ETC大口割引・他頻度割引(法人向け・個人事業者向け)

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大口・多頻度割引とは運送業者やタクシー業者など、車両を多く所持している企業や個人事業主に向けて作られた割引サービスです。
道路公社によっては「コーポレート割引」「コーポレートカード割引」とも呼ばれます。
業務用のETC専用カードである「ETCコーポレートカード」を使うのが条件であること、利用料金が大きいほど割引率が高くなっていくのが特徴です。
支払い方法は後払い制となり、1ヶ月間分の走行料金をまとめて翌月末に支払います。

サービス適用の条件

●ETC無線通信走行をしている
●NEXCO東/中/西から貸与されるETCコーポレートカードで支払いをする
●ETCコーポレートカード記載の車両番号と、そのカードを使っている車両の車両番号が同一である

コーポレートカードについては、こちらの記事で特長や申し込み方法などを解説しています。
ETCコーポレートカードとは?特徴と割引の内容、個人でもできる申し込み方法

割引対象の道路

大口・多頻度割引を利用できる道路は以下になります。
各割引の計算は別々に行われます。

●高速自動車国道
●NEXCO管理の一般有料道路
首都高速道路
阪神高速道路
本州四国連絡高速道路
●各公社管轄の有料道路(請求がNEXCO経由の公社)

割引方法

車両単位割引契約単位割引の2種類の割引があり、利用料金によって割引率が決定されます。
『車両単位の割引率+契約単位の割引率』が最終的な割引率になります。
なお、割引率は各道路事業者によって異なり、それぞれ別々の計算となります。

【1】車両単位割引

車両1台ごとに算定されます。
1ヶ月の利用料金に対し、道路事業者ごとに決まっている割引率をあてはめて計算します。

深夜割引、休日割引の条件も満たしている走行については、深夜・休日割引が適用された額をもとに計算されます。

■NEXCO東/中/西

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率 割引率
(ETC2.0)
※平成30年3月末まで
5,010円~1万円の部分 10% 20%
10,010円~3万円の部分 20% 30%
3万円を超える部分 30% 40%

高速国道も一般有料道路も、同じ割引率となります。

■首都高

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 10%
10,010円~3万円の部分 15%
3万円を超える部分 20%
中央環状線より内側を通らない走行分の1万円を超える部分 +5%

■阪神高速の阪神圏

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 10%
10,010円~3万円の部分 15%
3万円を超える部分 20%
特定範囲(※)のみを走行した利用分の1万円を超える部分 +5%

※特定範囲…7号北神戸線、31神戸山手線、3号神戸線:月見山~摩耶区間、5号湾岸線、2号淀川左岸線:北港~大開区間、6号大和川線

■阪神高速の京都圏

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 3%
10,010円~35,000円の部分 6%
35,010円~70,000円の部分 8%
70,000円を超える部分 13%

■神戸市道路公社

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 3%
10,010円~35,000円の部分 6%
35,010円~70,000円の部分 8%
70,000円を超える部分 13%

■本州四国連絡高速道路(本四高速)

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
10,010円~50,000円の部分 6.9%
50,000円を超える部分 13.8%

■名古屋高速道路公社、愛知県道路公社

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 4%
10,010円~20,000円の部分 8%
20,010円~3万円の部分 12%
3万円を超える部分 17%

※名古屋瀬戸道路は対象外

■広島高速道路公社

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 4%
10,010円~20,000円の部分 7%
20,010円~3万円の部分 12%
3万円を超える部分 18%

■福岡北九州高速道路公社(都市高速)

利用料金(車両1台/1ヶ月) 割引率
5,010円~1万円の部分 3%
10,010円~20,000円の部分 6%
20,010円~3万円の部分 12%
3万円を超える部分 18%

ここで注意したいのは1台の利用額全体に対して上記の割引率を適用していくわけではないというところです。

NEXCO高速国道であれば、利用分のうち5,010円~1万円までの部分は10%引き、3万円までの利用額は20%引き、さらに3万円を超えた利用額に対して30%の割引となるのです。

大口・多頻度割引の概略図

■計算例:NEXCOの高速道路(国道)を10万円分走行した場合

割引適用部分 計算式
※()の中は割引適用部分
割引金額
0円~5,000円の部分 (5,000円 – 0円) × 0% 0円
5,010円~
1万円の部分
(1万円 – 5,000円) × 10% 500円
10,010円~
3万円の部分
(3万円 – 1万円) × 20% 4,000円
30,010円~
10万円の部分
(10万円 – 3万円) × 30% 21,000円

※非ETC2.0搭載車での計算値

合計割り引き額:25,500円
請求額:10万円-25,500円=74,500円

【2】契約単位割引

法人単位、事業者単位で計算します。

割引が適用されるかどうかは、契約者の全登録車両が1ヶ月間で利用した合計利用料金によって決まります。

合計金額が規定の金額を上回っていて、なおかつ1台あたりの利用平均金額が規定の金額超の場合に割引を受けられます。

登録車両合計 1台あたりの平均 割引率
NEXCO東/中/西 500万円超~ 3万円超 10%
NEXCO管理の一般有料道路 500万円超~ 3万円超 5%
首都高 100万円超~ 5,000円超 10%
阪神高速の阪神圏 100万円超~ 5,000円超 10%
阪神高速の京都圏 100万円超~ 5,000円超 5%

※本四高速、名古屋高速、愛知県道路公社、神戸市道路公社、広島高速、福岡北九州都市高速には契約者割引はありません

平日朝夕割引との併用

平日朝夕割引と大口・多頻度割引との併用について

平日の通勤時間帯の走行に適用される「平日朝夕割引」とは併用できません。
ただし、朝夕割引の上限である100kmを超えた走行分については、大口・多頻度割引が適用されます。

また、平日朝夕割引は対象となる走行が月に4回以下だと割引率は0%となりますが、その場合でも0%となった部分に大口・多頻度割引は適用されません。

このように割引率の大きい大口・多頻度割引ですが、コーポレートカードの申し込みが簡単ではないことを考えると、利用頻度が多くない方や月々の利用料金がそれほど高くない方にとってはメリットの薄い割引と言えます。

ただし、もし東京・大阪の都市部での利用が中心なのであれば、協同組合コーポレートカードを利用するのも一つの手です。
こちらは大口・多頻度割引の適用は首都高速、阪神高速に限られますが、保証人を立てる必要がないため、申し込みのハードルが劇的に低くなります。

協同組合からの申し込みについては、詳細は組合のホームページより資料請求してご確認ください。


▼参考:ドラぷら
http://www.driveplaza.com/traffic/tolls_etc/etc_dis_frequency/



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