導入費用0円!店舗向けLINE Pay概要&ペイペイと比べたメリット・デメリット

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「自分のお店でもキャッシュレス決済方法を充実させたい。
中でも<LINE Pay>は若い方に人気がありそうだけれど…?」

言わずと知れたコミュニケーションアプリ「LINE」。そして同じアプリの中で利用できる決済方法が「LINE Pay」です。
幅広い層に普及している…とまでは言い難いこの方法ですが、クレジットカードを使えない高校生等でも利用しやすいことから、特に若い方をターゲットとしたお店なら、導入を検討して損は無いでしょう。

今回はそんな「LINE Pay」のサービス概要や、類似決済手段「PayPay」「楽天ペイ」と比べたメリット・デメリットを詳しくまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたが「LINE Pay」へ申し込むべきか、もしそうなら同決済方法の導入でどういった効果が期待できるか分かります。

<そもそも「LINE Pay」って?>
お客様から見た「LINE Pay」を簡単に言うと、「LINE Pay加盟店だけで使える、スマートフォン上のプリペイドカード」。「LINE Pay」ユーザーはあらかじめスマートフォンアプリ内に残高を「チャージ」し、その範囲内での決済が可能となります。Suica等の交通系電子マネーを想像していただくと分かりやすいかもしれませんね。

そして「LINE Pay」は決済ごとにLINEポイント(0.5%~、キャンペーン時はそれ以上)が貯まるため、お客様にとっては現金払いより高還元、つまりおトクな方法。「LINE Payが使えるなら」という理由でリピーターになってくれる方も珍しくはないかと思います。

店舗向け「LINE Pay」の概要と導入メリット

それでは早速、「LINE Pay」の導入について簡単に解説していきましょう。

「LINE Pay」基本情報
初期費用 任意選択 LINE Pay 店舗用アプリ…無料
プリントQR…無料
LINE Pay据置端末…1,500円/月
決済手数料 無料(2021年7月末まで、その後は2.45%)
売上金入金 毎月末締め、翌月末払い(自動入金)
※日付を問わない振込申請も可能ですが、この場合は240円の手数料が発生します。
その他 WeChat Pay(中国系QRコード決済サービス)
NAVER PAY(韓国系QRコード決済サービス)も対応可

①そもそも「LINE Pay」を導入すると、どんな決済ができるようになるの?

いきなりで分かりにくいことは承知の上ですが、店舗向けの「LINE Pay」サービスには主に3つの小分類が存在します(申込時に選択)。
申込先によって決済方法や提供サービスが少しずつ異なりますので、まずは各分類の概要をチェックしてみましょう。

※その他、Star Payなどの代行業者を使った導入方法も存在します。

「LINE Pay」小分類
費用 概要
LINE Pay 店舗用アプリ
【おすすめ】
0円 PayPay等との最大の差別化点である、「LINE Pay」ユーザーへの自動友達申請やメッセージ送信が可能
(=リピーターの増加を見込める)
プリントQR 0円 お店にQRコードを設置、お客様に読み取り・金額入力を行ってもらい決済
LINE Pay据置端末 1,500円/月 お店にQRコードを設置、お店側でお会計額を入力し、お客様にコードを読み取ってもらう。最もスムーズな決済が可能

★オンラインショップ向けの「LINE Pay」サービスも存在しますが、こちらは代行業者の利用(または独自での接続開発)が必要となること、インターネット上での決裁需要がクレジットカード決済等に比べて低いことから、このページでは取り扱いません。
オンラインショップのための「LINE Pay」導入については公式HP情報をご覧ください。

(1)LINE Pay 店舗用アプリ

3つの「LINE Pay」小分類のうち、最もおすすめしたいのが「LINE Pay店舗用アプリ」です。
導入後の決済方法は以下の通り。

  1. お店側であらかじめ用意しておいた端末(スマートフォンまたはタブレット)で「LINE Pay店舗用アプリ」を起動
  2. アプリ内で決済金額を入力
  3. お客様が提示するQRコードを読み取り(または店舗用アプリ内に表示してあるコードをお客様に読み取ってもらう)

お会計額を入力するのは店員側ですので、後述の「プリントQR」に比べても比較的スムーズに決済ができることでしょう。

そして何といっても「LINE Pay店舗用アプリ」最大のメリットは、「LINE Payを使ったお客様への自動友達申請機能」が付いてること。
あなたのお店で「LINE Pay」を使ったお客様がこの「友達申請」を受け入れてくれたなら、あなたは各お客様へ一斉にダイレクトメッセージを送信可能。月1000通以内であれば、新商品の宣伝やクーポンなど使い方は自由です。
この「リピーターを呼ぶ」メッセージ機能は、PayPay等の競合他社と比べたLINE Pay最大の差別化点と言って良いでしょう。

というわけで3つの「LINE Pay」小分類の中では、この「LINE Pay店舗用アプリ」への申し込みが最もおすすめとなります。

LINE Pay公式ブログより

▲LINE Pay公式ブログより

詳細 LINE Pay公式ブログ「<LINE Pay友だち追加機能>(利用無料)がカンタンに設定できるようになりました」

アプリのインストール自体は無料ですが、この決済方法を導入するためには、「決済用のスマートフォンまたはタブレット(iOSまたはAndroid搭載)」が必須となります。
一人で営まれているお店であれば私用のスマートフォンを使っても構いませんが、二人以上の店員さんがレジに入り得る状況だと専用の端末が欲しいところ。あらかじめご承知おきください。
ちなみに現状一番安い「ipad」端末は4万円弱くらいです。(レノボ等のAndroid搭載タブレットであればもう少し安くなりますが、あまり低スペックなものを選ぶと決済に支障が生じやすいかも)

★もしも現在クレジットカード決済などを導入していないなら、この機会にipad等と組み合わせて使えるキャッシュレス決済代行サービスを利用してみるのも良いでしょう。
中でも「Airペイ」であれば提供サービス内容も申し分ない上、指定条件を満たすことで「ipad」の無償貸与を受けられます。

(2)プリントQR

従業員の数にかかわらず、タブレット端末などを一切用意せずとも導入できるのが、公式HP上で「プリントQR」と呼ばれているサービス。

これは簡単に言うと、

  1. お店に以下のようなQRコードを置いておく
  2. ▲「LINE Pay」公式HPより、「プリントQR」の利用イメージ

    ▲「LINE Pay」公式HPより、「プリントQR」の利用イメージ

  3. お客様が「LINE」アプリ上でお会計金額を入力
  4. お会計金額を店員が確認し決済

というものですね。

「お客様に決済額を入力してもらう」という仕様上、どうしても「LINE Pay店舗用アプリ」「LINE Pay据置端末」を使った決済に比べ、会計が滞りがちとなってしまいそうですが……。
お店側の負担を一切かけずに「LINE Pay」を導入できる、という意味では最上の手段となります。お試しで「LINE Pay」を使ってみたいなら、検討の余地は十分でしょう。

★QRコードにあらかじめ金額を埋め込んでおくことも可能です(金額固定型)。
すべての商品価格が同じ場合、極端に人気な商品が存在する場合などには、こちらも併せてご検討ください。

(3)LINE Pay据置端末

3つの「LINE Pay」導入方法のうち、唯一月額費用(税抜1,500円)が発生するのが「LINE Pay据置端末」を用いたもの。
有料なだけあって利便性は高く、決済は

    1. お店側で端末を使い、決済額を入力
    2. お客様にアプリ上でQRコードを読み取ってもらう

という2過程のみで完了します。また据置端末はこれ単独で稼働するため、別途スマートフォンやタブレット端末を用意する必要もありません

▲「LINE Pay」据置端末利用イメージ。画像から見えていない裏面に、決済額を入力するボタンがあります。

▲「LINE Pay」据置端末利用イメージ。画像から見えていない裏面に、決済額を入力するボタンがあります。

「別の端末を起動させる必要が無い」「お店側で決済額を入力できる」という性質上、決済のスピード・スムーズさは3つの方法の中で一番です。

…ただし正直QRコード決済自体がそこまで普及していない現在、「LINE Payの決済をスムーズにする」ためだけに月1,500円を出す意味があるかは微妙なところかも。
個人的にはまず「店舗用アプリ」または「プリントQR」でLINE Payを導入後、必要を感じた場合にのみ据置端末の設置を検討する方向でも良いのではないかと思います。

②アプリ内「使えるお店検索」からの集客も見込めるか

お客様の立場から見れば、普通に現金払いを行うよりもおトクに支払える「LINE Pay」。ですがお店を外から見ただけでは、LINE Payを使えるかどうかなんて分かりませんよね。

これに関してですが、実は「LINE Pay」ユーザーは「LINE」アプリ(またはLINE Pay専用アプリ)内から「LINE Pay」加盟店を検索可能
積極的にLINE Payを使っていきたいと考えている方はこの機能を活用することも多いでしょうから、検索システムがあなたのお店を知ってもらう機会となることは決して少なくないはずです。

▲実際の「LINE Pay」アプリ内における加盟店検索例

▲実際の「LINE Pay」アプリ内における加盟店検索例。
地図はもちろん拡大・縮小可能、かつ現在地をもとに加盟店を探すことも容易です。

③利用者数はPayPayに劣るも、クレジットカードを使えない未成年者・若者の需要が高いか

さて、そんなLINE Payですが、同じく「QRコードを使った店頭決済」「アプリ検索機能からの集客」を可能としているライバル業者は少なくありません。特に「LINE Pay」よりも利用者が多い「PayPay」の存在は気になるところです。

▲MMD研究所「2019年7月 QRコード決済利用動向調査」

MMD研究所「2019年7月 QRコード決済利用動向調査」より

となると、ぜひとも欲しいのが「LINE Pay」ならではのメリットですが……。
これについて第一に挙げられるのは、「十代・二十代の利用者が多い」と思われる点でしょうか。

正式なデータは無いものの、「LINE」の利用者層の中心はやはり若年層でしょう。そして「LINE」アプリ内で使える「LINE Pay」残高は、銀行口座やコンビニから、年齢を問わずチャージすることができます。

これ自体は「PayPay」も同様なのですが、「いつものアプリを使って支払いたい」という需要は決して低くないはず。
また「PayPay」と異なり「LINE Pay」はクレジットカードを使ったオートチャージ等に対応していないのですが……。(=クレジットカードユーザーから見ればPayPayの方が便利)
それにもかかわらず「LINE Pay」の利用者数が上の調査で2位となっていることからは、高校生等を含む普段クレジットカードを使っていない層に「LINE Pay」の需要が高いと考えられます。

というわけで特にクレジットカードを持っていないような若年層の来店を想定するのなら、「LINE Pay」の導入効果も見込みやすいことでしょう。

チャージ式である「LINE Pay」は、原則として小口決済が前提となります。Suicaなどの交通系電子マネーと似たようなものと考えていただければ分かりやすいでしょうか。
数万円単位の決済を想定するなら、クレジットカードとの紐づけが可能な「PayPay」「楽天ペイ」、あるいは各種クレジットカード決済代行サービス(AirペイSquareなど)の方が圧倒的に相性が良いでしょう。あらかじめご承知おきください。

④2021年7月末までは完全無料で導入できるため、お試しとして申し込んでみるのもアリ

以上のように、新規での来店・リピーター両方の増加に期待できる「LINE Pay」。となると気になるのは、その導入費用ですよね。

先にも少し触れた通り、現在「LINE Pay」の導入には一切の費用が掛かりません初期費用や月額費等のみならず、決済手数料すら0円です(2021年7月末まで)。
明らかに商売が成り立っていないようにも思えますが、おそらくこれは「とにかく今は加盟店を増やしたい」、そして「PayPay等との競合のため」といった目的があるのでしょう。
(PayPayも同様に2021年9月末まで一切導入費用なし)

というわけで、少なくとも手数料無料で使える2021年7月までは、「LINE Pay」の導入デメリットは一切ありません。この頃までに「LINE Pay」の集客効果を見込めればその後も契約を続ければよいですし、その逆も然りです。

特に若い方の集客を希望するのなら、「お試し」の気持ちでLINE Payへ申し込んでみるのも十分アリでしょう。

★加盟店契約の有効期間は「加盟店契約から1年間」ですが、期間満了の1ヶ月前までに申し出の無い場合は自動更新されます。あらかじめご承知おきください。

詳細 LINE Pay公式HP「LINE Cash加盟店規約」

2.類似QRコード決済サービスと「LINE Pay」の比較

それでもLINE Payへの申し込みを決めかねる、というあなたのため、MMD研究所「2019年7月 QRコード決済利用動向調査」内使用率トップ3のQRコード支払いサービスを比較してみました。

使用率の高いQRコード決済サービスの簡易比較
LINE Pay PayPay 楽天ペイ
決済手数料 無料
(2021年7月末まで)
無料
(2021年9月末まで)
3.24%
初期費用
月額固定費
無料 無料 無料
自動売上入金サイクル 毎月末締め、翌月末払い
※より早い手動振込申請も可、ただし手数料発生
ジャパンネット銀行宛
…翌日
その他金融機関宛
最短翌々営業日
楽天銀行宛
…翌日
その他金融機関宛
自動入金不可かつ手数料発生(200円)
備考 WeChat Pay、NAVER PAY(中国系・韓国系QRコード決済)利用者も使える
店舗用アプリを使った自動友達申請・メッセージ送信可(※「店舗用アプリ」選択時)
利用者数トップ
Alipay(中国系QRコード決済)利用者も使える
各種クレジットカード、電子マネー決済も併せて導入可
※いずれもアプリから加盟店検索可

現在同じくノーコストで導入できる「PayPay」とLINE Payを比べると、LINE Pay側の入金サイクルの遅さはやや気になるかも。
とは言え他社サービスとは

  • 「自動友達申請」で完全に差別化できる
  • そもそも2社と契約を結んでも何の問題も無い(売上金などの管理が面倒になるくらい)

というわけで、よほど入金サイクルを重視しない限りはそこまで気に掛けなくても良いかと思います。

この2社については今のところ導入デメリットはありませんので、「2つとも導入してみて、決済手数料が掛からないうちに契約を続けるか決める」という方法も有効そうですね。

一方で「楽天ペイ」はQRコード決済というよりは「クレジットカード・電子マネー決済代行」サービスとしての側面が強いため、全くの別枠として検討する必要があるでしょう。


★「LINE Pay」に限らず、QRコード決済サービスはどれも

  • お客様に決済金額入力を求めるために生じるトラブルの発生
    (決済ボタンを押す直前に金額を減額される等/プリントQRの場合)
  • お客様が上手にアプリを使えず、余計支払いに時間が掛かってしまう

といったリスクを抱えています。
QRコードを使った支払い方法を導入するにあたっては、レジに入る方全員が「決済の過程をすべて確認する」「アプリの利用方法を簡潔に説明できる」といった対応を取れるよう、準備しておきたいところです。

「LINE Pay」導入の流れ

「LINE Pay」導入までの流れは大体以下の通りです。

「LINE Pay」導入の流れ

公式HPから申し込み
必要書類のアップロード(またはメール送付)
加盟店審査
(10営業日程度)
メールで審査結果連絡
メールの案内に従い、
加盟店手数料(現在無料)や振込スケジュールへの同意
加盟店登録完了
アプリDL(店舗用アプリ)、
QRコードを印刷(プリントQR)
または据置端末の到着によりLINE Payの導入が可能に
「LINE Pay」申請に必要な書類
個人事業主
  • 事業者証明書いずれか一点
    • 国税・地方税の領収書または納税証明書
    • 個人事業開業届出書(控)
    • 確定申告書(控)
    • 青色申告承認申請書(控)
    • 個人事業開始申告書(控)
  • 運転免許証または健康保険証
  • 各種営業許可証(業種により異なる/リンク先PDF)
法人
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 各種営業許可証

特に変わった申し込み過程・必要書類はありません。各連絡はメールで行われますので、その指示に従っておけば困ることも無いでしょう。
申込後はこちらもメールで案内されるであろう「申請照会」ページより、審査状況を確認できるとのことでした。

★書類の提出方法は「スマートフォンなどで撮影した書類を所定の場所にアップロード、またはメール送付」のみとなります。ご承知おきください。

まとめ

ポイント
  • 「LINE Pay」を利用するためには、3つの小分類の中から申し込み先を決定する必要がある。
    • LINE Pay店舗用アプリ(無料)自動友達申請機能につきリピーター増加を見込める最もおすすめな方法。ただし複数の方がレジに入るなら決済用の端末(ipad等)が欲しい
    • プリントQR(無料)…お店の負担は一切なくLINE Payを導入可能。ただしお客様にその都度決済額を入力してもらう必要があるので、スムーズさには欠けるか
    • LINE Pay据置端末(1,500円/月)…3つの決済方法の中で最もスムーズ&スピーディだが、どうしても費用面は気になる
  • クレジットカード利用者との相性が悪いにもかかわらず、直近の調査での利用者数は2位。このことからLINE Payはクレジットカードを使えない(使わない)若年層からの人気が高いと推測される。小口決済向けということもあり、若者をターゲットとしたお店では導入効果を見込みやすそう
  • 2021年7月末まで、「LINE Pay」は一切ノーコストで利用可能(店舗用アプリ/プリントQR選択時)。
    この期間内であれば導入デメリットは存在しないため、「とりあえず一回使ってみて継続利用を決める」のも有効か

アプリを通した集客効果が見込めるにもかかわらず、今のところ一切ノーコストで利用できる「LINE Pay(ラインペイ)」
「うちのお店に需要があるか分からない…」という場合であっても、「とりあえず導入してみて考える」という方法が取れるのは嬉しいところです。

「LINE Pay」基本情報
初期費用 任意選択 LINE Pay 店舗用アプリ…無料
プリントQR…無料
LINE Pay据置端末…1,500円/月
決済手数料 無料(2021年7月末まで、その後は2.45%)
売上金入金 毎月末締め、翌月末払い(自動入金)
※日付を問わない振込申請も可能ですが、この場合は240円の手数料が発生します。
その他 WeChat Pay(中国系QRコード決済サービス)
NAVER PAY(韓国系QRコード決済サービス)も対応可


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