの関係はなし
支払い待ちの有料道路料金が、デポジットの8割(デポジット額2万円のときは7割)を超えた場合、ETCカードを利用できなくなります。
特にブラック状態でないなら、「楽天カード」などの低難易度カードを選ぼう
あなたが特に現在ブラック状態でないなら、あえて初期負担額の高い低難易度クレジットカード、あるいは「ETCパーソナルカード」を選ぶ必要はありません。
……とは言え、
- 年収が低い
- ブラックでこそ無いが、延滞履歴がある
- 借金がある
といった理由で審査に不安を抱えているのであれば、「一般基準より難易度の低いクレジットカード」へ申込むと良いでしょう。
その代表格と言える「楽天カード」では、
- 年収80万円のフリーター(独身)
- はじめてカードを作った40代の主婦
- ブラック疑いあり
といった属性の方の審査通過が確認されています。
これよりサービスの良いカードが多く存在するのは事実ですが、
- 1%という高めの還元率
- 年会費無料(ただしETCカードは年550円)
というスペックは、審査難易度に照らして見れば優秀と言えます。
楽天カード
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 500円(税抜き) |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() ![]() ![]() | 還元率 | 1.0~3.0% |
- ETCポイントが100円刻みで貯まる!
- 楽天市場でのお買い物はいつでもポイント3倍
- キャンペーンで還元率5~10%以上にUP!
- 最高額2,000万円の海外旅行保険
◎家族カード有り
あなたが審査に不安を抱えているのなら、まずこの「楽天カード」の審査を受けてみるべき、と言ってしまっても良いでしょう。
★その他、リボ払い専用カードは同じ会社の発行するクレジットカードに比べ、審査難易度が低めに設定されていることが多いようです。
(OMCカードJi!yu!da!など)
ただし、
- 楽天カードより無条件でおトクとなるカードは少ない
- リボ払い手数料の存在
を加味すると、申込みの選択肢には入りづらいかと思います。
★よく「審査難易度の低いクレジットカード」として挙げられる「ACマスターカード」(アコム発行)「マジカルクラブTカード」は、ETCカードの発行に対応していません。ご注意ください。
まとめ
デポジット型ライフカード (ライフカードdp) |
|
---|---|
ETCパーソナルカード |
┗デポジットは解約時に返却 |
楽天カード |
|
- あなたがブラック状態であるか
- デポジットをどれくらい支払えるか
といった要素ごとに、おすすめの申込み先は変わってきます。
とは言えどうしてもETCカードを搭載したいのであれば、各「デポジット」のための必要額を、少し時間を掛けて貯めてみるのも良いでしょう。