みずほのデビットカードは便利な特典付帯!ただし土曜深夜は利用不可
「みずほ銀行のデビットカードを作りたいな。
でもこれは一体どんなカードなんだろう?」
みずほJCBデビットはみずほ銀行のJCBデビットカード。
実質年会費無料でありながら、ATM利用手数料無料特典や使いやすい海外旅行保険が付帯しているなど、魅力の多いカードです。
一方で土曜深夜~日曜朝にかけてカードを使えないデメリットも。
ここでは、みずほJCBデビットのメリットとデメリットを解説していきます。
「もっと使いやすいカードの方が良いな」という場合に参考になるおすすめカードも紹介しますよ。
読み終えていただければ、このカードがあなたにぴったりかどうかがばっちり分かります。
デビットカードとはクレジットカードの決済システムを活用した「即時決済」用のカードです。
支払い時にカードを提示することで、買い物代金が紐付けた銀行口座からすぐに引き落とされます。
「後払い」するクレジットカードと違い、デビットカードには審査がないのが特徴。
高校生以上で、銀行口座があるなら誰でも作れるのがメリットです。
一方で、分割払いができないなど、クレジットカードに比べ機能や特典が控えめになっているデメリットもあります。
とはいえ、基本的にはクレジットカードと同じように使えるので安心です。
デビットカードを利用できるのはVisa、JCB、MasterCardなどの加盟店。
自分のカードと同じブランドのお店で利用することができます。
デビットカードは決済上クレジットカードとして扱われます。
使う際は、クレジットカード向けの案内を参考にしましょう。
年会費 | 国際ブランド |
---|---|
1100円(税込) ※初年度無料 ※満23歳以下無料 ※年1回以上の利用があれば翌年無料 | JCB |
基本還元率 | 利用可能枠 |
0.2% | 250万円まで ※口座残高が250万円未満のときは口座残高まで利用可 |
海外旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険 |
最高3000万円 | 最高3000万円 |
ショッピング補償 | 追加発行可 |
年間最大100万円 | なし |
付帯電子マネー | 支払日 |
なし | 即時決済 |
申し込み条件 | |
日本国内在住で満15歳以上(中学生除く)でみずほ銀行の普通預金口座を持っていること |
目次
みずほ銀行のデビットカード基本情報 このカードを使ってできること
みずほ銀行のデビットカード「みずほJCBデビット」は世界中のJCB加盟店で使えるデビットカードです。
支払い時に「JCB、1回払いで」と伝えてカードを提示すれば、すぐに代金がみずほ銀行の口座から引き落とされます。
年会費は実質無料。
年1回以上カードを利用すれば翌年の年会費が無料になります。
それでいて、利用額の0.2%が自動キャッシュバックされるなどの嬉しい特典も。
この項目では、みずほJCBデビットを使ってできることをひとつずつ解説していきましょう。
①年会費は実質無料 年1回の利用で翌年の年会費が無料になる
みずほJCBデビットの年会費は初年度無料で、2年目以降は1100円です。
しかし、以下の条件を満たせば2年目以降の年会費も無料になります。
★みずほJCBデビットの年会費無料条件
- 23歳以下である
- 年1回以上カードを利用する
どちらか一つをクリアしていればOK。
1年間に1回以上カードを利用すれば翌年の年会費が無料になるのが嬉しいところ。
使い続けている限り、実質年会費無料であると考えて良いでしょう。
年に1回カードを使えるか心配な場合には、Amazonなどのインターネットショッピングにカードを登録するのがおすすめです。
満23歳以下の場合には無条件で年会費が無料なので、学生は年会費の心配をせずカードを使えるのも嬉しいですね。
②国内で使いやすいJCBブランド JCBの加盟店で支払いに使える
みずほJCBデビットは全世界のJCB加盟店で支払いに使うことができます。
加盟店は国内に多く、海外には少ないため国内で活躍するカードです。
JCB加盟店とは「JCB」ブランドのカードが使えるお店のこと。
レジや入口付近の「ご利用できるクレジットカード」という案内に、ロゴが入っているのが目印です。
▲JCBのロゴ
デビットカードは、クレジットカードの決済システムを活用して支払いを行っています。
そのため、使えるお店かどうかは、クレジットカードの案内を参考にする必要があるのです。
JCBのデビットカードはお会計の際にも「JCBのクレジットカード」として扱われるので覚えておきましょう。
「J-Debit」はみずほ銀行のキャッシュカードにつくデビット決済機能です。
デビットカードとJ-Debit、似て非なるふたつのサービスについて解説しましょう。
みずほJCBデビット | J-Debit | |
---|---|---|
使うカード | みずほJCBデビット | キャッシュカード |
新たなカード発行 | 必要 | 不要 |
できること |
|
|
使えるお店の数 | 世界約3000万店 | 国内2万3740店 |
インターネット決済 | 使える | 使えない |
この2つはどちらも代金の支払いを行うサービスです。
J-DebitはATMで使える銀行のキャッシュカードを使うので、新たにカードを発行する手間がない点が魅力。
しかし、J-Debitは使えるお店が少なく、国内に23740店あるのみなのでかなり不便です。
また、インターネット決済に使えないのも残念なところです。
J-Debitは使いづらいので、支払いに使えるカードが欲しい場合にはデビットカードを作る方が良いでしょう。
③毎月利用額の0.2%が自動キャッシュバックされる!ただし還元率は低め
みずほJCBデビットを使うと、利用金額の0.2%が約1カ月後にキャッシュバックされます。
キャッシュバック日は毎月中旬。
前々月16日~前月15日の間に使った金額の0.2%が返ってきます。
みずほJCBデビット
自動キャッシュバックの流れ
(例)
みずほJCBデビットを使って
1万円の買い物
みずほJCBデビットを使って
2万円の買い物
みずほJCBデビットを使って
2万円の買い物
1カ月間の使用額が確定
合計5万円
5万円の0.2%にあたる100円が
口座にキャッシュバック
みずほJCBデビットの自動キャッシュバックの流れ
特別な手続きをすることなく、使ったお金の一部が返ってくるのは嬉しいですね。
ただし、キャッシュバック率は0.2%と低く、1円未満は切り捨てとなります。返ってくる金額にあまり期待はできません。
例えば、1カ月間で1万1111円使ったときに、キャッシュバックされる金額は21円です。
(0.222円分は切り捨て)
還元率が気になる場合は、高還元の「楽天銀行デビットカード」(還元率1%)なども検討してみてください。
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④月1回以上デビット利用でATM時間外手数料無料などの「うれしい特典」が付帯
入会・年会費無料の「みずほマイレージクラブ」に入会していれば、月1回以上のデビットカード利用で「うれしい特典」を受けられます。
時間外利用手数料無料
②イオン銀行ATM
時間外利用手数料無料
③イーネットATM
利用手数料・時間外利用手数料
月2回無料
④インターネットバンキング「みずほダイレクト」を利用しての
「みずほ銀行本支店」への振込手数料無料
これらの特典の中でも特に注目したいのは「みずほ銀行ATM時間外利用手数料無料」。
深夜や休日の入出金で発生する手数料を無料にすることができます。
月2回までファミリーマート等に設置されているコンビニATM「イーネット」を無料で利用できるのも嬉しいところです。
「うれしい特典」の対象になるかは毎月判定され、1カ月単位で特典が付与されます。
ただし、特典の付与される月はカード利用の2~3カ月後とズレがあるので注意が必要です。
例えば5月1日にカードを使った場合、特典が有効になる月は、2カ月後の7月です。
判定期間 | 特典期間 |
---|---|
1月16日~2月15日 | 4月 |
2月16日~3月15日 | 5月 |
3月16日~4月15日 | 6月 |
4月16日~5月15日 | 7月 |
5月16日~6月15日 | 8月 |
6月16日~7月15日 | 9月 |
7月16日~8月15日 | 10月 |
8月16日~9月15日 | 11月 |
9月16日~10月15日 | 12月 |
10月16日~11月15日 | 翌年1月 |
11月16日~12月15日 | 翌年2月 |
12月16日~翌年1月15日 | 翌年3月 |
上記の判定期間中に1回以上みずほJCBデビットを使えば、約2カ月後の特典期間に「うれしい特典」を受けられます。
デビットを使わない月があった場合、その約2カ月後は特典対象外となりふたたびATM手数料がかかってしまいます。
コンビニ等日常的な支払いでもデビットを使い、特典を切らさないようにするのがおすすめです。
⑤補償範囲が広く使いやすい旅行保険が利用付帯している
ツアー代金など、旅行費をみずほJCBデビットで支払った場合、その旅行の間保険が適用されます。
海外旅行傷害保険 | |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 |
傷害治療費用 | 100万円限度 |
疾病治療費用 | 100万円限度 |
賠償責任 | 2000万円限度 |
傷害携行品の損害 | 1旅行につき20万円限度 |
救援者費用 | 100万円限度 |
国内旅行傷害保険 | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 |
みずほJCBデビットの海外旅行保険は補償範囲が広く頼もしいです。
特に、海外旅行は疾病・傷害治療まで補償してくれるので、旅行先で体調を崩してしまった場合に助かります。
みずほJCBデビットを持って海外旅行へ行く際は、旅行費用もこのカードで支払うのがおすすめです。
みずほJCBデビットのデメリット 土曜深夜~日曜朝はカードを使えない
みずほJCBデビットは実質年会費無料でありながらメリットの多いおトクなカードです。
しかし、その一方で他のカードにはあまりないデメリットもあります。
土曜深夜~日曜朝など、みずほJCBデビットを使えない時間帯があるのです。
- 土曜22:00~日曜8:00
- 毎月第1、第4土曜日3:00~5:00
使えない時間帯は主に土曜の深夜。
食事の支払いやインターネット決済にみずほJCBデビットを使えなくなってしまいます。
日曜日に観る映画の予約など、土曜深夜にデビットカードを使う機会は意外と多いため不便です。
「土曜の夜によく出かける」「夜中のインターネットショッピングが多い」など、自分の生活と噛み合わない部分があれば、みずほ銀行ユーザーでも別のカードをおすすめします。
みずほJCBデビットを使う際は土曜深夜~日曜朝にかけてカードが利用できないと覚えておきましょう。
みずほJCBデビットを使えない他の事例として、デビットカードが使えないお店があるということを覚えておいてください。
以下のお店では、JCBのロゴがあってもみずほJCBデビットを使うことができません。
電子マネー |
|
---|---|
通販など |
|
保険料 |
|
レジャー |
|
電気料金 |
|
電話サービス | 九州電話 |
チケット |
|
高速道路料金 | |
飛行機の機内販売 | |
一部のタクシー | |
ガソリンスタンド | |
公共料金、携帯電話料金など継続的に利用額を支払う加盟店 |
これらのお店でデビットカードを使うことができないのは、クレジットカードとデビットカードの支払いタイミングの違いが主な原因です。
デビットカードは使った瞬間に代金が引き落とされます。
「後払い」のクレジットカードと違い、口座にお金がなければ決済ができません。
そのため、以下の特徴がある店舗でデビットカードを使えないことが多いのです。
スムーズに支払いをする必要があるサービス 高速道路料金所 |
商品を渡した後に支払いをするサービス ガソリンスタンド、機内販売 |
「高速道路料金」「ガソリンスタンド」「公共料金」このあたりはついカードを使ってしまいがちなので注意しましょう。
【他のおすすめカード紹介】せっかくデビットカードを作るならメリットを比べて選ぼう
みずほJCBデビットはメリットが多く、みずほユーザーならば作って損のないカードです。
しかし、土曜深夜にカードを使えないというデメリットもあり、使いにくい側面があるのも事実です。
そこで、この項目では参考として他のおすすめデビットカードを紹介していきます。
ただし、デビットカードはほとんどの場合、カード発行と口座開設がセットになるので、発行に手間と時間がかかります。
そのことを天秤にかけながら検討してみてください。
①【楽天銀行デビットカード】楽天グループで便利なデビットカード
楽天銀行デビットカードは、年会費無料で、楽天グループで便利なデビット機能付きキャッシュカードです。
利用100円ごとに「楽天ポイント」が1ポイント貯まるのがこのカードの魅力。
還元率は1%です。
貯めたポイントは楽天市場などで支払いに使えるほか、1ポイント=1円でデビットの支払いにあてることもできます。
還元率が高く使いやすいカードが欲しい場合におすすめです。
②【イオン銀行キャッシュ+デビット】イオン系列で特典豊富なカード
イオン銀行キャッシュ+デビットはイオン銀行のデビット機能がついたキャッシュカードです。
還元率は0.5%。
利用200円ごとに「ときめきポイント」が1ポイント貯まります。
また電子マネーWAONが付帯しており、このカード1枚でデビットカード、キャッシュカード、WAONの3役をこなすことができます。
このカードの魅力はイオングループ各店舗で受けられる特典。
「イオンカードが対象の特典」「WAONが対象の特典」をこのカード1枚で受けることができます。
イオングループ対象店舗でポイント2倍 対象店舗では200円で2ポイント貯まり、還元率が1%になる |
お客さま感謝デー 毎月20日・30日にイオングループ対象店舗で電子マネーWAONを使うと5%OFF |
イオンシネマ映画鑑賞割引 デビット利用で300円引きなどの割引特典 |
イオングループ各店舗を良く利用するならこのカードがおすすめです。
詳しくは以下の記事をご確認ください。
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③【セブン銀行デビット付きキャッシュカード】セブンイレブンでおトクなカード
セブン銀行のデビット付きキャッシュカードは7&iグループでおトクなカードです。
電子マネーnanacoと連携しており、nanacoをデビットカードに付帯させることができます。
このカードの還元率は通常1000円で5ポイント(=5円分)貯まり、0.5%。
しかし、セブンイレブン、7netなど一部の7&iグループでカードを利用すると1000円で10ポイント(=10円分)貯まります。
セブンイレブンをよく利用する場合、nanacoを活用している場合におすすめのカードと言えます。
④【Sony Bank WALLET】ソニーストアで3%割引のキャッシュバックカード
Sony Bank WALLETはソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード。
還元率は通常0.5%とそこまで高くありません。
しかし、みずほJCBデビットと同じく自動キャッシュバックで還元される点が魅力的です。
また、300万円以上預金などの条件をクリアすれば、還元率が最高2%まで上がります。
さらに、還元率アップの特典を活用できなくても「PlayStationTM Network」ならびに「PlayStationTM Store」では還元率が常時2%です。
さらに、インターネット直販ストア・直営店の「ソニーストア」では購入代金が3%割引になるのでこちらもおトク。
PlayStation®のサービスやソニーストアをよく使っているなら、このカードがおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご確認ください。
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まとめ
- みずほJCBデビットは実質年会費無料のデビットカード。世界各国のJCB加盟店で使える。
- 毎月の利用額の0.2%が約1カ月後に自動キャッシュバックされる。還元率は低めだが特別な手続きが要らない。
- 月1回以上利用すれば、みずほマイレージクラブの「うれしい特典」を受けられる。特典内容はATMの時間外手数料無料、イーネットATM利用手数料月2回無料など。1カ月間1度も使わないと約2カ月後の特典がなくなるので注意。
- 利用付帯の旅行保険は、補償範囲が広い。特に海外旅行保険は疾病治療費用まで保証してくれるので安心。
- デメリットは土曜深夜~日曜朝にかけてカードを使えないこと。
- デビットカードは使いやすい場面に合わせて選ぶとよい。
楽天銀行デビットカード→高還元で使いやすい
イオン銀行デビット+キャッシュ→イオングループで特典が多い、WAON付帯
セブン銀行デビット付きキャッシュカード→nanaco付帯、7&iグループで使いやすい
Sony Bank WALLET→PlayStatation Networkなどで高還元
みずほJCBデビットは「うれしい特典」などメリットが多い一方で、土曜深夜に使えないデメリットもあるカードです。
自分に合っているか考えながら、発行するカードを検討しましょう。
みずほJCBデビットの基本情報
カード名 | みずほJCBデビット |
---|---|
申込み資格 | 日本国内在住で満15歳以上(中学生除く)でみずほ銀行の普通預金口座を持っていること |
提携カード | JCB |
利用可能額 | 250万円まで ※口座残高が250万円未満のときは口座残高まで利用可 |
発行時間 | 2~3週間程度 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 無料 |
支払い方式 | 即時決済 |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
必要書類 | 特になし ※口座開設には運転免許証など本人確認書類が必要 |
金融機関名 | 株式会社みずほ銀行 |
住所・所在地 | 東京都千代田区大手町1–5–5 |
電話番号 | 03–3214–1111 |
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