出光カードまいどプラス/出光ETCカードの実力を5つのポイントから検証

ガソリンスタンドで有名な出光が発行する「出光カードまいどプラス」は、無料のETCカードと格安のロードサービスが付いています。
そしてもちろん、ガソリンカード(ガソリンスタンド発行のカードをこう呼んでいます)には必須の機能である給油代値引きもバッチリ備わっています。
実はこのカード、当サイト「ETCカードまるわかりガイド」において、総合第2位の人気を誇ります。(ちなみに、私もサブカードとして持っています!)
そこでこのページでは、その人気の理由とカードの持つ実力を5つのポイントから徹底的に検証しました。
もちろん、冷静に・客観的に検証するためデメリットも調べました。
正直に言って、短所らしい短所もないのですが…申込を検討しているあなたは、このカードの弱点もしっかり理解したうえでカードを申し込むことをオススメします。
すぐに要点だけを知りたい!という場合は、このページの最後に「まとめ」を用意しましたので、そちらを参考にして下さいね。
要点がわかる!「出光カードまいどプラス」のまとめ
【20秒でわかる!】出光カードまいどプラスのメリット10点
- ★年会費が永年無料
- ★2円/Lの給油値引、最高で8円値引!
- ★年間たった810円で24時間ロードサービスが受けられる
- ★ETCカードも年会費・発行費永久無料
- ★ETCの利用額もポイント対象
- ★セゾン系カードからポイント移行可能
- ★毎月5日、20日は西友・リヴィン・サニーで5%割引
- ★シダックスでルーム料金20%割引
- ★カードブランドは「アメックス」も選択可能!
- ★ウェブ明細(ウェブステーション)に登録すれば、ガソリン代キャッシュバック&ポイントプレゼント
目次
ガソリンカードとしての実力。長所5点
(1)入会金・年会費永年無料。ETCカードも費用ゼロ
出光カードまいどプラスは、基本的なコストがすべて0円です。
追加で発行できるETCカードも入会金・年会費ともに無料なので、期限が切れて更新する際にもお金はかかりません。
もちろん、ETCカード利用分もきちんとポイントに換算されます。
ガソリン代節約のためにカードを作るのですから、入会金や年会費がかかっては本末転倒です。そのため、初期費用や維持費用がかからないことは立派なメリットと言えます。
(2)出光での給油が1Lあたり2円~8円値引きになる
これはガソリンカードにとって当たり前の特典ですね。
出光SSで給油をするときにまいどプラスを利用すると、ガソリンと軽油はいつでも2円/L引き、灯油はいつでも1円/L引きになります。
また、入会後1ヶ月間はさらに値引き額が上がって、ガソリンと軽油は5円/L引き、灯油は3円/L引きになります。
まぁ、1ヶ月間で集中して給油しよう!!というのも無理な話なので(笑)、「最初の1ヶ月はお得だなぁ」くらいに構えるくらいでいいでしょう。
●最高8円の値引きって、どうやったら受けられるの?
さて、「いつでも2円引きなら、8円引きって何?」ということになりますね。
これは「ねびきプラス」というオプションサービスに加入することで適用されるようになります。
ねびきプラスは、インターネットの会員サービスである「ウェブステーション」から申し込むことができます。
大事なことなので先に言ってしまいますが、このねびきプラス、年会費540円の有料サービスです。
さらに、まいどプラスを利用して月30000円以上のショッピングをする必要があります。30000円未満なら、値引きは2円/Lのままです。
「え?お金払って割引率を上げるってどうなの…?」と思いますよね。
まぁ、確かにその通りです。でも、カード利用額が上がれば上がるほど給油の値引き率も上がるので、給油の機会が多い人にとってはお得なサービスでもあります。
ねびきプラスについて詳しくは、このページの後半部分「ねびきプラスサービスに申し込む」をご参考にして下さい。
(3)24時間・365日対応のロードサービスに810円で加入できる
車を運転しているなら、故障などのトラブルは付き物です。
まいどプラスは24時間・365日対応で、連絡してから30分以内に現場到着するという優秀な「出光ロードサービス」に加入することができます。
対応してくれるサービスは大きく分けて以下の3つです。
●現場路上サービス
・バッテリー
・ガス欠
・キー閉じ込み
・スペアタイヤ交換
・落輪引き上げ
・その他30分以内の軽作業
●レッカーサービス
何らかの理由で自力走行ができなくなってしまった場合、レッカーによる牽引をしてくれます。10kmまで無料です。
●電話でトラブルサポート
交通事故や故障で困った時に、電話でいつでも相談できます。応急処置の方法、動かなくなった車に代わる交通手段、24時間営業のガソリンスタンドなど、様々なアドバイスをもらえます。
これらのサービスが、年間810円で受けられるんです。トラブルを経験したことがない人にはあまりピンと来ないかもしれませんが、これってかなりお得なんですよ。
というのも、私はかつて、このカードを持つ前に落輪してしまったことがあります。恥ずかしいことに、茂みに溝があったのが分からなかったんです…
JAFには加入していなかったのですが、とりあえずスマホで番号を調べてJAFを呼び、待機しました。
JAFは20分ほどで到着したのですが、実はその間に近所の工事現場の人たちが通りかかり、厚意で車を引き揚げてくれたんですね。
しかし、JAFはもう出動して現場に来てしまったので出張費を取られました。1万円くらいだったと記憶しています。
まぁ当然のことなのでしょうがないのですが、何だかとても損した気分になり、これはロードサービスに加入しないとまた同じことが起こりそうだなぁと思って、この「出光カードまいどプラス」に申し込み、ました。
ちなみに、JAFは年会費4000円です。
私の場合のように非会員がJAFを呼んで、脱輪の対応をしてもらった場合は、合計で15,000円程度かかるようです。1万円で済んで、良かった…のか?(笑)
サービスはもちろん充実しているのですが、コストパフォーマンスを考えると出光ロードサービスの圧勝でしょう。
(4)ウェブ明細に登録するだけでキャッシュバックとポイントプレゼント
出光カードまいどプラスでは、「ウェブステーション」というインターネット上の会員サービスを行っています。
これに登録すると(無料です)、ウェブ上でカードの利用金額を見たり、支払の変更をしたり、プレゼントやキャンペーンに応募することができます。
そして、このウェブステーションからウェブ明細に登録すると、以下2つの特典を受けることができるようになります。
●エコねびき
毎年5月、出光SSの利用代金から最大300円キャッシュバックされます。
●エコ・プラスポイント
ウェブ明細発行月ごとに、10ポイントをプレゼントしてくれます。年間で120ポイントもらえるということです。
ウェブ明細はPDFで発行されるので、明細は絶対紙で欲しい!と言う人にも対応できます。
明細書をウェブ仕様にするだけでキャッシュバックとポイントプレゼントがあるのですから、これは貰っておかないと損でしょう。
(5)まいどプラスやセゾンカードで貯めたポイントを出光キャッシュプリカに移行できる
出光カードまいどプラスは、出光とセゾンが提携して発行しています。
そのため、セゾン系カード(セゾンインターナショナルなど)で貯まる「永久不滅ポイント」を、出光のキャッシュプリカに移行することができます。
↑出光キャッシュプリカ↑
これは出光で使えるプリペイドカードです。このカードにお金を前もってチャージしておいて、会計はここから支払っていきます。残額が足りなくなったらまたチャージします。
まいどプラスで貯めた出光プラスポイントは2200ポイントで出光キャッシュプリカ2000円分に、永久不滅ポイント1000ポイントで出光キャッシュプリカ5,000円分に交換できます!
他にもUCカードやシティカード、ダイナースカード等で貯めたポイントもキャッシュプリカに移行できます。
他社ポイントをそのままガソリン代に使えるので、これはかなり便利でお得です。
ちょっと惜しいところ。短所3点
ここからは、長所と反対に少し残念なところを見ていきます。
最初にもお伝えした通り、このカードには「短所らしい短所」がないです。
まぁ、それでも贅沢は言いたくなりますよね!「ここはもうちょっと頑張ってほしい!」というところをピックアップしたので目を通してみて、ちょっとでも引っかかるなら他のガソリンカードを検討するのもアリかもしれません。
(1)出光は店舗数があまり多くない
まず、これでしょう。
そもそもこのページに来た人は日常的な出光SSのユーザーがほとんどだと思うので、あまり問題ではない気もしますが。
SSの数は変動が激しいのでちょっとざっくりな数になりますが、ENEOSがダントツの10000店以上、昭和シェルが約5000店、コスモが約5000店、そして出光は約4000店です。(2015年時点)
「家の近くも仕事場の近くも出光があるので困りません!」と言う人なら間違いなくまいどプラスを作るべきですが、
「生活圏内にはエネオスの方が多いです」というならちょっと面倒かもしれません。
(2)通常ショッピングの還元率は0.5%
これも、年会費永年無料のガソリンカードに求めることではないのですが、欲を言えば「0.5%はちょっとさみしい!」です。
たとえば年会費0円の楽天カードの還元率はいつどこで使っても1%~なので、出光カードまいどプラスのように出光SSで給油のときのみ高還元、ということはありません。
特定の状況下のみ高還元っぷりを発揮するカードは多々ありますが、メインカードにするなら常に高還元率なことに越したことはない、ということですね。
(3)貯めたポイントの使い道が少ない
出光カードまいどプラスでは、「出光プラスポイント」というポイントが貯まります。
その交換先は、先に紹介したキャッシュプリカの他、「日本きらり」という日本製品にこだわったギフト・お取り寄せに特化したネットショップなどがあります。
この「日本きらり」、個人的にはかなり好きなのですが、ちょっと上質なお取り寄せなどに興味がなければ使わないだろうな、という感じです。特に男性は。
しかも、ショップの中から自由に交換物を選べたら良いのですが、交換できるものは決まっているんですよね。
というわけで、ちょっとだけ残念かなぁと。
あとはANAとJALのマイルにも交換できますが、マイルに移行するならプリカに移行した方がお得です。
出光以外のガソリンスタンドを使うなら、どのクレジットカードがおすすめ?
各ガソリンスタンドのおすすめは以下の通りです。
コスモ石油を良く使うなら
ENEOSを良く使うなら
JOMOを良く使うなら
特定のガソリンスタンドを使っていないなら
リッターあたりの値引き率やキャッシュバック率も大切ですが、あなたの良く利用するお店に合ったカードを作るのが一番です。
短所をカバーする方法は?
さて、まいどプラスに「短所らしい短所がない」原因の一つとして、短所をカバーできるようなポイントがいくつかある、という特徴があります。
ここでは、まいどプラスを最大限お得に便利に使うための方法を4つお教えします。
ねびきプラスサービスに申し込む
まずは何よりこれ、「ねびきプラス」です。これは有料サービスなのですが、加入するとガソリンの値引き率が上がります。
還元率があまり高くないところは、ここで充分カバーすることができます。
それでは早速、ねびきプラスの仕組みを見てみましょう。
ショッピング利用額 | 値引き額 |
---|---|
~3万円未満 | 2円/L |
3~4万円未満 | 3円/L |
4~5万円未満 | 4円/L |
5~6万円未満 | 5円/L |
6~7万円未満 | 6円/L |
7~8万円未満 | 7円/L |
8万円以上 | 8円/L |
右側の「値引き額」は、もともと適用される2円引きを足した最終値引き額です。
初めにハッキリ言っておきますと、出光カードまいどプラスで3万円未満の買い物しかしないなら、ねびきプラスにお金を払って加入する意味は全くないです。
では、実際にどのくらい節約できるのか、シミュレーションをしてみましょう!
■月に3回給油=月に120L給油
■ガソリン価格150円/L=普通に給油すれば18,000円/月(120L×150円)
やや大まかですが、分かりやすくこれで仮定しましょう。
まず、ねびきプラスは月に100Lまでの給油分しか割引の対象になりません。
この場合、20Lは割引の対象外になるわけですね。ちょっと残念。
そして、月に3万円以上の買い物をすることが大前提になりますので、ここでは最大値引きの「8円引き」が適用されることにしましょう。
仮定はガソリン価格150円/Lですから、値引き可能な100Lまでいっぱいいっぱい値引きすると…
・150円/L⇒142円/L
・142円×100L=14,200円(値引き適用分)
・150円×20L=3,000円(値引き不適用分)
・14,200円+3,000円=17,200円
つまり、800円の節約(18,000円-17,200円)になります。良い感じですね!
そしてこれからねびきプラスの年会費540円を引くために、1年間(12ヶ月)毎月同じ給油量として考えます。
・800円(月の浮いた額)×12ヶ月=9,600円
・9,600円(1年間の浮いた額)-540円(ねびきプラス年会費)=9,060円
おおっ!年間でおよそ9,000円のガソリン代が浮くことになるんですね。
それでは、
ショッピング利用額 | 値引き額 |
---|---|
3~4万円未満 | 3円/L |
このパターンの場合はどうでしょうか。
上で使った条件(給油量、1Lあたり価格など)をもう一度適用して計算します。
・150円/L⇒147円/L
・147円×100L=14,700円(値引き適用分)
・150円×20L=3,000円(値引き不適用分)
・14,700円+3,000円=17,700円
つまり、300円の節約(18,000円-17,700円)になります。
さらにこれを1年分に換算して、まいどプラスの年会費を引きます。
・300円(月の浮いた額)×12ヶ月=3,600円
・3,600円(1年間の浮いた額)-540円(ねびきプラス年会費)=3,060円
1年間で3,060円のガソリン代節約になりました。大体一回の給油分くらいは浮いたかな?という感じでしょうか。
というわけで、結論。
「出光カードまいどプラスで毎月3万円以上のショッピング利用ができるなら、ねびきプラスに加入するべき」です。
月30,000円以上の利用は、ガソリン代はもちろんのこと、公共料金や携帯料金をまいどプラス支払いにすれば簡単に達成できるでしょう。
あ、出光ETCカードの利用料金もしっかり含まれますよ~!
出光カードモールでショッピングする
クレジットカードの特典の中で、ポイントが倍増するネットショッピングモールは定番となってきました。
イオンカードなども専用のポイント倍増モールを設けています。
実は出光カードでも、「出光カードモール」というショッピングモールのサイトを設けています。
このモールを経由して各ネットショップで買い物をするだけで、出光プラスポイントを倍もらうことができます。
なんとポイントアップ中のお店なら、最大ポイントが通常の30倍になることも…!
加盟店は500を越えており、かなりの充実っぷりです。
楽天市場、Yahoo、LOHACO、ベルメゾンネット、じゃらん、ポンパレなどの使い勝手の良い大型有名店が揃っています。
ちょっと特徴的なのは海外ECサイトも加盟していること。




ショッピングガイドも載っているので、自分で直接海外のサイトで買い物をするよりも遥かに安心です。
ここで買い物をすれば、通常ショッピングのでポイントが貯めにくい&ショッピング利用額を上げづらいという欠点を解消できます。
つまり、ひとつ前に紹介した「ねびきプラス」の値引き率をアップすることも可能になるわけですね。
偉そうですが、上手く出来てるなぁ、と思います。
キャンペーンを見逃さない
これも大事です!出光カードでは、カード会員向けのキャンペーンを精力的に行っています。
ちなみに2016年1月現在開催中のものはこんな感じです。
入会から2ヶ月は給油1Lあたりの値引き率が最大7円になるほか、カード利用で1万ポイントが当たる、ねびきプラスの年会費がキャッシュバックされる等々、なかなか良い感じのキャンペーンを行っていますね!
こういうキャンペーンって、結構みなさん見ていません。母数が少ないので、当たる確率は決して低くないです。面倒じゃなければ積極的にチェックして応募しましょう!
応募するのはタダなので、損はしませんからね。
給油専用サブカードとして割り切る
最後は、「何これ?」と思われるかもしれませんが、これも立派な1つの手です。
そもそも出光カードまいどプラスは「ガソリンカード」と呼ばれる給油に特化したカードなわけですから、あまり多くを求めるな!ということです(笑)
とにかく手間をかけない・お金をかけないで、出光SSで給油する時の値引きのためだけに使う。こう考えるだけでデメリットは消滅します。
…って元も子もないようですが、クレジットカードはあくまで「手段」。
ポイントを貯めようとして予定にない物を買いすぎたり、条件に縛られてストレスを感じるようなら無理に使う必要はない、むしろ使わない方が良い、ということです。
出光カードまいどプラスの審査はどんなかんじ?
このカードは2つのカード会社によって提携発行されています。
審査を行うのはクレディセゾン(またはその子会社)です。
セゾンは、申し込んだ人にクレジットカード履歴のない場合は審査が厳しい傾向にありますので、出光カードもそれに通じるところがあります。
「どうしてもこのカードが欲しいけど、クレジットカードを持ったことがないから審査に通らない、不安だ」と言う場合は、楽天カードなどの年会費無料で審査が厳しくないカードを狙うといいかもしれません。
出光カード各種とまいどプラスを徹底比較!
さて、ここからはちょっと番外編です。
出光カードはまいどプラス以外にもいくつかカードを発行しています。
そこで、いわば兄弟とも言えるカードたちの機能を調べてみたのですが、これにより「まいどプラス」の優秀さをさらに思い知ることになりました。
もちろん用途によって向き不向きはありますので、出光系のカードでどれを作ろうか迷っているあなたには参考になると思いますのでぜひ参考にして下さい!
出光カード
まずは「出光カード」。
初年度年会費無料ですが、次年度以降は1,250円かかります。
まいどプラスと違うのは、「ね~びきコース」と「た~まるコース」の2種類のうちどちらかを選択するところです。
まいどプラスと比較するなら、給油の値引き率がカード利用額によって変わる「ね~びきコース」でしょう。
●ね~びきコース
↑出光公式ページより↑
給油値引きと一口に言っても、少し複雑な仕組みになっているようですね。
ね~びきレートは、カードの利用額によって決定します。レートを左右する「ね~びきポイント」は月に10,000円利用すると1ポイント付く制度です。
ちなみに、このコースの値引きの上限は150Lです。
さて、数字にして比べたいので、ここでもちょっと計算します。上と同じ仮定条件にして、パパッと計算しますね。
■月のショッピング利用額が80,000円で、100Lまでガソリン給油する場合
・150円/L⇒142円/L(ね~びき8ポイントなので8円引き)
・150円×100L=15,000円(値引き適用前)
・142円×100L=14,200円(値引き適用後)
・15,000円-14,200円=800円(差額)
う~ん。差額があまり開かないですね。
これを1年間で換算して、年会費も考慮してみましょう。
・15,000円×12ヶ月=180,000円(値引き適用前)
・14,200円×12ヶ月=170,400円(値引き適用後)
・180,000円-170,400円=9,600円(差額)
・9,600円-1,250円(年会費)=年間8,350円の節約
まいどプラスでは同じ条件で年間9000円近くの節約になっていましたよね。
こうなってしまう原因は、もちろん「年会費の高さ」にあります。
つまり、出光カードを利用するなら値引き限度の150Lまで給油して、なおかつ月のショッピング利用額が8万円以上であった方が良い、ということです。
普通のドライバーなら、まいどプラスで十分ですね。
出光ゴールドカード
このカードになると、年会費が10000円に跳ね上がります。
そして、コースは上の出光カードと同じです。その時点で「えっ?」と思ってしまいますが、このカードの唯一のメリット(失礼)は、スーパーロードサービスが無料付帯だという点です。
上で紹介したロードサービスに、アフターフォローまでつく形のサービスです。
まぁ、これもハッキリ言って通常のロードサービスで十分でしょう。
”ザ・ゴールド”出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
このカードは年会費7000円ですが、通常の出光カードの1.6倍ポイントが付きます。100円利用で8ポイント付与、ということになりますね。ちなみに海外利用だと2倍になるので10ポイント付与です。
また、アメックスブランドなので、空港ラウンジサービスや国内外旅行のトラベルサービスが多数用意されています。各種旅行保険も付帯します。
値引きについては、「ねびきプラス」(※「ねびきプラスサービスに申し込む」参考)が無料で自動付帯していますが、年会費が7000円と言うことを考慮すると「お得」とは言い難いのは確かでしょう。
上の出光ゴールドカードと同じくスーパーロードサービスは付帯しますが、「アメックスのサービスを受けたいし、8万円以上は確実に使うから大丈夫!」という人にしかオススメはできません。
”ザ・プラチナ”出光 セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
さて、最後はなんと「プラチナ」です。
年会費もグッと上がって20000円!もはやガソリンカードの枠を超えています(笑)
年会費はこんなに上がったのに、値引きのシステムと付帯ロードサービス、付帯保険は上の”ザ・ゴールド”セゾンアメックスと同じです。(保険の額は上がりますが)
また、ポイント加算については、国内外関係なく通常の10倍ポイントが付きます。
そのほか”ザ・ゴールド”と違うのは、利用できる空港ラウンジが国外まで広がること、そして出光の発行するドライブ情報誌「MOCO」が無料で届くようになることくらいです。
これもまた、ハイスペックなカードにこだわる人以外にはオススメできません。
そもそもハイスペックカードが欲しい人なら、出光カードからは選ばないでしょう…。
★総評★
ざっと各カードの特徴を記してみましたが、ひいき目に見ているとしても「出光カードまいどプラス」の優秀さがお分かり頂けたと思います。
ちょっと厳しいようですが、他のカードは「年会費を払うほどの機能はない」と言ってしまうことができます。
給油量が多い人でも、まいどプラスでねびきプラスに加入してしまえば特に困ることはなさそうです。
何よりも、年会費がずーっと無料なのはまいどプラスだけですから。
高ステータスなカードをお探しなら、「年会費以上の価値を持つゴールドカードおすすめ5選」のページも参考にしてください!
ちょっと一息。~出光カード会員向け情報誌「MOCO」が面白い!
ここでちょっとした豆知識です。
出光では、出光カードの会員向けにドライブ&レジャー情報誌「MOCO」を発行しています。また、「モコネット」というサイトでも充実したドライブ情報を提供しています。
1年で10冊発行されますが、購読料は送料込みで3000円です。1冊当たり300円以下で読めるということですね。68ページあるので、ボリュームは充分です。
気になるのは、肝心の「何が書いてあるの?」というところ。現時点での最新号(2016年1月号)の中身をちょっとだけ紹介します!
・濃密な自然と神秘に出会う 聖域と絶景を訪ねて那覇から南部へ
・離島で楽しむ1Dayトリップ
・沖縄 魅力別「島」ドライブ案内
・健康・長寿のヒミツ 沖縄料理を味わう●インド
豊かな水とスパイスの楽園へ 南インド・ケララ●道の駅・SA&PA
“足湯”がある道の駅・SA&PA
●保存版 クルマで立ち寄り温泉旅
【日光→塩原方面】日塩もみじライン
●なるほどクルマNavi
間違いだらけの冬対策と雪道ドライブ術
これは掲載されているものの一部です。旅雑誌や読み物が好きな人なら、結構惹かれる内容ではないでしょうか?
私も飛行機の機内誌などは必ず読むので、こういうタイトルにはかなりそそられます。
まとめ~出光カードまいどプラスは、こんな人が得するカードです!
ガソリンカードの中では、当サイトトップの人気を誇る「出光カードまいどプラス」。
その実力を、長所5点を中心として検証してきました。
最後にはそのまとめとして、「こんな人はまいどプラスを持つべき!」というポイントを記しておきたいと思いますので参考にしてください。
■出光カードまいどプラスは、こんな人が得するカードです。 |
(1)出光SSを利用する機会が多い ―大前提ですね! (2)とにかくガソリン代を安くしたい ―いつでも2円/L引きで、「ねびきプラス」に加入すれば最高8円/L引きになります。 (3)ETCカードが無料で欲しい ―本カードも無料、ETCカードも無料でとにかくコストがかかりません。 (4)ポイントの使い先は限られててもいい ―ポイントを貯めても、あまり交換先は充実していません。ガソリン代(プリカ)に変換することは可能です。 |
あくまでも、「給油専用のサブカード」といったところでしょうかね。
還元率の高さと汎用性を求めるなら、ガソリン値引きのあるガソリンカードをメインカードにすることはオススメしません。
ただ、「年会費無料でいつでも2円/L引き」は大きな武器であることも間違いありません。
コストが0円なので、ちょっと使ってみてから「ねびきプラス」などのサービス加入を考えるのも十分アリです。
その他のガソリンカードも検討してみたいという方はこちらの特集へどうぞ。
カードの引き落とし口座はどこでもいい?
出光まいどカードの支払いに使える金融機関は以下の通りです。
使用できない銀行もあるので、事前に確認しておきましょう。
・都市銀行、地方銀行、第二地銀行労働金庫、商工組合中央金庫
⇒すべてOK
・信託銀行
⇒三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行のみ
・信用金庫
⇒コザ信用金庫以外すべてOK
・その他
⇒ あおぞら銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、シティバンク銀行、新生銀行、セブン銀行、ソニー銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行
カード名 | 出光カード まいどプラス |
申込み資格 | 満18歳以上(高校生除く)電話連絡可能な方 |
提携カード | VISA、Mastercard、JCB、American Express |
限度額 | 50万円 |
審査時間 | 最短即日 |
発行時間 | 最短4営業日 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 無料 |
支払い方式 | 一括払い、ボーナス一括払い、分割払い、リボ払い |
分割払い(年率) | 10.230% (3回払いの場合) |
リボ払い(年率) | 14.4% |
キャッシング(年率) | 18.0% |
遅延損害金(年率) | 14.600% (キャッシングサービス:20.0%) |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
必要書類 | 運転免許証・健康保険証・パスポートなど |
金融機関名 | 出光クレジット株式会社 |
住所・所在地 | 東京都墨田区両国二丁目10-14 |
電話番号 | 03-5996-1236 |
ATM台数 | 約 25000台 |
貸金業登録番号 | 関東財務局長(10)第00572号 |