日本で作れるベスト・銀聯カードはこれだ!中国本土での使い方も

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「仕事で中国に行くことに。
あちらはキャッシュレス決済が主流だというけれど、何か準備をしていくべきかな……」

中国出張や中国旅行を控えるそんなあなたには、「銀聯カード」の作成がおすすめ。
銀聯(ユニオンペイ)とは、中国最大シェアを誇る中国初の国際ブランド。「VISA」「Master」などの中国バージョンと思っていただければ構いません。
本土で主流なのはデビットカード決済ですが、日本国内からであっても「銀聯」ブランドの付いたクレジットカードの作成が可能
これを一枚持っておけば、中国での決済が非常にスムーズなものとなるでしょう。

今回は中国へ行かれる予定のあるあなたに向けて、日本国内で作れる「銀聯カード」の情報と、その選び方をまとめました。
読み終えていただければ、日本を発つ不安を少しでも減らすことができますよ。

★「金融ブラックになってしまっていて、クレジットカードの審査に通りそうも無い……」などという場合はこちらをチェックしてください。

よくある質問:銀聯のデビットカードは日本で作れないのでしょうか?

日本で申し込める「銀聯カード」とその選び方

まずは、日本で作れる「銀聯カード」とその選び方を見ていきましょう。

①日本で作れる主な「銀聯カード」一覧

「銀聯」は、冒頭で解説した通り、VISAやMasterと同じような国際ブランドの一種。
ただし日本国内では対応店が少なく、持つメリットがほとんどないため、多くの場合では「追加カード」という扱いを受けています。
つまり、家族カードやETCカードと同じく「希望者のみ発行できる」わけですね。

まずはこの「追加カード」を含めた、国内で発行できる「銀聯カード」をまとめてみました。

★複数のグレードのあるカードの場合、最も年会費の安いものを掲載しています。上位カードも同じく銀聯カードを利用可能です。

★日本国内で発行できる「銀聯カード」

年会費 還元率 その他
単独可 三井住友銀聯カード 無料 0.5%前後
  • 単独発行できる唯一の銀聯カード
追加カード扱い ANA一般カード
(VISA、Master)
2,000円+税 0.5%
(ANAマイル)
  • JCBカードは不可
ANA一般カード
(VISA、Master)
※10マイルコース
7,000円+税 1.0%
(ANAマイル)
リクルートカード
(VISA、Master)
無料 1.2%
  • JCBカードは不可
  • 発行料1,000円+税
三井住友プラチナカード 50,000円+税 0.5%前後
  • 年会費が高額
  • 九州の地銀との提携カードなど
  • 発行料無料
  • JALカードを含む
  • 発行料1,000円+税

意外と、銀聯カードを発行している会社自体は多くありません。というより「三井住友カード」「三菱UFJニコス」「九州カード」の3社だけですね。
このうち「九州カード」は三井住友カード社と提携して銀聯カードを発行しているに過ぎませんので、発行元は実質2社のみとなります。

上の表を見直してみても、ANAカードVISA/Masterの発行元は三井住友カード、リクルートカードVISA/Masterの発行元は三菱UFJニコスとなっていますね。

運よくこれらのカードをお持ちなら、カード会社へ電話を掛けて銀聯カードを追加発行してもらえばそれでOK。
新しいクレジットカードへ申し込む必要はありません。

★ANAカード、三井住友プラチナカード以外の三井住友カードは銀聯カードの追加発行に対応していません
その場合は「三井住友銀聯カード」を新しく発行してもらう必要があります。
(ただし利用枠共有、かつ年会費無料の銀聯決済専用カードですので、使い勝手としては追加カードと変わりありません)

★追加カードの利用分は、親カードと同時に請求されます。(家族カードやETCカードと同様)

②単独で発行できるのは「三井住友銀聯カード」だけ

上の表をご覧の通り、単独で作れる銀聯カードは「三井住友銀聯カード」だけ。(2018年5月現在)
その他のカード、例えば「ANA一般カード」の銀聯カードが欲しいと思ったら、まずは親カードとなる「ANA一般カード」を作らなければならないわけです。

そのため、そんなに何度も中国に出向く予定はない、という場合には一時的なサブカードとして「三井住友銀聯カード」を作成しましょう。
年会費も無料ですので、短期間のみ利用すると言う場合にも手を出しやすいです。

★三井住友銀聯カード

年会費 無料 国際ブランド 銀聯
基本還元率 0.5%前後 利用可能枠 10万円~80万円
海外旅行損害保険 なし 国内旅行損害保険 なし
ショッピング補償 なし 追加発行可 家族カード
リボ払い、分割払い 不可 支払日
  • 15日締め翌10日払い
  • 月末締め翌26日払い(選択可)
申し込み条件 満18歳以上の方(高校生は除く)

ただしご覧の通り保険は一切付いていないため、あなたが保険付きのクレジットカードをお持ちであれば、事前の決済などはそちらで行うべきと言えます。
お持ちのカードの保険内容や適用条件に付いては、各公式HPなどをご覧ください。

★中国で購入した品の破損などを補償してもらいたい場合には、後述の「ANAカード」などを選択されることを強くおすすめします。

③これからカードを作るなら「ANAカード」が最有力候補か

単独で銀聯カードを作るなら、その選択肢は「三井住友銀聯カード」だけ。
ただし親カードとなるクレジットカードを新しく作ろうとするのなら、その選択肢は大きく広がります。

海外に出向く機会が多いのなら、とくにおすすめしたいのが「ANAカード」(三井住友カード社発行のものに限る)

★三井住友カード社が発行するANAカード(いずれも銀聯カード追加発行可)

年会費 マイル還元率 付帯保険
ANA VISA一般カード
ANA Master一般カード
2,000円+税
(初年度無料)
0.5%~ 【海外旅行損害保険】

  • 死亡、後遺障害
    ~1000万円

【国内航空機内損保】

  • 死亡、後遺障害
    ~1000万円

【ショッピング補償】

  • 海外、分割払い時に限り
    ~100万円/年
8,000円+税
(初年度6千円)
1.0%~
ANA VISA Suicaカード 2,000円+税
(初年度無料)
0.5%~
8,000円+税
(初年度6千円)
1.0%~
ANA VISA nimocaカード 2,000円+税
(初年度無料)
0.5%~
8,000円+税
(初年度6千円)
1.0%~
ANAマスターワイドカード
ANA VISAワイドカード
7,250円+税
(初年度無料)
0.5%~ 【海外旅行損害保険】
・死亡、後遺障害、賠償金
~5000万円
・障害、疾病治療
・携行品障害 他
【国内旅行損保】
【ショッピング補償】
詳細公式HP
13,250円+税
(初年度無料)
1.0%~
ANA マスターワイドカードゴールド
ANA VISAワイドカードゴールド
14,000円+税

1.0%~ 【海外旅行損害保険】
・死亡、後遺障害、賠償金
~1億円
・障害、疾病治療
・携行品障害 他

【国内航空機内損保】
【海外・国内航空機遅延保証】
【ショッピング】
保険内容詳細

ANA VISAプラチナプレミアムカード 80,000円+税 1.5% 保険内容詳細
※上段「5マイルコース」(標準)、下段「10マイルコース」(有料)加入時
搭乗時の付与マイル+10%
搭乗時の付与マイル+25%
搭乗時の付与マイル+50%

年会費はややかさみますが、「10マイルコース」選択時、あるいはワイドゴールド以上の利用であればメインカードとしての使い勝手も十分
ちなみにANAなら5,000マイルから飛行機の片道運賃に利用可=1ANAマイルの価値は1円より高いと言って良いでしょう。

一般カードであっても、最低限の保険は備えています。
飛行機に乗る機会が多いのなら、1枚持っていて損はありません。

国際ブランド「VISA」「Master」以外のANAカードは銀聯カードの追加発行に対応しておりませんのでお気を付けください。

グレード・年会費別カードの比較と付帯保険

④頻繁に飛行機に乗る予定が無いなら「リクルートカード」も選択肢

銀聯カードを追加発行できるカードのうち、年会費無料かつ基本還元率が最も高いのが「リクルートカード」です。

★リクルートカード(VISA/Master)

年会費 無料 国際ブランド VISA
Master
基本還元率 1.2% 利用可能枠 非公開
海外旅行損害保険 最高2000万円 国内旅行損害保険 最高1000万円
ショッピング補償 最高年200万円 追加発行可 ETCカード
家族カード
銀聯カード
リボ払い、分割払い 支払日 15日締め翌10日払い
申し込み条件 満18歳以上の方(高校生は除く)

サービス内容・ポイントの使い道は国内利用に特化したものとなるため、「ANAカードを作るほど飛行機に乗る予定はない」という場合の申し込み先候補となるでしょう。

リクルートカード(JCB)は銀聯カードの追加発行に対応していませんのでお気を付けください。
(発行元が三菱UFJニコスでないため)

中国での「銀聯カード」の使い方

ここからは「銀聯カード」入手後の使い方について説明していきますが……。
三井住友カードの公式HPに非常に分かりやすい解説が掲載されていたので、こちらを引用させていただきました。

お会計の際、カードを提示してください。
利用金額が一定額を超える場合や商品の種類・お店によっては、ご本人確認のため弊社へ照会を行います。

お会計の際カードを提示し、金額を確認のうえ、6桁の暗証番号(00+ご指定の4桁)を入力後、実行キーを押してください。
このマークの銀聯加盟店等、一部の銀聯加盟店では暗証番号の入力が不要な場合がございます。
銀聯

売上票にサインをご記入ください。
金額を確認し、カード裏面と同じサインをしてください。

売上票の「お客様控」をお受け取りください。
ご家族会員の方のご利用方法も本会員の方と同様です。

引用元:三井住友カード公式HP「銀聯カードご利用方法」

銀聯カードでの決済には、原則暗証番号とサインの両方が必要となるようですね。
それ以外の決済方法は、国内利用時とさほど違いはありません。

よくある質問:クレジットカードを海外で利用する際、特別な手数料や両替料などは発生しますか?

銀聯カードに関するよくある質問と回答

ここからは、銀聯カードに関するよくある質問についてお答えしていきます!

①クレジットカードを海外で利用する際、特別な手数料や両替料などは発生しますか?

各カードの公式HPには、以下の記載が見られました。

外貨でのご利用代金は、各地のVisaセンターまたはMastercardセンターから決済センターにデータが到着した時点で、Visaインターナショナル・Mastercardインターナショナルが交換するレートに、弊社が海外利用に係る事務処理コストとして所定の費用を加えたレートが適用されます。
海外キャッシュサービスについては、海外利用に係る上記コストは含みません。カードをご利用になった日の換算レートではございませんのでご注意ください。

三井住友カード公式HPより)

ご利用代金の円貨への換算には、Visa Worldwide、Mastercard、JCBの決済センターでご利用データを処理する際に各々が指定したレートを使用いたします。
なお、Visa、Mastercardのショッピングのご利用につきましては、適用レートに日本国外での利用に伴う事務処理コストとして当社が定めた2.00%(税別)を加算したレートで円貨に換算させていただきます。またJCBにつきましては、JCBが定めた1.60%と当社が定めた0.40%(税別)を加算したレートで円貨に換算させていただきます。またJCBにつきましては、JCBが定めた1.60%と当社が定めた0.40%(税別)を加算したレートで円貨に換算させていただきます。

三菱UFJニコス公式HPより)

三菱UFJニコスが掲載している数字を頼りにするのなら、「海外でのクレジットカードは請求額が+2%される」というわけですね。
海外でクレジットカードを利用される際には、あらかじめご了承ください。

ちなみに1ヶ月で全額返済が可能なら、キャッシングサービスを使った方が請求額は少ないです。
(年18%の金利でのキャッシングは、月あたりの手数料率に換算すると約1.5%となるため)

②銀聯のデビットカードは日本で作れないのでしょうか?

デビットタイプの銀聯カードは「中国工商銀行在日拠点」で取り扱っています。
ただし発行に対応しているのは3店舗(東京2店と大阪1店)の銀行窓口のみとなっています。

中国工商銀行在日拠点公式HP「デビットカード」

★デビットカード……預金から即時引き落としを行う支払い方法。預金口座に直結しているため、銀行などの金融機関が直接発行する。また、審査が必要ないため金融ブラックでも利用可。
中国国内で使われている銀聯カードはクレジットカードではなくデビットカードが主流。

★クレディセゾンが発行しているプリペイドカード「NEO MONEY」も銀聯での発行が可能です。
クレディセゾン「NEO MONEY」

③中国での利用でも、日本のカード会社のポイントは貯まりますか?

ショッピング枠の利用であれば問題なく貯まりますが、キャッシングサービスはポイント付与率0%となりますのでお気を付けください。

④5銀聯カードでApple Payは使えますか?

残念ながら、「三井住友カード」「三菱UFJニコス」ともに銀聯カードはApplePayに対応していないようです。
Apple Payはお持ちのカードの国際ブランドとスマホ決済に対応したお店でのみ、使えることになりますね。これは日本国内であっても同様です。

三井住友カード公式HP「よくある質問」
UFGカード公式HP「Apple Pay」

まとめ

★日本国内で銀聯カードを発行しているのは実質「三井住友カード」「三菱UFJニコス」の2社だけ。(提携を含むなら九州カードも)
このうち単独発行ができるのは「三井住友銀聯カード」のみとなるため、すでにメインカードをお持ちならこれを選ぶことになる。ただし保険は一切無いので注意
★今後海外出張や旅行などに行かれる機会が多いのなら「ANAカード」をメインカードとするのがおすすめ。VISA/Masterなら銀聯カードの追加発行可、保険制度完備、年会費はかさむがマイル還元率も上々
★さほど頻繁に飛行機に乗る予定が無いのなら、基本還元率の高い「リクルートカード」も視野に

今後定期的な、あるいは長期間の中国滞在が予測されるのなら、ぜひとも持っておきたい「銀聯カード」。
場合によってはメインカードの乗り換えも視野に入れながら、あなたに合ったカードを探してみてください。

★その他詳細や不明点については、各カード会社へお問い合わせください。



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