第1回 こんにちは!八ツ井慶子です の巻

第1回 こんにちは!八ツ井慶子です の巻

みなさん、はじめまして、こんにちは。“98円のお買い物でもクレジットカード決済する”クレジットカードヘビーユーザーの八ツ井慶子です。
今回から、私の“クレジットカード生活”を、こうしてコラムとしてお伝えしていくことになりました。楽しく読めて、ちょっとためになる、あ、いえ、結構ためになる、そんなコラムにしていきたいな、と思います。これを読めば、あなたもクレジットカードの達人になること間違いナシ!かもしれません。ぜひお付き合いただければうれしいです。

さて、第一回目は、「誰あなた?」というみなさんの素朴な疑問にお答えしたいと思います。平たく言うと、自己紹介です。
えっと、私は現在、「ファイナンシャルプランナー(FP)」というお仕事をしています。FPって、ご存知でしょうか?

▌FPとは夢をかなえるお手伝いをするお仕事

FPとは、すごく簡単に、かつ前向きな表現をすると、「お金に関する悩みに答えて、その人の夢をかなえるお手伝いをする」お仕事です。うん、かなり美しい表現です。
以前に比べると、「FPって、何か聞いたことがある」という方がだいぶ増えました。でも、「あー、保険を売っている人ね」と、ちょっとした誤解もあったり…。いえ、保険を売ることを専門としている方もいますが、いろーんなタイプのFPがいます。

で、私はというと、3つの業務をおもに行っているFPです。3つとは、個人相談、執筆、講演活動です(このコラムは、まさに執筆に入ります!)。
個人相談のお仕事では、実際にお会いして家計の状況をお伺いし、家計改善するべく見直しプランを一緒に作っていきます。
これまでいろんな方のお財布事情を拝見してきて、お金を貯められる人と貯められない人の特徴や共通点なども見えてきました。やっぱり、“傾向”ってあるんですよね。このコラムでもいずれご紹介したいな、と思っています(お楽しみに!)。

こうしたFP活動は2001年からしていますので、……もう13年になりますね。学生時代、アルバイトが半年も続かなかった私としては、異例の長さです。自分でいうのも何ですが、やっぱりFPが性に合っているのだと思います。お金が好きなんです。

▌お金が好きな私の意外な(?)趣味

思えば、私の“お金好き”の片鱗(へんりん)は幼い頃からあったような気がします。小学生の頃、親から言われる前から、率先しておこづかい帳をつける子供でした。缶の筆箱を金庫代わりにして、意味なくパカパカ開け閉めをして、何回数えたって増えも減りもしない現金を一生懸命に数え、1円単位までしっかりノートに記入していたのを覚えています。

そして、やっぱり1円単位までピッタリ合うとうれしいもので、一人でにんまりしていました。
「合ってる」って。

大学生の頃もちょっと変わった趣味がありました。預金口座の新規開設です。キッカケは、コロコロ変わるアルバイトでした。
アルバイトを始めると、給与振込口座として新規に口座開設するよう会社から言われるのが通例でした。アルバイトがコロコロ変わる私は、自然と新しい口座がいくつも出来上がり、そのうちそれが何となく楽しくなって、意味なく口座開設するようになってしまいました。ばかです。

金融機関側としては、大して取引のない口座が増えてコストがかかるだけ。ハッキリいって迷惑な話です。なので、いまとなっては反省しています(金融機関のみなさん、本当にごめんなさい!)。
でも、私にとっては、おのずと増えるキャッシュカードがとても快感でした。単純に、「わぁーい」みたいな。
当時、キャッシュカードは少なくとも10枚以上は持っていたと思います。メガバンクだけではなく、地銀や地方の小さな信金もありました。同級生に「キャッシュカードでババ抜きができるね」と、あきれられたのを覚えています。ま、気にしていませんでしたが。

▌銀行の機能にほれ込んで就職先を決める

そんな私が就職先に選んだのは、地元の信用金庫。やっぱりお金系でした。就職は銀行か信金しか考えておらず、それ以外はほとんど就職活動しませんでした。銀行の、銀行としての機能・役割を学生時代に学んだときに、「すばらしい!」と感動してしまったもので、絶対に就職したいと思ったんです。

ちょっと専門的な表現をすると、銀行には「金融仲介機能」というものがあります。これはお金のある人たちからお金を集め(預金)、お金のない人たちに貸し出す(融資)働きのことをいいます。お金はよく「経済の血液」とも言われますが、銀行がその中核を担っているといってもいいでしょう。
銀行の金融仲介機能にほれ込んでしまった学生の私は、自分もこうした機能の一翼を担うことで、社会に貢献したい!と真剣に思ったのですね。
そして、晴れて(?)地元の信用金庫に入庫します。夢がかないました。すごくうれしかったのを覚えています。なんせ大好きなお金を扱えるお仕事なのですから。

そこではいい経験ができました。預金や融資、為替、アルバイトでは覗けない世界です。何も印字されていないお通帳の束を見ては妙に感動したり、端末操作で大きなお金を動かすことに超ドキドキしたり。私がこの「送信キー」をたたけば、この人の残高が変わるぅー、てな具合に。

そんな中、もっとお金の専門性を高めたいと思ったところでFP資格を知り、在職中に取得。その後思い切って退社し、いまに至ります。

と、何が言いたいかというと、お金一筋に生きてきた、ということです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、そんな“お金好き”な私です。
お金好きといっても、そこらへんの貪欲な守銭奴と一緒にされては困ります。お金がとても好きなので、その分とてもお金を大事に扱ってきました。つまり、お金を大事に使っています。

▌クレジットカードを上手に活用しつつ、お金も大事に扱う

クレジットカードヘビーユーザーだからといって、そのスタンスに何ら変わりはありません。クレジットカードでも、電子マネーでも、現金でも、みんな扱うのは同じ価値あるお金です。支払い方法の違いだけで、大事なお金であることには何ら違いはありません。

お金好きで、クレジットカードヘビーユーザーの私が、このコラムを通してクレジットカードの上手な使い方を情報発信していきます。そして、一人でも多くの方が、お金を大切に、そして上手に扱えるようになることのお手伝いをしていきます!