ETC2.0(DSRC)とは?割引・車載器・再セットアップと助成金は?

ITSスポットサービス

ETC2.0とは、これまでのETCシステム(1.0)の進化版。新規格の総称です
DSRCと呼ばれることもありますが、ほぼ同じ意味と思っていただいて結構です。

ETC2.0とは?
ざっくり言うと…

●ETC2.0(新規格)対応の車載器をカーナビに連動させることで、遠方の事故・天気・渋滞情報なども瞬時にキャッチ、即反映。迂回経路まで提示してくれるから、渋滞知らずでスイスイ運転。
※カーナビもETC2.0に対応している機種であることが必要です。

●提示された迂回経路を利用すれば、通常のETC割引よりも高速料金が安くなります。(現在は首都高を避けて圏央道を利用した場合、高速料金が約2割引に!対象道路は今後も増えていく予定です)

⇒割引についてはこちらから!

●将来的には、ガソリンスタンドや駐車場、ファーストフード店のドライブスルーで、ETCレーン通過時と同じように自動カード決済が可能になります! 車に乗ったまま、お財布を出さずに楽々支払いができるようになります

「具体的には、何が変わるの?」
「割引は効くの?」
「キャンペーンは?」
「どんな車載器があるの?」
「付け替える費用とかは??」

などなど、まだまだご不明点はあるでしょう。

なので、当サイトではETC2.0について(メリットとデメリット、導入方法についても)どこよりも詳しく、いち早い情報をお届けします。ドライバーのみなさん、必見です!

なお、ETC2.0には、従来のETCカードがそのまま使えます。
ETC2.0でマイカー生活を始められる方も、ぜひこの期会に、どのカードがお得か?便利か? ETCカード選びを検討してみてください。

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ETC完全ガイド:ETC割引や料金、クレジットカード比較まで

【目次】

ETC2.0って何?
 ETC2.0。よりくわしく、これまでのETCと何が違うのか?
 ETC2.0を使うメリット
 ETC2.0のデメリット

高速料金はいくら得する?
 首都圏ドライバー必見!圏央道を利用すれば約2割引に

車載器や助成金は?
 ETC2.0車載器の新規購入支援は終了
 DSRC対応機種の再セットアップ助成金も終了

ETC2.0対応の車載器の見分け方

人気ETC車載器を紹介
 一般道の渋滞でも活躍!Panasonic CY-DCR140D
 これだけでOK!Panasonic CY-ET2600GD

バイク用ETC車載器も登場
  スマートなMITSUBA MSC-BE700E
 タフな日本無線 JRM-21

もっと専門的に「ETC2.0」
 高度な双方向通信機能で渋滞緩和、安全な運転を支援
 大容量通信で広域の経路案内を実現
 高速料金の決済、広域の渋滞回避、安全運転支援、災害時支援が1つに
 ETCゲート廃止・迂回経路の料金割引・商用車の運転管理支援も視野に
 民間企業との提携でもっと便利に
 自動運転への活用もできる新技術
 ETC2.0で提供される情報は4つ、個人を特定できないビッグデータ
 ETC2.0の導入の壁は「価格」
 DSRC車載器は再セットアップを
 ETC2.0の真価は災害時の緊急対応
 ETC2.0車載器の購入は数年後が狙い目かも

関連ページ

ETC2.0って何?今までのETCとの違い。メリットとデメリットは?

ETC2.0はこれまでのETCと何が違うのか?

2016年春からETC2.0本格導入

2016年春から、これまでのETCが進化した「ETC2.0」が本格導入されました。

巷ではこの「ETC2.0」について様々な憶測や情報が飛び交っていますが、確実にわかっているのは「今後従来のETC車載器は廃止され、ETC2.0が主流になっていく」ということ。

これまでの「ETC」というのは、有料道路を通過する際、ETC車載器とETCカードを利用することによって、料金を自動的に精算できるようにしたシステムのことを言います。

ETCの基本的な仕組み

これに対しETC2.0というのは、従来のETCシステムの進化版※です。携帯電話がスマホに変わったり、電話回線が普通だったインターネット環境がWiFi無線通信になったり、といったことにも似て、便利になることが多い反面、それを利用するための面倒もあります。

※この新しい規格の通信システムで受けられる様々な情報提供やサービスのことをまとめて「ETC2.0」と呼んでいるわけです。

ETC2.0を使うメリット

ETC2.0では…

従来のETC(1.0)による「有料道路の自動決済」だけでなく、より通信機能がアップしたETC2.0対応の車載器をカーナビと連動させることで、《より広い範囲の》《より細かく正確な情報を》リアルタイムで受け取り、ナビに反映させることができます。

この通信機能を使えば、他にも色々なことが可能になります。

カーナビの5倍!より広範囲の道路状況を把握

これまでのカーナビの場合、ガイドに対応できる範囲は約200km。ETC2.0なら、全国に設置されたITSスポット(※)からの通信を駆使し、なんと最大1000km区画の道路状況をナビに反映させることができます。より広い区域の渋滞や事故情報、天候などをいち早く知らせ、ベストな経路を提示してくれることで、ドライバーの負担は《大きく》軽減されます。
画像通信により、現場の状況も一目瞭然。特に長距離ドライバーにとってはメリットが大きいと言えます。

※続々増えるITSスポット

ITSスポット

DSRC通信対応のETC2.0車載器と通信するアンテナがITSスポットです。高速・大容量通信で、渋滞情報だけではなく、観光情報や地域情報も発信が様々な情報を受け取れます。

全国の高速道路他、サービスエリアや道の駅にも設置。現在のところその数は1600か所に上ります。今後も新規開通道路をはじめ、スポットは増えていく予定です。

より安全に!危険回避情報

ルートの先にある落石や落下物などの障害物、カーブなどで見えづらい道の渋滞情報、積雪や霧などの危険情報を事前にしらせてくれます(安全運転支援情報)。遠方で起こった地震や津波といった自然災害も素早く察知できますから、危険を回避し、より安全なドライブが可能になります。

ETC2.0で高速料金が安くなる!?

ドライバーにとって重要なのが料金…ですよね!?
ETC2.0の本格導入に合わせて、高速道路の通行料金が変わりました。これにより限定的ではありますが、ETC・ETC2.0に割引が適用されるようになりました。

当面は圏央道に限られていますが(圏央道利用者は約2割引)、今後はさらに割引対象が拡大されていくものと予想されます。詳しくはこちらから!

また、ETC2.0のガイドに従い、渋滞を避けたルートを選択した車両にも割引きを適用する方針が発表されています。「ETC2.0で安く走る」という時代は、もうすぐそこまで来ています。

財布を出さずに乗ったまま決済!今後広がる民間サービス

ETC2.0の通信技術と民間業者が提携することによって、今後様々なサービスが広がっていくことが《期待》されています。
現在予想されているのは、ガソリンスタンドやドライブスルー、街なかの駐車場利用時に、「車から降りずに」「小銭やクレジットカードを出さずに」料金の清算ができるようになるということ。ETCレーンを通過するのと同じように、様々な支払いを自動決済できるということですね。今のところまだ「こうなればいいな」という段階ですが、数年後、ETC2.0が主流になる頃には「走りながら支払い」が当たり前になっているかもしれません。

ETC2.0のデメリット

なんだか良いことずくめのように思えるETC2.0ですが、デメリットだってもちろんあります。

ETC2.0への移行は、とにかくお金がかかります

ETC2.0のサービスは、従来のETC車載器では受けられません。対応機種に付け替える必要があります。そこで負担になるのがその費用。従来のETC車載器であれば5000円程度から買えますが、ETC2.0車載器の場合、万単位でお金が飛んでいきます。
さらに取り付け料金、セットアップ料金が別途かかりますから、安い機種でも3万円は見ておいた方が無難です。
さらにさらに、お持ちのカーナビがもしETC2.0(ITSスポットサービス)に対応していなかったら…カーナビ連動ができませんので、ETC2.0の情報サービスを十分に活かすことはできません。もしカーナビまで買い換えとなったら、下手をすると数十万円が吹っ飛びます。これはかなり痛いです…。

2015年6月30日までに購入したDSRC車載器は再セットアップが必要

DSRC車載器自体は発売から数年経っていますので、既に使用しているという方もいるでしょう。そこで注意したいのが、「対応機種だからそのままでETC2.0が使える」と思っている人が非常に多いということです。

ETC2.0の情報提供サービスはDSRC車載器(専用狭域通信:ITSスポット対応車載器)を通じて行われますので、既にDSRC対応機種をお持ちの場合は新たに車載器を購入しなくても大丈夫です。
ただし、2015年6月30日より前に購入、セットアップを行った車載器の場合、そのままでは新しいETC2.0のサービスを受けることができません。取扱い店舗へ持ち込み(ETC車載器販売店、カー用品店や整備工場などなら大抵対応してくれます)《再セットアップ》を行う必要があるのです。しかも費用もかかります。(3~4千円)

ETC車載器の再セットアップ方法(ETC2.0でも同じです)

ETC2.0を付けると割引が増える高速道路。いくら得する?

ETC2.0を搭載している車両には通行料金を優遇する措置が決定していますが、どこで、いくらぐらい安くなるのか。検証してみました!

首都圏ドライバー必見!圏央道を利用すれば約2割引に

圏央道を利用すれば約2割引に

ETC2.0搭載車だけ優遇される割引は今後、どんどん増えていく予定です。
ただし、4月から実際にETC2.0割引が行われるのは、今のところ圏央道だけが発表されています。

首都高速道路・NEXCOが発表している内容はこちら。

(1)圏央道通行のETC2.0車両に対し、料金水準を約2割引
(2)圏央道利用分を大口・他頻度割引の範囲に加える

(2)の大口、他頻度割引というのは、車両を多く使用している企業向けの割引制度ですね。一般ドライバーはとにかく(1)をチェックです!

ということで、いくら安いか計算してみました

2016年から、高速料金の改定に合わせて割引適用されたETC・ETC2.0。実際どれくらい変わるのか、調べてみました。

大井松田⇔相模原(普通車)

現金 ETC ETC2.0
¥1,690 ¥1,480 ¥1,370

ETC2.0なら、現金より320円、ETCより110円オトク!

入間⇔境古川(普通車)

現金 ETC ETC2.0
¥2,310 ¥2,140 ¥1,810

ETC2.0なら、現金より500円、ETCより330円オトク!

つくば中央⇔神埼(普通車)

現金 ETC ETC2.0
¥1,290 ¥1,260 ¥1,080

ETC2.0なら、現金より210円、ETCより180円オトク!

木更津⇔松尾横芝(普通車)

現金 ETC ETC2.0
¥2,210 ¥¥2,030 ¥1,720

ETC2.0なら、現金より490円、ETCより310円オトク!

いかがですか?これが往復、毎日と考えると…大きいですよね。

高速料金の新体系については、総合サイトをご覧ください。

平成28年4月1日より首都圏の高速道路料金が変わりました

圏央道以外の割引はいつ?

現在のところ通行料金のETC2.0割引は圏央道のみ。今後他の道路でも優遇措置を広げていく予定はあるようですが、詳細はまだ発表されていません。首都圏以外のドライバーの方は、新しい情報が出るまで今しばらくお待ちください!

ETC割引に関する全情報

ETC2.0を付けたい!助成金や割引は?

ETC2.0の新サービスを受けるには、ETC2.0対応の車載器(DSRC車載器)が必要になります。

ETC2.0車載器の新規購入支援

先ほど「ETC2.0」はお金がかかると書きましたが、少しでも負担を減らしたい気持ちは皆一緒。そこで一番気になっている(であろう)助成金情報から見て行きましょう。

2016年始めの段階でETC2.0のセットアップ数は100万件余りでした。ETCが約5,200万件だったのに比べるとまだまだ低い数字でした。
理由はETC2.0対応の車載器価格。2万円代~3万円代が中心で、従来のETC車載器に比べるとかなり高額です。そこにETC車載器設置費とセットアップ料金(大体5~6千円程度)も別途かかることを考えると、興味はあっても手が出ないという人も多いのでは。
そこで本格導入に向けて、国も普及率アップのため追い込みをかけ始めました。(出遅れ感も否めませんが…)

あっと言う間!?VICSセンターのモニターキャンペーン

これに応じる形で、まずVICSセンター(道路交通情報通信システムセンター)が、2016年1月1日から2月29日までの期間限定でキャンペーンを行いました。これはキャンペーン取扱い店舗にてETC2.0車載器の新規購入、セットアップを行い、アンケートモニターに登録した人を対象に、先着5000名まで2万円をアンケート協力金としてキャッシュバック(セットアップ店頭で割引)するというもの。出足はにぶかったものの、口コミや宣伝の効果もあってか、2月に入り急激に件数を伸ばし、29日の最終日を待つことなく5000件に到達、終了となりました。

NEXCO ETC2.0車載器購入助成キャンペーンが残念ながら終了

2016年3月1日、首都圏高速道路、NEXCO東日本、中日本の3社は、「首都圏ETCキャンペーン」の実施しました。
これはこれまでETCを導入していなかった、現金利用者向けのキャンペーンで、ETC2.0車載器の購入費用を1万円助成するというものです。
ただし、首都圏のキャンペーンは2017年9月いっぱいで終了。

首都圏ETCキャンペーン
平成29年9月30日に終了

首都圏ETCキャンペーン

キャンペーン内容
★ETC2.0車載器の購入時、店頭で10,000円を割引

台数
無制限

条件
★当キャンペーンで初めてETCを導入する人
(ETCからETC2.0への買い替えは対象になりません)
★1都4県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)にある「首都圏ETCキャンペーン ETC2.0車載器導入取扱店」で車載器を新規購入、取り付け、セットアップを行うこと
★申込時にアンケートに協力すること

近畿圏のキャンペーンも2017年12月いっぱいで終了。

近畿圏ETCキャンペーン
平成29年12月27日に終了

近畿圏ETCキャンペーン

キャンペーン内容
★ETC2.0車載器の購入時、店頭で10,000円を割引

台数
先着50,000台

条件
★当キャンペーンで初めてETCを導入する人
(ETCからETC2.0への買い替えは対象になりません)
★2府4県(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県)にある「近畿圏ETCキャンペーン ETC2.0車載器導入取扱店」で車載器を新規購入、取り付け、セットアップを行うこと
★申込時にアンケートに協力すること

どちらも延長があったため、別の形でセットアップの促進がされるかもしれません。ノーマルETC導入の際には大規模な割引やキャンペーンも行われた経緯を考えると、ETC2.0も同じような展開になる可能性もあると見れます。ただ、現段階では確かな情報は入っていません(2017年9月現在)。

ETC2.0(DSRC)対応機種利用者にも!再セットアップ助成金

DSRC(ETC2.0)再セットアップキャンペーン

2015年6月30日より前にDSRC(ETC2.0)車載器を購入した方にうれしかった再セットアップキャンペーン。こちらも延長がありましたが、2017年9月30日で終了。残念ながら延長などの情報はありません(2017年9月現在)。

ただ、既にDSRC対応車載器を積んでいる方は新しく車載器を買うよりもアップデートをしたほうが安く上がりです。店舗によって多少のばらつきがありますが、再セットアップ費用は大体3000円~4000円程度。ETC2.0だけに高速の利用料金の割引されるようになった今、早めにアップデートしたほうがお得になることも

セットアップとは

自動料金精算や、ETC2.0の情報サービスを受けるのに必要な車両情報を、車載器に登録する作業のことです。「セットアップカード」に暗号化した車両情報を車載器に読み込ませ、登録します。登録には車検証が必要ですが、個人を特定できるような情報は収集されませんので、ご安心を!

また、別の車に車載器を付け替えた場合や、引っ越しで車両のナンバープレートを変更した場合などには再セット・アップが必要になります。車載器自体の譲渡や廃棄には特に手続は必要ありませんが、ETCマイレージサービスを利用している方はETC車載器番号等の変更を行う必要があります。

ETC車載器の登録セットアップ方法と料金

ETC車載器の取り付け方

ETC2.0に対応してる?車載器の見分け方

「今自分の車についている車載器がETC2.0に対応しているかわからない」という方は、車載器本体を見てみて下さい。「ETC」マークの他に、「DSRC」や「ITSスポット」の表記があればOK。ETC2.0に対応できますので、新たに車載器を購入する必要はありません。

ETC2.0に対応している車載器に付いたマーク

ただし、2015年6月30日より以前に購入、セットアップを行ったものは再度セットアップを行う必要があります。それ以降のものは既に対応済みですので、そのままETC2.0のサービスを受けることができます。

ETC2.0対応の人気車載器を紹介!

さてここで、新しく車載器の購入を考えている方に豆情報を。

ETC2.0は、カーナビと車載器を接続し連動させることでその効力を存分に発揮します。各メーカーでは続々とETC2.0対応の車載器を発表していますが、車載機を選ぶ前に、まずはカーナビがDRSCに対応しているか、そして手持ちのカーナビと連動できる車載器メーカー・機種であるかの確認が必要です。

ETC車載器の選び方

それを踏まえた上で今注目のETC2.0車載器情報をご紹介しましょう。

一般道の渋滞も対応!Panasonic CY-DCR140D

Panasonic CY-DCR140D

口コミサイトで1位をひた走っているのがパナソニック製のCY-DSR140Dです。標準小売価格は2万円~2万5千円程度と、ETC2.0車載器としてはごく一般的な価格。こちらはカーナビゲーション連動型ETC。Panasonicの「Strada」などの対応ナビとつないで使います。

高速だけでなく一般道も渋滞回避!

これまでは高速道路通行時のみ渋滞回避の情報を提供していましたが、CY-DSR140DはITSスポットと光電波ビーコンの情報をうまく利用することによって、高速だけでなく一般道での渋滞情報もカーナビに反映させ、回避させることが可能となりました。

カーナビ連動機能を使えるので、画面で確認でき分かりやすくなります。さらに将来、買い換えることなく民間サービスETC利用への対応も期待できます。

業界初!ITSスポット/光VICS統合アンテナ

CY-DSR140Dは車載器本体とアンテナ部が別になった《アンテナ分離型》の車載器です。
従来の商品は、このアンテナ部もITS用アンテナと光VICSビーコンユニット(別売り)に分かれていました。

ここを改善したのがCY-DSR140Dです。「ITSスポット通信」と「光VICS」、二つの電波を受信するのに必要なアンテナを一つに統合。VICSユニットを別に購入して設置するなどの手間がかからずDSRCアンテナの設置が一つで完了するため、とても便利で、車内もスッキリ!

カーナビ不要でETC2.0が使える!Panasonic CY-ET2600GD

CY-EY2600GD

Panasonicから注目の車載器をもう1つ。「CY-EY2600GD」はGPS付き発話型という新しいタイプの車載器です。なんと、こちらは車載器だけOK。

発話型車載器だからナビ連携が不要

DSRC通信はカーナビと連動してその機能を十分に発揮する、と書きました。これはDRSCサービスがGPSを使って位置情報を集めるから。一部車載器にはGPSのが必要なので、カーナビではなくスマ-トフォン連動をするものもあります。

ただし、GPS付き発話型はそんな連動が不要!車載器内部にGPSアンテナを内蔵しているので、車載器のみで音声ガイダンスによるETC2.0サービスを受けることができる、独立型の車載器です。

渋滞情報サービスなどを映像で確認することはできませんが、これだけでETC2.0が使えるようになります。料金案内、料金履歴などの音声案内はあるので、シンプルに使えればいい方はこちらでも十分です。カーナビが対応してるか、やスマホの電池の減りなどを気にしなくてもいいですよね。

ETC車載器を取り扱っているメーカーはこちらでも紹介しています。

ETC車載器の代表的メーカー

ETC2.0対応の二輪車用の車載器が登場!

ETC2.0が本格導入される前にはこのページで、「ETC2.0対応のバイク用車載器が登場するまでには、まだ数年かかるかも」なんて書きましたが…

意外に早く出ました、バイク用ETC2.0車載器!これでバイカーでもお得に高速が使えますよ。

スマートに付けるならMITSUBA MSC-BE700E

MITSUBA MSC-BE700E

「バイク用ETC車載器といえば…」のMITSUBAが出しているETC2.0対応機器が「MSC-BE700E」。GPS付発話型ETCのため、スマートフォンなどにつながなくても、ETC2.0に対応します。

また、カードがスライド挿入式のため、狭い場所に設置できます。シールドやカウルの下に付けても、カードを出し入れOK。もちろん耐震仕様です。
アンテナはGPS・ETC一体型で、バイクのデザインを崩しにくくなっています。アンテナとインジケーターは最高基準、本体も準最高基準の防水・防塵仕様で安心。ツアラーやビッグスクーターなど向きです

外での操作も安心な日本無線 JRM-21

JRM-21

無線業界の大手、日本無線が出しているバイク用車載器の中で、ETC2.0に対応しているのが「JRM-21」。こちらもGPS付発話型ETCで、これだけでETC2.0が使えます。こちらはアンテナ・インジケーターに加えて、本体も最高基準の防水・防塵仕様

しかも、カバーを開けても防水性・防塵性を保持。グローブを付けたままで操作しやすく、外でのETCカードの出し入れを想定して作られています。耐振動性もバッチリ。ネイキッドやアメリカンなどにオススメです

バイク二輪車・ETC取り付けガイド

何ができる?どう変わる?もっと専門的に「ETC2.0」

ここからは、ETC2.0についてもっと詳しく知りたい!具体的に何が変わるかわからない!という方のために、更に掘り下げて、更にマニアックに解説していきたいと思います。

ETC 2.0(DSRC)の高度な双方向通信機能で渋滞緩和、安全な運転を支援

世界初!日本のETC2.0は双方向通信ができる優れモノ

日本のETC2.0システムは世界でも類を見ない、車両との無線通信に特化した「ITS(高度道路交通システム)スポット」という通信システムを導入しています。

この「ITSスポットサービス」では、DSRC車載器と無線基地局(DSRC路側アンテナ)の通信によって有料道路の料金支払いを行います。これは車載器送信を使ったもので今までのETCの通信方式でもできました。
今までと違うのは、逆に基地局送信で車載器を経由してカーナビなどに渋滞情報や事故の起きやすい場所での注意などを配信できる機能があるところです。
今までは、車載器から基地局への一方向だった通信が、基地局側から車載器への情報提供も可能な「双方向通信」へと進化したのです。

しかし、この世界初の「双方向通信システム」は、あまり認知されておらず、普及しなかったのも事実。
そこで、2016年に本格的に導入されたETC2.0(DSRC)によって、ドライバーの安全運転支援サービスや渋滞回避サービスが双方向の通信を広く活用しようとしているわけです。

「ETC2.0」は2011年から実用化されていた「ITSスポットサービス」の新ネーム

2016年から本格導入された「ETC2.0」の「ETC車載器と道路側の通信アンテナで双方間通信のサービス」は、実は、2011年にカーナビ画面へリアルタイムな道路交通情報の配信ができるようになった時に、すでに実用化されており「ITSスポットサービス」という名称でした。

しかし、双方向通信をフル活用した「車載器へのリアルタイムな情報提供」は、対応するITS車載器の価格が高いことなどもあり、普及率は1%未満と低い数字のままでした。
知名度が低く「ITSスポット」なんてを聞いたことなかったドライバーも多いことでしょう。

そこで、国土交通省は「もっと国民に親しんでもらえる名前に」と、2014年より、今まで「ITSスポットサービス」のサービス名称を「ETC2.0」に改名。
2016年から双方向通信を利用した道路情報サービスに高速道路料金収受を一体化した、新サービス「ETC2.0」として本格的に開始しました。
国土交通省道路局はETC2.0を利用した渋滞回避において、経路別に料金の優遇制度を今後導入することを検討していることから、今では大きな注目を浴びるようになっています。

2016年4月からは、首都圏の移動において都内に入らず(首都高速道路を使わず)、圏央道の一部区間を利用したETC2.0搭載車両の高速料金が2割引になる優遇措置がすで開始。今後も更に優遇措置の対象が広がるものと予想されます。

さらに、基本サービスの他にも、民間の施設サービスなどに、ETC2.0の料金決済システムや車載向け通信を利用する民間サービスETC活用案も検討され、一部は実証実験の段階まで到達。ETCサービスの利用が高速以外にも広がろうとしています

ドライバーにリアルタイムな情報提供を行うDSRC(専用狭域通信)

ETC2.0で利用される通信を、DSRC(専用狭域通信)と呼びます。
DSRCとは、「Dedicated Short Range Communications」の頭文字を取った略称で、「専用狭域通信」で、車と高速道路上の通信機に特化して設計された近距離無線通信技術です。
この電波システムでは、アンテナの出力強度の調整と高精度の混線防止システムを併用することで通信エリアを意図的に狭くし、発信する情報のコントロールを行います。

この狭域・双方向通信でできることは、ドライバーへのリアルタイムな情報提供、必要な区域の情報を活かした観光地などの案内サービス、ガソリンスタンドの案内などさまざまです。
今まではカーナビやスマートフォンがこの役割を担っていましたが、ETC2.0では、ETC車載器を経由して、今までよりも広い範囲の情報を網羅することができるようになります。

さらに、国土交通省ではビッグデータなどを利用して渋滞時間や事故の起きやすい時刻、天候などを予測。
「道路を賢く使う」をテーマに、渋滞回避ルートの提示や、急カーブのアラートなどでドライバーの安全な運転を支援してくれるのです。

カーナビ情報は狭い区間の情報にしか対応できない

ドライバーの運転支援は、今までもカーナビが行っていました。
まず、身近に利用しているカーナビのシステムを確認してみましょう。

カーナビなどで受信する渋滞情報は通称「VICS(ビックス)ビーコン」と呼ばれる道路交友情報通信システムサービスです。このVICSの情報は、一般道では2.4Ghz帯を利用した通信で、山間部では電波の受信がしにくい、渋滞や事故情報が最大で200kmの狭域に限定されるなどの問題を抱えています。
また、送受信できるデータ容量も簡易画像1枚程に制限を受けています。

これらの問題を解決したのが、ETC2.0(DSRC)です。
これまでVICSで使っていた電波帯(2.4GHz帯)から、新しい電波帯(5.8GHz帯)へ移行するため、設備も更新。このため、現在使われているVICSの電波ビーコンによる通信サービスは2022年に停止され、ETC2.0と一本化されます。

ETC2.0は広域の経路案内を実現

カーナビやスマートフォンでは、先ほどお伝えした通り、通信可能区域は200km。
さらにVICS(ビックス)の電波は都道府県単位で分かれているので、渋滞情報も都道府県単位で情報がわかるだけでした。

しかし、ETC2.0(DSRC)を利用すれば、最大で1000km区間の広域情報をリアルタイムで知ることができます。
遠距離の運転でも、目的地までの渋滞情報、迂回経路情報を提示してくれるということです。
また、通信容量がカーナビの通信システム「VICS」の2倍に増えたことから、リアルタイムの写真データの送信を可能にし、区間ごとの情報はより明確にカーナビに配信されます。

ETC2.0対応のカーナビやスマートフォンを利用することで、広範囲の経路案内、事故情報の音声、画像情報が連動し、ドライバーをサポートしてくれます。

ETC2.0なら広域の渋滞回避、安全運転支援、災害時支援が1つに

ETC2.0(DSRC)は「ドライバーへのリアルタイムな情報提供を行う」という点が、今までのETCとの大きな違いとなります。 具体的に国交省から行われるのは、渋滞回避支援、安全運転支援、災害時支援の3つです。

渋滞回避支援

広域の道路情報をリアルタイムに配信。前方の渋滞状況を写真で見せてくれるなど、今どこで、どのくらいの渋滞が起きているかを目で確認することができます。

通信容量が拡大したことから、実際に、渋滞している状況を画像で確認できることもETC2.0の特徴。
ETC2.0(DSRC)では、大容量のデータ通信が可能となっているため、ネット接続をせずに写真などのデータでも送ることができます。

日本は諸外国と比較すると車線が狭いこともあり、渋滞が起きやすいのが現状。
しかし、渋滞の時間帯などを調査すると「渋滞が起こりやすい時間」や「渋滞が起こりやすい条件」はある程度、決まっています。
実際に国交省の調査では、ピンポイントで渋滞地点を突き止めるなど、ビッグデータを応用した渋滞回避策を練っています。

そこで、渋滞のない時間帯の走行を促すことで、渋滞緩和を推進しようという計画です。
渋滞中は、事前に渋滞を回避する効率の良いルート選択もできます。

安全運転支援

道路上からの落下物や、渋滞末尾情報など、事故が起こりやすい急カーブなどで事前に音声で注意を促してくれます。 積雪や霧などで視界が悪い場合、先ほどの渋滞と同じようにその場所の画像データを送信。 事前にドライバーに、道路状況を知らせることで安全運転を促進する役割を果たしてくれます。

災害時支援

災害発生と同時に状況にあわせて、支援情報の提供を行います。 緊急地震速報では震度5以上の場合にアラートが鳴り、ハザードランプの点灯、後方車への確認の上、左側の徐行運転を促します。
緊急時にドライバーが落ち着いて行動できる手助けを行うのです。

ETCゲート廃止・迂回経路の料金割引・商用車の運転管理支援も視野に

ETC2.0の普及に関して、国では「渋滞緩和」と「ドライバーの安全運転支援サービス」を大きなポイントとしています。
完全に決定したわけではありませんが、今後、導入が予定されているサービスは、ETCゲートバーの撤去、迂回路を走行したドライバーへの優遇措置、商用車の運転管理支援などです。

ETCゲートの撤去

今までETCでの有料道路走行は、ETCゲートを通過する必要がありました。
しかし、これから普及する予定のETC2.0専用レーンでは、ゲートバーの廃止と、高速での通行も可能になる計画も持ち上がっています
今までは時速20km以下の走行、ETCゲートバーが開くまでは走行ができませんでした。
このETCレーン前の急な減速、ゲートバーは交通事故の一因ともなっていたのです。

しかし、ETC2.0を搭載した車両専用に作られるETCレーンでは、今までのような大幅な減速の必要なく、ゲートの廃止も検討されています。
本格的に導入されれば、さらなる渋滞の緩和、スムーズな料金所の通過が実現します。

迂回路を選択したドライバーへの優遇措置

ETC2.0を利用して迂回経路を利用したドライバーには、優遇措置がとられる計画もあります。
上でも書きましたが、一部経路別の通行料金優遇制度が既に決定、2016年春から実際に施行されます

また、迂回した先で事故な起こり通行不可になった場合、一般ルートを表示、再度、高速道路に乗り直しても追加料金の負担をなくす措置も考えられています。
料金面での優遇措置が拡大する可能性が濃厚な現在、ETC2.0の導入、渋滞を回避した迂回路の利用で、高速代の節約ができる日も遠くないでしょう。

ちなみにETC2.0には位置情報のやりとりもできます。これを使った、高速道路からの一時退出も可能。現在はSAやPAが手薄な地域での道の駅の活用を実証実験しています。

商用車の一括管理

商用車(大型トラック)は道路橋に与える負荷が高いため、大型車両は通行許可が必要です。
今まで、一定の大きさ、重さを超える車両に関しては国土交通省による許可を取らなければ走行できませんでした。
ETC2.0(DSRC)との提携で商用車、大型車の走行許可の取得はスムーズになります。

さらに現在、走行している大型車両の走行経路を把握。急ハンドルや急ブレーキなど事故につながる情報を物流業者へ提供し、事故防止に役立てる計画です。
これら大型車の走行経路の管理がスムーズになることにより、渋滞の緩和、物流ネットワークの支援を同時に行うことができます。
その他、民間企業参入によるサービスも拡大する見通しです。

民間企業との提携でもっと便利に

ETC2.0は、高速道路以外にも民間での活用も広く計画されています。

高速道路以外の方がETCを導入しやすい

高速道路の料金所では車はある程度の速度で通過します。このため、ETCの情報を短時間に処理しなければならないので、料金所ごとに処理用のコンピュータが必要になります。

一方、駐車場などの民間サービスでは、高速道路ほどの高速で通過することはありません。このため、ETCをネットワークシステムで運用し、処理用のコンピュータをまとめることができます。

このため、料金所よりもコストが安くなり、ETCのシステムが設置しやすくなります。意外に早く、高速以外でETCを使う日が来るかもしれません。

駐車場でキャッシュレス決済

高速道路の料金所と同じく、渋滞でイライラする駐車場の出口ゲート。この駐車場出口にETCを導入する実証実験がすでに始まっています
駐車場は屋内にあることも多いので、情報の送受信など確認するべきことはいくつかあります。ただし、活用方法は料金所も駐車場出口も同じなので原理は変わりません。

しかも、ETC2.0の音声発信を利用した、空車箇所の案内なども可能。精算機が必要なくなるので駐車券も不要に。実証実験が成功して導入が始まれば、ショッピングセンターなど大型の駐車場を中心に普及することが見込まれます
近いうちに、駐車場でもETCが必要になることがあるかもしれませんよ。

フェリー乗船の手続きが簡単に

フェリーの乗り降りには車両確認が必要です。このため、今までは車の出入管理に大幅な時間と人員を割いてきました。
しかし、ETC2.0を使うと車載器の中にある車検証の情報を、フェリーの乗降口の通信システムとリンクさせるだけで車両確認ができます。

つまり、フェリーに乗り降りするだけで、スムーズな出入管理ができるように。乗船手続きが大幅に簡素化でき、フェリーの乗船時間が格段に短くなります

ドライブスルー・ガソリンスタンドの支払いにも

ドライブスルーなどの料金決済にもETC2.0の利用が計画されています。実現すれば、ドライブスルーで財布を出す必要がなくなります
さらにETC2.0と連携したカーナビを利用すれば、カーナビからの注文も可能です。ドライブスルーレーンに入って、車から注文、支払いをして、あとは窓を開けて商品を受け取るだけ。

実は、ETC2.0で活用するITSスポットを利用したドライブスルーの実証実験は2012年にマクドナルドで行われています。

マクドナルドの資料によると

①商品やキャンペーン情報のカーナビゲーション画面への配信
②メニュー選択画面をカーナビゲーション画面に表示し、画面上でオーダー入力
③店舗の「オーダーボード」の位置で、カーナビゲーションにより入力済みのオーダー情報の店内への取り組み
④カーナビゲーション画面とITSを利用したクレジットカード決済

の流れを実験しています。しくみはETC2.0と同じなので、決済に使うのがクレジットカードからETCカードに代わるだけです。
ちなみにガソリンスタンドでのETCの利用も同様に計画されています。

詳しくはETC総合情報ポータルサイトなどでも取り上げています。

ETC総合情報ポータルサイト

自動運転への活用できる新技術

ETC2.0に使われているDSRCは、将来の自動運転にも利用できるシステムでもあります。

自動運転には車両側のシステムが注目されがちです。カメラやレーダーなどの情報収集、コンピューターによる情報処理、アクセル、ブレーキ、ステアリングなどの車体制御の技術は、人がの乗るものなので、自動運転を行う上で重要なのは言うまでもありません。

ただ、それと同じぐらい重要なのが道路・インフラ側の設備。カメラやレーダーなどによる情報収集は、車体の周囲に範囲が限られます。それを補うのが、道路側からの情報配信。これに活用できる設備の1つがDSRCというわけです。

双方向通信が可能なDSRCであれば、設定した行き先に応じた情報を受信することが可能。また、大容量の通信方式のため、広域の道路情報をやり取りすることができ、高速走行の自動運転に適したインフラとも言えます。

DSRCを使ったETC2.0の導入は、自動運転インフラ整備の布石かもしれません。一般道と違い、歩行者をそれほど気にしなくていい高速道路では、自動運転の本格的な実現も想像以上に早いかもしれませんよ。

ETC2.0で提供される情報は4つ、個人を特定できないビッグデータ

ETC2.0の運転支援サービスでは、リアルタイムの道路情報の取得が必須となります。
そのため、個人情報の面で不安を覚える人も多いようです。
ETC2.0で送られる登録情報は、プローブ情報と呼ばれ、

国土交通省の公式ホームページでは

● ETC2.0車載器及びETC2.0対応カーナビに関する情報(無線機に関する情報(製造メーカ、型番等)、カーナビゲーションに関する情報(製造メーカ、型番等))
● 車両に関する情報
● 走行位置の履歴
※ 車載器のセットアップの際に提供いただいた車両情報の一部で、車両番号や自動車登録番号、車両番号4ケタの情報を除く
● 急な車両の動きの履歴
※ 走行開始地点、走行終了地点など個人情報に関わる情報は除く

の4つの情報を収集、今後の渋滞回避や迂回路などの運転者支援に役立てると記載されています。
いずれも、収集した情報から特定の個人は判別できないビッグデータのみの収集となります。

ETC2.0の導入の壁は「価格」

カーナビと連動した情報の収集、安全運転支援などの機能を携えたETC2.0(ITSスポット)の普及率が低い、最大の理由は導入にかかる費用と考えられています。
ETC2.0の場合は、導入費が車載器だけで従来のETCのものに比べて2~4倍します。さらに、ETC2.0の各種サービスにはナビ連動機能を使うものもあるため、フルに使うには対応ナビが必要です。いくら割引料金があるといっても、けっこう大きな出費になります。

DSRC車載器を持ってる人も再セットアップを

DSRC搭載のETC車載器でもETC2.0は利用することができます。ただし、ETC2.0の安全運転支援サービスなどを利用するためには再セットアップが必要です。

再セットアップはカーショップなど指定店ででき、3000円程度のセットアップ料金が必要です。

ETC車載器の再セットアップ方法:料金は?どこに頼むの?

ETC2.0の真価は災害時の緊急対応で発揮

ETC2.0だけが持つ最大の特徴は、災害支援のアナウンスです。
従来のカーナビシステムでは、緊急地震速報などを受信、ドライバーへの注意喚起を行うことはできましたが、ドライバーへの運転支援情報の提供は行われていませんでした。

ETC2.0では、緊急地震速報が入った際には「ハザードランプを点灯させ、後続車を確認、車を左側へ、徐行運転を」というアナウンスが流れます。
緊急時にドライバーが取るべき対応を、具体的にアナウンスしてくれるのです。
安全運転支援サービスを搭載しているETC2.0は災害時にその真価を発揮すると言えるでしょう。

ETC2.0車載器の購入は数年後が狙い目かも

キャンペーンの締切や限定割引の開始でETC2.0に変えるべきかどうかを迷っている方も多いと思います。どうするべきか?
ここからは完全な私見ですが、ETC2.0に変えるために、対応した車載器、カーナビなどを、今スグにわざわざ購入するのは正直オススメできません
オススメなのは、乗り換えや車載器の故障などで購入することや、仕事で毎日のように長距離を走行する場合以外には、導入に踏み切るのは今後、数年ぐらい様子を見ること。これが1番いいように思います。

その理由は…

まずは、2022年には、今の渋滞情報の配信をしているVICS(ビックス)サービスが終了します。ただ、その2022年までは現在のカーナビシステムが十分使えるので、無理に買い換える必要はありません。
次に、ETC2.0が高速以外にもサービス展開しそうだということ。5~6年経つと、ETC2.0は、カーナビと連動する運転支援システムと、決済システムが1つになった便利なものになってるでしょう。ただ、新サービスに対応する機器が必要だったりすることもかもしれません。

また、ETC2.0車載器などは最近出てきたものなので、新商品が多く値段も高めです。ただし、種類が増えていけば全体的に値段が下がっていくことも考えられます。値段が手頃になるまでちょっと待ってみるのもどうでしょうか。

さらに、今後もETC2.0の普及を目的とした導入における優遇措置や助成金が始動する可能性は0ではありません。
新しい促進キャンペーンなどが決まった際には改めて検討しても良いのではないかと思います。
ただし、ETC2.0はいずれは必要になるものです。今から情報収集しておくのもムダにはなりませんよ。




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