Square(スクエア)他社類似サービスと比べたメリット・デメリットを徹底解説

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Square(スクエア)他社類似サービスと比べたメリット・デメリットを徹底解説
「自分の店にクレジットカード決済を導入したい。
手軽に導入できるらしいSquare(スクエア)が気になるけれど、今は似たようなサービスも多いようだしこのまま申込を決めてしまって良いのか……」

キャッシュレス決済の推進に伴い、ものすごい勢いで増えてきている事業者向け・キャッシュレス決済サービス。クレジットカード決済に特化した「Square(スクエア)」もその一つですね。
似たようなサービスも多い中で「今どきの決済の代表格」として取りあげられることも多いこのSquare。その理由は「導入の手軽さ」そして「お会計や売上管理に関する機能の優秀さ」にあるのでしょう。

今回はそんなSquareについて、類似他社サービスと比べたメリット・デメリットや導入の流れを詳しくまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたがこの決済サービスを導入すべきか否かが分かります。

★「Square」基本情報
必要なもの
  • iOSまたはAndroid搭載端末
    (スマートフォンまたはタブレット)
  • 専用カードリーダー「Square Reader」(通常7,980円)
    「キャッシュレス・消費者還元制度」参加業者は無料
  • 対応ブランド
    決済手数料
    クレジット VISA
    Mastercard
    American Express
    Diners Club
    Discover
    3.25%
    キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店なら2020年6月末まで実質2.16%
    JCB 3.95%
    ※同上
    入金スケジュール 自動入金 三井住友銀行またはみずほ銀行口座宛の入金 0:00~23:59までの決済分が翌営業日(平日)に自動入金
    その他の金融機関宛の入金 木曜0:00~水曜23:59までの決済分が、同週金曜日に自動入金
    備考
  • 入会費、年会費などは発生しません。
  • 電子マネーは今後対応予定
  • 支払い方法は一括払いのみ
  • カード決済サービス「Square(スクエア)」基本情報と導入メリット

    それでは早速、クレジットカード決済サービス「Square(スクエア)」について詳しく見て行きましょう。

    「Square」利用イメージ(公式HPより)▲「Square」利用イメージ(公式HPより)

    ①スクエア・リーダー端末はスマートフォンまたはタブレットさえあれば導入可能

    そもそもSquareとはどういったサービスなのか、という話ですが……。
    あなたがSquareを導入したなら、「専用カードリーダーを使いクレジットカードを読み取り、iOSまたはandroid搭載の端末を使いお会計を済ませる」ことが可能となります。
    基本的なお会計の流れをもうちょっと詳しく言うとこんなかんじですね。

    (1)iOSまたはandroid端末(スマートフォンまたはタブレット)でSquareアプリを開く
    (2)アプリの方で購入商品や購入金額の入力
    (3)お客様に金額を確認してもらい、専用リーダーでカード読み取り
    (4)bluetooth(無線)によりアプリの方へカード情報が通達される
    (5)端末に指または専用ペンでお客様にサインを頂く
    (6)決済完了。各決済情報は後日確認&分析可能

    Squareを使えばこのように、ごく簡単なクレジットカード決済が可能となるわけです。

    気になるのはその導入コストですが……。
    Squareの決済に使うためのレジアプリは無料。また専用カードリーダー(Square Reader)は7,980円+税と安価です。

    8,000円程度のカードリーダーを購入するだけで、普段ご利用のスマートフォン(またはipad)を使ったクレジットカード決済が可能になる手軽さが、「Square」最大のメリットの一つと言えるでしょう。

    ICチップ搭載カード、非搭載カードともに決済可能です(決済カードに応じた2つのリーダーが届きます)。
    ただしICチップ非搭載カードのため磁気ストライプの読み取りを行うには、スマホ等の端末の方にヘッドフォン端子が必要となりますのでお気を付けください。
    (=ヘッドフォン端子の付いていない新型のiphoneは磁気ストライプの読み取り不可)

    ICチップの位置▲赤く囲んだところがICチップ(画像は三井住友カード公式HPより)。
    大体のカードには付いているはずですが、この例外(Kyashリアルカード等)に遭遇した場合には磁気ストライプ読み取り用のリーダーを使う必要があります。

    ICチップ搭載カードの決済イメージ▲ICチップ搭載カードの決済イメージ(公式HPより)
    ICチップ搭載カードの決済イメージ▲磁気ストライプの読み取りイメージ(公式HPより)

    ★Square ReaderはUSBケーブルを使った充電式です。
    積極的にカード決済を導入するためには、リーダーと一緒に専用ドック(充電器/2,000くらい)を購入することをおすすめします。

    キャッシュレス・消費者還元事業参加者であれば、Square Readerを無料で入手可能です。

    CHECK「キャッシュレス・消費者還元事業」への参加で手数料&決済端末の優遇を受けられる

    本格的なレジを導入したいならタブレット端末の利用がおすすめ

    iOSまたはandroid搭載のスマートフォンさえあれば導入できる「Square」ですが……。
    複数の方がお会計を担当する状況であれば、決済専用のタブレット端末が欲しいところ。言うまでもなく私用のスマートフォンをお会計に使うと不便が多いからですね。(もちろんお一人でお店を取り仕切っているのであればスマートフォンを使っても構いませんが)

    またSquareには最初から「お会計額計算」「売り上げ管理」といったレジ機能が付いています(詳細後述)。
    どうせSquareを導入するのなら、このあたりのメリットも精一杯活かしてあげたいところです。

    ★ちなみにSquareは「Square Stand」というipad専用スタンドを販売していますが、ただのスタンドのわりに価格が32,980円と高い(Square Readerと専用ドッグが含まれていることを考えると実質2万円程度ですが)ので、購入すべきか否かの判断は人により分かれるところかと思います。
    (スタンドを回転させてサインをもらうことができるので、あれば良いのは確かですが…)

    CHECKSquare公式HP「Square Stand」

    ★もちろん一人でお店を取り仕切っている状況であれば、私用のスマートフォンのみを使ってお会計を請け負っても構いません。

    ★現在、一番安価なipadは4万円弱くらいで購入可能です。
    またレノボなどのAndroid端末であればもっと安く購入できるかと思いますが、あまりスペックが低いとアプリ立ち上げや決済に時間が掛かる、フリーズしてしまう等の問題が増えますのでお気を付けください。

    ②入金はスムーズ&スピーディ、最短翌営業日には売上を受取可

    決済代行サービスは一般に「決済完了から入金まで時間が掛かる」ことが多いのですが……。
    Squareにおける入金スケジュールは以下の通り。

    三井住友銀行またはみずほ銀行口座宛の入金 0:00~23:59までの決済分が翌営業日(平日)に自動入金
    その他の金融機関宛の入金 木曜0:00~水曜23:59までの決済分が、同週金曜日に自動入金

    三井住友銀行・みずほ銀行口座をお持ちであれば、平日ごとに売上を受け取れるわけですね。(土日祝日の売上は翌平日に合算して入金)
    またこの2行の口座を用意できなくても、毎週金曜日には一週間ごとの売上を特に手続きなく受け取ることができます。

    クレカ決済代行にありがちなタイムラグの短さは、Squareを利用する上での確かなメリットの一つと言えるでしょう。

    ★ちなみに売上金額や口座の種類にかかわらず、振込手数料は一切発生しません

    ★その他詳細については以下の公式HPをご覧ください。

    CHECKSquare公式HP「Squareの入金スケジュール」

    参考キャッシュレス決済代行5社の入金スケジュール比較
    Square 翌または翌々営業日
    (三井住友銀行、みずほ銀行口座宛)
    水曜日締め同週金曜日振込
    (その他の口座)
    Coiney 1ヶ月分の売上を翌月20日入金(自動入金設定時)
    手動出金の場合、振込完了は売上の半月後くらいから
    AirPay 月6回
    (みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行口座宛)
    月3回
    (その他の金融機関口座)
    楽天ペイ 最短翌営業日自動入金(楽天銀行宛)
    最短翌営業日入金
    (他銀行宛/入金依頼・210円の振込手数料必須)
    おてがるPay 月2回または月6回(選択制)

    ③お会計金額の計算は他社サービスより優秀、一会計で複数商品を取り扱う業種なら特に◎

    さて、ここまで解説してきた「導入が簡単」「スムーズに入金される」というメリット。確かに大きなものに違いはないのですが、類似他社サービスも大体同じようなことをやっています
    となると気になるのが他社ではなくSquareを選ぶ意味ですが……。これについて真っ先に挙げられるのが、レジアプリの優秀さでしょう。

    個人的に特に大きいと思われるのは「購入商品を選ぶことで金額を計算できる」ことでしょうか。この機能については以下の画像を見ていただけると分かりやすいかと思います。

    購入商品を選ぶことで金額を計算できる▲Square公式HPより

    もちろん事前に「商品Aは××円」「商品Bは○○円」といった登録を済ませておく必要はありますが、これさえ済ませておけば毎度の決済が楽になることは確か。
    そして何より多くの他社サービスはこの機能を備えておらず、その都度「計算機や据置レジなどを使った個別計算」、または「外部提携サービスの導入」が求められるんですね。

    というわけで「外部サービスを使ったりせず極力シンプルに、レジ周りの機能を充実させたい」という場合、これだけでもSquareを選ぶ意味があるというものでしょう。

    ★ちなみに類似サービスの中でも「Air Pay」はSquareと同じく商品別の価格登録が可能ですが、ユーザーインターフェースはSquareの方が優秀かと思います。
    参考Air Payのレジアプリ利用例(Air Pay公式HPより)。画像の登録はできません。

    非対面決済にも対応しているが、積極的にはおすすめできない

    決済という点に関連して……。
    Squareはキャッシュレス決済代行サービスには珍しく、「非対面決済」に対応しています。

    が、Squareの同サービス内容は「電話などでお客様のカード番号・有効期限・セキュリティコードを聞き取り、お店側の端末に入力し決済する」というもの。
    普段からクレジットカード決済をご利用であれば、おそらく違和感を覚えるかと思います。というのもこの3つの情報さえ揃えば、インターネットショッピングを通し大体何でも買えてしまうんですね。そのため普通、電話口でこれらの情報を求められることはありません。

    要はこのSquareの非対面決済、お客様からあらぬ疑いを掛けられる可能性を全くもって否定できませんので、基本的には「無いもの」と考えておくのが無難かと思います。

    ★ついでにこの非対面決済、受付ブランドは「VISA」「Mastercard」に限られる上、決済手数料が3.75%と通常(3.25%)よりやや高くなります。

    ★ちなみに類似サービスの中では唯一「Coiney」が、セキュリティ性の高いオンライン非対面決済を可能としています。

    参考SquareとCoineyの比較>非対面決済の面では「Coiney」の圧勝か

    ★例外的に「Square Readerの電源が切れてしまった」という場合に限っては、お客様にカード情報を入力して頂くことによる決済対応も現実的となります。
    ただしカード情報入力の手間が掛かるお客様にとっても、決済手数料が増えてしまうお店にとっても良い結果とは言えませんので、やはりこの決済方法を利用しないに越したことは無いでしょう。

    ④分析機能はじめとするユーザーサービスも充実で、人気商品や客単価、来店数なども確認できる

    さらに「他社ではなくSquareを選ぶ利点」として挙げられるのが、分析機能(アナリティクス)をはじめとするユーザーサービスの充実。

    このアナリティクス機能では、Squareを使った1日当たりの売上はもちろん、時間別の売上推移や「どの商品が特に人気か」「新規客と再来店客の比率」「客単価」「平均来店回数」といった非常に詳しい分析結果を簡単に閲覧することができます
    Square分析機能▲Square公式HPより

    せいぜい1回ごと、あるいは日・月ごとの売上額程度しか確認できない楽天ペイ等に比べると、その差は歴然(楽天ペイ等であっても「スマレジ」などの外部提携サービスを使えば似た機能を付けられますが)。
    向上心の高い事業者にとって、Squareのアナリティクス機能は非常に心強い存在となってくれることでしょう。

    また「在庫管理」「スタッフ管理」面でのサービスも他社に比べ明らかに秀でており、「在庫が少なくなった際の自動通知」「スタッフ休憩時間の管理」等もアプリ1つで実現できます。

    ★各サービス内容について詳しくは以下の公式HPをご覧ください。

    詳細Square公式HP「SQUAREアナリティクス」
    詳細Square公式HP「SQUAREの在庫管理機能」
    詳細Square公式HP「SQUAREスタッフ管理」

    ★キャッシュレス決済代行5社の「POSレジ(レジや売上管理等)」機能比較
    Square あり
    Coiney 無し
    ※レジ周りのサービスを求めるなら外部提携サービスの利用必須
    Airペイ あり
    楽天ペイ 無し
    ※レジ周りのサービスを求めるなら外部提携サービスの利用必須
    おてがるPay 無し
    ※同上
    「キャッシュレス・消費者還元事業」への参加で手数料&決済端末の優遇を受けられる

    もしもあなたの事業が経済産業省の進める「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象となるのなら、

    • 全国際ブランドの決済手数料は実質2.16%
      (2019年10月~2020年6月末まで/通常時は3.25%または3.95%)
    • Square Reader無償化(通常7,980円+税)
      ※2020年1月21日~2020年3月31日まで、ピピッとお試しキャンペーンでSquare ReaderとSquare Reader専用ドックのセットを無料でプレゼント
    • 消費者への5%還元による集客力アップ(2019年10月~2020年6月末まで)

    といった恩恵を受けることができます。

    対象となる事業者の業種や規模はある程度指定されているため、すべての方がこの制度の恩恵を受けられる訳ではありませんが……。
    新しい決済方法導入を検討する上で、参加条件をチェックして損をすることは無いでしょう。

    このあたりについてはSquare公式HPにかなり詳しい説明がありますので、そちらをご覧頂くのが良さそうです。

    CHECKSquare公式HP「事業者にも消費者にもオトクな制度、キャッシュレス・消費者還元事業について」

    ★Squareのアカウント作成(=Squareへの申込)と同時に「キャッシュレス・消費者還元事業」への参加申請が可能です。

    ★「キャッシュレス・消費者還元事業」の登録申請受付期間は2020年4月末までとなる予定です。

    他社類似サービスと比べたスクエアのデメリット

    導入の手軽さとユーザーサービスに優れるSquare。それでは逆に、他社類似サービスと比べたデメリットには何が挙げられるのでしょうか。簡単に解説していきます。

    ①暗証番号での認証に対応しておらず、決済のたびに署名を求める必要がある

    Squareを利用する上で、地味なデメリットとなるのが「決済のたびに署名が必要」という点。
    他社のクレジットカード決済サービスは暗証番号を入力するための端末を利用することとなるのですが、Squareにはそういった機械あるいは機能が用意されていません。

    最近は多くのお店で暗証番号を使った本人確認が行われていますので、お客様によっては署名に戸惑われたり、面倒に思われてしまうかも。
    また暗証番号認証に比べると時間が掛かりやすいため、短時間に多くのお会計を済ませたい場合、このデメリットは無視できないものとなりそうです。

    ★ちなみにSquareを導入する場合、指でご署名頂いても良いのですが、専用ペン(メーカー純正でなくても構いません)があればよりスムーズでしょう。

    ②一括払い以外の支払い方法には対応していない

    Squareが対応している決済方法は「一括払い」だけ(2019年9月現在)。もちろんお客様側でカード会社のサービスを通し「後からリボ」「後から分割」といった支払い方法を設定頂くことは可能ですが、言うまでもなく煩わしいことです。

    二回払い、ボーナス払い、リボ払い等の需要が高いお店であれば、「おてがるペイ」などそれに対応した他社を選ぶのが無難でしょう。

    ★キャッシュレス決済代行5社の「一回払い以外の支払い方法」対応状況
    Square 一括払いのみ
    Coiney 一回払いに加え

  • 二回払い
  • リボ払い 対応
    ※ただしVISA、Mastercardブランドのみ
  • AirPay 一括払いのみ
    楽天ペイ 一括払いのみ
    おてがるPay 一回払いに加え

  • 二回払い
  • 回数分割払い
  • リボ払い
  • ボーナス払い 対応
  • ③持ち運びを前提とする場合、「充電がすぐに切れる」というレビューの多さが気になる

    Square Readerは(発送元がSquareでないので非公式だとは思いますが)Amazonでも出品されています。
    端末だけ買ってもSquareと契約を結んでいない以上、決済手段として利用することはできませんが、実際の利用者によるレビューは一見の価値アリ。
    そしてその中でも気になるのが、「充電がすぐに切れる」というレビューの多さです。

    参考Amazon「Square Reader (ICカード対応) スクエア カードリーダー A-SKU-0085」

    USBケーブルの届く範囲であれば充電しながらSquare Readerを利用することも可能。よって充電環境の整った場所でのみ「Square」を利用するのなら、そこまで気にはならないと思いますが……。
    屋外での長期間利用を前提とすると、モバイルバッテリーは必須となりそう。少なくとも充電無しで「丸一日持つ」とは思わないでおくのが無難です。

    端末の小ささから持ち運びに向く「Square」ではありますが、このデメリットにおいてはあらかじめ知っておきたいところです。

    ④利用者の多いJCBブランドの手数料が高め

    日本国内でSquareを利用するにあたり、少し気になるかもしれないのが「JCB」ブランドにおける手数料の高さ。類似サービス「Air Pay」との比較結果をご覧ください。

    ★SquareとAirPayの手数料比較
    Square AirPay
    VISA
    Mastercard
    American Express
    3.25% 3.24%
    Diners Club
    Discover
    3.74%
    JCB 3.95%
    ※ただしいずれも「キャッシュレス・消費者還元事業」参加なら期間中手数料2.16%

    0.01%の差(10万円ごとに1円の手数料差)はこの際良いとして……。
    やはり日本国内に利用者の多い「JCB」ブランドの手数料の高さはやや気になるところ。

    0.21%の手数料差は、決済額100万円ごとに210円分の出費を生じさせます。
    これが気になるか否か、在庫管理やアナリティクスサービスで十分リカバリーが利くと考えるか否かは人によるとしか言えませんが……。
    1円単位でのコストパフォーマンスを求めるなら、必要最低限のサービスのみを備えた他社サービスを選んだ方が良いかもしれません。

    CHECK3.「スクエア」と他4社サービスの比較

    ★JCBの手数料が高い一方で、Squareは多くの他社に比べDiners Clubブランドの手数料が安いです。
    富裕層に多いDiners Clubカードユーザーのお客様が多いお店であれば、逆にSquareの方がお得になることも考えられなくはないですね。(とはいえJCBにも招待制の高ランクなカードはあります)

    ★ちなみに馴染みのない「Discover」は、アメリカを中心に発行されている新しい国際ブランドです。この会社はJCBと提携を結んでいるために、JCBが一括して審査を取り行っているのでしょう。
    (ちなみにDinersも同じくJCBと提携を結んでいます)

    ⑤今のところ電子マネーやQRコード決済には未対応(電子マネーは今後対応予定)

    Squareについて、一番わかりやすいデメリットは「今のところ電子マネーに対応していない」こと。今後対応予定と公式HPに書いてはありますが、具体的な時期や対応予定の電子マネーの種類は不明です(2019年8月現在)。

    分かりやすいデメリットではあるものの、これを重視すべきかそうでないかは客層や立地、取り扱い商品の価格などによって大きく変わってきそう。
    電子マネーに対応していなくてもノーダメージ、という業種も少なくはないと思いますが、「お店から駅が近い」「一回当たりの会計金額が安い」といったように電子マネーと相性が良いお店であれば、Square以外の決済サービスも併せて検討したいところです。

    ★キャッシュレス決済代行5社の対応ブランド等比較
    主要国際ブランド(クレジット払い)※ 交通系電子マネー iD
    QUICPay
    その他
    Square × × ×
    Coiney ×
  • WeChat Pay(微信支付)
  • Airペイ
  • ALIPAY(支付宝)
  • WeChat Pay(微信支付)
  • PayPay
  • LINE PAY
  • d払い
    (「AirペイQR」参加時/無料、任意)
  • Tポイント
  • Ponta
  • WAON POINT
    (「Airペイポイント」参加時/有料、任意)
  • 楽天ペイ
  • 楽天ペイ
  • auPAY
  • 楽天Edy
  • nanaco
  • おてがるPay
  • 銀聯
  • ※VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
    注意!レシート印刷のためのプリンターは別売

    これはSquareに限ったことではないので、「Squareのデメリット」とまでは言えないのですが……。
    それでも無視できない注意点として、「レシート印刷のためのプリンターが別売り」という点が挙げられます。

    ふだんレシートを必要としない、あるいは手書きの領収書で問題なく対処できるならさほどの問題はないものの、これが必要そうなら専用プリンターの購入を検討した方が良いでしょう。
    ちなみに公式HPで紹介されている「EthernetプリンターTSP143LAN」の価格は3万円強くらいです。

    参考Square公式HP「【Square基本のき】(7) レシートプリンターなどの周辺機器について」

    ★メールで送信するオンライン上のレシートであれば、プリンターが無くとも発行可能です。

    「スクエア」と他4社サービスの比較

    ここまで解説してきたメリット・デメリットを中心に、「Square」と類似他社サービスを簡単に比較してみました。

    ★「Square」と他4社サービスの比較(1)
    手数料 入金サイクル 備考
    Square 3.25%
    (Visa、Master、Amex、Discover、Diners)
    3.95%
    (JCB)
    翌または翌々営業日
    (三井住友銀行、みずほ銀行口座宛)
    水曜日締め同週金曜日振込
    (その他の口座)
  • キャッシュレス・消費者還元事業の登録対象業者は端末(通常8千円程度)無料
  • JCB手数料が他社より高い
  • Diners(とDiscover)の手数料は他社より安い
  • Coiney 3.24%
    (VISA、Master、Amex、セゾン)
    3.74%
    (JCB、Diners、Discover)
    1ヶ月分の売上を翌月20日入金(自動入金設定時)
    手動出金の場合、振込完了は売上の半月後くらいから
  • キャッシュレス・消費者還元事業の登録対象業者でなくても端末(通常2万円くらい)無料
  • 中国で普及のQRコード決済WeChat Pay対応
  • 簡単にオンライン決済ページを作成可能
  • AirPAY 3.24%
    (VISA、Master、Amex)
    3.74%
    (JCB、Diners、Discover)
    月6回
    (みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行口座宛)
    月3回
    (その他の金融機関口座)
  • キャッシュレス・消費者還元事業の登録対象業者はipad&カードリーダー(通常2万円くらい)無料貸与
  • ポイントサービス(Tポイント、Ponta、WAON POINT)の導入も可
  • 楽天ペイ 3.24%
    (VISA、Master、Amex)
    3.74%
    (JCB、Diners、Discover)
    最短翌営業日自動入金
    (楽天銀行宛)
    最短翌営業日入金
    (他銀行宛/入金依頼・210円の振込手数料必須)
  • キャッシュレス・消費者還元事業の登録対象業者はカードリーダー代(2万円くらい)全額キャッシュバック(諸条件あり)
    その他各端末の無償貸与あり
  • おてがるペイ 3.24%
    (VISA、Master、ニコス他)
    3.74%※
    (JCB、Diners、Amex銀聯、Discover)
    月2回または月6回
    (選択制)
  • キャッシュレス・消費者還元事業の登録対象業者はカードリーダーとプリンター無料貸与(通常計4万円程度)
  • 銀聯ブランド対応
  • アメックスの手数料が他社より高い
  • ※キャッシュレス・消費者還元事業の加盟社登録で実質2.16%
    ★「Square」と他4社サービスの比較(2)
    電子マネー決済 必要機種 商品選択によるお会計計算 商品別売上確認 一括払い以外の決済
    Square 暫定不可 iOS 9.3.5以降
    Android 5.0以降

    画像設定も可
    不可
    Coiney 交通系電子マネー
    (3.24%※)
    iOS 12.2以降
    Android 5.0以降
    ×
    別途計算機や提携サービス契約が必要
    × 2回払い
    リボ払い対応
    AirPAY 交通系電子マネー
    (3.24%※)
    iphoneまたはipad
    文字情報からのみ選択可
    不可
    楽天ペイ 交通系電子マネー
    Edy、nanaco
    (3.24%※)
    iD
    QUICPay
    (3.74%※)
    iOS 9.0以降
    Android 5.0以降
    ×
    別途計算機や提携サービス契約が必要
    ×
    提携サービスの利用が必要
    不可
    おてがるペイ 交通系電子マネー
    iD
    QUICPay
    (3.74%※)
    iOS12 ×
    別途計算機や提携サービス契約が必要
    × 2回払い
    分割払い
    リボ払い
    ボーナス払い対応
    ※キャッシュレス・消費者還元事業の加盟社登録で実質2.16%

    各社の強みを簡単にまとめると、

    Square
  • 商品を選んで金額を割り出せる、レジ機能の優秀さ
  • アナリティクスや在庫管理サービス等の充実
  • 特に三井住友銀行・みずほ銀行利用時の売上入金の速さ
  • Coiney
  • WeChatPayによる中国人旅行者へのPR力
  • ごく簡単なオンライン決済サービス
  • 2回払い、リボ払い対応
  • AirPay
  • ポイントサービス導入
  • 商品を選んで金額を割り出せる、レジ機能の優秀さ
  • アナリティクスや在庫管理サービス等の充実
  • 楽天ペイ
  • 交通系電子マネーに加えnanaco、Edy、iDQUICPayと利用できるものが多い
  • 楽天銀行口座利用時の売上入金の速さ
  • おてがるペイ
  • 銀聯ブランド対応による中国人旅行者へのPR力
  • iDQUICPayを利用できる
  • 2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い対応
  • というかんじでしょうか(キャッシュレス・消費者還元事業の登録を前提とした場合)。

    もちろんどこも一長一短ではあるのですが、Squareは特に「ストレスフリーなお会計」「会計後の分析や在庫管理」を重視したい際におすすめと言えそうです。

    「スクエア」導入の流れ

    メリット・デメリットを把握した上で「スクエア」導入を決めたなら、あなたのお店でクレジットカード決済を可能にするまでの流れを見てみましょう。

    「スクエア」導入の流れ

    スクエアのアカウント作成(=申込)

    審査開始
    (VISA、Master、Amex)

    メールの案内に従い
    必要書類の提出

    メールで審査結果連絡
    (最短即日)
    審査通過を確認したら
    任意の「スクエア」端末を購入


    JCB、Diners、Discoverの審査のため
    案内に従い必要情報の入力等

    メールで審査結果連絡
    (3~7営業日)

    承認が下り次第、すべての対応ブランドでの決済が可能に

    基本的な手続きはすべてインターネット上で完結します。
    早ければ申し込み当日にVISA・Master・Amexの審査結果が出るというのは嬉しいポイントですね。もちろん端末が届くまで通常のカード決済はできませんが、スクエアのアプリさえインストールしておけばカード番号等の直接入力による決済は可能です。

    ちなみにJCB、Diners、Discoverブランドの審査は一括してJCBが行うとのこと。
    こちらの審査はVISA等に比べて厳しいのですが、仮に審査落ちしてしまってもVISA・Master・Amexブランドの決済は問題なく続行できます。

    ★アカウント作成の際に必要な書類や情報は、業種や営業形態等によって異なります。詳しくは以下の公式HPをご覧ください。

    CHECKSquare公式HP「アカウントの審査に関するFAQ」

    ★各審査の過程で、追加情報や追加必要書類の提出を要求される場合があります。

    ★その他詳細については以下の公式HPをご覧ください。

    CHECKSquare公式HP「Square スタートガイド」

    実際に「Square」を導入した事業者の体験談

    今回、実際にキャッシュレス決済代行サービスを導入した事業者の方にアンケート調査を実施したところ、一名のみ「Square」利用者の回答を得ることが出来ましたので紹介させて頂きます。

    Aさんに届いた「Square」からのメール▲申し込みが事実であることの確認のため添付頂いた「Square」からのメールのスクリーンショット

    ★Square利用者Aさんのアンケート回答
    Squareへの申込時期 2018年12月 申込種別 個人
    業種、取扱商品等 サービス業
    マンツーマンのトレーニング指導・食事アドバイス
    店舗所在地 愛知県名古屋市東区
    申込時の営業年数 0年(2018年12月~) 申込時の従業員数 1名
    申込時の課税所得 0円 導入完了までに掛かった時間 1週間程度
    キャッシュレス決済導入のきっかけ等 クロージング(契約)の際の成約率アップに繋がると思ったため。
    現金支払い・口座振り込みを手間に感じるお客様がいらっしゃった為
    申込先にSquareを選んだ理由 iPadやスマホで使用できる手軽さ
    手数料の安さ
    キャッシュレス決済導入までに掛かった費用 カードリーダー代のみ
    審査通過状況 一次審査(主にVISA、Mastercard)の審査に通過した
    キャッシュレス・消費者還元制度への参加 「キャッシュレス・消費者還元制度」へ参加していない、分からない
    特に利用者の多い決済方法 VISA,Mastercard,PayPay,American Express,LINE pay
    導入の感想など クロージング率・物販販売率があがりましたが、手数料を差し引かれた金額を見ると少し残念な気持ちになります。
    備考
  • お客様から電子マネーに対応していること(対応していないこと)について言及されることがしばしばある
  • PayPayやLINE Payでの決済を求められたことが複数回ある
  • 「売上が増えたが手数料発生は残念」というのは、キャッシュレス決済導入を象徴するような感想ですね。こればかりは致し方ありません。
    Aさんも導入しているPayPayLINEPayなら現在手数料が発生しないものの、需要が違いすぎることからクレジットカードの代用にはなり得ないでしょう。

    また、このAさんのお店では今のところ、JCBやダイナースのカードは利用できない模様。
    審査に通過できなかったのか、あえて申し込んでいないのかまでは分かりませんが……。
    とりあえず「VISAやMastercardの審査なら営業開始から1ヶ月以内でも通過できる」というのは確かなようですね。

    まとめ

    ポイント
    Square8千円程度(場合によっては無料)の端末とスマートフォンまたはipad(推奨)さえあれば導入できるクレジットカード決済サービス。コストの軽さ・導入の手軽さが最大のメリットか
    ★売上入金スパンも短く、三井住友銀行・みずほ銀行口座があれば最短翌営業日に売上を受け取れる
    ★他社サービスと比べたメリットは「商品を選択してお会計を出せる」「お会計後の客層や売り上げ分析、在庫管理サービスの充実」。このあたりを重視するならSquareを選んで間違いなし
    ★一方で一括払い以外の支払い方法や電子マネー決済(暫定)、中国人観光客に特化したサービス等は設けられていないため、これに抵抗があるなら他社を選びたい

    誰でも使いやすい優秀なUI(ユーザーインターフェース)、そして在庫管理や売り上げ分析といった裏方作業までを備えながら、気軽に導入しやすい「Square」
    分割払いや銀聯ブランド対応…といった「一芸」こそありませんが、堅実な決済サービスをお求めならまず間違いのない申込先となりそうです。

    CHECKスクエアVSコイニー徹底比較!レジ機能、対応決済方法等に雲泥の差アリ

    ★「Square」基本情報
    必要なもの
  • iOSまたはAndroid搭載端末
    (スマートフォンまたはタブレット)
  • 専用カードリーダー「Square Reader」(通常7,980円)
    「キャッシュレス・消費者還元制度」参加業者は無料
  • 対応ブランド
    決済手数料
    クレジット VISA
    Mastercard
    American Express
    Diners Club
    Discover
    3.25%
    キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店なら2020年6月末まで実質2.16%
    JCB 3.95%
    ※同上
    入金スケジュール 自動入金 三井住友銀行またはみずほ銀行口座宛の入金 0:00~23:59までの決済分が翌営業日(平日)に自動入金
    その他の金融機関宛の入金 木曜0:00~水曜23:59までの決済分が、同週金曜日に自動入金
    備考
  • 入会費、年会費などは発生しません。
  • 電子マネーは今後対応予定
  • 支払い方法は一括払いのみ
  • 

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