【税金・年金】nanacoでのポイント二重取りは不可能:クレカ対応の公共料金は?

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「年金や税金の支払い額を少しでも抑えたい。
nanacoとクレジットカードを使って、少しでもポイント還元率を上げられないかな?」

結論から言うと、年金や税金、他公共料金の支払いで「ポイント二重取り」は不可能です。
理由は簡単で、公共料金の支払いでnanacoポイントは貯まらないから。
クレジットカードのポイントは受け取ることができるものの、それなら最初からnanacoを通さずにカード払いを使った方が手軽です。

今回は「極力お得に、手軽に公共料金を支払う」ことをテーマに「nanaco払い」を選んだ方が良い場面、nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード等についてまとめました。
読み終えていただければ、できる限り便利に公共料金の支払いを済ませる方法が分かりますよ。

nanaco(ナナコ)とはご存知の通り、セブン&アイ・ホールディングス系のお店(セブンイレブン、イトーヨーカドーなど)などで利用できる電子マネー。
nanacoを利用できるお店のうち、公共料金の支払い(収納代行)に対応しているのは「セブンイレブンの店頭レジ」に限られます。

セブンイレブンで納付書を使った公共料金(国民健康保険料、国民年金保険料、住民税など)を支払う場合、その方法は「現金」または「nanaco」のみ。店頭でのカード払いはできません。
このため何とかnanacoの仕組みを上手く使ってポイントを貯められないか、という考えが生まれるわけですね。

ちなみにローソンで公共料金を支払う場合の方法は「現金」のみ、ファミリーマートは「ファミマTカードに限り、クレジット決済に対応」となります。

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そもそも年金や公共料金の支払いで「二重取り」は不可

「nanacoで税金や年金保険料を納付すればおトクになる」とうたうサイト等は多いです。
確かにこれが誤り……というわけではないものの、「おトクになる」と断言してしまうのには語弊があります
その根拠について、順を追って説明していきます。

①年金や公共料金の支払いでnanacoポイントは付かない

前提として、税金や年金、その他公共料金の支払いでnanacoポイントは貯まりません。nanaco公式HPにもちゃんと明記してあります。

▲nanaco公式HPより
▲nanaco公式HPより

そういうわけで、「現金でnanacoにチャージし、これで公共料金の支払いを行う」ことに一切メリットはありません。ただ面倒なだけです。
税金など公共料金以外の、インターネットショッピング代金・切手・クオカードといったその他の還元ポイント対象外商品・サービスについても同じことが言えます。

②クレジットカードでチャージすれば、カード会社のポイントはもらえるけれど……。

とは言え、nanacoを使った公共料金の支払いが必ずしも無意味、というわけではありません。

ごく一部のカードを使えば、nanacoへのチャージ時にそれに応じたポイントが貯まります。このときもらえるのは、カードの請求代金に応じて与えられる各カード会社のポイントですね。

例:リクルートカード(還元率1.2%)を使ってnanacoへ2万円チャージ、このnanacoを使いセブンイレブンで年金保険料16,340円を支払い
このとき、チャージ額2万円に対するリクルートポイント240Pが後日もらえる。(nanacoポイントは付与なし)

ただし、よく考えるとこの方法、最初からクレジットカード払いに対応した支払い(年金保険料など)ならnanacoを通す意味が一切ありません
年金保険料の例なら日本年金機構を相手にクレジットカード払いの申請さえ出しておけば、あとはチャージの手間なく、毎月勝手に引き落としてくれます。(もちろんポイントも貯まります)

そういうわけで、元からクレジットカード払いに対応している支払いであればnanacoへのチャージをわざわざ経由する必要はありません
(ただし納付を急ぎたい場合などを除く。詳しくは後述)

<クレジットカード払いに対応している公共料金>

ここで気になるのは、あなたが行いたい支払いがクレジットカード払いに対応しているか否かですよね。
そこで主な公共料金の対応表を作成してみました。

★クレジットカード払い対応の公共料金

カード払いその他
国民年金保険料カード払いの手続き完了までに2ヶ月ほど掛かる(年金保険料のクレカ納付について)
法人税
相続税
消費税
贈与税
その他国税
手数料(数百円程度)が掛かる
(国税庁公式HP)
市民税
固定資産税
自動車税
その他地方自治体への税金
お住まいの自治体による
電気代、ガス代、水道代
NHK受信料、携帯電話代など
カード払いの手続き完了までに必要な時間など、詳細は契約先による

気になるのは地方自治体税ですが、クレジットカード払いに対応している自治体はそれを公式HPで紹介していることが多いです。
「(自治体名) (支払いたい税金名) クレジットカード」などで検索すればヒットすることも多いでしょう。

▲▼実際の検索例1
▲▼実際の検索例。どちらもクレジットカード納付に対応していることが分かります。
▲▼実際の検索例2

よく分からなければ、直接市区町村や都道府県の窓口に問い合わせてみても構いません。

★支払いたい公共料金がクレジットカード納付に対応していなかった場合には、「クレジットカードでのnanacoチャージ+nanaco支払い」も視野に入ります。
このとき、ポイントを貯めるためにはnanacoチャージポイントが貯まる、ごく一部のカードを選択する必要があるためご注意ください。

nanaco納付を使った方が良いのはどんなとき?

支払いたい公共料金がカード払いに対応しているのなら、わざわざnanacoを経由して支払いを行う必要はありません。
ただし何事にも例外はつきもの。ここからは「それでもnanaco納付を使った方が良い場合」について紹介していきます。

<事前にチェック!クレカチャージ+nanaco払いの注意点>

「クレジットカードでのnanacoチャージ+nanaco払い」を利用するためには、いくつかの注意点があります。

まず、1枚のnanacoカードで出来ることは案外少なく、

  • チャージ上限額は原則5万円まで
  • 1回あたりのチャージ上限額は3万円まで
  • 1日あたりのチャージ回数は3回まで

といった条件が設けられている点にはお気をつけて。
高額な決済を行うためには、複数のnanacoカード(ただし1枚あたりの発行手数料300円)、あるいは「残額を現金で支払う」ことが求められます。

また、nanacoチャージ自体に対応しているクレジットカードは多いものの、nanacoチャージ時にポイントがもらえるクレジットカードはかなり少ないのでお気をつけて。
▲JCBカード公式HP
▲JCBカード公式HP

▲クラブ・オン/ミレニアムカード(セゾン)公式HPより
▲クラブ・オン/ミレニアムカード(セゾン)公式HPより

ポイントが貯まらないカードでチャージしても、現金チャージと同じく何の意味もありません。公共料金の支払いでnanacoポイントは貯まりませんので、還元率はどうやっても0%です。
クレジットカードでnanacoのチャージを行う場合にはごく一部の、nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードを使いましょう。

「センターお預かり分」という仕組みを使えば1枚のnanacoに実質10万円までチャージ可能ですが、

  • 2日に分けてチャージを行わなければならない
  • セブンイレブンレジでの軽い手続きが必要

と面倒、かつそこまでやるメリットも薄いので、基本的にはおすすめしかねます。

電子マネーnanaco公式HP「クレジットチャージ(nanacoカード/nanacoモバイル)」

①支払いたい公共料金がカード払いに対応していなかったとき

支払いたい公共料金がカード払いに対応していなかったときは、「クレジットカードでのnanacoチャージ+nanaco払い」を利用する以外に、カード会社のポイントを貯める方法がありません。そのため、いやがおうにもこの方法が視野に入ってきます。
これについてはわざわざ説明する必要もないでしょう。

nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカード6選

②カード払い対応に時間が掛かるとき

クレジットカード払いに対応している税金や年金であっても、その決済手続きに時間が掛かることは多いです。例えば年金保険料だと、クレカ払いの開始までには申し込みから2ヶ月ほどの時間が掛かりますね。

この場合クレカ払いが開始するまでは現金払い、そしてnanaco払い等の代替手段を取る必要があります。
あなたがすでにnanacoへのチャージでポイントが貯まるカード、そしてnanacoカードを持っているのなら、「クレカチャージ+nanaco払い」はポイントを貯めるためのベストな方法となるでしょう。

一方で、1・2回の支払いのために、わざわざ新しくクレジットカードやnanacoカードを作るメリットは少ないです。(発行手数料のかかるnanacoの場合、支払い額によっては赤字となることも)
必要なカードが足りていないのなら、現金払いやペイジー払いを使った方が手軽でしょう。

★各税金のクレカ払いへの反映時間については、各地方自治体の公式HPなどをご覧ください。

③納付書の期限が切れてしまったとき、引き落としに失敗したとき

税金などのクレジットカード納付は、期限が切れると受け付けてもらえないことが多いです。
一方、納付書払いであれば少しくらい期限が切れていても決済可能。例えば横浜市港北区の各種税金であれば、期限が切れていても「翌年四月末」までコンビニ払いが可能なようですね。
もちろん、セブンイレブンであればnanacoを使った支払いも可能です。

ただし自治体や税金の種類によっては、「期限切れの支払いはコンビニ払いできず、金融機関の窓口に持っていくしかない」あるいは「新規の納付書を発行してもらう必要がある」等と取り決められていることも。(名古屋市公式HP)
期限切れの納付書をセブンイレブンに持っていく前に、支払いが可能かどうか確認しておくことをおすすめします。

★先述の「カード払い対応に時間が掛かるとき」と同じく、わざわざ新しいカードを作ることは推奨されません。

④3万円以下の支払い、特にオートチャージ対応カードを持っているとき

nanacoにおける1回あたりのチャージ上限額は3万円。そのため、3万円以下の公共料金の支払いであれば、ほとんどストレスなくこなすことができます。
特に「セブンカード・プラス」を使いオートチャージの設定を済ませ、常に一定以上のカード残高をキープできる体制を作れれば、納付書を持っていくだけでいつでも一定金額以下の公共料金の支払いができますね。
(例:オートチャージ機能を使い常に2万円のnanaco残高をキープすることで、毎月年金保険料のnanaco払いが簡単に済ませられる)

ただし、肝心の「セブンカード・プラス」の還元率はあまり高くない(0.5%)上、どうしても継続的なカード払い登録を済ませた場合に比べると「納付忘れ」が発生しやすいです。
そのため、何か理由があってカード払いの登録ができない場合を除き、積極的にはおすすめしかねます。

nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカード6選

何度か触れている通り、nanacoのチャージでポイントが貯まるクレジットカードは決して多くありません。(チャージ自体は可能でも、ポイント対象外となることが多い)
そんな貴重な「nanacoのチャージでポイントが貯まる」クレジットカードについて、ここでは6種類まとめてみました。

★nanacoチャージでポイントが貯まるカード

年会費チャージ時還元率その他
リクルートカード無料1.2%ポイントがもらえるのはチャージ額月3万円まで
セブンカード・プラス500円
※初年度無料
※年5万円以上の利用で翌年も無料
0.5%オートチャージ可
(一回当たりの上限額3万円)
セブンイレブン等優待
Yahoo!Japanカード
(ヤフーカード)
無料0.5%チャージ以外の通常還元率は1%
ファミマTカード無料0.5%カード到着時リボ払い設定
ファミリーマート優待
JMBローソンPontaカード無料0.5%ローソン優待
Reader’s Card2,500円+税
※初年度無料
※年30万円以上の利用で翌年も無料
約0.34%チャージ以外の通常還元率は1.25%
※P-oneカード、楽天カード等を使ったチャージ時のポイント付与は現在不可

nanacoの利用額が月3万円以下で済むのなら、申し込み先は還元率の高い「リクルートカード」に決めて良いでしょう。

一方、リクルートカード以外のクレジットカードはどれも似たり寄ったり。
通常のカード払いであれば1%の還元を受けることは難しくないものの、nanacoを経由するとなると一気に還元率は渋くなってしまいます。

セブンイレブンの利用機会が多いのなら、チャージ時の還元率こそ高くないものの「セブンカード・プラス」を選ぶのが無難でしょうか。セブンイレブン・イトーヨーカドーなどの通常の買い物(公共料金などを含まない)であれば、200円につき3nanacoポイントが貯まります。
※2019年7月1日より、セブンイレブン・イトーヨーカドー・ヨークマート・デニーズでのクレジット払いによるポイント付与数は「200円(税込)ごとに2nanacoポイント」に変更となります。

その他、セブンイレブン・nanacoの利用頻度がさほど高くないのなら、メインカードとして広く使える「Reader’s Card」あたりも選択肢となりそうです。

ファミマTカードに限り、ファミリーマート店頭で納付書を使ったクレジット払いが可能です。
nanacoのチャージを経由するよりはずっと簡単&手軽なので、支払いたい税金がクレジットカード払いに対応していない場合はこちらもご検討ください。
(ただし還元率は0.5%と低めなので、カード払い対応の支払いには向かない)

まとめ

公共料金などの支払い時、nanacoを使ってもnanacoポイントは貯まらない。よってクレジットカードと併せたポイント二重取りは不可能
クレジットカード払いが可能な支払いであれば、nanacoを経由するメリットは無し。直接支払先のカード払い制度を利用しよう
★カード払いに対応していない決済、あるいは対応待ち・納付期限切れなどの理由があるのなら、「クレジットカードを使ったチャージ+nanaco払い」でカード会社のポイントが貯まる
★nanacoへのチャージでポイントが貯まるカードはかなり限られる。
最も還元率が高いのは「リクルートカード」ながら、チャージでポイントが貯まるのは月3万円までなので注意

「原則チャージ上限額5万円」という一点だけを見ても分かる通り、そもそもnanacoは高額決済向けのサービスではありません。税金や各種公共料金の支払いに不便が発生しやすいのはある意味当然と言えます。
ただしクレジットカード払いに対応していない支払いであれば、nanacoへのチャージが貴重なポイント源となるのは確か。
何らかの事情でカード決済を利用できない場合には、nanacoを通して支払いを行うことで確実にポイントを貯めていきたいところです。



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