首都高速のETC割引と料金改定、何が変わる?完全ガイド2016年版

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首都高速のETC割引と料金改定、何が変わる?

首都高速道路の料金制度が2016年4月1日から新しくなります。
今までと同じ感覚で利用していると、思わぬ高額料金を請求されることもあります。

特にETCを利用せず現金で利用している方にとっては40%以上の大幅値上げです!

現金払いでの利用は大損!キャンペーンを利用してETCの導入を!

この料金改定により、首都高の料金はハッキリ言って、ものすごく複雑なものに変わってしまいました。
料金だけでなく、割引制度もどうすれば対象になるのかが非常にわかりづらいのが困りどころ。

そこでこのページでは複雑な割引きの適用条件も画像一枚で理解できるくらいわかりやすくしました!
新料金体系も公式ページには書かれていないところまで徹底解説します!

何をすれば、どのようなルートを選べば一番安い料金で走れるのか?それを先に知りたい方はこちら。

以前の料金と比べて高い?安い?

どうすれば安い料金で済ませられる?

2016年3月31日までの首都高利用料金(おさらい)

2016年3月までの現行料金では、以下のように距離と車種区分に応じて5段階に分類されています。

▼ETC通常料金(2016/3/31まで)

距離 (区分)普通車 (区分)大型車
~6.0km 510円 1,030円
6.1~12.0km 610円 1,230円
12.1~18.0km 720円 1,440円
18.1~24.0km 820円 1,650円
24.1km~ 930円 1,850円

▼現金利用時(2016/3/31まで、一部区間を除く)

(区分)普通車 (区分)大型車
930円 1,850円

2015年9月11日、実質的に料金制度を決定する権限を持つ国交省がこの料金体系に対し新たな方針案を発表しました。
そして2016年3月1日にはこの変更案に対し国土交通大臣の事業認可が下り、来る4月から適用される運びとなったのです。

4月から、何がどう変わるのか?

今回大きく変わる点をざっくりまとめるとこの通り。

●車種区分が2種類から5種類に
 →軽自動車、二輪車、大型車にとっては改善

●距離別の段階分け料金から0.1km単位で走行距離に比例する方式へ
●料金の上限、下限を改訂
 →ETC車は短距離なら値下げ、長距離は値上げ。現金車には大幅改悪

●各種割引制度の新設・廃止
 →都心を通過する車、羽田空港を利用する車には改悪。それ以外はあまり変化なし?

この改正ですが、キーワードは「料金体系の統一」。
首都高も、NEXCO(旧道路公団)管轄の高速自動車国道も、同じだけ走ったら同じ料金ということを目標にしています。

現在、首都高とそれ以外の高速道路との料金格差があり、そのため自動車交通量が都心に集中し様々な問題が生じています。改正案の検討経緯にはそれらを解消する意図があるようです。

車種区分がNEXCOと同じ5区分に

これまで首都高の料金体系では車種区分は普通車、大型車の2区分だけでした。
これが4月以降はNEXCO(旧道路公団)と同様の5区分に変わります。

▼車種区分の変化

普通車 軽・二輪
普通車
中型車
大型車 大型車
特大車

区分基準も同様なので、今までNEXCO管轄の高速道路を利用するときの車種区分がそのまま適用されると考えて下さい。

では、この改定で得する車種、損する車種はどれか?
それは記事の中盤、以下のリンク先に一覧表にしております。

以前の料金と比べて高い?安い?

ちなみに、先に言っておくと現金で利用する場合は、首都高の端っこの区間だけを使うとき以外はおしなべて大幅値上げなので覚悟しておいて下さい。

新しい料金の計算方法

今回の改定における大きな変更点が0.1km刻みの料金制に変わるということです。

それに車種区分が増えたこともあって、以前に比べると計算がかなり複雑になってしまいました。
これでは、だいたい何km走ったら何円くらいという感覚が掴みづらい…。

ということで、もっと簡単な計算方法。
1kmごとに税込みでいくらくらい料金がかかるのかは大体こんなイメージ。

【おおまかな料金の計算方法】

車種区分 1kmごとの料金(目安)
軽・二輪 25.5円
普通車 32円
中型車 34円
大型車 52.6円
特大車 68.2円

ターミナルチャージ(初乗り料金)
約160円

この計算でもおおよその料金を算出することができます。
ただし、10円弱の誤差が出ることがあるので、あくまで目安ですよ。

なお、初乗りから上限までの幅が以下の通りに設定されています。

車種区分 料金下限~上限
軽・二輪 270円~1,070円
普通車 300円~1,300円
中型車 310円~1,380円
大型車 390円~2,040円
特大車 460円~2,600円

計算して出た数字がこの範囲に収まらない場合は下限、または上限の料金が適用されます。

【もっとくわしく!】正確な計算方法を知りたい方へ

正確な料金を計算するには、こんな計算をします。

料金水準
29.52円/km
×

走行距離
(0.1km単位)
×

【車種間比率】

軽/二 普通 中型 大型 特大
0.8 1 1.07 1.65 2.14

ターミナルチャージ
(初乗り料金)
150円
||

税抜き料金

途中で車種間比率という数字をかけることで車種別の料金を計算するのですね。

この料金に消費税率をかけ、最後に1の位を四捨五入したものが実際に請求される料金です。

税抜き料金
×

消費税(8%)
1.08

四捨五入して
10円単位に
||

請求される料金額

この最終的な金額に対して前述の下限、上限が適用されます。

もし走行するルートが決まっていれば公式サイトで正確な計算ができます。私は以下のページをブックマークしています。
4月1日からの料金・ルート案内(公式サイト)

もし料金所名からの距離・料金早見表が必要であれば、首都高速がPDFで配布している料金ガイドブックをご覧ください。
料金・距離表・料金早見表(公式サイト)

以前の料金と比べて高い?安い?

さて、これが2016年3月末以前の料金と比べて高くなるか安くなるか。

正確な額は首都高の料金検索サイトなどで経路の料金距離から計算する必要がありますが、とりあえずは走行距離が短ければ安く、長ければ実質値上げになると理解しておけばいいでしょう。

では、何kmがその境目なのか、車種区分ごとのおおまかなキロ数はこちら。

車種区分 何km以上走ると値上げ?
軽・二輪 30.3km
普通車 20.8km
中型車 16.6km
大型車 32.2km
特大車 21.9km

今まで普通車扱いされていた軽自動車・二輪車、特大車と同じ料金を払わされていた大型車にとっては実質値下げとなるケースも多そうです。

逆に、今まで普通車扱いだったのに中型車に該当することになる小型~中型トラックマイクロバスは値上げと考えたほうが良さそうですね…

現金での利用の場合も短距離なら安くなるのは同じですが、その恩恵は一部の区間でしか受けられません。
なぜなら現金の場合は、常にその入口からの利用で発生しうる最大料金をとられるからです。
首都高の末端部だけ利用する場合でもない限り、現金での利用は普通車なら400円弱の大幅値上げと考えておいたほうがいいでしょう。

【もっとくわしく!】料金の違いをグラフで見てみよう

グラフを読むのが得意な方は、首都高の公式サイトにわかりやすいものがあるので見てみましょう。

普通車で走行した時の料金がそれぞれ距離にたいしてどのように変化するかを表しています。

引用元:首都高速道路株式会社

階段状の赤いグラフがなめらかな青い直線に変わっているのがわかりますね。

新料金は短距離のうちは赤のラインを下回っていますが、20.8km以上は青のラインで示される新料金の方が高い請求額となります。

細かいことを言うと17.7~18kmでもちょっとだけ交差しており、新料金の方が10~20円だけ高くなっていますね。
逆に、中型車は18.1~19.1km、特大車は24.1km~24.6kmの部分に新料金の方が安くなるところがあります。

上の一覧表ではこのような細かい差異について、差額が50円以内のものは省略しています。ご了承下さい。

高くなったというより、今までが安すぎた?

この料金改定の根底にある、都心部の交通集中。なぜ集中するかというと、そっちを通るほうが安かったから。

高速自動車国道の大都市近郊区間は36.6円/kmなのに対し、首都高を通ると上限料金の安い旧方式では利用距離が長いほどお得でした。
仮に80kmを超えるような長いルートだとキロメートルあたり11円程度になることも。
料金が3倍以上も違うとあっては、都心環状線を走行する車両の6割が都心を目的地・出発地としない通過車両であるというのもうなずけます。

その一方で、旧料金では逆に6km以内の短距離利用だとキロあたり約80円。
改正前の料金水準がいかにアンバランスであったかがわかります。

ちなみに、少し古い統計ですが国土交通省の調べによると首都高の平均利用距離は20.2km。料金が値下げになるか値上げになるかの境目が20kmに設定されているということは、このあたりの数字が反映されているのか、はたまた偶然なのか。

首都高の料金を節約する方法

どうすれば安い料金で済ませられる?

ちょっとだけ首都高を使う人にはうれしい今回の料金改定ですが、郊外から都心を挟んだ反対側の郊外へ抜けるような長距離利用者にはちょっと厳しいところ。

しかし、今までと同じくらい安くとまではいきませんが、一部区間については料金を抑える方法が残されています。

首都高を迂回するルートを選ぶ
今回の改訂では首都高だけでなく、NEXCO東日本の管轄するエリアも一体となって見直されました。

まず、圏央道や外環道のような、今までなら首都高ルートより料金が高くなってしまうような経路も安い金額が適用されるように変わります。

これにより料金を理由に首都高を経由していた人も、心置きなく圏央道・外環道ルートを選ぶことができるようになりました。

これだけではまだ「同じ料金」止まりですが…

ETC2.0を導入する
合わせて、圏央道ではETC2.0搭載車に対する20%の割引もスタートします。
長距離利用になりがちな圏央道で2割引はかなり大きいですよ。

このため、八王子や厚木から東北道へ抜けるような場合は圏央道を利用するほうが首都高経由よりも安くなります。

神奈川方面と埼玉方面とをよく行き来する方は、これを機にETC2.0での圏央道利用を検討してみては?

他の区間でもETC2.0利用時の割引を導入することが検討されています。
たとえば、事故や渋滞を回避するために一般道に降りた場合は再度高速道路に入り直しても初乗り料金がかからないようになったり…

圏央道を使わなくとも、高速道路利用が多いなら何にせよ2.0を導入しておくに越したことはないのかもしれません。

圏央道は通行料金自体も値下げされ、今まで43.2円/kmと他の道路よりも2割ほど高かった料金水準が36.6円/kmに統一されます。

同様に、44.0円/kmだった横浜横須賀道路の料金水準も同じ36.6円/kmに変わります。

外環道も2016年4月1日から「外環道迂回利用割引」が始まり、都心部と放射高速道路との行き来において都心の渋滞を迂回するのに利用しやすくなりました。

逆に割安だった第三京浜京葉道路千葉東金道路などの路線は値上げによって他の道路との料金水準の是正が図られています。

値上げされる路線に関しては急に料金が上がるのを抑える「激変緩和措置」として値上げ幅が少なくされてはいますが…
それもいずれは廃止され他路線と同じ料金制に統一されます。

現金払いでの利用は大損!キャンペーンを利用してETCの導入を!

この改正で最も大きな打撃を受けるのはETCを搭載していない、現金払いで有料道路を利用する車です。

現金払いの場合、距離別料金ではなく一律で最長区間と同額の料金を入口料金所で支払うのは今までどおり。
つまり、上限額が高くなった今回の改正はダイレクトに現金車のお財布を攻撃してきます。

▼2016年4月以降の現金利用基本料金

車種区分 料金
軽・二輪 1,070円
普通車 1,300円
中型車 1,380円
大型車 2,040円
特大車 2,600円

※端末入口料金所からの郊外方向利用など、末端部までの距離が上限料金距離に満たない区間を除く

また、その他の割引もETC無線通行を条件に適用されるものがほとんど。
今回の料金改定は現金走行車にとってメリットはほぼありません。

料金以外にも通行料金に応じてポイントが貯まり5%還元される優待サービス、ETCマイレージサービスも現金払いでは登録できません。

ETCマイレージサービスとは?

このように現金利用のデメリットは日々大きくなっているので、せっかくなら料金体系移行に伴い助成金がバラ撒かれているうちにETCを導入してしまいましょう。

2016年3月現在、6月末までのキャンペーンが行われていますが、前回は期間終了前に台数上限に達してしまったので、応募はお早めに。

首都圏ETCキャンペーン事務局

もし助成金の対象にならなかったとしても、入会時に数千円分のポイントをもらえるETCカードを作ることで、ETC導入費用の足しにするという手段があります。

年会費無料のETCカード(人気クレジットカード48枚)徹底比較!

2016年4月から開始する割引

変わるのは料金の計算方法だけではありません。
一定の条件を満たした場合に適用されるETC料金割引も新設されました。

ここからは料金所名や出入口名などが多く出てくるので、首都高ナビマップも合わせて読んで頂けるとよりわかりやすいと思います。

首都高ナビマップ(解像度大・22.0MB)

首都高ナビマップ(解像度小・8.3MB)

都心流入割引

この割引は放射道路を使って都心とを行き来する自動車に対する割引です。

放射道路上の対象出入口~都心環状線内との行き来であれば、どこで乗り降りしても放射道路の末端から最も近い出入口までと同じ料金が適用されます。

ちょっとわかりにくいですね。後ほど地図を使って図解します。

放射道路とは?
都心から外側に向かって放射線上に伸びる道路のことです。

首都高の割引制度において「放射道路」と呼ぶ場合は池袋線川口線三郷線小松川線湾岸線羽田線渋谷線新宿線が該当します。

目黒線は放射道路の割引には入れてもらえません。かわいそうに。

説明のため、普通車で中央道から首都高へ入り、都心環状を利用する場合を例にとってみます。

中央道方面からだと、都心環状線内で最も近い出入口は霞が関。霞が関~中央道接続部の首都高料金は620円なので、この金額が上限とされます。
以下の図の赤いルートです。

© OpenStreetMap contributors

この場合、青いルートを通って銀座まで行くと本来の料金であれば790円ですが、上限に設定された620円の料金が適用されます。これが都心流入割引です。
もちろん逆に銀座から中央道へ抜ける場合も同じ金額ですよ。

また、放射道路上の途中の出入口を使う場合でも、この最大料金を超えることはありません。

たとえば利用例としては少し極端ですが、新宿から乗って北の丸ICで降りる場合。
北の丸ICは東側からでないと降りられないため、新宿ICとは無駄に長い経路を取らないと行き来できません。

この経路は本来なら870円もかかるものですが、料金は中央道~霞が関と同じ620円が上限額として適用されます。

© OpenStreetMap contributors

要するに、放射道路ごとに上限金額が設定されていて、放射道路上の出入口を利用するなら都心環状線のどこで乗り降りしても上限を超える金額にはならないですよー、ってことですね。

しかし、対象道路上の全ての出入口が割引されるわけではありません。
具体的にどこでの乗り降りが対象なのかというと、以下の通り。

▼対象区間早見表▼

放射道路名 割引対象IC等
湾岸線
(横浜方面)
川崎浮島JCT
空港中央
大井
湾岸線
(千葉方面)
東関東道との接続部
千鳥町
浦安
舞浜
葛西
羽田線 鈴ヶ森
平和島
空港西
羽田
大師
渋谷線 東名高速との接続部
用賀
三軒茶屋
渋谷
高樹町
新宿線 中央道との接続部
高井戸
永福
幡ヶ谷
新宿
代々木
池袋線 美女木JCT
戸田南
高島平
中台
川口線 川口JCT
新井宿
安行
新郷
加賀
鹿浜橋
三郷線 三郷JCT
八潮
八潮南
加平
小菅
堤通
向島
小松川線 京葉道路との接続部
一之江
小松川
錦糸町
都心環状線の割引対象IC等

銀座、新富町、京橋、宝町、江戸橋、呉服橋、丸の内、八重洲、常盤橋、神田橋、北の丸、代官町、霞が関、飯倉、芝公園、汐留、KK線(東京高速道路)との接続部

※川口線の対象出入口利用時のみ以下も対象
清洲橋、浜町、箱崎、飯田橋、一ツ橋

都心環状に近いICは一部対象外なので、中央環状線より内側の出入口を利用する方はそこが割引対象かどうかチェックしておきましょう。

【都心流入割引】




●外環接続部相当の放射道路末端部~都心環状線間を走行する
●ETC無線通行車のみ対象

※対象区間は上記の表の通り




●利用する放射道路の末端から最も近い都心環状線の出入口までの料金を上限とする

例)新宿線の対象出入口を利用するのであれば、末端である中央道接続部~霞が関の620円が上限となる




2016年4月1日~2026年3月31日まで

都心流入・湾岸線誘導割引

横浜方面と都心部を行き来する車両に対し、湾岸線を利用すると適用される割引です。

割引内容は2016年3月31日までと同じ割安な上限額を適用するというもの。

まずは、割引対象の区間を地図で示してみましょう。

© OpenStreetMap contributors

このを合わせたエリアと、のエリア(川崎浮島JCT)とを結ぶルートで走行する車が割引の対象です。
横羽線や羽田線を利用したり、青のエリアから赤のエリアまでしか走行しない場合などは割引対象になりません。

この条件を満たすと、以下の表の料金が上限とされ、これを超える金額は請求されません。

車種区分 割引時の上限料金
軽・二輪 780円
普通車 930円
中型車 980円
大型車 1,430円
特大車 1,810円

【都心流入・湾岸線誘導割引】




●横浜都心部・三ツ沢線・狩場線と都心環状線間の利用時に湾岸線経由のルートを走行する
●ETC無線通行車のみ対象

※対象区間は上記の表の通り




●2016年3月31日までの上限料金を適用する

環境ロードプライシング割引と重複する経路を利用する場合、環境ロードプライシング割引適用後の額に都心流入・湾岸線誘導割引を適用



2016年4月1日~2026年3月31日まで

継続する割引、項目が追加される割引

2016年4月1日を境に割引内容が拡充するもの、あるいは何も変わらず継続するものもあります。

環境ロードプライシング割引

湾岸道川崎線を利用して横羽線を迂回した大型車特大車に対する割引サービスです。

条件としては横羽線・大師~浅田間を通行せずに、湾岸線または川崎線を利用すること。

地図で表すとこのような感じ。

© OpenStreetMap contributors

この地図の赤い区間を少しでも含み、かつ黒い部分を通らない経路であることが割引の条件です。
出入りする場所によって割引率が10~20%の間で変化します。

補足すると、乗り降りだけで黒い区間内に入りさえしなければ、大師ICの利用自体はセーフ。浅田ICはそもそも北側には利用できないハーフインターチェンジなので問題ありません。

【環境ロードプライシング割引】







●ETC無線通信走行車限定

大型車・特大車であること

●以下の両方を満たすこと

・湾岸線大黒JCT~川崎浮島JCT~川崎線大師出入口の区間内を利用する
・横羽線浅田~大師間を経路に含まない








●大師、川崎浮島以南エリア内の利用
…約20%割引(上限980円)

※割引後の大型車料金が中型車の通常料金を下回る区間においては、中型車の料金も同金額まで引き下げ

◆2016年3月31日までの割引内容
・利用料金が980円(距離によって970円の場合あり)
・東扇島~川崎浮島JCT、川崎浮島JCT~殿町は620円

●空港中央IC、湾岸環八ICを利用する場合
…約15%割引

●大師、空港中央IC以北の出入口を利用
…約10%割引


都心流入・湾岸線誘導割引と重複する経路を利用する場合、環境ロードプライシング割引適用後の額に都心流入・湾岸線誘導割引を適用



2012年1月1日~2050年9月30日まで

これは交通需要マネジメントの一環として、横羽線を利用している大型車両を湾岸線、川崎線へ転換させることを目的としています。

「環境ロードプライシング」とは自動車交通量を抑制して交通渋滞や自動車公害を緩和するために、特定区域での自動車利用に対し料金を課す制度のことです。

シンガポールやロンドンなどでは既に実施され、日本でも60年代から一般道路での導入が度々議論には上がっています。近年にも自動車交通環境対策検討会や東京都環境局、鎌倉市交通計画検討委員会などにより報告書が提出されており、その検討内容からは状況の深刻さが伺えます。

しかしいずれも道路利用者や課金対象区域住民からの反発が強く、実現には至っていません。

もともと有料道路である首都高においては、逆に望ましいルートを採るなら料金を割引するという形でスムーズに導入されました。

首都高横羽線は神奈川県内と都心を結ぶため交通需要が高い一方で沿線に住宅地域が多く、大型車の通行を湾岸線に逃がして周辺区域の騒音・大気環境改善をはかる必要があるのです。

関連ページ:
環境ロードプライシング

大口・多頻度割引

わかりやすく言うと法人割引のようなものです。

NEXCOでは法人や個人事業者などの大口利用者に対し、登録制のETCコーポレートカードという特別なETCカードを貸与して割引を行っています。

このカードをETC車載器に挿入していれば、首都高を走行する際にも以下の割引を受けることができます。

利用額 割引率
5千円超~1万円の部分 10%
1万円超~3万円の部分 15%
3万円を超えた部分 20%

また、契約者(法人もしくは事業主)単位で首都高の利用実績が月に一台あたり5千円超、かつ全体で100万円を超える場合はさらに10%の割引が適用されます。

2016年4月から割引項目が増える
現行の割引は継続しつつ、さらにもう一つ割引要項が加わります。

内容は中央環状線よりも内側を通らない通行について、さらに割引するというもの。

利用額 割引率
1万円超の部分 5%

羽田方面から埼玉新都心方面へ向かう場合を例に取ると、芝浦JCT経由の都心環状線ルートではなく、大井JCTから山手トンネルを抜ける中央環状線ルートであれば割引対象となります。

大口・多頻度割引はこの拡充を行った上で2026年3月31日まで継続します。

コーポレートカードの申込み方法、法人向けの割引情報については以下の記事で解説しています。

法人向け・個人事業者向けのETC割引制度:大口・他頻度割引

ETCコーポレートカードとは

障がい者割引

身体障害者手帳もしくは療育手帳の交付を受けている方に対する割引です。
通行料金の50%を割引します。

ただし、割引を適用できるのは一人に対し特定一台の自家用車のみ。タクシーやレンタカー、本人以外の所有車、代車などに乗車する際は割引を受けることができません

この割引についてはあらかじめ市区町村の福祉窓口にて登録手続きを済ませておく必要があります。
登録する内容は申込者の個人情報の他に乗車する車の車体番号、ETCカード利用であればそのカード情報やETC車載器管理番号などが含まれます。

申請場所や持参する書類についてはお住まいの自治体にお問い合わせ下さい。

実際に割引を受ける際はETC情報と合わせて登録した車両でETCレーンを通過するか、あるいは料金所係員に障害者手帳・療育手帳を提示して下さい。

詳しくはこちらで解説しています。
ETC高速料金の障害者割引を利用する手続き方法







●事前に福祉事務所窓口にて障害者割引を申請し、登録した内容に沿って利用すること

<本人が運転する場合>
●以下の条件を満たすこと
・身体障害者手帳の交付を受けている
・ETC利用の場合、本人名義のETCカードを利用している

<本人以外が運転する場合>
●以下の条件を共に満たすこと
・身体障害者手帳、または療育手帳の交付を受けており、旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種の記載を有する
・割引適用時には本人が同乗すること



●半額
※10円未満端数切り上げ
※その他の割引と重複しての適用はされません。

その他の割引との重複については、正確に言えば「ETC前納割引」となら併用できるのですが、この割引は2005年に登録受付を終了しています。ただし残高が残っていれば重複適用が可能です。

2016年3月末で終了する割引

残念ながら、なくなってしまう割引制度もあります。
しかし、その多くは料金変更によりその割引システム自体が必要なくなっただけのようです。

会社間乗継割引

首都高とNEXCO管轄の高速道路を組み合わせることで割引が適用されるサービスです。

早い話、NEXCOの高速道路への乗り降りの前後で少しだけ首都高に乗ったときに適用される割引だと覚えておきましょう。







●ETC無線通信走行車限定

●以下の二つを満たすこと
・NEXCO管轄の高速道路から首都高に乗り継ぐ
・首都高の利用が6km以下、または接続地点から一番近い出入り口を使った場合

※ただし、外環道から高速埼玉大宮線方面の利用は適用外




●普通車…100円/大型車…210円
●普通車…210円/大型車…410円
(中央道またはアクアラインを乗継ぎした場合)



2012年1月1日~2016年3月31日まで

具体的にはNEXCO区間から乗り継いで以下の出入り口で乗り降りした場合が対象となります。

▼対象区間早見表▼

乗り継ぐ高速道 割引適用出入口
東名高速(東京本線料金所通過) 池尻IC
中央道(三鷹料金所通過) 永福IC
外環道(美女木JCT) 板橋本町IC
※戸田ICは首都高料金かからず
東北道(川口JCT) 新郷IC
常磐道(三郷JCT) 八潮南IC
京葉道路 錦糸町IC
東関東道 浦安IC
アクアライン(川崎浮島JCT) 大師IC
殿町IC
空港中央IC
湾岸環八IC
東扇島IC
第三京浜(三ツ沢JCT) 子安IC
東神奈川IC
みなとみらいIC
横浜横須賀道路(狩場JCT) 阪東橋IC
横浜横須賀道路(金沢支線) 杉田IC

放射道路端末区間割引

これはかなり複雑な割引です。

そもそもは2012年に首都高の料金改定が行われ、一律料金から走行距離制に変更されたことに端を発します。

本来であれば、この変更により長距離ルートは大幅な値上げになってしまいます。この料金上げ幅を抑えるために設けられた割引のひとつが放射道路端末区間割引です。
ざっくり条件をまとめると、以下のどちらかに当てはまるかどうかというところ。

▼条件1
放射道路の末端部で乗り降りするルートで、走行距離が18km超

▼条件2
都心環状線、東京高速道路の各ICと放射道路を利用するルートで、走行距離が18km超

放射道路のみ対象ではあるものの、実質は長距離利用割引と言えないこともないような。

放射道路とは?







●ETC無線通信走行車限定

●以下のいずれかを満たすこと
・指定の出入り口から18km超を走行
・対象出入口間を18km超の走行距離で利用する




●普通車…100円または210円の割引(走行距離による)

●大型車…210円または410円の割引(走行距離による)

※距離、乗降車インターによって異なる




2012年1月1日~2016年3月31日まで

具体的な対象出入口の一覧や、詳細な情報が必要であればこちらをご覧ください。ただし頭が痛くなっても責任は持ちません。

放射道路端末区間割引(ETC車)
割引終了にともない削除されました。

埼玉線内々利用割引

戸田インターまたは美女木JCTから高速埼玉大宮線、高速埼玉新都心線を利用した際に割引を適用します。







●ETC無線通信走行車限定

●戸田インター出入り口、または美目木JCTでの乗り降りで戸田~さいたま見沼の区間(埼玉大宮線、埼玉新都心線)を利用する




●普通車…100円

●大型車…210円




2012年1月1日~2016年3月31日まで

これも2012年の料金改定に伴って導入された割引です。
かつて料金均一区間だった埼玉区間の値上げ幅を抑えることが目的なので、その区間外、つまり美女木JCT・戸田ICより都心側で乗り降りする場合には適用されません。

中央環状線迂回利用割引

放射道路から放射道路へと走行する自動車が都心部を迂回して中央環状線を利用した際に割引が適用となります。

放射道路とは?

都心を通らずに中央環状線を利用すると大抵は遠回りになってしまいます。
しかし、都心部の渋滞緩和のためには環状道路で迂回してほしいところ。

そこで料金的なメリットを持たせるべくこの割引が導入されました。







●ETC無線通信走行車限定

●以下の条件を全て満たすこと
・出発地が中央環状線外側の放射線上り入口である
・到着地が中央環状線外側の放射線下り出口である
・中央環状線以外を経由しない
・都心環状線を利用するより走行距離の長いルートである




●普通車…100円
●大型車…210円



2012年1月1日~2016年3月31日まで

埼玉新都心線から中央道や東名高速方面へ抜けるときのように、中央環状線が最短距離となるルートとなる場合は適用されません。

また、首都高への出入りはICに限らず、東京料金所や浦和本線料金所などを通過した場合も割引対象に含みます。

羽田空港アクセス割引

羽田空港へのアクセスに湾岸線を利用する際、実際の料金距離よりも短い料金距離を適用させ、通行料金を減額する割引サービスです。

対象となるルートは東海JCT大師JCT川崎浮島JCTのいずれかを通り、空港中央ICで乗り降りするもの。

東海JCT・大師JCTルートは本来の料金であれば空港から西に離れた出入り口、空港西ICか羽田ICで降りた方が首都高の利用距離が短く安上がりなのです。しかしこれではせっかく湾岸線に作った空港中央ICを利用してもらえません。

それなら最短ルートと同じ走行距離で料金計算しますから湾岸線を使って下さい、というのがこの割引。
大黒方面から利用する場合も、湾岸環八~空港中央間の走行距離はおまけしちゃいます。







●ETC無線通信走行車限定

●指定JCT経由でかつ出発地、到着地のいずれかが空港中央出入口であること
※大師JCT経由の場合は湾岸環八ICでの乗り降りも対象


距離を短く算出しその分の料金を差し引く



2012年1月1日~2016年3月31日まで

たとえば大師JCTから空港中央ICまでは9.8kmの距離がありますが、この割引が適用されると羽田ICで降りたのと同じ1.5kmで料金計算を行います。

首都高と言えば?

(1)首都高夜景

都心部をカバーする便利な首都高ですが、『首都高夜景』も有名ですね。

少しベタですが、夜の首都高でのドライブデートはオススメです。

レインボーブリッジを渡ったり、川崎の工場夜景を見たり、みなとみらいの夜景を見たり。

色々なスポットを廻ることができ、都会的で洗練された雰囲気を味わうことができます。

WEBで検索すると動画もたくさんアップされているので、参考にしてみると良いかもしれません。

(2)渋滞・混雑

首都高は渋滞でも有名です。特に平日は通勤のため大変混雑します。

ピークタイムは午前7時~午前11時と午後17時~20時くらいになります。

交通規制も頻繁に行っているので、通行止めや工事予定など、道路情報は出かける前に確認しておきましょう。

また、休日はディズニーランドへ行くお客さんの影響で葛西インター付近で渋滞が起こりやすくなります。

ディズニーランド開園前後の時間帯は大変混雑しますので、時間帯をずらした方が無難です。

インターネットで渋滞情報も開示されています。ご活用下さい。

▼道路交通状況マップ
http://search.shutoko-eng.jp/rtmap.html



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