【審査なしで作れるクレジットカード】ブラックでも作れるカード。クレジットカード審査とは?
- 審査なしのカードを紹介
- ETCカードはクレカなしでも作れる
- 「なぜクレジットカードには審査がある?
- 審査は何を重視している?
- ブラックになってしまう条件とは?
クレジットカードを持ちたいのに、審査に落ちてしまうブラック・未成年の中には「どうしてもクレジットカードが必要なんだ!」という人がいるでしょう。
ですが、残念なことにクレジットカードを作るときの「審査」は必ず行われてしまうんです。
会社側からすれば、お金を貸すなら、その人がちゃんと返済してくれるかを 確認するのは自然のことであり、当然といえば当然ですが…。
そういわれても、カードを持ちたいですよね?
それなら、クレジットカードと同等に使える「デビットカード」をおすすめします。
デビットカードはクレジットカードと違い、審査なしでカード発行してもらえるんです。その理由については、このあと話していきます。
しかし、たとえ審査がないとしても、クレジットカードじゃないと困る! という人もいるかもしれませんね。
そんな人には、
★ 親のクレジットカードで作れる「家族カード」を持つ
★ 審査のハードルが低めの「クレジットカード」へ申込む
こうした選択肢もあります。
ここでは、ブラック・未成年の人でも持てるカードについて解説します。
目次
審査なしのクレジットカード…それは「デビットカード」!
あらためて言いますが、審査なしで持てるカードとは「デビットカード」のことです。クレジットカードとの違いを話しましょう。
その説明よりも、ともかくカードを確認したい人は「審査に不安がある人におすすめするデビットカード一覧」へお進みください。
デビットカードはなぜ審査がない?
デビットカードに審査がない理由は、カードの支払いシステムにあります。クレジットカードとデビットカードでは、「支払い方法」が違うのです。
★クレジットカード…後払い(ローン)
★デビットカード…ただ銀行口座から引き落とされるだけ
クレジットカードは後払いとなるため、返済するまでは、いわば「借金」と同じです。だから、カード会社としては、利用者が「返済できる状況にあるのかどうか」を 審査する必要があります。
一方、デビットカードは使ったらすぐに利用金額が引き落とされるので、口座があればカードを発行してもらえるんです。
もしその時、口座の残高が不足していれば「残高不足なのでこのカードは使えません」と言われるだけなので、そもそも審査など必要ないわけですね。
つまり、審査に通らない可能性が高いブラックの人でも、高校生でも持てる、クレジットカードと同様に使えるカードなんです!
こんなときに使えるカード

ネットショッピングやチケット購入をする場合、カード決済しか扱っていないところがあります。
「未成年でクレジットカードが持てない」
「ブラックでカードが使えない」
と、あきらめた経験があるのでは?
そんなときに使えるのが、このデビットカード。通常のショッピング決済ならクレジットカードのように決済ができるのです!
「ネットキャッシングしたいけどカードがない」
「いちいちお金を下げてくるのが大変」
「大学生でもバイトもしてないから審査に落ちる可能性が心配…」
「親の同意とか面倒!」
こうした問題も解消されます。
ただ、口座のお金がなくなれば、カードは使えなくなるので、気をつけてくださいね。
デビットカードの些細なデメリット
【ブラックの場合】
デビットカードは指定した銀行口座から、その場でお金が引き落とされるシステムです。銀行残高が足りないと決済ができません。
そのため、口座にあるお金をクレジットカードの返済にまわしてしまい、いつでも口座残高がない人にとっては、あまり意味のないカードということになります。
【未成年の場合】
未成年でも持てて、クレジットカードのように使えるので、メリットしかないようにみえます。
ですが、このカードはいくら使ってもクレジットカードヒストリー(※)の対象にならないんです。
将来に向け、クレジットカードを作る前にクレヒスを作っておきたいのであれば、このカードは向いてないでしょう。
ちょっと残念なポイントですよね。
※クレジットカード業界のデータベースに残る「利用履歴」のこと。よい返済実績を残すと今後の審査評価が高まり、利用限度額が上がったり、ゴールドカードの招待状が届いたりします。
どうしてもクレジットカードじゃなきゃダメなら「家族カード」という手段もある
もし、デビットカードを作ったとしても、口座のお金がなくなったら、いざというときに、カードが使えなくなります。しかし「それでは困る!それなら、後払いがいい…」「どうしてもクレジットカードがいい!」という人もいるでしょう。
そんな人には「家族カード」という手段もあります。
家族カードとは、クレジットカードを持つ契約主の家族が持てるクレジットカードのことをいいます。
中には「家族カードってどういうカード?」という人もいると思うので、メリット・デメリットと一緒に説明しますね。
クレジットカードによっては家族カードが作れないという会社もあるので、事前に調べておきましょう。
【家族カードのメリット】審査なくクレジットカードが持てる
家族カードは、クレジットカード申込者である親が審査の対象となるので、実質審査なしで持てるクレジットカードです。
そのため、ブラックの人であっても、契約者の親が大丈夫であればクレジットカードを持つことが可能です。
そして、この家族カードは元となる親のクレジットカードに付帯する保険サービスなどを受けることができるんです。
【家族カードのデメリット】引落しは親の口座から。高校生は不可
自分名義のカードではありますが、利用料金は契約者である親の口座から引き落とされます。なので、何を買ったのかがすぐに親にバレてしまい、その意味ではちょっと困りますね。
そのあたりのやり方は家族で話し合う必要があるでしょう。
もう1つのデメリットは(家族カードは未成年も所持できるとありますが)高校生以下は基本的に対象外となることです。
勘違いしてませんか? |
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家族カードとはいえ、クレジットカード…それなら、この家族カードでプラスになるクレジットカードヒストリー(クレヒス)を作ってしまえばいいのでは?と思っているあなた。 それは違いますよ! 確かにクレジットカードではありますが、家族カードが発行されるのは、契約主(親)のクレジットカードがあるからです。 厳密にいえば、あなたのカードではないので「あなたのクレヒス」は作れません。親のクレジットカードヒストリーが貯まっていくだけです。 クレヒスを作りたいのであれば、あなたが契約したクレジットカードを使わなくてはなりません。 返済はしっかりするよ!と自信がある人はこちらの「ACマスターカード」を検討してみてはいかがですか? |
つまり家族カードとは…
クレジットカード契約主の家族に発行されるクレジットカード。
しかし、元は契約主のカードにあるので、何に使ったかなど、カード利用の内容が契約主に筒抜けとなります。
こうして見ると、そこまで個人で自由に使えるというわけではありませんね。
やはり自分だけのカードというのであれば家族カードではなく自分で契約したデビットカードやクレジットカードがいいでしょう。
ただ、「まれに行く旅行で使いたい」など、利用目的が限られているのであれば、家族カードだけでもいいかもしれません。
クレジットカードなしでもETCカードは作れる
まずはじめに、結論を言ってしまうなら、デビットカードでETCカードは作れません!
理由は支払い方法にあり、
★ デビットカード…即日引き落とし
★ ETCカード…後払い
このようになっています。
そもそものシステムが違っていますね。
そもそもETCというものは、高速道路の料金払いを瞬時に(わずか1秒!)で行うためのものなので、銀行残高の照会までは行えません。だからETCカードをデビットカードと関連づけて発行するわけにはいかないのです。
ですが、「それでもETCカードはやっぱり必要」という人は多いでしょう。
クレジットカードを持てないブラック・未成年の人は諦めているかもしれません。
でも、あきらめるにはまだ早いです。
実はETCカードにはクレジットカードなしでも作れるものがあります!
審査なしの「ETCパーソナルカード」とは?
このカードは、有料道路の支払い限定のカードです。
クレジットカードがない人は、デポジットという保証金を預託することでカード利用が可能になります。
ETCパーソナルカードとは、通行料金がデビットカードと同じく口座から引き落とされるため、審査なしで持てるETCカードなんです。
● デポジット(保証金)の金額に注意
このデポジットの金額は平均利用月額によって変わるので気をつけてください。
参考までに、平均利用月額が5,000円の場合は、デポジット額は20,000円となります。(平均利用月額の4倍がデポジット額)
このETCパーソナルカードの詳細については、「「ETCパーソナルカード」を作る前に」にくわしく記載されています。
個人事業主(自営業)の人も作れるETCカード
個人事業主はクレカ審査通過が難しいと言われています。
そのため、会社でETCカードを使いたくてもあきらめている人もいるのでは?
今まで説明したETCカードは個人用でしたが、審査なしの法人用ETCカードもあるんです。
それは「法人ETCカード」「ETCコーポレートカード」の2種類。
これらにはクレジット機能が付いていないため、審査がなく、「事業を始めたばかり」「自由業で収入の面に不安がある」といった個人事業主さんにおすすめのETC法人カードといえます。
これらのカードについては「ETCカードの審査について(ブラックでも作れるETCカード」でくわしく解説していますので、ぜひご覧ください。
デビットカードを選ぶポイント

はじめてカードを持つ人や今まで気にしていなかった人にちょっとしたアドバイスをしておきましょう。
これは、クレジットカードの作り方でもいえることなので、覚えておいて損はありません。
国際ブランドは大切
それぞれのカードには国際ブランドというものがあります。VISAとかMasterCardとかJCBとか、クレジットカードに必ずマークが入っているブランドのことです。
いつも自分が利用している店舗がそのブランドの対象ではなく、使えないとなっては意味がありません。
そのため、このブランドをまず確認しておくということが大切になります。
また、それぞれの国際ブランドを利用することで受けられる特別なサービスもあります。ぜひ、そちらも確認しておきましょう。
カードの系列を確認
もし、どのカードがいいか迷った時には、そのカードの系統をみるのも1つの手段です。
たとえば、よくイトーヨーカドーで買い物をするなら流通系カードのセブンカード・プラスと同じくnanacoポイントが貯まる「セブン銀行デビットカード」を。
還元率が少し低くなっても安全性を考えるなら銀行系カードの「三菱東京UFJ-Visaデビットカード」を。
このように多少の差があるので、自分がどんな状況でカードを使うのかを考え、カードを選ぶのもお得に使うポイントです。
普段から使うものに統一
いつも楽天市場を利用するから「楽天銀行デビットカード」でポイントを貯めようという判断もいいでしょう。
ファミリーマートをつかうから、Tポイントが貯まるカードも発行している「ジャパンネット銀行Visaデビットカード」にという選択もあります。※2019年5月20日から「Visaデビットカード付キャッシュカード(ファミマTカード型)」の新規申込が停止となりました。ご承知おき下さい。既に対象のカードをお持ちの方は、今後も継続して利用可能です。
ほんの少しの差が重要
これらのカードの場合は審査もなく、使い方も他の会社とほとんど変わりません。
ですが、クレジットカードと同じくポイント還元と年会費の点で「おトクかどうか」に大きな差が出たりします。
★ 「楽天デビットカード」の場合
このカードは、JCBとVISAの2種類があります。比べてみると、JCBは年会費無料で1%の還元率。VISAは年会費2,000円で0.5%の還元率。
国際ブランドが違うだけで、これだけの差が出てきます。
ぜひ、カード選びの際にはこうした細かい部分を見てお得にカードを使いましょう。
審査に不安がある人におすすめするデビットカード
ここで、おすすめする審査なしのクレジットカード(デビットカード)を一覧で紹介します。
おすすめデビットカード一覧
銀行名 | カード名 | 申込条件 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 三菱東京UFJ-VISAデビット | 三菱UFJ銀行の口座を持つ15歳以上の人(中学生除く) |
セブン銀行 | デビットカード | 満16歳以上 |
ジャパンネット銀行 | Visaデビットカード | 15歳以上 |
住信SBIネット銀行 | Visaデビットカード | 住信SBIネット銀行に口座がある上で、15歳以上の人、または本店・支店が日本国内に登記されている法人の人 |
楽天銀行 | JCBデビットカード | 16歳以上 |
楽天銀行 | VISAデビットカード | 16歳以上 |
● 三菱東京UFJ-VISAデビット

このカードは、三菱UFJ銀行が発行するデビットカード。
年会費は1,080円(税込)かかりますが、以下の条件のいずれかに当たる人は無料となります。
★ 初年度
★ 23歳以下
★ 年間10万円以上の利用した人
また、口座残高確認、利用履歴などがパソコンやスマートフォン、さらにアプリでも口座情報の確認ができます。
● セブン銀行デビットカード

このカードはセブン銀行が発行するカード。
セブン銀行口座が必要となりますが、新規発行手数料、年会費は無料。デビットカード決済でnanacoポイントも貯められます。(チャージでは貯まりません)
契約時に年齢が満16歳以上であれば申し込めるので、学生の人でもOKです。
● ジャパンネット銀行「Visaデビットカード」
このカードはジャパンネット銀行が発行するVisaデビットカード。
銀行口座開設をすることでVisaデビットがついてきます。
年会費無料で、ジャパンネット銀行のカードであれば「JNBスター」が、ファミマTカードであれば「Tポイント」が貯まります。※2019年5月20日から「Visaデビットカード付キャッシュカード(ファミマTカード型)」の新規申込が停止となりました。ご承知おき下さい。既に対象のカードをお持ちの方は、今後も継続して利用可能です。
対象者は満15歳以上となるので、学生の人でも作れるカードです。
注意すべき点は、このカードを作るとき、すでにジャパンネット銀行口座を持っている場合は、新規申し込みではなく、ジャパンネット銀行管理画面より申込む必要があります。
● 住信SBIネット銀行Visaデビット付キャッシュカード

年会費、発行手数料が無料、ポイントも貯まるカード。
対象者は日本国内に居住している満15歳の人と本店または、支店が日本国内に登録されている法人の人です。
さらに、Visa payWave(Visaペイウェーブ)というVisaの非接触IC型の支払い方法にも対応しているので、支払いも楽になります。
● 楽天銀行「JCBデビットカード」

こちらは、楽天銀行デビットカードです。国際ブランドは「JCB」。
年会費無料で楽天カードと同じく、楽天スーパーポイントはカード利用100円ごとに1ポイント貯まります。
申し込みは16歳以上で学生の人でも安心して申し込めます。
ぶっちゃけ、年会費無料で、楽天クレジットカードと同じポイント還元率1%のデビットカードは他にありません。
● 楽天銀行「Visaデビットカード」

これは、楽天銀行デビットのVISAカード。
年会費は1,029円(税込)かかりますが、発行手数料は無料です。楽天スーパーポイントは1,000円ごとに2ポイント貯まります。
申し込みは16歳以上で学生の人でも申し込み可能。
また、Visa認証サービスが適用され、安心してオンラインショッピングを楽しめます。
審査はあるが通る可能性の高いクレジットカード
数ある中でもおすすめの3枚!
ここからは、審査を通過する可能性が高めのカードをご紹介します。
● 楽天カード
楽天カード
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 500円(税抜き) |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() ![]() ![]() | 還元率 | 1.0~3.0% |
- ETCポイントが100円刻みで貯まる!
- 楽天市場でのお買い物はいつでもポイント3倍
- キャンペーンで還元率5~10%以上にUP!
- 最高額2,000万円の海外旅行保険
◎家族カード有り
ご存知の人も多いと思われる楽天カード。テレビCMでもよく見かけますよね。
入会キャンペーンやポイントアップキャンペーンなども頻繁に行われ、ポイントが貯まりやすいカードです。
また、入会金、年会費無料でETCカードを作ることも可能に。限度額も最高100万円で、普段の生活で使うなら十分でしょう。
申し込み対象も無職や専業主婦といった、カード発行会社で対象外にされそうな人も入っているのでカードを作るチャンスがあります。
● エポスカード
エポスカード
年会費 | 永年無料 | ETC 年会費 | 永年無料 |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 0.5% |
- マルイ店頭で受取り、申込みができる
- ETCカードは別途郵送
- 海外旅行傷害保険・カード補償付
◎家族カード無し
マルイ(丸井)をよく利用する人にはこのエポスカード。
もちろん、マルイを使わない人も持てますが、マルイで使うと一番得をするカードです。
年会費無料でなんと、即日発行も可能です!
すぐにカードを発行したい人はこのエポスカードをおすすめします。
● PARCOカード
このパルコカードは年会費無料でありながら、永久不滅ポイントが付与されています。ポイントの有効期限を気にせずいられるのはとても助かります。
また、PARCOでの買い物や周辺施設などで優待サービスを受けられます。
★クレカ審査を通りやすくするために…
審査のハードルが低めのカードがあるとはいっても、確実に審査に通りたいのであれば、最初の申し込み内容が肝心です。
「キャッシング枠」「限度額」などの上限を決めるとき、あまり高すぎる金額を希望しないこともポイント。
キャッシング枠の設定や限度額の増額などは、カードを発行した後でも可能です。
そのため、まずは低い設定のまま、しっかり返済をし、信用を得てから増額などを行いましょう。(増額しませんか?と会社側からのお誘いがくる場合もあります)
コツコツ地道に信用情報を積むことが大切になってきます。
基本的なことになりますが、申込書へ正しい個人情報を記入、誤字や情報の抜けがないように気をつけましょう。
「今SMBCモビットから借りているから、審査に通るか心配」という場合は、「Tカードプラス(SMBCモビット next)」への申し込みを検討しましょう。
「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は「SMBCモビットのカードローン」と「クレジットカード」「Tカード」の機能が1枚になったカード。
申し込めるのはSMBCモビットの利用者のみですので、審査への影響を気にする必要はありません。
【Tカードプラス(SMBCモビットnext)】通常モビットとの違い&審査上の注意
カードを発行する企業・グループで使える「ハウスカード」
最近、減りつつあるクレジットカード「ハウスカード」というものは知っていますか?
このカードは、カードを発行した企業やグループでしか利用できないという特徴的なものです。
利用範囲が狭いカードではありますが、クレジットカードには変わりなくクレヒスがつきます。(プラスになる信用履歴を作れます)
また、カード発行企業やグループでの利用となるため、通常のクレジットカードより審査のハードルは低めです。
使い勝手は良くないかもしれませんが、こういった選択肢もあると覚えていて損はありません。
● コスモ・ザ・カード・ハウス

コスモ石油サービスステーションで利用が可能なカードです。
年会費は初年度無料ですが、2年目以降は500円(税抜)です。
しかし、年会費はかかってもETCカードは無料で発行できますし、コスモ石油での給油は会員価格。
マイルも貯まり、いろいろな商品と交換も可能です。
カードデザインはシンプルなものの他に、ハローキティバージョンもあります。
ハウスカード以外のコスモ・ザ・カードについては「コスモ・ザ・カード・オーパス(ETCカード付)のメリット3選」にも掲載されています。
● 紀ノ国屋カード

こちらは、紀ノ国屋メンバーズカードです。
申し込みは、店舗にあるサービスカウンターで可能ですが、このとき、本人確認で免許証または、健康保険証が必要となります。
入会金はありませんが、年会費が972円(税込)かかります。
紀ノ国屋(ネットショップ含む)で買い物をすればキャッシュレス、現金どちらでもポイントが貯まります。
他にもアメックスなどもあるのですが…年会費が高めなので、今回はくわしく紹介しません。
ですが、企業によっては公式サイトなどに書いていなくても、ハウスカードを発行しているところもあります。
興味があれば対象の企業グループへ問い合わせてください。
【豆知識1】クレジットカードの基本!審査の必要性とは?

ここで、クレジットカードの審査についてお教えします。
この先、自分がクレジットカードを持ったとき、ブラックにならないために気をつけるべき ポイントです。
今、ブラックの人も自分のどこを直していけばいいのか明確になると思います。
具体的な対策が説明されている「審査に「通りにくい人」と「通らない人」では、対策が違う 」も、あわせてご覧ください。
クレジットカードの審査はなぜ行われる?
そもそも、クレジットカードを発行する際に行われる審査は何をしているのか?
これを理解しておくと、クレジットカードを作れるようになったとき、審査が通りやすくなります。
● 審査はだいたい自動スコアリングを採用
申し込んできた人を審査員の人が最初から最後までじっくり審査するというわけではなく、「スコアリングシステム」というものを使用して審査を行っています。
これは、ある一定の条件をもとにコンピューターが判断します。
申し込みの中には、コンピューターでは判断しきれないものがあるかもしれません。
そういった場合には、実際に審査員が判断していきます。
細かい部分はそれぞれの会社で異なりますが、大きく分けて3つあります。「3C」と呼ばれる要素です。
★Capacity(返済能力)
★Character(正確)
★Capital(資産)
【Capacity(返済能力)】
その名の通り、返済するだけの資力があるかどうかという点です。年収や勤続年数などから安定した収入の有無をみて判断します。
【Character(性格)】
これは人格とかそういった部分ではありません。
返済日をしっかり守れているかなどのクレジットカードヒストリー(クレヒス)をみています。
【Capital(資産)】
いざというとき、担保になるものがあるかの判断をします。
持ち家がある方が有利と言われているのは、ここで評価されるからでしょう。
以上のような部分を重点的に審査されます。
● そもそもクレジットカードは信用第一
上記で説明したように、コンピューターで申し込み者を見るので、金銭面での信用が大切になります。
会社側も、返済がしっかりできていない人にお金を貸すというのは「貸し倒れ」になってしまう可能性もあり、とてもリスキーです。
信用できるかの判断材料が「クレジットカードヒストリー」。
では、クレジットカードヒストリー(クレヒス)とはなにか。
クレジットカードを作ったことがある人は聞き慣れているのではないでしょうか?「個人信用情報」というものを。
この情報は、個人信用情報機関(CIC、JICC、KSC)が保有している情報となり、キャッシング・カードローンを利用した人であれば必ず記録されています。
内容としては、カード申し込みからローン内容、返済状況、解約、金融事故情報の有無などのカード関連のものが記載されています。
また、それぞれ情報には保有期間が存在します。
一例をあげれば、利用履歴なら利用日より6ヶ月。契約の種類や貸付金額などであれば契約継続中・完済日より5年保有されています。
「クレヒスが心配な人は、まずは今契約しているクレジットカードの返済を半年はしっかり行うといい」と言われる理由は、この保有期間にあります。
つまり、過去に延滞などがあっても、半年後にはそのような履歴は抹消されているので、正しい利用をしていた直近6ヶ月の履歴で審査されるということです。
こうした情報をもとにコンピューターや審査員が「しっかり返済してくれそうだ」「お金を貸しても大丈夫だ」と判断します。
審査についてはこちらの「ETCカードの審査について」も記載されています。
後払いのクレカには審査が必要
今まで挙げたように、お金を貸したとき、しっかり返済ができるのか、貸しても大丈夫かを判断するために審査は必ず行われます。
言い方を変えれば「返済が不要な場合、審査は必ずしも必要ではない」ということです。
つまり、後払いのクレジットカードではない「デビットカード」
あらかじめお金を入金しておく「ETCパーソナルカード」
は、審査する必要がないということです。
【豆知識2】ブラックの基本と対象となる理由

ここからは、ブラックとは何か。どうしたらブラックになってしまうのかなど、基本的な部分を説明します。
ブラックとはどういうこと?
基本中の基本、ブラックとは そもそも何なのかをご説明いたしましょう。
今でもこそ「ブラック」と書いても意味が通じるようになりましたが、つい最近までは「ブラックリスト」と呼ばれていました。(べつにリスト化されているわけではない)
これは、返済の延滞や自己破産など、クレジットカード審査に一発で落とされるような金融事故情報、延滞情報といった信用情報に何かしらマイナスとなることが個人信用情報機関のデータベースに記載されている状態を表します。
とはいっても、多少のことであればそこまで酷くなりません。
数ヶ月返済を滞納、短期間でクレジットカードを多く作る(申し込みブラックと呼ばれます)などが当てはまります。
こうした人は、要注意と判断され、新規カードを作れなかったり、今使っているカードを止められたりと厳しい対応をされます。
何をしたらブラック扱いになるのか
ブラックになる・ならないの目安となる基準も話していきましょう。
● ブラックの基準
何をしたらブラックになるのか、その内容と条件を一覧で見ていきましょう。
対象内容 | 条件 |
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返済の延滞 | 61日以上、または3ヵ月以上の滞納 |
債務整理 | 自己破産、個人再生、任意整理 |
短期間での解約 | 半年以内での解約 |
多重申し込み | 1ヵ月に5件以上の申し込み |
返済状況 | 異動情報が記載される |
これらの情報はあくまでも目安です。
細かく知りたい人は、個人信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に情報開示を依頼しましょう。
見落としがち。ここでもブラック対象! |
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関係ないように思われる「奨学金」「携帯電話本体」といったものの支払いができていない場合もブラック対象になります。 なぜなら、この2つも審査のために、個人信用情報機関を利用しているためです。 では、ガス代や電気代なども滞納するとブラックになるのでしょうか? 何が対象で何が対象ではないのか、意外と知らないことがあるので、ブラックの心配がある人も、そうでない人も一度は確認しておいた方がいいでしょう。 |
ブラックを解消するためには?
では、一度ブラック判定を受けたら一生そのままで、クレジットカードを作ることができないのでしょうか?
いいえ、必ず解消できる時がきます。
ですが、その方法はその事故情報を消すということではありません。
これは、利用してきた記録なのでそういった作業は不可能です。
では、どうすればいいのか。
クレヒスには「保有期間」というものがあり、その期間を過ぎればブラックの原因となった情報は消えます。つまり唯一できることは、待つことしかありません。
種類によっては、この保有期間が長いものがあります。
どのくらいかかるのか、以下の表に一部保有期間をまとめました。
▼ 情報保有期間(一部)
項目 | 保有期間 |
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申込情報(申込み内容・本人識別情報など) | 6ヶ月間(照会日から) |
クレジット情報(契約内容・支払い内容・カード事故など) | 契約期間中、契約終了から5~10年間 |
利用情報(クレジット・ローンの利用実績) | 6ヶ月間(利用日から) |
さきほど、事故情報は消すことは不可能といいましたが、手違いで二重に申し込んでしまったなどの誤った情報の場合には、その情報を削除できます。
新たにカードを申し込む前に一度確認をしておくといいでしょう。
ブラックになった人が次のカードを作るときの手段としては、
★ ブラック情報の保有期間が過ぎるのを待ってから新たにカードを作る
★ 「デビットカード」「審査に通りやすいクレジットカード」などを選ぶ
といったものがあります。
無理にカードを作るのではなく、そのときの状況に見合った方法でカードを作ることをおすすめします。
まとめ
ブラックの人や未成年、主婦、無職などの理由でクレジットカードの申し込みができない人でもデビットカードにすることで新たなカードを入手できます。
このカードも銀行口座にお金が入っていれば使えるというもので、使い過ぎずにすむというのが利点です。
クレジットカードが作れない人はこのデビットカードを検討してみはいかかでしょうか。