平日朝夕割引に登録・申し込みする方法(最大50%割引!)

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ETC平日朝夕割引

2014年4月1日、消費税が8%にアップしたのと同時に、NEXCO東/中/西日本でも高速道路料金の「通勤割引」が廃止されました。
そのかわりに導入されたのが、ETC限定の「平日朝夕割引」です。

実はこれ、ETC料金の割引では珍しく事前登録しないと1円も割引きされないんです。
知らなかった人は今までずっと損していたかも!?

通勤などで平日に運転することが多い方は今すぐにでも登録して、高速料金から最大50%の還元を受けましょう。

平日朝夕割引を適用させるには

割引適用の条件は?

平日朝夕割引は、NEXCOの管理する高速国道・有料一般自動車道へ平日の6~9時、17~20時の間に入出場した利用分に対する割引です。

ETCカードの種類は問いません。一般的なETCクレジットカード、ETCパーソナルカード、法人ETCカードも対象となります。

ここまでなら他の時間帯割引とあまり違いはありませんが…
平日朝夕割引に限っては、大きな条件が一つ。「ETCマイレージサービス」への登録が必須なのです。

旧・通勤割引では、道路出口料金所を通過する時点で通行料金が減額されていました。
それに対し、平日朝夕割引は翌月以降の利用分から差し引くかたちを取っています。この計算に「ETCマイレージ」のシステムを利用しているため、登録制となっているのです。

また、後日還元ですので、料金所をとおる時点では通常料金が表示されます。値引きされてないぞ!なんてあわてないように。

ETCマイレージとはなんぞや?どうやって登録するの?という方はこちら。

どういう形で還元される?

他のETC時間帯割引であれば、ゲート通過時の料金表示の時点で割り引かれてますよね。

ところが、平日朝夕割引に限っては翌月20日以降の利用分から差し引くかたちで後日還元されます。そのため、料金所を通過する時点では、ゲートの電光掲示板には通常料金が表示されます。


①毎月末、その月に割引対象の走行がどれだけあったかを集計

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②算出された還元額が翌月20日に“無料走行分”として付与される

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③付与された“無料走行分”を使い切るまで無料で通行できる

このような流れで料金が割り引かれます。
「無料走行分」は自動で消費されるクーポンのようなもの…みたいなイメージでしょうか。

プールされている無料走行分があれば、かってに料金と相殺されていくので、最初のマイレージ登録以外に手続きの必要はありません。

なお、還元額明細や利用明細書は、ETCマイレージ、またはETC利用照会サービスで確認することができます。

利用回数で割引率が変わる

平日朝夕割引は、ETC通常料金から”最大”50%の割り引きです。
勘のいい方はお気づきかと思いますが、”最大”というからには、50%にならないときもあるのです。

その分かれ目は、朝夕割引の対象になる道路利用の回数
まず、時間帯や走行区間などの条件を満たしている走行が1ヶ月に5回以上ないと、そもそも割引が適用されません。

対象走行回数 割引率
0~4回 0%
5~9回 30%
10回以上 50%

そして、割引対象走行回数が10回以上あった月は50%の還元を受けられますが、9回以下だった月は割引率が30%に下がってしまいます。

「月に5回以上」の条件が加わった理由

対象となる走行回数が4回以下だと割引はゼロ。
旧通勤割引には無かったこの制限が加わってしまったのは、反復利用者に特化した割引へと移行するためです。

もともと通勤割引は、マイカー通勤者を高速道路利用させることで、一般道の混雑を解消するために制定されたもの。ところが、適用条件が緩すぎたせいで、趣旨からすれば対象にすべきでない車両をも割り引いてしまっていたのです。

制約が厳しくなったのは利用者としては残念でしたが、以前が大盤振る舞いすぎたということですね。

計算例

たとえば、毎月10回以上の割引対象走行がある人が、4月にマイレージ登録したとします。

仮に4月の利用分が20,000円だったとして、内訳はこのようになります。

4月 利用料金(例) 請求額 無料走行分残高
4/1~30 20,000円 20,000円 0円

還元額は20,000?50%=10,000円。

この10,000円は走行月の翌月20日から還元されるので、ひとまず4月分の料金としては20,000円が請求されます。

翌5月20日になると4月分の還元額が無料走行分として付与されます。

5月 利用料金(例) 請求額 無料走行分残高
5/1~19 15,000円 15,000円 0円
5/20 10,000円付与
5/20~31 7,000円 0円 3,000円
(7,000円分使用)
合計 22,000円 15,000円 残り3,000円

付与された無料走行分は自動的に、使い切るまで料金と相殺されます。
5月分請求は15,000円です。使い切らずに余っている無料分は翌月に繰り越されます。

そして翌月、6月20日に付与される還元額は、請求額ではなく、還元分と相殺する前の金額をもとに計算します。
よって、22,000円?50%=11,000円となります。

6月 利用料金(例) 請求額 無料走行分残高
6/1~19 17,000円 14,000円 0円
(3,000円分使用)
6/20 11,000円付与
6/20~30 10,000円 0円 1,000円
(10,000円分使用)
合計 27,000円 14,000円 残り1,000円

ちょっと複雑なシステムですが、お分かりいただけたでしょうか。

割引適用区間、割引対象外区間はどこ?

対象となるのは「地方部区間」

平日朝夕割引はNEXCO3社…つまり、

・NEXCO東日本
・NEXCO中日本
・NEXCO西日本

この3道路公社、それに加えて

・宮城県道路公社

の計4道路事業者が管轄する高速道路・有料自動車道で適用される割引です。

…要は、首都高や阪神高速などを除くほとんど全ての有料道路ですね。人によっては「旧道路公団」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。

ただし、NEXCO管轄であっても、東京都心と大阪中心部の「大都市近郊区間」は、割引の対象外となります。

東京近郊の割引対象外区間

基本的には都心に近い区間が割引区間から外れます。
下の図ので表示した路線が対象外となります。灰色の線は、首都高速道路などのNEXCO管轄ではない道路です。

東京近郊区間

▼東京近郊エリアの対象外区間

東名高速 厚木ICから東京寄り
中央道 八王子ICから東京寄り
関越道 東松山ICから東京寄り
東北道 加須ICから東京寄り
常磐道 谷田部ICから東京寄り
圏央道 茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCT
東京湾アクアライン 川崎浮島JCT~木更津金田IC
※アクアライン割引を優先適用
東京外環道 全線
京葉道路 全線(~蘇我IC)
東関東道 湾岸市川IC~成田
新空港道 全線
第三京浜 全線
横浜新道 全線
横浜横須賀道路 全線
新湘南バイパス ※茅ヶ崎海岸ICと圏央道を連続走行する場合のみ割引適用

大阪近郊の割引対象外区間

大阪も中心部に近い区間は割引されません。
こちらの図もで示した区間は対象外となります。なお、緑で示している阪神高速京都線・池田線、南阪奈道路はそれぞれ独自の通勤時間帯割引を行っています。

大阪近郊区間

また、この地図外の範囲においても、第二神明道路、関門トンネルの2つが対象外道路となります。

▼大阪近郊エリア以西の対象外区間

名神高速 大津IC~西宮IC
中国道 吹田~西宮北IC
近畿道 全線(吹田~松原JCT)
阪奈道 松原JCT~岸和田和泉IC
西名阪道 全線(松原JCT~天理IC)
京滋バイパス 全線(瀬田東~大山崎JCT)
第二京阪道路 全線(巨椋池~門真JCT)
新名神 八幡京田辺JCT~城陽IC
第二神明道路 全線(須磨~明石西IC)
関門トンネル 全線

思わぬ落とし穴も?こんな走行は割引適用外!

この平日朝夕割引、実は他にも細かい条件がついています。

条件は「時間内に入出場」すること

あらためて、平日朝夕割引が適用される時間帯は、
朝…6時~9時
夕…17時~20時
この朝夕それぞれ3時間です。

ただし、割り引きの条件は、この時間帯に「有料道路上にいること」ではなく、料金所のETCゲートを通過すること。

この時間帯に入口料金所、または出口料金所を通過していないと、たとえ時間内に対象道路上を走行していても割引は適用されません。
たとえば、午前5時に入って午前10時に出る…というような走行は、時間内に有料道路内を”通行”してはいますが、ETCゲートを通っていないので割引適用にはなりません。

平日朝夕割引の適用ルール

割引対象となる走行は3時間につき1回

対象となる時間帯は、朝夕それぞれ3時間ずつ。
この3時間の間に2回以上の走行があった場合は、1回目の走行だけが割引対象となります。

同じ時間帯で2回目の走行は対象外

ただし、以下の区間での乗継については特例とされ、この回数制限を受けません。

●東北道・福島JCT(福島大笹生IC) ~ 米沢南陽道路・米沢北IC
●米沢南陽道路・南陽高畠IC ~ 東北中央自動車道・山形上山IC
●山形道・月山IC ~ 湯殿山IC
※米沢南陽道路は2017年11月4日から東北中央自動車道に名称変更

この区間、今は途切れていて一般道を経由しないと行き来できませんが、実はどれも「いずれ一本につなげる予定」なんです。

なので、これらの走行は割引計算の上では「ずっと有料道路に乗りっぱなし」として扱われます。

割引されるのは最大100kmまで

あくまでも通勤利用者のための割引なので、あまりに長距離にわたる走行については還元されません。

一回の走行で割引対象になるのは走行距離が100kmになるまでの分で、それ以上はいくら走っても還元対象になりません。

他の時間帯割引と重複はしない

もし深夜割引などと両方の条件を満たしても、二重の割引にはなりません。

たとえば、19時にETCレーンを通過し、深夜1時に高速道路から降りたとします。
この走行は平日朝夕割引と深夜割引の条件を満たしますが、実際には深夜割引のみが適用されます。

他に重複しない割引には休日割引、アクアライン割引、障がい者割引があり、いずれも平日朝夕割引より優先して適用されます。

ETC無線走行が大前提

初歩的なことですが、ETCカードを使っての料金支払いでなければ割引はされません。
料金所のETCレーンが工事中の際など、どうしても一般レーンを通る必要がある場合は、係員の方にETCカードを渡して処理してもらいましょう。

今や、有料道路の割引はどれもETC無線車対象のものばかり。
首都高・阪神高速にいたっては、割引がないだけでなく、ETCがないと料金そのものが割高になってしまうので、現金走行車はすぐにでもETCを導入してください。

NEXCO以外の平日時間帯割引

NEXCO以外の高速道路会社が管理する道路にも、平日の同じ時間帯に割引を行うところがあります。

ETC専用の割引であること、ひとつの時間帯につき一回までという条件は、NEXCOと変わりません。

本四高速

本州四国連絡高速道路株式会社。以下、本四高速と略します。

本州と四国を結ぶ3つのルート、「瀬戸内しまなみ海道」「瀬戸大橋」「神戸淡路鳴門自動車道」を管理するのが本四高速です。

この区間にもNEXCO道路と同様に、ETCマイレージ、平日朝夕割引が適用されるのですが、どちらもNEXCOからは独立して計算されます。

NEXCOと比べると、該当する時間帯だけでなく、回数によって割引率が変わる点や、ETCマイレージシステムで還元するところも同じなのですが、計算方法が異なっています。

適用時間帯 平日午前6時~9時、午後17時~20時
内容 月間適用回数10回以上…現金料金の50%相当額との差額を還元

5回~9回…上記還元金額の60%を還元

たとえば、このような区間があったとして計算例を示します。

・ETC車料金…3,090円
・現金車料金…5,400円

この場合、「現金料金の50%」は5,400÷2=2,700円ですので、3,090円との差額、390円が翌月20日に無料走行分として還元されます。

ただし、月間の割引適用走行回数が5~9回であれば、その60%ですので、還元額は390?60%=230円(10円未満四捨五入)となります。
4回以下だと割引が発生しないのもNEXCOと同様です。

阪神高速8号京都線

第二京阪道路の北端にある巨椋池本線料金所から先に伸びている、伏見や京都駅の南を通って山科までを結ぶ路線です。

この区間は、阪神高速の中で唯一ETCマイレージサービスを提供する区間でもあります。

適用時間帯 平日午前6時~9時、午後17時~20時
内容 普通車150円引き、大型車310円引き

※稲荷山トンネル区間のみ利用の場合、普通車200円引き、大型車420円引き

阪神高速11号池田線

2017年の6月3日から始まった、新しい割引です。

池田線と中国道が交差するポイントよりも北側、神田インターから池田木部インターの区間のみを利用する車に適用されます。大阪空港方面まで乗ってしまうと対象になりません。

対象区間 神田IC~池田木部ICのみの利用
適用時間帯 平日午前6時~9時、午後17時~20時
内容 軽・二輪、普通車、中型車…通常270円~310円を150円に割引

大型車、特大車…通常390円~460円を310円に割引

南阪奈道路

西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)の管轄でありながら、今も「通勤割引」が残っている珍しい区間です。

道路自体は阪和自動車道から美原JCTを経て、奈良県内の葛城ICまでつながっていますが、このうち美原JCT~羽曳野ICまでは大阪府道路公社が管理する「南阪奈有料道路」で、料金体系が異なります。ややこしいですね。

南阪奈道路 路線図

通勤割引の対象となるのは、羽曳野~葛城の区間となります。

適用時間帯 平日午前6時~9時、午後17時~20時
内容 料金50%割引

なお、この区間は他にもNEXCOと異なる割引システムをとっています。
たとえば平日の深夜割引が50%引き、平日の22時~24時にも30%の割引があります。休日割引も50%と値引き幅が大きめですが、時間帯が9時~17時に限られます。

広島高速道路公社

広島高速で朝夕に行われている時間帯割引は、平日に限らず土日祝日にも適用されます。

適用時間帯 午前6時~9時、午後17時~20時
※平日・休日問わず
内容 料金10%割引

広島高速は4号線のみが1~3号線から分断されているために、その間の一般道を走行しての乗り継ぎが割高にならないよう「乗継割引」も行っています。
これとあわせて時間帯割引の条件も満たしている場合、乗継割引適用後の料金から時間帯割引の10%が引かれます。

知多半島道路

2016年10月から開始された割引です。

愛知県道路公社の管轄する道路のうち、知多半島道路のみ適用されます。

適用時間帯 平日午前6時~9時、午後17時~20時
内容 料金30%割引

なお、ETCコーポレートカード割引との併用が可能ですが、障害者割引との重複適用はされません。

福岡北九州都市高速

福岡都市高速・北九州都市高速においては、「夜間早朝割引」が実施されています。

ただ、都市高速は料金体系自体が少し特殊ですので、「曜日と時間帯によって料金が変わる」と捉えたほうが分かりやすいかもしれません。

福岡都市高速

曜日 時間帯 料金
平日 7時~22時 普通車620円
大型車1,230円
22時~7時 普通車550円
大型車1,100円
土曜 7時~22時 普通車580円
大型車1,160円
22時~7時 普通車550円
大型車1,100円
日曜
祝日
全日 普通車550円
大型車1,100円

北九州都市高速

曜日 時間帯 料金
平日 7時~22時 普通車510円
大型車1,030円
22時~7時 普通車480円
大型車930円
土曜 7時~22時 普通車500円
大型車980円
22時~7時 普通車480円
大型車930円
日曜
祝日
全日 普通車470円
大型車930円

【法人・個人事業主向け】ETCコーポレートカード利用時の平日朝夕割引

ここから先は、法人名義または個人事業主としてETCを利用する方向けの解説になります。

有料道路の利用料金には、運送業や営業車などによる大口利用者向けの「大口・多頻度割引」があります。
この割引を受けるために必要なのが、「ETCコーポレートカード」です。

ETCコーポレートカード

コーポレートカード、大口・多頻度割引についてはこちらの記事で解説しています。
ETCコーポレートカードとは?特徴と割引の内容、個人でもできる申し込み方法

ETC大口割引・他頻度割引(法人向け・個人事業者向け)

まず、ETCコーポレートカードを利用しての走行についても、平日朝夕割引が適用されます。

ただし、コーポレートカードではETCマイレージに登録することができないので、還元分は料金の請求時に利用額から差し引かれます。

また、大口・多頻度割引と重複しての割引適用にはなりません。
たとえば130km走行した場合、100kmまでは平日朝夕割引が、残りの30km分には大口・多頻度割引が適用されます。

平日朝夕割引と大口・多頻度割引との併用について

ただし、もし朝夕割引の対象条件を満たす走行が月に1~4回だった場合は、その走行分のうち100kmまでについては朝夕割引はもちろん、大口・多頻度割引も適用されません。

つまり朝夕の走行は、割引がつかなかった場合でも大口割引の対象にはならない、ということですね。



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