ETCという名称の由来

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ETCの由来は、電子式料金自動収受システムを意味する「Electronic Toll Collection System」の頭文字。

Electronic Toll Collection Systemは、直訳すると「電子式料金自動収受システム」となります。

ETC車載器を装着した車が料金所を通過すると、挿入されたETCカードから、利用者の情報、車両の情報などが、無線で料金所のアンテナに送られます。
それをもとに、有料道路の通行料金を自動的に清算できる仕組みETCです。

実はこのETC、「イーテック」という愛称をもっていることをご存知ですか?私も最近知って苦笑いしてしまったのですが、ご存知の通リ全く浸透していません。

ETCの一般運用が開始された2001年に国土交通省が、ETCという名称では日本人にとってその意味を即座に理解できないこと、そして類似名称の多いアルファベット3文字であるということから、今後の普及促進の為に愛称を募集したのです。

このとき候補となったのが、「E-スルー」「E-テック」「スルースルー」「パスウェイ」「ラク・スルー」の5つでしたが、この中から「イーテック」が選出されました。ちなみに、これ以外にも自分で考えたものを応募することができました。

「イーテック」は、Electronicの頭文字である「E」に、テクノロジーをイメージさせる「テック」を組み合わせたもので、ETCの読み替えも意識していたようです。他の候補にもそれぞれ意味がありましたが、「スルー」などは「通りぬけ」とか「無視する」という意味なので、あまりよいイメージではないような気がしますが…選ばれなかったのはその辺が理由でしょうか。

国土交通省では、「イーテック」を浸透させるためにポスターに活用するほか、料金所やゲートの名称変更も検討するとしていましたが、すでにETCが浸透していたために「税金の無駄遣いだ」という批判の声も多く、あまり推進することはなかったようです。

その結果、今ではすっかり「ETC」という名称に落ち着いてしまいましたが、愛称は浸透しなくても、車載器導入キャンペーンや通行料金の割引制度によってETC利用率は90%を超えるまでになっています。

参考:ETC登場の背景

料金所渋滞の抜本的解決策として登場したETCは、日本の道路をさらに発展させる期待の星

有料道路の利用者増加に伴い、頻発する渋滞が深刻な問題となってきました。
従来はこれを解決するために道路の拡張・新設などを行ってきましたが、この対策にも限界がありました。そこで、渋滞が最も多く発生していた料金所をスムーズに通過させる方策として既に欧米諸国で利用されていたETCシステム導入の検討が開始されました。

欧米が導入していたETCシステムの目的は、

(1)料金所の通過時間を短縮し、料金所で発生する交通渋滞を減らす。
(2)料金支払い時に発生する窓の開閉や、サイフの取り出しをなくすことで利便性を向上させる。
(3)料金所で一旦停止することで発生してしまう排気ガスや騒音を減らし、環境改善を行う。

というものでしたから、日本で発生していた道路問題の解決にもうってつけでした。

つまり、ETCによる料金自動精算システム導入の背景は、それまで実施していた一時的な解決策ではなく、いわば有料道路というのものの体制を抜本的に改良することで、こうした問題を一気に解決しようというものだったというわけですね。

ETCを普及させる上で大いに効果をあげたのは、なんといってもETC車専用の割引制度でしょう。
現在でも多くの道路会社が独自の割引きを行っていますので、便利なだけでなくETCを利用しないと損してしまうといった時代になりました。

そしてETC利用率が90%を超えた現在、料金所での渋滞は高速道路における渋滞要因の約1%程度に収まっています。
さらに今後は、ETCで用いている通信技術(DSRC)を利用して高速道路全体の渋滞緩和や、快適で安全なドライブの支援に役立つサービスの提供が可能となっています。とくに、最近頻発している地震や火山噴火などの災害時には、いち早い情報提供を行うことで、危機回避に役立てることができるのではと期待されています。
DSRCについて詳しく知りたい方はこちらから



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