【統合ならず】楽天ペイと楽天Edyはどう違う?結局便利なのは…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「Suicaやnanacoと同じように使える<楽天Edy>とは別に、<楽天ペイ>という支払方法もあるらしい。
キャッシュレス決済の流れに乗りたいとは思うけれど、紛らわしいものが多くて何が何だか……」

「楽天Edy」「楽天ペイ」「楽天キャッシュ」それに「楽天スーパーポイント」「楽天カード」と、「楽天」と名の付くキャッシュレス決済方法だけを数えても、紛らわしさは否めません。
そして楽天会員の多くが「楽天ポイントや楽天カードは分かるけれど、他の支払い方法は分かりづらくて敬遠している」といったスタンスを取っているのではないでしょうか。

今回は楽天グループの、やや分かりづらいキャッシュレス決済方法について、それぞれの違い・概要や上手な使い方を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、日常の決済をあなたに合った方法でこなしていく方法が分かります。

★1分でチェック!このページと楽天系キャッシュレス決済の概要

  • 決済のスピーディさに優れるのは、かざすだけで支払える「楽天Edy」。事前チャージが必要だが、楽天カードがあればオートチャージを利用可能
  • 「楽天ペイ」還元率に優れるが、普及率が低く決済に余計手間取ってしまう可能性も
  • 「滞りなく支払う」ことを重視するなら「楽天Edy+楽天カードでオートチャージ」または通常の「楽天カード払い」がベストか
  • 「楽天ペイ」「楽天キャッシュ」「楽天Edy」ってどう違うの?

    楽天系のキャッシュレス決済方法をまとめると以下のようになります。

    楽天系のキャッシュレス決済方法
    楽天スーパーポイント還元率 他社の類似サービス 概要
    楽天ペイ
    (QRコード決済アプリ)
    任意のクレジットカードの還元
    +0.5%または
    +1.0%
    PayPay
    Origami Pay
    スマートフォンアプリ上のQRコードを店員さんに読み取ってもらい決済
    任意のクレジットカードが必要
    楽天キャッシュ
    (電子マネー)
    0% Yahoo!マネー 現状楽天ペイ上でしか使えない
    送金機能あり、「ラクマ」の売上によるチャージ可
    楽天Edy
    (電子マネー)
    0.5% WAON
    nanaco
    Suica
    いろんなお店で「かざすだけ決済」ができる、一般に知られた電子マネー
    楽天カード
    (クレジットカード)
    1.0% Yahoo!カード
    オリコカード
    他多数
    年会費無料のクレジットカード
    1ヶ月分の請求をまとめて支払い
    楽天スーパーポイント
    (ポイント)
    0% Tポイント
    nanacoポイント
    Pontaポイント
    楽天系サービス等の利用でもらえるポイント。1ポイント=1円として使える
    直接チャージすることはできない
    (=貯まるまで使えない)

    おそらくほとんどの利用者は、「楽天カードと楽天スーパーポイントは分かるけれど…」といった感想を抱くのではないでしょうか。

    とは言え「あらかじめチャージした残高から支払う<楽天Edy>」と、「クレジットカードを紐づけて支払う<楽天ペイ>」は全く別物で、それぞれの特色を知っていれば混同されてしまうことはありません。
    (そもそも共通点が「楽天のポイントが貯まる」「楽天カードを持っていれば便利になりやすい」くらいしか無い)

    というわけでここからは、「楽天ペイ(楽天キャッシュ)」「楽天Edy」それぞれの基本情報について、もう少し詳しく解説していきます。

    ★「楽天カード」含む、基本的なクレジットカードの仕組み・利用方法について詳しくは、以下のページをご覧ください。

    あわせて読みたい
    初心者のためのクレジットカード入門:基本的な使い方や支払い方、国際ブランド等

    基本的な使い勝手は「楽天ペイ」より「楽天Edy」の方が上

    「楽天ペイ」「楽天キャッシュ」に比べると、「楽天Edy」はだいぶイメージしやすいです。

    これは言うなれば、交通系電子マネー(Suica、PASMO、nimoca等)やセブンイレブンで使える「nanaco」、イオン系列で使える「WAON」の楽天グループバージョン。
    事前にカードの中にお金をチャージすることで、電子マネー決済機に「かざすだけ」決済が可能になる、前払い式の電子マネーですね。

    まずはこの「楽天Edy」の概要と、基本的な使い方についてお話していきましょう。

    ①多くの加盟店で「かざすだけ」決済ができるのが嬉しい

    電子マネー「楽天Edy」の基本情報は以下の通り。

    電子マネー「楽天Edy」基本情報
    還元率 0.5%
    (200円につき楽天スーパーポイント1P付与)
    使えるお店 すべての大手コンビニ(ポプラ、セイコーマート等ふくむ)
    イトーヨーカドー他多くのスーパー
    ドラッグストア等
    詳細公式HP参照
    カードの入手方法
  • Edy機能付きクレジットカード(主に楽天カードVISAまたはMastercardブランドのANAカード)の発行
  • オフィシャルショップでの購入
  • (324円)

  • 加盟店(ルノアール等)での購入
    (ルノアールだと100円です。加盟店により違いがあります)
  • 使い方 事前チャージの上、決済時に店員さんへ「Edyで」と伝え、カードを電子マネー決済機にかざす
    チャージ方法
  • 楽天カードによる手動またはオートチャージ
  • famiポート、セブン銀行ATM、その他一部加盟店での現金チャージ
  • アプリと任意のクレジットカードを使った手動チャージ(Androidのみ)
  • チャージ上限額 5万円

    使えるお店の数は後述の「楽天ペイ」に比べると遥かに多いです。
    (さすがに「VISA」等のブランドが付いたクレジットカードには劣りますが)

    店員さん側の操作が必要となる「楽天ペイ」とは異なり、「楽天Edy」はかざすだけで簡単に決済可能。決済に掛かる時間はクレジットカード払いより短いですね。
    普及率も高いため、店員さんが迷ってしまうことも少ないでしょう。

    「幅広いお店で、簡単に決済ができる」のが楽天Edy最大の強みと言えます。

    ②便利に利用していくためには「楽天カード」×「オートチャージ加盟店での利用」を心がけたい

    そんな「楽天Edy」、他の決済方法と比べた明らかなデメリットとして「事前チャージの手間が掛かる」という点が挙げられます。これについてはSuicaなどの交通系ICカードや、nanacoカードをイメージして頂ければ構いません。
    とは言えこのチャージの手間は、「楽天カード」の入手+「オートチャージ(クレジットカードを使った自動チャージ)」の設定により、ある程度は改善可能。

    「オートチャージ」が適用される店舗はあまり多くない=Edyの使用により、オートチャージが行われる店舗とそうでない店舗がある)ため、普段利用しているお店がこれに対応しているかどうかはあらかじめチェックしておく必要がありますが……。
    幸い普段からオートチャージ対象店舗を利用する機会が多いのなら、継続的にEdyを使い、チャージの手間なく「かざすだけ」決済を実践していけるかと思います。

    楽天Edy公式HPより、オートチャージ対象店舗
    ▲楽天Edy公式HPより、オートチャージ対象店舗。
    少しずつ増えてきてはいるようですが、セブンイレブンが対象外となっているなど不安が無いわけではありません。

    ちなみに現行の「楽天カード」にはEdy機能が最初から付いている(=カード1枚でEdyの電子マネーカードとしても、クレジットカードとしても使える)ため、非常に勝手が良いですね。
    オートチャージの設定を済ませたら、各Edy加盟店で「Edyで支払いたい」という旨を伝え、電子マネー決済機にEdy機能付き楽天カードをかざせばそれで決済が完了します。

    楽天Edy公式HPより、Edy機能付き楽天カードを使ったEdy払いのイメージ
    ▲楽天Edy公式HPより、Edy機能付き楽天カードを使ったEdy払いのイメージ。

    普段からオートチャージ対応店舗を利用する機会が多く、通常のクレジットカード払いよりもスピーディに支払いたい、という場合には、ぜひEdy機能付きの「楽天カード」を入手してみてください。
    Edy専用カードを購入する場合とは異なり、発行手数料なども掛かりません。

    <楽天カードの基本情報を見る>

    楽天カード盤面
    ▲楽天カード盤面、画像は公式HPより

    年会費 無料 国際ブランド VISA
    Master
    JCB
    American Express
    還元率
    (通常)
    1.0% 還元率
    (楽天市場)
    2.0%~
    ETCカード 年会費540円 家族カード 無料
    海外旅行傷害保険 最大2000万円 国内旅行傷害保険 最大1000万円
    支払日 末日締め
    翌27日払い
    ショッピング補償 なし
    電子マネー付帯 楽天Edy スマホ決済 Apple Pay
    (QUIC Pay)
    申し込み条件 18歳以上の方(高校生を除く)

    より詳しい情報については、以下のページをご覧ください。
    あわせて読みたい
    楽天カード
    楽天ゴールドカード(低年会費のゴールドカード) 
    楽天プレミアムカード(保険が充実、付帯サービスが選べる)
    楽天ANAマイレージカード(マイルもポイントも貯められる)
    楽天ピンクカード(育児サービス、女性特定疾病の補償)

    ★オートチャージ対象店舗以外で「Edy」残高を使い切ってしまった場合、任意の方法で手動チャージする必要があります。

    楽天Edy公式HP「チャージ(入金)する」

    正直、オートチャージを利用できないお店で継続的にEdyを使っていくことは、さほどおすすめできません。
    (ルノアール等、Edy払いであれば料金優待を受けられるようなお店を除く)

    ★楽天カード以外のクレジットカードを使い、「楽天Edy」のオートチャージを実施することはできません。

    ★セブンイレブンの利用機会が多いのなら、nanacoのオートチャージが可能&nanaco付帯の「セブンカードプラス」作成をお勧めします。
    (チャージの手間を厭わないなら、還元率の高いリクルートカードも◎)

    <注意!楽天Edyを経由しても還元率が増えるわけではない>

    何となく、同じ会社の複数のサービス(この場合は楽天カードと楽天Edy)を併用すると、通常の支払いよりおトクになるような気がしてしまいますが……。
    残念ながら、「楽天カード+Edy」の場合はそう上手くいきません。

    「楽天カード」からEdyへ(オート)チャージを行う場合の還元率は「0.5%」と、通常決済から半減されます
    この際、Edy決済によりもらえる楽天ポイント(0.5%)と併せると合計還元率は1%。これは「楽天カード」による、普通のクレジット決済時の還元率と同じですね。

    つまり「通常の楽天カード払い」と「楽天カードでEdyチャージ+Edy払い」に、おトクさの上での違いはありません
    よってEdyを利用するメリットは(キャンペーン等が行われていない限り)「加盟店での決済が少し簡単になる」のみとなります。ご承知おきください。

    ……とは言え最近はコンビニでも簡単にクレジット決済ができます(カードを読取機に差し込んで数秒待てば支払い完了)ので、積極的にEdyを使っていくメリットは薄れているかもしれません。
    (実際私もコンビニでの支払いは還元率の高いREXカードで行っており、Edyは優待を受けられるルノアールでのみ使っている状況です)
    また、楽天カードを紐付ければ全く同じ還元(1%)を受けられる「Apple Pay」「おサイフケータイ」といった、スマホ決済サービス(スマホをかざして決済する方法)の存在も気になるところです。

    「楽天ペイ」は高還元だが、普及率&決済の手軽さに若干難アリ

    2016年に登場した、新しいキャッシュレス決済アプリが「楽天ペイ」
    これは簡単に言うと、「スマートフォン上に表示されるQRコードを店員さんに読み取ってもらう」支払方法です(店によってはバーコード決済/使い勝手に違いは無し)。
    この時点で「カードをかざす」Edyとは全く異なりますね。請求は、事前にアプリに紐づけておいたクレジットカードに向かうこととなります。
    (ちなみに紐付けカードは楽天カードでなくても良いが、楽天カードならポイント優遇あり)

    あわせて読みたい
    【高還元】「楽天ペイ」基本情報と使い方、実際に支払って分かった問題点【不便】

    楽天ペイ公式HPより、利用イメージ
    ▲楽天ペイ公式HPより、利用イメージ

    この楽天ペイ、クレジットカードの利用とは別にポイントが付くため、通常のカード払いや「楽天Edy」に比べおトクとなるのが最大のメリット。
    特に楽天カードユーザーはポイント優遇対象となるため、通常カード利用分と併せて2%の還元を受けることができます。要は「楽天カード払い」「楽天Edy払い」に比べ、常に2倍の還元を得られるわけですね。

    と言うと、非常に魅力的なサービスですが……。

    今のところ

  • そもそも利用できるお店が少ないローソン・ファミリーマートはOKだがセブンイレブン不可等
  • 「かざすだけ」決済(楽天Edy)に比べると、「アプリ起動+店員さん側の操作が必要」という点でやや手間が掛かる
  • 利用できるお店であっても店員さんにイマイチ浸透しておらず、決済に余計時間が掛かることがある(実際私の場合も店員さんが処理方法を知らず、ベテラン店員さんを呼ばれるといったことがありました)
  • と、ちょっと見逃しがたい不安点が存在します。

    正直、今このサービスを便利に使っていけるかは「あなたが利用するお店の教育や、そのお店でのQRコード決済サービスの普及率による」としか言えません。

    ちゃんと使っていけるのならおトクな支払方法であるのは確かですので、個人的には「何度か利用してみて、今後も継続して使っていけそうなら使っていく」のがベストかと思います。

    「楽天ペイ」の概要や、実際にローソンで使ってみた結果については以下のページをご覧ください。

    あわせて読みたい
    【高還元】「楽天ペイ」基本情報と使い方、実際に支払って分かった問題点【不便】

    ★ちなみに楽天ペイ上で見られる「楽天キャッシュ」の文字は、現状「楽天ペイ」上でのみ使える電子マネーを指します。楽天カードやラクマ(楽天のフリーマーケットアプリ)の売り上げからチャージすることができ、楽天ペイのクレジットカード払いの代わりに、チャージ金額から支払いができます。
    今のところ「楽天ペイ」を使った個人間送金、または「ラクマの売り上げを使った楽天ペイ決済」を希望していない限り、利用機会はありません。
    将来的には現金として振り替えられるようになる…との発表もなされていますが、今の時点ではそこまで気に掛ける必要はないでしょう。

    ★楽天グループの例に漏れず、「楽天ペイ」も頻繁におトクなキャンペーンを実施しています。
    現在実施中のキャンペーンについては以下の公式HPをご覧ください。

    楽天ペイ公式HP「キャンペーン」

    <2019年春に統合、と言ってはいたが……>

    楽天グループは2019年3月の「楽天ペイ」アプリのアップデートにより、「楽天ペイ」と「楽天Edy」を統合すると発表していましたが……。
    蓋を開けてみたところ、残念ながらその実態は「楽天ペイアプリから、もともと存在した<楽天Edyアプリ>を開けるようになった」に過ぎない模様。しかも対象はAndroid端末だけです。

    楽天ペイ公式Q&Aより 楽天ペイアプリと<楽天Edyアプリ>
    ▲楽天ペイ公式Q&Aより

    正直なところ、「統合」と呼べる内容ではありません。

    そもそも「楽天ペイ」と「楽天Edy」は使えるお店も仕組みも全く異なりますから、これからも今まで通り「全く別のサービス」として考えておくのが無難かと思います。

    まとめ

    楽天系の主なキャッシュレス決済方法
    楽天Edy 楽天ペイ 楽天カード 楽天キャッシュ
    分類 電子マネー QRコード決済アプリ クレジットカード 電子マネー
    還元率(おトクさ)
    (1%/楽天カード利用時)

    (楽天カード利用時2%)

    (1%)
    ×
    (支払ではポイントがつかない)
    使えるお店の数
    (楽天ペイ上のみ)
    決済の手間
    (かざすだけ)

    (店員側の操作が必要)

    (コンビニ等ならカード挿入のみ)

    (店員側の操作が必要)
    支払い方法 カード内のチャージ残高から引き落とし
  • 紐付けたクレジットカードへの請求
  • 楽天キャッシュの残高から支払い
  • 1ヶ月分の利用額を翌27日に引き落とし アプリ内のチャージ残高から引き落とし
    概要 事前チャージしたカードを読取機にかざす決済方法 スマートフォン上に表示されるQRコードを読み取ってもらう カードリーダーに挿入など(店による) スマートフォン上に表示されるバーコードを読み取ってもらう
    こんなときにおすすめ コンビニ等での決済をスピーディにしたい とにかくポイントを貯めたい 無難にどこででも使いたい ラクマの売り上げをすぐ使いたい

    一口に「キャッシュレス決済」と言っても、決済の手順や請求先は大きく異なります。が、文字での解説を読んでも、イマイチ実感しづらいところがあるかもしれません。

    基本的にはどの方法も無料ではじめられますので、結局のところは各支払い方法を何度か利用してみて、あなたに合っていると思ったものを継続的に使っていくのが良さそうです。

    あわせて読みたい
    【高還元】「楽天ペイ」基本情報と使い方、実際に支払って分かった問題点【不便】
    「楽天ペイ」主な加盟店と現在地から使える店舗を探す方法

    ファミリーマート・ローソンでの一番おトクなキャッシュレス決済方法とは
    セブンイレブンでの支払いをおトクにこなす方法

    

    カード診断ツール

    「もしもカードを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
     
    そんな疑問に答えるカード診断ツールを作りました!
     
    匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!
     

    【Q】今日・明日中、せめて3日以内に手に入れたい

    アンケートにご協力お願いします

    カード名*
    審査結果*
    性別
    年齢
    職業
    コメント

    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    SNSでもご購読できます。