dカードGOLD徹底解説!各特典&マイル系カードとのおトクさ比較も
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
とは言え1万円の年会費負担には少し抵抗がある……
無料の一般カードとゴールドカードの2グレード展開となる「dカード」。
十二分に優秀な一般カードの存在を考えると、1万円(税込1.1万円)の年会費支払いは抵抗を感じやすいかと思いますが……。
あなたがdocomoユーザーであれば心配は不要。このカードを使い、1年間で年会費以上の恩恵を受けることは決して難しくないでしょう。
今回はそんな「dカードGOLD」について、その利点・特典内容や、還元面でライバルとなる航空会社系ゴールドカードとの比較結果をまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたがこのカードを作成すべきか分かります。
dカードGOLD
年会費 | 11,000円 (家族1名無料) | ETC 年会費 | 年550円 ※初年度無料 ※年1回のETC利用で無料 |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 1.0% (dポイント) |
- dポイントカード機能付き
- ドコモの携帯料金、またはドコモ光の利用額1000円につき税抜額の10%還元
- 年間利用額100万円以上で11,000円相当のクーポンプレゼント
- 国内・ハワイの主要空港でラウンジが無料
目次
結論から言うと…「dカードGOLD」を取得すべきはどんな人?
結論から言うと、「dカードGOLD」の取得を検討すべきは、以下の項目に1つ以上該当する方となります。
- ステータス性よりは「おトクさ」を重視したい
- docomoユーザーであり、自分名義の携帯電話、または光回線の料金を自分で支払っている
- 年間カード利用額が100万円以上である
(200万円以上であればなお良し)
条件はわりとシンプル。該当する方は多いかと思います。
とは言えこの段階では、上の条件すべてに該当するからと言って「dカードGOLD」への申込みがベスト…と言い切ってしまうことはできません。
申込みの是非は、これから説明していく特典内容や、ライバルカードの存在を踏まえた上で決定することとなるでしょう。
★「自分にdカードGOLDは向いていないみたい…」という場合には、以下のページを参考にしてみてください。
あわせて読みたい
おすすめのゴールドカードと、ゴールド相当のクレジットカードについて
「dカードGOLD」基本情報とメリット・デメリット
ここからは「dカードGOLDを活用できるかも」というあなたのため、このカードについてより詳しく解説させて頂きます。
①dカードGOLDの基本情報
「dカードGOLD」の基本的なスペック・サービス内容は以下の通りです。
dカードGOLD
年会費 | 11,000円 (家族1名無料) | ETC 年会費 | 年550円 ※初年度無料 ※年1回のETC利用で無料 |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 1.0% (dポイント) |
- dポイントカード機能付き
- ドコモの携帯料金、またはドコモ光の利用額1000円につき税抜額の10%還元
- 年間利用額100万円以上で11,000円相当のクーポンプレゼント
- 国内・ハワイの主要空港でラウンジが無料
年会費(税込) | 実質還元率 |
---|---|
11,000円 (家族1枚無料) | 1.0% |
還元ポイント | 付与方法 |
dポイント | 利用額100円につき1ポイント付与 |
ポイントの使い道 | 国際ブランド |
dポイント加盟店での決済 他社ポイントへの交換 携帯料金への充当等 | VISA Mastercard |
付帯保険 | ETCカード |
海外旅行保険 国内旅行保険 ショッピング保険 航空機遅延補償 ケータイ補償 (docomo) | 初年度または年1回の利用で無料 (該当しないとき年550円) |
電子マネー | 支払日 |
iD Apple Pay | 毎月15日締め 翌10日払い |
申込条件 | |
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一般カードにないその他の利点・特典 | |
| |
一般カード共通の利点・特典 | |
|
11,000円の年会費は、三井住友カードやJCBといった大手のプロパー(非提携)ゴールドカードと同額。
ステータス性や堅実なイメージが利点となるそれらのカードに対し、「dカードGOLD」の利点はおトクさに尽きるでしょう。
- ドコモの料金10%還元
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント - 年1万円のクーポン付与
- 常時1%の高還元(無料カードも共通)
といった独自の利点は、この「dカードGOLD」を象徴するものとなっています。
★高還元、ローソン優遇、「iD」付帯といった無料カードと共通するメリットについては以下のページをご覧ください。
あわせて読みたい
dカードのメリットとデメリットを解説!
【電子マネーiDとは】概要・利用メリットと3つの導入方法
②ドコモユーザーなら「10%還元(ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)」だけで年会費の元を取れるかも
「dカードGOLD」の中でも目を引く特典が、「ドコモの携帯料金・ドコモ光で10%還元」でしょう。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
仮にドコモに支払っている金額が月1万円程度なら、毎月「税抜き価格の10%」(税込価格の約9%程度)である、900円前後相当が戻ってくる計算に。
これを単純に12倍すると10,800円ということで、ほぼ年会費相当ですね。
このようにドコモユーザーは、ドコモ利用に対する還元分だけで、dカードGOLDの年会費をほとんど補うことが可能です。
また、あなたが
- ドコモ光を利用している
- 家族の分の携帯料金を、自分の名義で多めに支払うプランに加入している
といった場合であれば、この特典のみで年会費以上の還元を受けることも難しくはないでしょう。
★税抜10%還元の対象となるのは「ドコモとの通信契約」に関係のある部分(基本使用料、パケット定額料等)のみとなります。
本体代金やアプリへの課金などは10%還元の対象にはなりません。
(通常の1%還元は問題なく受けられます)
★実は「(税抜)10%還元」の適用条件は「dカードGOLDを持っていること」であり、「dカードGOLDで支払うこと」ではありません。
(=dカードGOLD会員であれば、dカード以外の支払い方法でも10%還元)
dカードGOLDは、
- (税抜)10%還元
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント - ケータイ補償(後述)
のサービスを受けるために、1枚のカードに対し1つの電話番号を紐付けることとなります。家族のもの含め、その他の番号を持つ回線料金や端末に、上記のサービスは適用されません。
が、dカードGOLDの家族カードは1枚無料。
家族カード会員にも本会員と同じサービスが適用されることから、「あなたが携帯料金を支払っている、18歳以上の家族」の方には家族カードを発行してもらうと良いでしょう。
こうすれば家族の分まで「10%還元」「ケータイ補償」が適用されます。
★2枚目以降の家族カード年会費は1,100円となります。
★家族カード利用分の請求は本会員に向かいます。また、家族カードの利用明細は本会員がすべて確認可能となります。
ご了承の上でお申し込みください。
★ちなみに、やろうと思えば携帯電話ではなくiPad等の商品を上記サービスに紐付けることも可能です。
③年間利用額100万円で年会費相当のクーポンプレゼント、さらに…。
「dカードGOLD」は、年間利用額に応じた以下の特典が設けられています。
年間利用額 100万円以上 200万円未満 | 1万円+税相当の選べる特典 |
---|---|
年間利用額 200万円以上 | 2万円+税相当の選べる特典 |
- ケータイ購入クーポン
- d fashionクーポン
- d トラベルクーポン
- d ショッピングクーポン
- d デリバリークーポン
「d~」というのはdocomo系列のショッピングサイトですね。(楽天市場のようなもの)
dカードGOLDの年会費は税込1.1万円ですから、年間カード利用額が100万円に達するのであれば、このクーポンだけで年会費を取り戻せます。
年間100万円決済のために必要なのは、月当たり約8.3万円の支払い(200万円決済ならその2倍)。
付与クーポンの金額に対し、決して高いハードルではないでしょう。
ちなみに「dカードGOLD」の基本還元率は1%と十分で、メインカードとして利用することに不都合はありません。
★2019年5月に各クーポンを受け取るための、利用額の累計期間は「2017年12月16日~2018年12月15日」だったとのこと。
- 累計期間があらかじめ決められている
- クーポン付与までにタイムラグがある
ことは事前に確認しておきましょう。
★2020年2月現在、本年度版の情報が公開されていないため昨年度版の情報を掲載しています。
最新の情報については以下の公式HPをご確認ください。
CHECKdカード公式HP「dカード GOLD年間ご利用額特典」
④追加料金なしで携帯端末の補償を受けられるのも嬉しい
「dカード」系列独自の利点となるのが、「ケータイ補償」。名前の通り、携帯電話の破損や盗難を補償してくれるサービスですね。
同種のサービスは一般カードにも付きますが、補償額や適用期間が全く異なることから、実質「dカードGOLD」独自の特典と言っても良いでしょう。
- 補償額は最大10万円 (※一般カードは最大1万円)
- 補償対象は「dカードに紐付けられた電話番号を持つ端末」
┗家族カード紐付け端末も対象 - 補償期間は「端末購入から3年以内」
(※一般カードは1年以内) - 補償方法は「dカードの請求額から保証金額を減額」
- 補償の際、新しく購入するのは「破損した・盗難された機種と同一である」こと
┗販売されていない場合は原則として、それに近い機種で代用
追加料金なしでこういった補償が付くのは、単純に嬉しいポイントと言って良いでしょう。
★画面のひび割れは補償対象外です。
★「携帯をわざと壊して補償を受ける」ことを防止するため、補償を受けるためには簡単な審査が必要となります。
⑤旅行保険も航空機遅延補償付き&家族特約付きで充実
独自の特典の豪華さのために、目を向けられることは少ないものの……。
実はこのdカードGOLD、年会費に対して付帯保険もかなり充実しています。
この方面で優れるJCBゴールドには今一歩至らないものの、「三井住友カード ゴールド」に対しては完全に優勢と言って良いでしょう。
※表中(かっこ内)の数字は家族特約
(配偶者、18歳未満の子供等に適用)
※赤字は利用付帯(事前決済を条件に付帯)
dカード GOLD | 三井住友ゴールド | |
---|---|---|
海外/傷害死亡 | 5000万円 +5000万円 (1000万円) | 4000万円 +1000万円 |
海外/治療費 | 300万円 (50万円) | 300万円 |
海外/賠償責任 | 5000万円 (1000万円) | 5000万円 |
海外/携行品 | 50万円 (15万円) | 50万円 |
海外/救援費用 | 500万円 (50万円) | 500万円 |
国内/傷害死亡 | 5000万円 | 5000万円 |
国内/入院日額 | 5000円 | 5000円 |
国内/手術費 | 2.5~5万円 | 最高20万円 |
国内/通院費 | 3000円 | 2000円 |
航空機 乗継遅延 | 2万円 | — |
航空機 出航遅延 | 1万円 | — |
航空機 手荷物遅延 | 1万円 | — |
航空機 手荷物紛失 | 2万円 | — |
ショッピング (海外) | 300万円 | 300万円 |
ショッピング (国内) | 300万円 | 300万円 |
dカード独自のメリット、というわけではありませんが、日々のショッピングや旅行に安心をプラスできるというのは、純粋なメリットと言えるでしょう。
⑥ただし有利な条件が揃っていないと、航空会社系カードの方がおトクかも
このように、独自の利点が非常に多い「dカードGOLD」。
同じ特典を持つカードは他にありませんので、他社カードと比較することも難しいのですが……。
「おトクさ」を前提にカードを選ぶ場合に意識しておきたいのは、やはり航空会社系のクレジットカードでしょう。
そして「dカードGOLD」は有利な条件が揃ってる場合であれば、マイルの価値の高さを加味しても航空会社提携カードよりおトクとなります。
ここでは実際に、dカードGOLDと「ANAワイドゴールドカード」を比べてみました。
- ドコモへの支払い額は月2万円
┗税抜き18,181円程度 - それ以外のカード決済額は月15万円
┗月間カード利用額は計17万円
┗年間カード利用額は計204万円
(年2.2万円のクーポン還元あり) - 1ANAマイル=2.5円相当として計算
┗航空券への交換を前提で換算
d Gold | 計64,216円 ○ドコモ還元月1,818円×12 ○カード利用月1,700円×12 ○2.2万円のクーポン還元 |
---|---|
ANA Gold | 計56,000円 ○カード利用月1,700マイル =4,250円相当、×12 ○毎年2,000マイル付与 =5,000円相当 |
参考: 三井住友 Gold | 計10,200円 ○カード利用月170ポイント =850円相当、×12 |
このように、
- ドコモの月間利用額が多い
- 年間カード利用額が200万円に達する
あるいは単に旅行や航空券取得に興味が無い、という場合には、「dカードGOLD」が最もおトクなカードになると考えられます。
「ケータイ補償」の存在もあって、申込み先はこのカードに決めてしまって良いでしょう。
一方、
- そこまでドコモの利用額が高いわけではない
- 年間カード利用額は200万円未満
- 価値の高いマイルを積極的にを貯めていきたい
といった場合には、結果的に航空会社系カードの方がおトクとなるかもしれません。
どちらの方が高い還元を受けられるか、微妙な結果となりそうな場合には、
- 貯めたポイントを旅行と買い物のどちらに使いたいか
が決め手となることでしょう。
★その他、高級ホテルの利用に興味があるのなら、「SPGアメックス」カードの取得も併せてご検討ください。
(JAL・ANA両方にマイル移行可、2年目以降の更新時にホテル1泊無料特典、など)
まとめ
- dカードGOLDの主な利点は以下の通り。
- ドコモの通信料は税抜10%還元
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント - 利用額に応じ1万円または2万円+税のクーポン還元
- 3年間の携帯破損・紛失補償
- 年会費に対し充実した付帯保険
- ドコモの通信料は税抜10%還元
- どれくらいおトクに使えるかはその人のカード利用額やドコモの利用状況によって変わってくるが、有利な条件下であれば実質還元率2.5%のANAゴールドより高還元に。
この場合、「dカードGOLDが元もおトクなクレジットカード」と推測される
- ドコモの利用額が高い
- 年間カード利用額が100万円(できれば200万円)に達している
といった要件を満たすことで、場合によっては航空会社提携カードよりもおトクとなる「dカードGOLD」。
特に毎月ドコモへ支払う通信料が気になっているのなら、「クレジットカードを作る」ことが意外な緩和策となってくれるかもしれません。
dカードGOLDの基本情報
カード名 | dカードGOLD | |
---|---|---|
申込み資格 | ||
審査時間 | 最短即日 | |
到着までの目安 | 1週間程度~ | |
入会金 | 無料 | |
年会費 | 11,000円 | |
支払日 | 毎月15日締め 翌10日払い | |
支払い方式 | 1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払い、分割払い | |
担保 | なし | |
保証人 | 不要 | |
必要書類 | 原則不要 (インターネット上での口座登録時) | |
金融機関名 | 三井住友カード株式会社 | |
住所・所在地 | 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング | |
電話番号 | お住まいの地域による | |
貸金業登録番号 | 近畿財務局長(12)第00209号 日本貸金業協会会員第001377号 | |
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dカードGOLD
年会費 | 11,000円 (家族1名無料) | ETC 年会費 | 年550円 ※初年度無料 ※年1回のETC利用で無料 |
---|---|---|---|
国際 ブランド | ![]() | 還元率 | 1.0% (dポイント) |
- dポイントカード機能付き
- ドコモの携帯料金、またはドコモ光の利用額1000円につき税抜額の10%還元
- 年間利用額100万円以上で11,000円相当のクーポンプレゼント
- 国内・ハワイの主要空港でラウンジが無料