【店舗向け】楽天ペイ、決済手数料他ランニングコスト&導入コストを徹底解説!

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「自分の店舗にも多くのキャッシュレス決済方法を導入するため、<楽天ペイ>に加盟したい。

気になるのはその手数料だけれど……?」

最近増えてきた、「手軽さ」「導入費用の安さ」をウリとするキャッシュレス決済代行サービス。一度にクレジット決済・数々の電子マネー決済・一部のQRコード決済を可能とする「楽天ペイ」もその一つですね。

この「楽天ペイ」、類似サービスに比べても対応決済方法が多いわりに手数料も高くないため、申込先候補として挙がりやすいのですが……。

「決済手数料」ではなく「振込手数料」に関する注意点や、全社共通の「チャージ式電子マネー取り扱い時の発生消費税」についてはあらかじめ知っておきたいところ。

そこで今回は「楽天ペイ」導入検討中のあなたに向け、このサービスの「決済手数料」「振込手数料」他、「楽天ペイを利用する上で必要になりうる費用」を詳しくまとめました。

読み終えていただければ、必要なコストを知った上で申し込み検討を進められるはずです。

★類似他社サービスと比べた「楽天ペイ」のメリット・デメリット、その他導入方法等については以下のページをご覧ください。

CHECK【店舗向け】楽天ペイ、類似他社と比べたメリット・デメリット&集客効果、導入過程他

「楽天ペイ」決済方法別の手数料とその支払いについて

キャッシュレス決済を導入する上で、一番気になるのはその「決済手数料」でしょう。これは「利用されたキャッシュレス決済額に応じ、代行会社に支払う手数料」のことですね。

「楽天ペイ」の決済手数料は、各カード会社と個別契約を結ぶ場合とは異なりあらかじめ公開されており、業種や事業の規模によって変動することがありません

それでは詳しく見ていきましょう。

①決済手数料は3.24%または3.74%と普通

「楽天ペイ」の対応決済方法と、それに対する決済手数料は以下の通りです。

「楽天ペイ」基本情報
クレジット VISA
Mastercard
American Express
楽天カード(JCB含む)
3.24%
キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店なら2020年6月末まで実質2.16%
JCB
Diners Club
Discover
3.74%
※同上
電子マネー 交通系電子マネー
(Suica、PASMO、Kitaca、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
3.24%
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
楽天Edy 3.24%+消費税
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
nanaco
iD
QUICPay
3.74%
※同上
QRコード決済 楽天ペイ 3.24%
※同上
注:ポイント決済時、消費税徴収あり
auPAY 3.24%
※同上

決済方法ごとの手数料は「3.24%」または「3.74%」

この数字自体は他の多くのキャッシュレス決済代行サービス(AirペイCoineyなど)と一致するものであり、特別高くも低くもありません。

が、個人事業主がキャッシュレス決済を導入する場合であれば、直接カード会社(三菱UFJニコス、UCカード等)と契約を結ぶより「楽天ペイ」等のサービスを利用した方がおトクとなることがほとんどなようです。(一般に個人事業主・カード会社間の決済手数料は4%~)

★表中に記載の通り、あなたのお店が「キャッシュレス・消費者還元事業」に加盟店として登録できるのであれば、2020年6月末まで決済手数料は実質2.16%となります。

詳しい加盟条件(業種によってやや異なります)等については以下の公式HPをご覧ください。

CHECK経済産業省公式HP「キャッシュレス・消費者還元事業」

CHECK楽天ペイ公式HP「楽天ペイ(実店舗決済)キャッシュレス・消費者還元のご案内」

ちなみに同事業に参加できるなら、「楽天ペイ」導入に必要な専用端末(通常2万円くらい)に加え、レシートプリンターまたはタブレットの無償貸与を受けられます。

(ただしタブレットはメモリ2GB、記録容量16GBと決してハイスペックではない)

無償貸与が受けられる端末についての詳細はこちらをご覧ください。

<電子マネー・ポイント決済では消費税の課税あり>

お客様にとって、決済方法の選択肢は多ければ多いほど良いもの。とは言え、お店側の立場ではどうしても容認しがたい決済方法も存在します。

さて、楽天ペイを通し「チャージ(前払い)式の電子マネー」「ポイント決済(主にQRコード決済時)」を承る際には、決済額の中から消費税を支払わなければなりません

実際に楽天ペイのチャットサービスへ、具体例を尋ねてみました。

【管理人】なびこ
交通系電子マネーやEdy、nanacoでの決済を承った際には消費税が発生するとのことですが……。
1,000円をSuicaでお支払い頂いたとき、お店に入るのはいくらになるのでしょうか?
楽天ペイオペレーターの回答
1,000円の商品を電子マネーで支払われる場合、1,000(売上)-32円(手数料)-80円(消費税)=888円(店舗様にお渡しできる売上分)となります。
【管理人】なびこ
ありがとうございます。増税後、80円の部分は100円になるということで宜しいでしょうか?
楽天ペイオペレーターの回答
はい、さようでございます。

というわけで、電子マネーの課税はかなりキツいですね。振込手数料(後述)が発生しない場合であっても、売上に対し計10%以上を持っていかれる計算となります。

★楽天ペイの場合、課税対象となるのは「チャージ式電子マネー」(交通系電子マネー、楽天Edy、nanaco)とポイント決済です。その他の支払い方法は非課税となります。

参考楽天ペイ公式HP「よくある質問>決済手数料に消費税が課税されますか?」

★ちなみに以上の内容は「楽天ペイ」に限ったものではなく、現行の税制度によるものとなります。(=どの代行サービスを使っても、チャージ式電子マネーやポイント決済には消費税が発生する

②手数料は振込の際に自動的に差し引かれる

上で紹介した問い合わせ結果をご覧になっても分かる通り、「楽天ペイ」を通した売上は「手数料」(消費税が発生した場合は消費税も)分をあらかじめ差し引いた上で入金されます。

ここではいくつか、具体例を挙げて見てみましょう。

実際の手数料・消費税発生例
手数料※ 消費税 お店に入るお金
振込手数料が掛からないとき
現金で1万円を決済 なし なし 10,000円
1万円をVISAカードで決済 324円
(3.24%)
なし 9,676円
1万円をJCBカードで決済 374円
(3.74%)
なし 9,626円
1万円をSuicaで決済
(消費税率8%)
324円
(3.24%)
800円
(8%)
8,876円
1万円をSuicaで決済
(消費税率10%)
324円
(3.24%)
1,000円
(10%)
8,676円
1万円を楽天ペイで決済
うち5千円をポイントからお支払い
(消費税率10%)
324円
(3.24%)
500円
(5千円の10%)
9,176円
※小数点以下は切り捨てとなります。

もちろんお店側にとって都合が良いのは、代行業者に手数料を支払わずに済む現金払いですが、お客様の立場から考えるとどうしても不便が大きいもの。

とは言え内税となるチャージ式電子マネー決済、またはポイント決済はお店の利益を大きく損ねますので、場合によってはあえて「電子マネー対応・ポイント対応を隠してしまう」「当該決済希望者に、税金分あるいはそれに近い手数料を請求する」といった対応を取るのもアリでしょう。

★「楽天ペイ」と直接の関係はありませんが、現在QRコード決済サービス「PayPay」は2021年9月まで、「LINEPay」は2021年7月まで手数料0%で導入することができます。

需要はクレジットカード決済に比べ少ないものの、ノーコストで取り入れられるため、こちらも併せてチェックしてみると良いでしょう。

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注意!決済手数料自体は普通ながら、楽天銀行口座以外への入金だと毎回「振込手数料」が発生してしまう

決済方法によって3.24%~場合によっては10%以上の売上を失ってしまう「楽天ペイ」。とは言えこの条件はどのキャッシュレス決済代行サービスを使っても同じです。

が、この「楽天ペイ」には他社にない一つの大きなデメリットが。

と言うのもこのサービス、売上金の振込先が「楽天銀行口座」」かそうでないかで、おトクさも便利さも全く変わってくるんですね。具体的には以下の通りです。

楽天ペイの入金スケジュール
楽天銀行宛 前日23:50
~当日23:50売上分
翌日に自動入金(土日祝日含む)
その他口座宛 入金のたびに手動操作(入金依頼)と手数料210円が必要
23:30までの入金依頼分は翌営業日に振込

ご覧の通り、振込先が「楽天銀行口座」でないと売上金受取のためにわざわざ入金手続きが必要な上、振込手数料が発生。もちろん継続利用を前提とすると、この手数料の金額は馬鹿にできません。

というわけで「楽天ペイ」利用には、「売上金を入金してもらうための楽天銀行口座」開設がほぼ必須と言って差し支えないかと思います。

ちなみに「曜日を問わず毎日売上金が自動入金される」というのは、(確認できている範囲で)楽天ペイのみですね。

そのため楽天ペイの売上入金サービスは振込先口座により「業界トップorワースト」と、かなり極端なものとなります。

★金融機関との付き合い、あるいはローン支払いなどのためにお店用の口座を動かせない、という場面も珍しくはないかと思います。

こういった状況であれば、「楽天ペイの入金のためだけに楽天銀行口座を作り、必要な時に売上金をメイン口座に振込」といった対応を取るのが一般的でしょう。

楽天銀行口座は残高などの条件によって、他行振込手数料を(回数限定ではありますが)0円とすることができます。

詳しくは以下のページをご覧ください。

CHECK楽天銀行公式HP「ハッピープログラム(楽天スーパーポイント・手数料優遇)」

「楽天ペイ」申込~導入までに発生しうるコスト一覧

ここまで解説してきたランニングコストと、公式HP情報をもとにした「楽天ペイ」申込~導入・決済までに発生しうるコストは以下の通りです。

コスト
設備代など 必須 Card&NFC Reader ELAN (エラン)
(楽天ペイ専用端末)
通常18,800円
「キャッシュレス・消費者還元事業」参加なら無償貸与
同事業に参加していなくても条件付きで全額キャッシュバック
必須 iOSまたはAndroid搭載端末
(スマートフォンやタブレット)
32,800円
(最も安価なipadを楽天ペイの加盟店優遇で購入する場合)
※もちろんすでにお持ちの端末を使っても問題ありません。
任意 レシートプリンター
印刷用紙など
23,800円
(プリンター+ロール紙+充電器のセット価格の一例)
ランニングコスト 決済ごとに発生 クレジット VISA
Mastercard
American Express
楽天カード(JCB含む)
3.24%
※キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店なら2020年6月末まで実質2.16%
JCB
Diners Club
Discover
3.74%
※同上
電子マネー 交通系電子マネー
(Suica、PASMO、Kitaca、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
3.24%
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
楽天Edy 3.24%
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
nanaco
iD
QUICPay
3.74%
※同上
注:ポイント決済時、消費税徴収あり
その他 楽天ペイ
(QRコード決済)
3.24%
※同上
振込ごとに発生 振込手数料 0円(楽天銀行口座宛て)
210円(その他金融機関口座宛て)
※その他、通信費や電気代など別途発生あり

「楽天ペイ」を利用するにあたり、入会費や月額費などは掛かりません。必要な設備さえ揃ったなら後は決済に応じた決済手数料(必要なら振込手数料も)を支払うだけですが、こちらも振込時に勝手に天引きされます。

チャージ式電子マネー・ポイント払い時の消費税は気になるところですが、それ以外の決済方法はさほどのコストや手間を掛けずに導入できることでしょう。

まとめ

ポイント
  • 「楽天ペイ」の決済手数料は3.24%または3.74%と、他の決済サービスと変わりなし。とは言え個人事業主が直接カード会社と契約を結ぶよりはおトクになることが多い模様
  • 注意したいのは「チャージ式電子マネー」「ポイント決済」時に内税の形で消費税が発生すること。これのせいで赤字やそれに近い状態となることも十分考えられるため、あえて「電子マネー対応」を隠すという対応もアリか(あるいは電子マネー等での決済希望者に消費税分の加算を加える等)
  • 振込先が「楽天銀行口座」の場合とそれ以外の場合で、「楽天ペイ」の使い勝手は大きく異なる。この決済方法を導入するなら「売上入金用の楽天銀行口座開設」は必須と言って良い

似たようなキャッシュレス決済代行サービスが多い中、自社QRコード決済サービスはじめ多くの決済手段に対応してくれる「楽天ペイ」

ただし「チャージ式電子マネーやポイント払い時の消費税発生」「楽天銀行口座以外へ振り込む場合の入金スパンや振込手数料」はお店の経営にも大きく関わってきますので、これらの注意点を受け入れた上であなたのお店に合った対応を取っていきたいところです。

  • 「楽天ペイ」具体的なサービス内容や導入メリットについては以下のページをご覧ください。

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【店舗向け】需要別スマホ決済サービス比較:今導入すべきキャッシュレス決済とは

「楽天ペイ」基本情報
必要なもの
対応ブランド
決済手数料
クレジット VISA
Mastercard
American Express
楽天カード(JCB含む)
3.24%
※キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店なら2020年6月末まで実質2.16%
JCB
Diners Club
Discover
3.74%
※同上
電子マネー 交通系電子マネー
(Suica、PASMO、Kitaca、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
3.24%
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
楽天Edy 3.24%
※同上
注:決済額の中から消費税徴収あり(内税)
nanaco
iD
QUICPay
3.74%
※同上
その他 楽天ペイ
(QRコード決済)
auPay
3.24%
※同上
注:ポイント決済時、消費税徴収あり
入金スケ
ジュール
楽天銀行宛 前日23:50
~当日23:50売上分
翌日に自動入金(土日祝日含む)
その他口座宛 入金のたびに手動操作と手数料210円が必要
23:30までの入金依頼分は翌営業日に振込
★この仕様上、楽天ペイ利用時には「楽天銀行口座」の開設がほとんど大前提となる
備考
  • 入会費、年会費などは発生しません。


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