現金派?キャッシュレス派?みんなの支払い事情が明らかに!

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現金派?キャッシュレス派?みんなの支払い事情が明らかに!
2018年6月29日、楽天リサーチ株式会社が『キャッシュレス決済に関する調査』のアンケート結果を発表しました。こちらの調査は楽天リサーチの230万人の登録モニターを対象に、2018年6月1日から2日の間で行われたもの。今回の調査では、登録モニターの中から、全国20〜60代の男女1,000人がアンケートに答えました。

この調査でわかったことは、大きく分けて4つの点です。

★キャッシュレス決済の調査でわかった4つの点

  • 全世代を通して現金を使う人の割合が最も多い
  • キャッシュレス決済を選ぶ一番の理由は、ポイントが貯められるということ
  • 5年前と比べて、現金を持ち歩く額は減っている
  • キャッシュレス決済は飲食店で、一番利用されている
  • 今回の記事では、こちらのキャッシュレス決済の調査でわかった4つの点を中心に、みんなの支払い事情について解説をしていこうと思います。

    この記事を見ていただければ、最新のみんなの支払い事情が丸わかりです!

    現金支払いとキャッシュレス支払いを利用する割合はどんな感じ?

    まずは現金やクレジットカード、電子マネーなど各決済手段の利用率のデータから確認をしていきましょう。

    ①全世代を通じて現金支払いを行う人が一番多い

    今回の楽天リサーチの調査でわかったことは、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済システムも充実をしてきているけど、やはり現金での支払いを選ぶ人が多いということ。

    決済で利用する手段についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    こちらの水色グラフの「最も利用している手段」のパーセンテージに注目をしてみてください。現金の数値を見てみると、47.8%。つまり、メインの支払い手段として、ほぼ半分近くの人が現金を選んでいるということがわかりますね。

    ★最も利用する支払い手段TOP3
    支払い手段 利用者数割合
    現金 47.8%
    クレジットカード 36.0%
    商業型電子マネー 8.5%

    【性年代別】決済で利用する手段についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    男女別の世代別に見ても、ほとんどの世代が現金支払いを選ぶ人が多いです。続いてクレジットカードを選ぶ人が多いという形になります。

    (1)現金支払いを選ぶ理由は使いすぎを防ぐため

    ではなぜ、現金支払いを選ぶ人がここまで多いのか?その答えが、こちらのグラフになります。

    現金決済を最も利用する理由についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    一番大きな理由は、現金は使い過ぎてしまう心配がないことです。

    当然現金を使えば、手元からなくなります。現金は手元にありますので余計に、「使い過ぎないように気をつけよう!」という意識が働きやすいのでしょう。

    一方、クレジットカードの場合ですと後払いのため、「実際に支払うのはまだまだ先だし、使っても大丈夫でしょ!」とついつい使い過ぎてしまうこともありますよね。

    それに今の時代、画面のタップ1回で決済もできますので、尚更使いすぎを気にしている人も多いのではないでしょうか?

    やはり目に見えて減りがわかる現金が、使いすぎの一番の抑制力になると考えている人が多いのでしょう。

    (2)キャッシュレス決済を選ぶ理由は、ポイントを貯めるため

    では逆に、キャッシュレス決済を選ぶ理由は何か、チェックして見ましょう。

    現金以外の決済を最も利用する理由についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    こちらのグラフを見ていただくと、大きく分けて2つの理由がわかります。

    一番多い理由は86.2%の、ポイントが貯まるという理由。二番目に多いのが、70.1%スムーズな支払いができるという理由です。

    たしかに、どちらもキャッシュレスならではのメリットですよね。例えば、クレジットカードで支払えばポイント還元をしてくれますし、支払いもカードを手渡すだけでOKです。

    現金払いの場合、クレジットカードの様にポイント還元を受けることはできませんし、支払いも小銭があったりで手間取ってしまうこともありますよね。

    支払いのお得さと楽さで言えば、キャッシュレス決済が一枚上手です。

    ちなみに、キャッシュレス決済を選ぶ「ポイントを貯める」という理由に関して、面白いアンンケート結果がありました。

    貯めたポイントの把握具合についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    こちらは、「キャッシュレス決済を利用していて、月にどれくらいのポイントを貯めているか把握しているか」というアンケート結果。

    見ていただきたい数値は、グレー色の「分からない」の数値です。クレジットカード、電子マネーなどでキャッシュレス決済をしていて、実は貯まっているポイントが分からない人が多いと分かりました。

    つまり、キャッシュレス決済はポイントが貯まるから使っているけれど、実際のポイントの使い道とかはあまり考えていない人が多いと考えられます。ポイントの使い道を決めている人ならば、月に貯まるポイント額は把握しているはずですよね。

    したがって、キャッシュレス決済をして、漠然とポイントだけを貯めている人が多そうですね。

    ②20代・30代の男性の25%近くがスマホ決済を使っている

    【性年代別】決済で利用する手段についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    最近何かと、スマホを使った決済サービスが話題ですよね。いわゆる、電子財布というサービスです。

    「Apple Pay」「Google Pay」が特に有名な、スマホ決済サービスですね。

    そんなスマホ決済サービスを、一番利用する年代が20代・30代の男性となっています。

    この2世代だけが、約25%近くスマホ決済を利用していることが判明しました。他の世代と比べても、10%近く差をつけています。

    やはり20代・30代の若い男性ですと、スマホのサービスを好んで使いたいという意識が強いと言えるでしょう。

    というのも、消費者庁の調査では若い世代であるほど、積極的にスマホのサービスを活用するということがわかっています。

    スマホの利用用途についてのリサーチ結果▲消費者庁『特集 若者の消費

    上の世代と比べ、若い20代・30代の男性はスマホ決済のサービスを抵抗なく使うため、利用率が高いのだと考えられます。

    ちなみに、20代の女性のスマホ決済利用率は17.3%。こちらは全世代の中で、3番目に高いスマホ決済利用率です。男性に限らず、女性も若い世代ほど積極的にスマホ決済を使っている姿がわかりますね。

    お会計額によって、キャッシュレス決済の手段を使い分ける人が多い!

    決済手段別の平均支払金額についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    こちらの表を見ていただくと、交通系カード型電子マネー商業カード型電子マネーポストペイ式カード型電子マネースマホ決済サービスのキャッシュレス決済は、1,000円未満の少額決済でよく使われていることがわかります。

    ★交通系・商業系電子マネーとスマホ決済のお会計額別割合
      1,000円未満 1,000円〜5,000円未満 5,000円以上
    交通系カード型電子マネー 74.5% 20.4% 5.1%
    商業カード型電子マネー 58.5% 35.1% 6.4%
    ポストペイ式カード型電子マネー 59.1% 34.5% 6.4%
    スマホ決済サービス 62.0% 28.0% 10.0%

    この様に見ると、電子マネーやスマホ決済などのキャッシュレス決済手段は、軽食や飲み物などの少額の会計によく使われていると考えられますね。

    逆にクレジットカードやデビットカード、銀行・郵便振込は、1,000円以上の会計から使われることが多くなります

    ★クレジットカード、デビットカード、銀行・郵便振込のお会計額別割合
      1,000円未満 1,000円〜5,000円未満 5,000円以上
    クレジットカード 9.2% 42.6% 51.8%
    デビットカード 27.7% 39.8% 32.5%
    銀行・郵便振込 11.4% 31.9% 56.7%

    つまり、簡単なお買い物は電子マネーやスマホで楽々決済をし、額が多くなるとクレジットカードなどを使う。キャッシュレス決済手段は、金額によって使い分けられる傾向が見られます。

    現金を持ち歩く額はどう変化したの?

    キャッシュレス支払いの手段が増えていく中で、現金を持ち歩く額に変化があったのかチェックをしていきましょう。

    ①結論!5年前より、現金を持ち歩く額は1,151円減った!

    出かける際の所持金額についてのリサーチ結果▲楽天リサーチHPより

    こちらのグラフは、出かける際の所持金額を示したもの。上が2018年現在のお財布の額を示していて、下が5年前のデータです。

    一見すると5年前も現在も、そこまで大きな変化は無さそうに見えますよね。

    ところが、下の表を見ていただくとわかる通り、5年間を通じて平均のお財布の所持金額は1,151円下がっています

    出かける際の所持金額平均▲楽天リサーチHPより

    個人的には、キャッシュレス手段の普及の割には、そこまでお財布の所持金額への変化が少ない印象です。

    私はこの金額の変化の少なさは、大きく2つの理由があると思っています。

    ★出かける際の所持金額が多い2つの理由

  • キャッシュレス決済は、つい使い過ぎてしまうと考えている人が多い
  • 電子マネーの普及はしているが、使う人が増えていない
  • (1)キャッシュレス決済は、つい使い過ぎてしまうと考えている人が多い

    (1)現金支払いを選ぶ理由は使いすぎを防ぐためでも書きましたが、キャッシュレス決済は使い過ぎてしまうとして、使うのを控えている人が多いことですね。

    特にここで言うキャッシュレス決済とは、クレジットカードのことです。デビットカード電子マネーはプリペイドの使い切りですので、現金と似た様な感覚でのお支払いとなります。(オートチャージの場合は除く)

    クレジットカードは後払い形式ですので、今後支払うお金=借金とネガティブなイメージで考えている人が多いのではないでしょうか?

    我が国ではキャッシュレス支払の多くがクレジットカードであるが、クレジットカードは借金 の一種である点で、キャッシュレス=クレジット=借金との認識が、現金を選好する思考に繫が っているのではないかとの指摘もある。

    出典:経済産業省『キャッシュレス・ビジョン』より

    もちろん現金が好まれる理由は他にも多数な要因があると思いますが、このネガティブな借金思考が大きな要因ではないかと考えています。

    (2)電子マネーの普及はしているが、使われる額が増えていない

    次に考えられるのが、電子マネーの決済の利用率の低さです。

    Suica・PASMO所持率と決済での利用率についてのリサーチ結果▲出典:JR東日本 『Jeki駅消費センター』より

    こちらはJR東日本のSuicaとPASMOの、所持率と決済での利用率を調査したグラフです。このグラフからわかることは、所持率は76〜90%とかなり高い数値を出しているけれど、決済での利用率は12〜20%と少ないこと。

    「電車に乗るからSuicaとPASMOを作ったけれど、それ以外は使わないよ」という消費者像が明らかですね。

    こちらの電子マネー事情を、もっと大きなデータで見てみましょう。

    クレジットカード・電子マネー発行枚数・決済額の推移▲出典:日本生命HPより

    こちらは日本生命が、クレジットカードと電子マネーの発行枚数と1枚あたりの決済額を調査したグラフです。

    このグラフからわかることは、クレジットカードの発行枚数は横ばいだけど、1枚あたりの決済額は伸びていっている

    電子マネーの発行数は急激に伸びているけれど、1枚あたりの決済額は増えていない。むしろ2017年に至っては前年よりも減っている

    つまり、お会計額によって、キャッシュレス決済の手段を使い分ける人が多い!の章でも書きましたが、電子マネーの利用法はあくまで1,000円未満のお買い物で使うことが多く、大きな金額の利用では少ないです。

    その利用方法が定着しているため、電子マネーの1枚あたりの決済額が横ばいなのだと考えられます。

    そして結果として、メインの決済方法にはなっていないので、5年前と大きく変わらず現金を持ち歩く人が多いのでしょう。

    <他の国のキャッシュレス決済事情と比べて、日本は遅れている?>

    他国と比較することで、日本のキャッシュレス事情をより明らかにすることができます。

    各国の種類別カード保有枚数▲経済産業省『キャッシュレス・ビジョン』より

    各国のキャッシュレス手段別民間最終消費支出に占める割合▲経済産業省『キャッシュレス・ビジョン』より

    上がカードの保有額で、下がキャッシュレス決済額の支出割合のグラフです。

    このグラフを見てわかる通り、日本はクレジットカード、デビットカード、電子マネーをたくさん持っている国。しかし持っているけれど、他国と比べてキャッシュレス決済を利用する人はかなり少ないのです。

    キャッシュレス決済の環境は整っているけど、利用者が少ない。これが今の日本のキャッシュレス決済事情と言えます。

    実現すれば凄く便利!?みんなが選ぶキャッシュレス決済をしたいお店・サービス

    カード型の電子マネーとスマホ決済を利用している人を対象に、現在キャッシュレス決済を行なっている店舗と、これから利用したいと思う店舗についての調査結果を見てみましょう。

    現在キャッシュレス決済を行なっている店舗・これから利用したい店舗についてのリサーチ結果-1▲楽天リサーチHPより

    現在キャッシュレス決済を行なっている店舗・これから利用したい店舗についてのリサーチ結果-2▲楽天リサーチHPより

    ①飲食店でキャッシュレス決済を選ぶ人が一番多く、したい人も多い

    現在キャッシュレス決済を行なっているお店、かつ今後したいと思う店舗No.1は飲食店と判明しました。

    ★電子マネー・スマホ決済を利用する店舗・サービスTOP3
    利用率
    飲食店 37.2%
    家電量販店 26.3%
    自動販売機 23.3%

    飲食店は大手チェーン店を中心に、電子マネーやスマホ決済が使えるお店が多いです。

    ★電子マネー・スマホ決済が可能な大手チェーン飲食店
      電子マネー スマホ決済
    すかいらーくグループ
    マクドナルド
    ポスターバックス
    *どのお店も、一部電子マネーを使えない店舗あり。

    支払い環境が整っていることから、飲食店で電子マネーやスマホ決済を選ぶ人が多いのでしょう。

    ただし、個人店だとそうではありません。個人店ですと、そもそも現金払いしか受け付けないお店も多いですよね。

    そのため、飲食店で今後電子マネー・スマホ決済を利用したいと考えている人が33.5%もいます。

    参考までに、『食べログ』で東京都で電子マネーが利用できる店舗数を調べたところ、2,272店舗という結果に。

    電子マネーが利用できる東京都の飲食店食べログの画面キャプチャー

    食べログに登録されている東京都の店舗数が134,613店舗ですので、

    2,272 ➗ 134,613 で、飲食店での電子マネー利用可能率は 0.0168%という低い数字に。 
    飲食店での、今後の電子マネーの普及を期待したいですね。

    ②病院や薬局なども、キャッシュ払いを望む人が多い

    今後電子マネー・スマホ決済をしたいと思う店舗で、2番目に多かったのが薬局・病院などの医療機関です。

    ★電子マネー・スマホ決済を今後利用したい店舗・サービスTOP3
      期待率 現在の利用率
    飲食店 33.5% 37.2%
    医療機関 27.2% 11.4%
    自動販売機 25.8% 23.3%

    医療機関の現在の利用率が11.4%に対し、今後の利用期待率が27.2%。両数値の差は大きいですね。

    国としても、現金支払いしか受け付けられない病院数を問題視しています。日経新聞の記事によれば、訪日客の医療不払い問題を受けて、病院のキャッシュレス決済を進めていくとあります。
    参考日経新聞『病院にキャッシュレス決済 訪日客の医療費不払い対策

    病院でもキャッシュレス決済が進めば、より利用しやすくなるでしょう。今後の動きに注目をしていきたいです。

    まとめ

    ★全世代を通じて、現金払いを選ぶ人が一番多い。最大の理由は、使いすぎの心配が少ないため。
    ★キャッシュレス決済を選ぶ最大の理由は、ポイントが貯まること。
    ★会計額によって、キャッシュレス決済手段を変える傾向がある。
    ★キャッシュレス支払いの環境は整っているけど、現金で支払う人が多い。
    ★今後は政府主導の元、キャッシュレス決済化が進む可能性が高い。

    近年はクレジットカードだけではなく、デビットカード・電子マネー・スマホ決済と色んな種類のキャッシュレス決済手段が普及しています。

    それでも依然として、現金を選ぶ人が多いのが日本のキャッシュレス決済事情です。今後より一層キャッシュレス化が進むことで、どのように日本人の財布事情が変わっていくのが非常に楽しみですね。

    

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