【社員向け】コーポレートカードはブラックでも作れる?審査のカギは申込書

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「新しく入った会社は社員全員がコーポレートカードを作っているらしい。
このままだと、審査に落とされてブラック状態がバレるんじゃ……?」

主に大企業の経費管理のために用いられる「コーポレートカード」
あなたの他にもブラック状態、あるいはそれに近い方が、この審査に不安を抱かれていることは多いです。

結論から言うと、「コーポレートカード」と一口に言っても、どれくらい個人の信用情報を重視するかはさまざま。結局のところは「ブラックでも作れるかは申し込み先や勤務先による」としか言えないのですが……。
もしかすると入会申込書の同意事項などを確認することで、ある程度までは審査通過の可能性を読み解けるかもしれません。

今回はコーポレートカードの利用者であるあなたに向けて、カードの概要と利用規約から分かる審査の材料、その他よくある質問などをまとめました。
読み終えていただければ、あなたがコーポレートカードの審査に通過できるか、目途を付けることができますよ。

事前にチェック!コーポレートカードってどんなカード?

corporate、つまり「企業」の名前の通り、コーポレートカード法人専用のクレジットカード。一般的には大規模企業向けに発行されるカードを指しますね。
似たものに「ビジネスカード」が挙げられますが、そちらは中小企業や個人事業主が主な利用者層となります。
(ただ、言葉の使い分けはクレジットカード会社によって変わるので一概には言えません)

まずはそんな法人向き「コーポレートカード」の概要と、導入メリットを見ていきましょう。

①決済方法は大きく分けて2種類、どれを採用しているかは会社による

コーポレートカードの目的には、まず「経費の管理の効率化」を図れることが挙げられます。
例えば出張時のビジネスホテル代や交通費をコーポレートカードで支払えば、わざわざ現金で立て替える手間も省けるというものですね。

この際の具体的な支払い方法は会社の方針によって異なり、大きく以下の2つに分けられます。

コーポレートカードの主な決済方法(名称はカード会社によって異なります)
会社一括決済方式
(会社主債務)
  • コーポレートカードで支払った分の請求がすべて会社に向かう(会社が支払う)方式
  • 事務所単位等で支払いを行うカードもある
個別決済方式
(個人主債務)
  • 経費を一旦個人が立て替え領収書などを提示、会社から振込などで払い戻しを受ける方式(払い戻し方法などの詳細は会社による)
※その他、会社が事前に経費を選別、経費と認められたもののみを会社が支払う方法等もあり

社員の立場では「会社一括決済方式」の方がずっと便利なのですが、どちらを採用しているかは会社の方針によって変わるので、好きな方法を選ぶことはできません

あなたの勤務先の決済方法は、会社からもらえるコーポレートカードの申込案内書などに記載されています。
審査基準などを知るためにも、どちらの方式が採用されているかは非常に重要なポイントとなるため、まずはこれを確認されることを強くおすすめします。

★いずれの決済方式が採用されていた場合であっても、年会費は原則会社が支払います
(ただ、会社が年会費を支払うべきという厳密な規約は設けられていないので例外はあるかもしれません)

★各コーポレートカードは「法人口座から引き落としを行うか」といった要素からさらに細かく分けることもできますが、社員の立場でこれを気にする必要はありません。

②新幹線など交通機関の運賃優待、出張時の保険などカードごとの会員特典を得られる

「決済の簡略化」以外の「コーポレートカード」利用メリットには、「交通機関の運賃などの優待を受けられる」「国内・海外出張(旅行)時の損害保険が付く」などといった付帯サービスの充実が挙げられます。特に「エクスプレスコーポレートカード」といった名前のカードで受けられる、新幹線運賃の優待サービスは分かりやすいですね。
(サービス内容に関する詳細:JR東海エクスプレスカードについて※個人向けカード)

多くは法人にとっての利用メリットとなるため、社員の立場では恩恵を感じにくいのですが……。
支給されるのがゴールドカードであるのなら、国内空港ラウンジを利用できる等、コーポレートカードの利点を生かせる機会も増えるでしょう。

サービス内容は申し込み先のカードによって異なりますので、これに関してもやはり会社からもらえる申込み案内書などをご覧いただくことになります。

ブラックでもコーポレートカードを作れる可能性はある?

ここからは、コーポレートカードの審査に不安を感じているあなたのために、その審査について分かる限りのことを解説していきます。

CHECK会社一括決済方式・コーポレートカードの審査について
CHECK個人決済方式・コーポレートカードの審査について

①会社が支払いを行うタイプであれば個人の信用はほぼ問題にならない(ことが多い)

個人が立て替えを行わずに会社がすべての支払いを引き受けるタイプのコーポレートカード(会社一括決済方式)の場合、申込先によっては信用情報の開示すら行われません
具体的な例では「UC」系列のコーポレートカード(会社主債務型)あたりが挙げられますね。ちなみに法人相手に契約を結ぶ場合であれば、クレジット会社側に個人信用情報の確認義務はありません。(割賦販売法による)

当然、信用情報が確認されないのであればあなたのブラック状態も問題ナシ
信用情報が閲覧されるかどうかは、申込書と一緒にもらえる「会員規約」「(個人情報に関する)同意事項」から確認可能できます。
これを見ても個人信用情報機関への情報照会や登録に関する記載が見当たらなかったなら、ブラック状態でも問題なくカードを作れると見て良いでしょう。UCのコーポレートカードはこれに該当するわけですね。

ちなみに、一般的な「個人信用情報(機関)」に関する項目は以下の通りです。

会員等との与信取引上の判断のために、当社が加盟する個人信用情報機関(個人の支払能力・返済能力に関する情報の収集および加盟会員に対する当該情報の提供を業とする者をいい、以下「加盟信用情報機関」という)および当該機関と提携する個人信用情報機関(以下「提携信用情報機関」という)に照会し、会員等および当該会員等の配偶者の個人情報が登録されている場合には、それを利用します。

(「アメリカン・エキスプレス®・コーポレート・カード切替申込書」より)

逆に言うと、こういった記載がある場合にはブラック状態が審査に影響する可能性が出てきますね。
……とは言え、個人を介さずに会社を支払いを行うクレジットカードの場合、個人の信用より会社の信用の方がずっと重要に決まっています。

仮に個人信用情報を開示する会社であっても、会社決済型のコーポレートカードであれば、問題なく作れたという報告はしばしば見られます

もちろん100%大丈夫と言うことはできませんが……。
個人を介さず、会社が決済を行うコーポレートカードであれば、よほど重要な問題(延滞継続中、自己破産など)が無い限り利用者の信用にかかわらず審査通過を狙えると考えられます。

★同意なく個人信用情報が閲覧されることはありません。

②個人決済型の場合はダメ元で申し込むことになりそう

会社の信用を第一に発行される会社決済型のコーポレートカードに対し、一度個人が支払いを受け持つ個人決済型のコーポレートカードの場合、残念ながらブラックでの審査通過は難しくなります。会社決済型のコーポレートカードと違い、個人信用情報も100%確認されることでしょう。
(UCコーポレートカードについても、個人決済型は個人信用情報機関への照会あり)

もちろん一般の個人向けカードに比べると会社の信用の比重が大きい分、軽い問題であればスルーされる可能性もありますし、会社全員が漏れなくコーポレートカードを持っているような少し特殊な会社であれば、勤務先の信用を元に、限度額を下げる形で「温情発行」されることも多いようですが……。

基本的に一度問題を起こしたことのある方に対し、クレジット会社の目は厳しいです。
あなたがブラック状態であれば、個人決済型のカードへは「ダメ元」で申し込むことになるでしょう。
特にコーポレートカードの取得が任意である場合、あるいはコーポレートカードの代替措置(現金での立て替え制度など)が設けられている場合には、審査通過は難しいと考えられます。

コーポレートカードに関するよくある質問と回答

最後に、コーポレートカードに関するよくある質問にお答えしていきます。

①コーポレートカードの審査に落ちたら、会社や周囲にバレますか。

少なくともコーポレートカードの管理を担当している部署(経理)には知られるかと思います。

②個人決済型のカードであれば、私的な決済に使っても構いませんか。

会社の規約による、としか言えません。
クレジットカード会社側が使い道を限定している例は見られないので、会社が許可するのであれば個人でコーポレートカードを使っても問題ないでしょう。
(ただ、ポイントが貯まらない等のデメリットがあるためおすすめはしかねます)

ちなみに、UCコーポレートカードの利用規約には以下のような記載がありました。

カード使用者は、当社が法人会員に対してカード使用者のご利用内容一覧を送付することをあらかじめ承諾するものとします。

UCコーポレート会員規約・カード使用者規約(個人主債務用)より)

会社の規約で個人利用が禁止されている場合、こっそり使うのはまず不可能そうですね。
私的な利用のためには、素直に個人用のクレジットカードを作るのがベストでしょう。

★利用明細書の送付の有無については、各コーポレートカードの会員規約をご覧ください。

③コーポレートカードに付いている特典は、個人で利用しても構いませんか。

これもやはり、会社の規約によるでしょう。
提示だけで使えるような特典(空港ラウンジの無料利用など)であれば、多くの場合で問題ないかと思います。

④個人決済型のカードの支払いを延滞すると会社にバレますか。

数日程度であれば問題ないかと思いますが、延滞が続くと会社に連絡が向かう可能性は高いでしょう。
これはあなたと並んで会社も契約の当事者だからですね。

ちなみに個人決済型カードの支払い義務は、会社や法人代表者ではなくカード利用者にあります。
(=延滞すれば利用者の信用情報にキズが付く)

⑤コーポレートカードのせいで個人がブラック入りする可能性はありますか。

延滞他、規約違反などにより強制解約処分に遭えば、5年間のブラック入りを強いられます。(個人信用情報へ利用情報を登録するカードに限る/詳細は会員規約参照)
ここでは「UC法人カード」における、強制解約処分の要因を掲載させていただきました。

法人会員及びカード使用者のいずれかが、次の各号の一つにでも該当した場合、その他当社が法人会員、カード利用単位、又はカード使用者として不適当と認めた場合は、当社は何らの通知・催告を要せずして、カードの使用停止、法人会員の資格取消、特定のカード利用単位の廃止、又は特定のカード使用者の資格取消をすることができ、これらの措置とともに加盟店等に当該カードの無効を通知することがあります。

(イ) カードのお申込みもしくはその他の当社へのお申込み、申告、届出などで虚偽の申告をした場合。
(ロ) 本規約のいずれかに違反した場合。
(ハ) 当社に対する支払い債務又は当社が保証している債務の履行を怠った場合
(ニ) 信用情報機関の情報により、法人会員又はカード使用者の信用状態が著しく悪化し、又は悪化のおそれがあると当社が判断した場合。
(ホ) 第22条第4項に定める換金を目的とした利用等、カードの利用状況が適当でないと当社が認めた場合。
<中略>
(ヌ) カード使用者が日本国内に連絡先を有さなくなり、当社からカード使用者への連絡が困難と判断した場合。

UCコーポレート会員規約・カード使用者規約(個人主債務用)より)

(ニ)の項目によると、コーポレートカードの入会後にブラック状態となった場合であっても強制解約処分を受ける可能性があるようですね。

⑥コーポレートカードの利用でクレヒスは積めますか。

個人信用情報機関への情報登録が行われるコーポレートカードであれば、CICやJICCに記録が残ります。
コーポレートカードの利用履歴がどこまで重視されるかは分かりませんが、ホワイト状態よりはよほど良いでしょう。

まとめ

コーポレートカードとは主に大企業の社員に向けて発行されるカードのことで、会社が支払いを受け持つ会社一括決済型と、個人が一回立て替えを行う個人決済型に分けられる(名称はカード会社によって異なる)
★会社一括決済型の場合はカード使用者(社員)よりも圧倒的に会社の信用が重要となるため、社員の信用にかかわらずカードを入手できることも多い。UC系なら個人信用情報の開示すら無し
★一方、個人決済型だとブラック状態での取得は困難となる。例外なくすべての社員がカードを与えられている会社や信用情報の問題が軽微な場合はその限りでないものの、基本的には「ダメ元」の姿勢で申し込むことになりそう

特にワケアリの新入社員にとって、不安の種となりやすいコーポレートカード。
結局のところ一社員の立場ではどうしようも無い点が多すぎるため、審査に自信が無いのなら、「通ればラッキー」程度の気持ちで申し込みを行うことになるでしょう。



カード診断ツール

「もしもカードを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
 
そんな疑問に答えるカード診断ツールを作りました!
 
匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!
 

【Q】今日・明日中、せめて3日以内に手に入れたい

アンケートにご協力お願いします

カード名*
審査結果*
性別
年齢
職業
コメント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。