ムダづかいをムダにしない!お金のプロ・八ツ井 慶子のクレジットカードつれづれ日記。八ツ井慶子のクレカ日記をはじめ、執筆・メディア実績、書籍紹介をしています。

第11回 クレカ使いの達人は、資金管理の達人たれ!の巻

  • HOME »
  • クレカ日記 »
  • 第11回 クレカ使いの達人は、資金管理の達人たれ!の巻

第11回 クレカ使いの達人は、資金管理の達人たれ!の巻

今回のテーマは、「クレカ使いの達人は、資金管理の達人たれ!」です。
どういうことかというと、クレジットカードを使いこなすことは、同時に資金管理の達人でなければならない、ということです。

▌クレジットカードで買い物したときの「お金の流れ」

クレジットカードでお買い物したときの「お金の流れ」を確認しておきましょう。

いまあなたがクレジットカードでお買い物をしたとします。
買ったモノは手に入りました。
レシートとカードの明細も受け取りました。
ところが、手元から取られるものは一切ありません。現金もそのままです。

お店の人がタダでモノをくれるはずはありません。
代金は別の人が支払ってくれたから、あなたにモノを渡してくれたのです。
「別の人」とは誰か?
そう、クレジットカード会社です(正確には、「別人格」ですね)。

ともあれ、あなたに代わって代金を払ってくれました。
なぜ、そんなことが可能なのでしょうか?
それは、あなたの「信用(クレジット)」ゆえです。

金融の世界で「信用」というと、優しいとか、性格がいいとか、人柄がいいといった意味ではなく、貸したお金を返してくれるかどうか。
つまり、「返済能力」を指します。

クレジットカード会社はあなたの返済能力を信じて、代金分を一時的に貸してくれているわけです。
となれば、当然借りたお金は返さなければなりません。

後日、クレジットカード会社から「請求」がやってきます。
あなたに〇月〇日~△月△日までの間に、いくらいくらお金をお貸ししましたね。
ついては、耳を揃えて返しておくんなまし。あんさん指定の口座から◇月◇日に引き落とさせてもらいまっせ、、、
とまぁ、こんなセリフではありませんが、こうした請求の後、実際に指定口座からカードの利用金額が引き落とされて、ようやくあなたは代金の支払いを完了させることとなります。

▌お店は手数料を負担している

ちなみに、クレジットカード会社はボランティアでこんなことをするはずもなく、あなたから代金ちょうどの金額を請求しておきながら、(あなたがモノを買った)お店に代金まるまる支払うことはしません。
手数料を差し引いた上で、支払っています

クレジットカード会社にとっては手数料が儲けに相当します。
お店としては損をしているようにも思いますが、お買い物に来ているお客さまがつねに現金を準備しているとも限りません。
支払い手段の一つにクレジットカードがあれば、売れるチャンスを逃さずに済むメリットがあるワケです。

余談ですが、クレジットカードで支払おうとすると、手数料分を顧客に課すケースがたまーにあります
以前にフラッと立ち寄った居酒屋でクレジットカードで支払おうとしたら、代金の7%くらいを上乗せして請求され、イヤな思いをしたことがあります。
「だって、手数料かかるんだもん」とお店の人に言われたのを、酔っぱらいながらも覚えています…。

▌キャッシュレスでムダづかいが起こりやすい

ともあれ、ここでお気づきと思いますが、ネックとなるのはモノを買うタイミングと実際に代金を支払う(引き落とし)のタイミングにズレがある点です。
繰り返しですが、モノを買った瞬間に手元現金は減りません。引き落としまでの間、お金はまだ自由に扱えてしまいます。

このために、お金を「使った」感覚が薄くなり、ついつい消費行動を重ねて起こしかねません。
クレジットカードは便利である一方で、きちんと資金管理ができないと、ムダ遣いを誘発しかねないのです。

「現金だとポイントがつかない」なんて言っている場合ではありません。ポイント以上にムダ遣いがあれば、その方がよっぽどムダです

クレジットカードのようにキャッシュレスで支払いを行うと、どうしても金銭感覚が鈍くなりがちです。
でも本来は、現金で支払っても、クレジットカードで支払っても、あなたのお金を使うことに何ら変わりはないのです。

▌資金管理上手はクレジットカード使い上手

逆にいえば、資金管理さえきちんとできれば、クレジットカードを上手に使いこなすこともできるでしょう。

ちなみに私の場合、クレジットカード専用の引き落とし口座を作っています
ある程度クレジットカードでの利用がたまってくると、合計額を給与の振り込まれるメインの口座から引き落とし専用口座へ資金移動させています。

メイン口座の残高はお金を使った分だけ減ることになりますから、その月にあとどのくらいのお金が残っているのかが分かります。こうして使い過ぎを防ぎます。
ポイントは、引き落とされるタイミングではなく、あくまでクレジットカードを利用した時点で「支出」と認識することです。つまり、レシートを受け取った時。これであれば、現金と変わらないですよね。

引き落とし口座を給与振込口座と同じにしている人は多いと思いますが、日ごろの管理が面倒でなければ別口座で管理するのも一つの手です。
ただし、資金移動に手数料がかかるともったいないですから、くれぐれも手数料がかからないよう事前に調べておきましょう。

別口座も面倒、なかなか資金管理ができない、どうも遣い過ぎが起きてしまう、となれば、いっそのことあきらめてニコニコ現金会計に戻りましょう。

資金管理できる自信がもてるようになってからクレジットカード生活に戻ったっていいのです。慌てる必要はありません。クレジットカードは逃げませんから。

ぜひそのことを肝に銘じて、クレジットカードと上手に付き合ってほしいと思います。

プロフィール

やっちん
八ツ井 慶子(やつい・けいこ)
CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
宅地建物取引主任者
「生活マネー相談室」代表

1973年、埼玉県生まれ。
法政大学経済学部を卒業後、大手信用金庫に入庫。2001年4月より「家計の見直し相談センター」所属のFPとして活動。個人相談を中心に執筆・講演活動を行い、報道番組へ資料提供するなど実績多数。2013年より「生活マネー相談室」を開設し、独立。著書多数。
「98円の買い物でもクレジットカード決済する」クレジットカードのヘビーユーザーにして事情通として有名。


お金の専門家として
ガイドしてます!
↓↓↓↓ All About
八ツ井慶子のFP事務所
公式ホームページです
↓↓↓↓ 生活マネー相談室
オフィシャルブログはこちら

執筆実績

WOMAN OFF ダイヤモンド・ZAi