ムダづかいをムダにしない!お金のプロ・八ツ井 慶子のクレジットカードつれづれ日記。八ツ井慶子のクレカ日記をはじめ、執筆・メディア実績、書籍紹介をしています。

第12回 クレジットカードvsデビットカードの巻

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第12回 クレジットカードvsデビットカードの巻

今回のテーマは、「クレジットカードvsデビットカード」です。

カード払いするならクレジットカード、デビットカードのどちらがいいのでしょうか?
私八ツ井慶子が両者の“使い勝手勝負”を独断と偏見で見極めたいと思います。

▌デビットカードとは?

その前に「デビットカード」について確認しておきましょう。
デビットカードには、2種類あります。
一つは銀行や信用金庫など金融機関から発行されるキャッシュカードです。お手元にすでに何枚かお持ちかと思います。すべてのキャッシュカードではありませんが、そのほとんどがそのままデビットカードとして使用することが可能です。

もう一つは、カード会社が発行するデビットカード。VisaデビットカードやJCBデビットカードなどが挙げられます。

基本的な使い方はどちらも同じですが、発行体が異なることで、使い勝手には少々差が出てきます。
ここではVisaデビットを想定し、クレジットカードと使い勝手勝負をしてみたいと思います

▌4本勝負!

■勝負①基本的な使い方
クレジットカードもVisaデビットも、カードを提示して商品やサービスを購入することができるのは同じです。ただし、クレジットカードの場合、当初設定されている「利用限度額」の範囲内で使用が可能であるのに対し、Visaデビットでは預金口座の残高まで、かつ、即時引落が原則です。

この勝負、どちらがいいでしょうか?
口座に残高がなくてもお買い物ができることを「よし」とするのであれば、クレジットカードに軍配があがります。
しかし、残高以上のお金の使い過ぎを防げることを「よし」とするのであれば、Visaデビットの方がいい、ということになります。
どちらがいいかは、使う人の考え方によるでしょうか。

■勝負②支払方法
クレジットカードは多様な支払方法があります。
1回払いに加え、2回、3回といった分割払いや、毎回の支払いを一定額に設定したリボ払い、さらにボーナス払いなど手数料がかからない方法としても1回払い、2回払い、ボーナス払いがあります。
一方、Visaデビットでは1回払いのみです。
即時引落を原則としているため、分割払いなどの取り扱いはありません。

多様な支払方法を選択できることを「よし」とするのであれば、クレジットカードに分があり、後から請求されることなく即時引落を「よし」とするのであれば、Visaデビットの方がいいでしょう。
ここも考え方しだいといえそうです。

■勝負③利用できる店舗
Visaデビットの場合、Visaカードが使える店舗で利用可能です。
この勝負、ドロー

■勝負④ポイント
Visaデビットは提携する金融機関によってポイント制度が異なりますが、総じてクレジットカードよりもポイント付与率は低めです。
この勝負はクレジットカード分があります

さて、クレジットカードvsデビットカードの4本勝負、どちらに軍配が上がるでしょうか?

(八ツ井慶子的には)クレジットカードの勝ち!!

▌クレジットカードの勝因は?

もしかすると、意外と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
利用可能額が口座の残高に限られるのであれば、FP的には使い過ぎを防げるデビットカードの方が使い勝手がいいと判断するのでは、と思われたでしょうか。

確かに、使い過ぎを防げる効果は期待できるかもしれません。しかし、そもそも残高目いっぱい使ってしまっていいのでしょうか?
仮に、口座に「今月使っていいお金」しか入金されていないのであれば、家計管理として役立つでしょう。しかし、ある程度の残高をつねにキープしているようであれば、使い過ぎが起こらないとは限りません。

クレジットカードで資金管理ができない人に対して、口座の残高までしか使えないデビットカードを推奨するケースがありますが、そもそも資金管理ができないのであれば、同じキャッシュレスのデビットカードではなく、むしろ現金に戻った方がいいと思います。

▌ポイントは、リスクの代償??

この連載でも何度か触れてきましたが、キャッシュレスでのお買い物は、多かれ少なかれ金銭感覚を希薄化させる傾向があります。
ひと月に使えるお金の予算があるとすれば、クレジットカードであっても、デビットカードであっても、予算内に抑えないといけないのは同じなはずです。
デビットカードならムダづかいがあったとしても、残高の範囲内ならいいよね、といってしまっているようで、何だか違和感があります。
クレジットカードの資金管理には自信が持てず、それでデビットカードを利用するくらいであれば、現金に戻ってしっかり金銭感覚を取り戻した方がいいのではないでしょうか

ちょっとオーバーにいえば、いずれの方法であっても「カード払い」は金銭感覚が希薄化してしまうリスクを負いながら利用しているのです。
せめてリスクを負う分のメリットも享受したいところ。それに相応するのはポイントの存在でしょう。
キャッシュレスというリスクを負っている割に、ポイントの恩恵がデビットカードでは低いと思うのです。だとしたら、余計なリスクは追わずに、よっぽど現金会計の方がいいのではないでしょうか、というのが私の見解です。

▌どんな支払方法でも「お金」を使うことは同じ

まとめていうと、支払い方法の優先順位として、私的な考えはこうです。
現金 > クレジットカード > デビットカード

「支払い方法」がどのような方法だろうと、あなたの大切なお金を使っていることには違いありません。そのことをもっとも感じられるのは「現金」です。
だから、まずは現金。

クレジットカードを使うなら、資金管理をしっかり行うこと。意識して無駄遣いをしないこと。その恩恵としてポイントを受け取りましょう、ということです。

クレジットカードほどではないけれども、デビットカードでもポイントは付きます。
口座の残高の範囲内で決済されるとしたら、現金よりも使い勝手がよく、クレジットカードほど使い過ぎない点でデビットカードをよしとして、勧める方もいるでしょう。
ですが、私はそうは思いません。

ということで、私の独断と偏見で、この勝負クレジットカードの勝利でございました。
ちゃん、ちゃん。

プロフィール

やっちん
八ツ井 慶子(やつい・けいこ)
CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
宅地建物取引主任者
「生活マネー相談室」代表

1973年、埼玉県生まれ。
法政大学経済学部を卒業後、大手信用金庫に入庫。2001年4月より「家計の見直し相談センター」所属のFPとして活動。個人相談を中心に執筆・講演活動を行い、報道番組へ資料提供するなど実績多数。2013年より「生活マネー相談室」を開設し、独立。著書多数。
「98円の買い物でもクレジットカード決済する」クレジットカードのヘビーユーザーにして事情通として有名。


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