生活保護受給中はクレジットカード作成不可。代わりの手段をご紹介!

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「現金払いだといろいろ不便。
クレジットカードを持ちたいけれど、生活保護を受けていると持てないかな…」

結論から言いますと、生活保護を受けている場合クレジットカードへの申し込みはおすすめ出来ません
クレジットカードを申し込めるのは「安定した収入を得ている方」。
生活保護は「安定した収入」とはみなされていないんです。

「じゃあ、自分は現金払いしか出来ないのか……」

そうでもないですよ!

クレジットカードが使えなくても、それに代わる方法を取る事は出来ます

今回は法律から見る生活保護とクレジットカードの関係、クレジットカードの代替方法をご説明します。
日々の生活をよりスムーズに過ごす為のヒントが見つかりますよ。

<状況によって変わるため、ケースワーカー・自治体に確認しよう>

生活保護に関わる内容は一般論でしか語れないのが現状です。

生活保護は各種自治体及び福祉事務所が管理していて地域ごとにさなざまな差が存在する上、各世帯に合わせた形で支給されるため例外が多く発生するのです。
よって、今回「できる」と書いたことができなかったり「できない」と書いたことができたりする可能性があります。

確実な判断を下せるのはケースワーカーと自治体です。あくまで一般論なので、最終的には必ず各自治体に確認するようお願いいたします

生活保護者はクレジットカードを作ることが出来ない!

残念ながら生活保護者はクレジットカードを作ることが出来ません
いえ、作れなくはない…のですが、クレジットカード会社に虚偽の申告をする必要があるため全くおすすめできません。

作ることの出来ない理由と、もし虚偽の申告をしたらどうなるのか?この2点を見て行きましょう。

①クレジットカード審査に通るには「安定した収入」が必要

クレジットカード審査に通り、クレジットカードを手にするためには「安定した収入」が必要です。
その一方で生活保護は収入と見なされていないのです。

クレジットカード会社はカード審査の詳細を明かしていません。

JCBカード公式HPより

ですが例えばJCBカードは公式サイト「18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方」「高校生を除く18歳以上で学生の方」が申し込み対象者だと明言しています。

他のクレジットカードでも「安定した収入」は必須の項目ですので「その他当社が定める条件」等ぼやかされながら暗黙の了解的に要求されています

クレジットカード会社は利用者の支払いを立て替え、翌月以降請求するサイクルで運営しているため、「翌月以降確実に支払える安定した収入」はどこのカード会社でも必須なんですね。

よって、収入のない生活保護者は残念ながらクレジットカードの審査落ちとなってしまい、クレジットカードを手にすることが出来ません。

<「生活保護を受けているけど働いている」場合はどうなる?>

では、「収入のみで生活することができず、生活保護を受けている」場合クレジットカードを発行してもらうことはできるのでしょうか?

残念ながらこの場合もクレジットカードの審査を通過することは出来ないです。

生活保護者がクレジットカードを発行してもらえない理由として「安定した収入」をあげましたが、これは申請者が「働いているかどうか」でなく「毎月の生活に余裕があるか」を見る指標となっています。
収入があっても生活保護を受け取っている場合、残念ながら「余裕がある」と見てもらうのは難しいです。

よって、この場合もクレジットカードを発行してもらうことは出来ないと言えます。

②ネットの「「自由業」と記載しよう」を信じないで!

では「安定した収入」を偽りクレジットカードを手にした場合どうなるのでしょうか?
ネット上の記事では度々

「「自由業」と記入して審査を通過しよう!」

とアドバイスしていることがあります。ですが、これは虚偽の申告であり相応のリスクがあるためやらないでください

★虚偽の申告をするとどうなるのか?

  • 利用規約違反となりカードを没収 される
  • 未払い金即時支払いを請求される
  • 支払えなかった場合、法的措置に 発展する可能性あり
  • 強制解約となった情報が信用情報 として登録されてしまう
  • 信用情報とは簡単に言えばクレジットカードを作る上での履歴書。クレジットカード業界でのキャリアにキズがついてしまうのです。

    このような規約はどのように規定されているのいるのでしょうか。大手カードの利用規約を読んで確認してみましょう。今回は楽天カードの利用規約を例に確認していきます。

    以下は楽天カードの利用規約から虚偽の申告に関する部分を引用したものです。(2018年8月24日現在)

    第19条
    3.当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した又は当社が該当したと判断した場合、会員資格を取消すことができ、加盟店等に当該カードの無効を通知又は登録することがあります。

    (1)会員がカードの申込若しくはその他の当社への申込等で虚偽の申告をした場合。

    (中略)

    4.前項の場合、会員は、カードを直接当社宛若しくは加盟店等を通じて行われるほか、当社所定の方法により、直ちに当社に返却し、本規約に定める支払期限にかかわらず、直ちに当社に対する未払債務を支払うものとします。また、当社がカードの回収に要した一切の費用も会員が負担するものとします。

    軽く砕いて読み直すと

    「当社が会員のウソに気づいた場合、カードを没収しカード加盟店にその旨を伝えることができる。
    また、その時点での未払い金はすぐに支払わなければならず、カードの返却にかかる費用も支払ってもらう」

    となります。
    しっかりと「規約違反であること」「発覚の際は強制解約となること」が書いてありますね。

    「自由業」などウソを書いて審査を通り抜けるのは大変危険ですのでやめましょう!

    生活保護を受ける前に持っていたカードはどうなるの?

    生活保護を受けているときは「新規」のカードを作ることができません。
    では、生活保護を受ける以前から持っていたカードを「継続」して使うことは出来るのでしょうか?

    ①保有・利用自体は法律に触れないが、キャッシングはダメ

    生活保護を受ける前から持っていたクレジットカードですが持っていても何の規約にも触れません。また、法律にも触れませんので安心して使うことができます。ただし、クレジットカードを使った借金にあたる利用はおすすめできません

    借金にあたる可能性のある利用法とは具体的に以下のものを指します。

    ★借金にあたる恐れのある利用法

  • 分割払い
  • リボ払い
  • キャッシング
  • 分割払い・リボ払いは支払いを数回に分けて毎月の支払額を少なくするサービスです。カード会社にすぐ返すべきお金をゆっくりと返していくため借金と見なされる可能性があります

    キャッシングはクレジットカードを使って銀行からお金を借りられるサービスです。ATMとクレジットカードがあれば簡単にお金を借りられる便利なキャッシングですが、これも借金ですので生活保護者は利用することが出来ません

    これらの支払い方法・機能を使わなければオッケーです!よって、安心して使えるのは「一括払い」のみとなりますね。ただし、こちらも利用額が増えると注意の対象となることがあるのでお気をつけください。公共料金の支払いに利用するぐらいならば大丈夫です。

    では、なぜ生活保護受給者は借金をしてはいけないのでしょうか

    それは生活保護者の借金にはデメリットしかなく、借金にあたる利用は実質不可能であるためです。そればかりか、取り扱いを誤れば生活保護法違反となってしまいます。

    生活保護法違反になりうる行為

  • 受給費から借金の返済をする
  • 借金という収入を申告しない
  • それぞれの理由ですが、生活保護費は借金返済のために支給されているわけではないのが1つ目の理由です。

    2つ目は生活保護者には収入を全て申告する義務があることが理由になります。後で返すとはいえ借金も収入ですのでこれを申告し忘れてしまえば、生活保護法違反となってしまうのです。

    以上を踏まえ、生活保護受給中の借金にどのようなデメリットがあるのかまとめると

    ★生活保護受給中の借金デメリット

  • 生活保護受給額の減額
  • 借金したことの通知義務
  • 通知を怠れば不正受給
  • 生活保護費で借金返済は原則不可
  • といったものが挙げられます。

    生活保護法によって借金を禁止されてしまっているわけではありませんが、上記のようなデメリットがあるので受給中の借金(キャッシング含む)は避けておきましょう

    ②職を失った場合は報告するようクレジットカード規約で定められている!

    さて、生活保護受給開始前に受け取ったクレジットカードならば一部の機能を利用できると分かりました。
    ですが、カードを使う前にしなければならないことが1つあります。
    それはクレジットカード会社への報告です。

    これを怠ると規約違反になってカードが利用停止となる可能性まであります。とはいえ、

    「失業したことをクレジットカード会社に伝えたらカードを取り上げられてしまうんじゃ……」

    と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、ここでのポイントはクレジットカード会社が注目しているのが「働いているかどうか」という点ではなく「お金を返してくれるのか」という点だということです。

    これまでの毎月利用額が少ない
    これまで滞りなく返済していた
    等プラスに考慮してくれる要素があればカードが停止にならないことも考え
    られるでしょう。

    例えば、あなたが今までクレジットカードを光熱費等の支払いにのみ使っていて滞りなく返済していたとしたら
    「失業してしまったけれど、毎月少額の利用だから返してくれそうだ」
    と考えてくれる可能性もあるのです。

    失業は確かにマイナス要素となりますが「バレた」ときのデメリットを考えればカード会社に報告するのが吉と言えるでしょう。

    何かと忙しく報告まで手が回らないことも多いでしょうが、早めの報告を忘れないようにしてください。

    さて、クレジットカード会社は失職以外にも会員の身辺状況が変わった際にそのことを伝えるよう利用規約にて定めています。

    ★クレカ会社に報告すべき事項の例

  • 住所変更
  • 勤務先の変更
  • 連絡先の変更
  • 利用規約では上に挙げた以外にもさまざまなものに報告義務が課せられています。実際の利用規約を読んで他に報告するべき項目を確認しておきましょう。
    今回は再び楽天カードの利用規約から引用していきます。(2018年8月24日現在)

    第22条
    1.会員は、当社に届け出た氏名、住所、勤務先、連絡先、メールアドレス、支払口座、暗証番号、年収、債務、家族会員等の情報に変更が生じた場合は、遅滞なく当社所定の方法により届け出るものとします。

    住所・勤務先の他に「連絡先の変更」や「年収の変更」があった場合通知しなければならないと書いてありますね。このように、報告事項は多岐にわたるため一度確認しておくと良いでしょう。

    以下に有名カードの利用規約へのリンクを貼りますのでご参照ください。(いずれも2018年8月24日時点)

    JCBカード利用規約 第9条参照

    三井住友カード 第4条参照

    生活保護者は現金払いしか出来ない?そんなことは無い!

    生活保護者はクレジットカードを作ることが難しい……。では現金払いせざるを得ないのでしょうか?

    いいえ、そんなことはありません。
    クレジットカード関係なく便利な決済は他にもあります!
    「デビットカード」「プリペイドカード」を使うことで便利に決済することができますよ。この便利な2つのカードについてご紹介して行きます。

    ①口座を所有していれば誰でも作れる「デビットカード」

    「デビットカード」は銀行口座を持っている人なら誰でも作れるクレジットカードによく似たカードです。
    銀行の口座から即座にお金を引き出し決済するのが最大の特徴です。

    三菱UFJ-VISAデビットより

    まずは、デビットカードのメリット・デメリットを見ていきましょう。

    デビットカードのメリット

  • クレジットカードの一括払いとほ ぼ同じ感覚で使うことができる
  • 口座に入っている金額以上の買い 物が出来ないため浪費できない
  • 即座に引き落とされるためその時 の経済状況を掴みやすい
  • デビットカードのデメリット

  • クレジットカードと違い、
  •  「分割払い」「リボ払い」
     「キャッシング」は出来ない

  • 口座残高以上の買い物は出来ない ため口座を分けているとやや不便
  • クレジットカードが支払いを「立て替え」翌月以降代金を支払うのに対し、デビットカードは支払った「その時」に口座からお金が引き落とされます。
    そしてすぐ引き落とす関係上、口座残高を超える支払いはできません

    例えば、口座に3000円のみ入っているとき5000円の支払いはデビットカードで支払うことができない……という具合ですね。
    また、この性質のためにクレジットカードと異なり「分割払い」「リボ払い」「キャッシング」は利用出来ません。

    ですが「一括払い」ならばクレジットカード同様出来ますので
    「クレジットカードは一括払いでしか使わない!」
    という方ならクレジットカードと同じ感覚でデビットカードを使うことができます。VISAやJCBのデビットカードならネットでのお買い物にも使えますし、チケットなどの予約もコンビニへ行かずスマホでスイスイです。

    デビットカードは各銀行が発行しています。先に話しました通り、口座を持っていれば誰でも作れますので、
    この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

    <「クレジットカードでしか支払えない状況」に直面したら>

    そんな便利なデビットカードですが「一括払い」にも関わらず使えないことがあります

    具体的には

  • 公共料金の支払い
  • 高速道路の支払い(ETC)
  • などです。

    ですが、こういった場面でも使えるデビットカードが例外としていくつか存在しています。
    例えば、三菱UFJ-VISAデビットならば一部公共料金の支払いに使えるのです。

    とはいえ、三菱UFJ-VISAデビットも完全ではありません。以下の画像の店舗では使えないという弱点があります。

    三菱UFJデビットHPより

    こうした「デビットカードを利用出来ない加盟店」を各銀行はHPにて公開しています。
    三菱UFJ-VISAデビットはVISAマークがある店舗で利用できるのですが、上の画像にある店舗ではVISAのマークがあっても利用することが出来ません

    こういった「あるデビットカードが使えない店舗」でも別のデビットカードで支払うことができます。
    例えば、画像中のヤフージャパンでは「JNB VISAデビット」という別のデビットカードが使えるといった具合です。  

    デビットカードを使う場面を想定した上で、その支払いに対応したカードを選んでいくと良いでしょう。

    ②チャージの手間はあるが、口座関係なく使える「プリペイドカード」

    「プリペイドカード」はカードにお金をチャージしてクレジットカードのように使うカードです。
    クレジットカードが後払い、デビットカードが即時払いならプリペイドカードは先払い式のカードとなります。

    そんなプリペイドカードのメリット・デメリットはデビットカードと似ています。下の箇条書き太字部分はプリペイドカードならではの特徴です。

    プリペイドカードのメリット

  • チャージすれば、クレジットカードの一括払いに似た感覚で使える
  • チャージ金額以上の買い物が出来ないため浪費を抑えられる
  • 即座に引き落とされるためその時の経済状況を掴みやすい
  • 口座がなくてもカードを作れる
  • 万一失くしてもチャージ額以上の痛手にならない
  • プリペイドカードのデメリット

  • クレジットカードと違い、
  •  「分割払い」「リボ払い」
     「キャッシング」は出来ない

  • チャージの手間がある
  • チャージしたお金を使っていくため口座を開設する必要はなく審査もナシ。
    始めるだけなら3種のカードの中で最も手軽と言えます。
    ですが簡単なのは始めるまで。チャージしなければ使えないためその手間はかかってしまいます。とはいえプリペイドカードも便利になってきており、VISAのプリペイドカード「バンドルカード」ならスマートフォンアプリからチャージが可能です。

    バンドカードについては以下の記事で詳しく解説しています。興味を持たれましたらぜひ一読ください!

    あわせて読みたい
    You Tuber大絶賛!今流行りのバンドルカードのメリット・デメリットまとめ

    チャージという無視出来ない難点を抱えるもののお手軽さバツグンのプリペイドカード、とりあえずで作ってみるのも良いのではないでしょうか?

    <プリペイドカードのチャージ手数料は受給費から出せるの?>

    プリペイドカードはチャージする際手数料を取られるケースがあります。その手数料は受給費から出してしまって良いのでしょうか?

    生活保護制度|厚生労働省HPより

    生活保護は上の表8項目に対して扶助されます。プリペイドカードの使える場面を考えると、プリペイドカードのチャージ手数料は「生活扶助」の「(1)食費等の個人的費用」に含まれると考えられます。
    よって、チャージ手数料を受給費から支払うのは問題ないです。銀行からお金を下すときの手数料みたいなものですね。

    ですが、そもそも手数料が発生しないようにすることが一番です。先ほどご紹介した「バンドルカード」含め多くのプリペイドカードが手数料無料のチャージ手段を用意しています。

    手数料を抑えつつ賢くプリペイドカードを使うことが出来れば毎日の生活が楽になりますね!

    まとめ

    ★生活保護者は新しくクレジットカードを作ることが出来ない!
    虚偽の申告は利用規約違反!場合によっては法的措置にも発展する!
    ★持っていたカードは一括払いなら安全に利用できる!
    ★身辺状況が変わったらカード会社に報告しなければならない!
    ★デビットカード・プリペイドカードが審査ナシでクレジットカードの代わりに使える!

    クレジットカードこそ作れないという結論でしたが、デビットカード・プリペイドカードを使うことでお買い物を楽にしていくことができます!
    カードをうまく使いこなして毎日のお買い物を少しでも楽にしていきたいですね!

    

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