【クレジットカードで年金納付】手続き失敗談と正しい知識&前納のメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「毎月の年金納付をクレジットカードで払いたい!」

国民年金保険料をクレジットカードで支払えるようになって今年(2018年)で10年。
払込票を使った現金払いに比べ支払い額は変わらないのにポイントが貯まることから、利用枠に余裕さえあるのならぜひ支払方法には「クレジットカード」を選びたいところです。

今回は実際に私が年金事務所に出向いての失敗談をもとに、上手な年金保険料の支払い方法をまとめました。
読み終えていただければ、これまでよりおトク&便利に、そして失敗せず年金保険料を支払っていく方法が分かりますよ!

実際にクレカ納付のため、年金事務所に行ってきました

① クレカで前納すれば支払い額の割引とポイントと還元でダブルでオトク♪

2018年4月、高還元のクレジットカード(REXカード)を手に入れた私はその手続きを行うため、管轄の年金事務所に行ってきました。言うまでもなく、年金保険料をクレジットカードで支払いポイントをもらっておくためです。
さらに1年前納(1年間の保険料を一気に支払うこと)ならば年3,480円の支払い節約になるとのことでしたので、これを利用しない手は無いと考えていました。

今年の1年分前納の支払期限は5月1日。期限までには数日あるし大丈夫だろうと踏んでいたのですが……。

▲4月上旬頃に届いた通知書。これは半年前納用のもの

結果から言うと、これが大失敗でした。

② 【大失敗】支払期限の数日前の手続きでは間に合わない?!

実際の年金事務所の職員さんとのやり取りを、できるかぎり思い返してみました。

インタビュアー
年金のクレジットカード払いをしたいのですが……。

カード愛用者
はい。この書類にご記入お願いします。


記入中…

インタビュアー
書けました。あと、これが納付書です。

カード愛用者
はい、ありがとうございます。
……あれ?前納ですか?
インタビュアー
はい、1年前納の手続きをしたいのですが……

カード愛用者
あ~、そうですね、カード払いですとクレジットカードの会社に情報をやって、承認が下りないと引き落とせないんですよ。
それで、その手続きにどうしても1ヶ月以上は掛かってしまうんですね。
インタビュアー
ええ~…じゃあもう間に合わないということですか?

カード愛用者
そうなりますね~、申し訳ないです。前納だと2月くらいには手続きが要りますね。
毎月納付か下半期の半年納付なら今からでも受け付けられますが、どうされますか?
インタビュアー
うーん、でも1年前納の方が支払い額は少ないですよね?

カード愛用者
そうですね~。

インタビュアー
じゃあ今年はペイジーで支払います……。

カード愛用者
申し訳ないです。

ちゃんと調べていけばこんなことにはならなかったのですが、「クレジットカード払いはその場ですぐ終わる」という固定観念が抜けなかった結果ですね……。
それなら納付書を2月中には送ってほしかったという気持ちが無いわけでは無いですが、今になって言っても仕方ありません。
結局、今年はクレジットカードではなくペイジーで支払いを済ませました。(こちらは5月1日までに振り込んでしまえばそれでOK)

年金保険料のクレカ支払い手続きと申込期限

ここからは失敗の反省を踏まえ、きちんと公式情報をまとめましたので安心してご覧ください!

①「支払期限の2ヶ月前」までには手続きが必要

年金事務所の職員さんの仰った通り、年金保険料のクレジットカード払いには「支払期限の2ヶ月前」までに手続きが必要とe-Gov(政府の行政情報サイト)にも明記がありました。

★納付方法ごとの手続き期限
手続き期限
毎月納付 希望支払い月の前々月末
6ヶ月前納 2月末日(4月~10月の納付期限分)
8月末日(11月~3月の納付期限分)
1年前納、2年前納 2月末日

と言うわけで2018年5月現在に実施できる手続きは「毎月納付」もしくは「後期分の6ヶ月前納」のみとなるわけですね。

★前納を好きなタイミングで始めることはできません。
6ヶ月前納は「4月~10月期限分」または「11月~3月期限分」、
1年(2年)前納は「4月~翌3月(または翌々3月)」分の支払いに限られます。
(ただし4月30日は祝日なので、納付書に書いてある期限は5月1日)

<現在はほとんどのクレジットカードで年金保険料を支払える!>

以前は限定的な会社の発行するクレジットカードでしか、年金を支払うことはできなかったのですが……。
現在はアメックス、ダイナースといった外資系を含め、確認できる限りすべてのクレジットカードで年金保険料の納付が可能となっています。(アメックスに対応したのは2017年10月~)

▲実際の国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書より。
上に記載のカード会社でなくても「VISA」「Master」「JCB」といった国際ブランドが付いていればOK

そういうわけで海外で発行したクレジットカードでもない限り、基本的には「自分のカードを納付に使えるのか」といった心配は無用。
ただしリボ払い専用カードは国際ブランド・発行元にかかわらず利用できないためお気を付けください。

②手続きは「年金事務所」「郵送」または「電子申請」で

年金保険料の支払い方法をクレジットカード払いに変えるための方法は、「年金事務所への来訪」「郵送」「電子申請」の3種類。
電子申請はインターネット申請のことで、これが利用できれば一番ラクなのですが、「マイナンバーカード+専用のカードリーダー」、その他あまり耳慣れない「電子証明書」が必要とのことで、この方法を選べる方はごく少ないと考えられます。

詳細e-Tax公式HP「電子証明書の取得」

私は保険料を払い忘れている月があった気がしたので、その確認も兼ねて年金事務所に出向きましたが……。
特にそういった用や質問が無く、自宅にプリンターがあるのなら(もしくはコンビニなどでプリントアウトが可能なら)郵送手続きを行うのが楽でしょう。

手続き用の書類は、日本年金機構の公式HPからダウンロードできます。(同じ書類を年金事務所でももらえます)

CHECK日本年金機構公式HP「国民年金保険料に関する手続き」

送付先はあなたのお住まいの(住民票を置いている)地域の年金事務所です。

これは「年金事務所 管轄 (市区町村名)」で検索を掛ければすぐに知ることができますよ。

▲八王子市での検索例。ただし地域によっては分かりづらいこともありますので、場合によっては市役所などへ問い合わせを行っても良いでしょう。

★窓口で手続きを行う場合には、「本人確認書類」(私の場合はキャッシュカードでOKでしたが、年金事務所によって異なる模様)が必要になります。
また、書類をその場で貰う場合には「基礎年金番号またはマイナンバー」の記入欄がある点に気を付けて。
基礎年金番号は年金手帳に書いてあります。マイナンバーが分かる書類、もしくは年金手帳を持参して行きましょう。(本人確認書類としても使えます)

限度額不足などに利用により、カード会社からの承認が下りないことがあります
この場合、あなたの自宅にその旨を伝えるハガキが届きます。クレジットカードの利用枠を確認の上、支払いをこなせる範囲で手続きを行いましょう。(特に前納選択時)

★承認が下りなくても、個人信用情報に問題はありません。(日本年金機構は個人信用情報機関に加盟していないため)

★クレジットカード払いの中断も同じ方法で行いますが、こちらも反映までに1~2ヶ月ほどを要すことがあります。

分割払いやリボ払いには対応していません。

③前納制度を使えば1年あたり最大7,210円おトクに

さて、すでに年金事務所からの納付書をもらっているのならご存じかと思いますが、年金は前納、つまり早い時期にまとめて支払うと総支払額を節約できます。
現在の支払い制度は以下の通り。

★2018年現在の年金保険料・支払制度
毎月納付 毎月1回の支払い。最も一般的な支払い方法。

  • 支払いは16,340円×年12回
  • 1年あたりの支払い額は196,080円
6ヶ月前納 半年分の一括支払い。

  • 支払いは97,240円×年2回
  • 1年あたりの支払い額は194,480円
  • 毎月納付に比べ1年あたりー1,600円
1年前納 1年分の一括払い。

  • 支払いは192,600円×年1回
  • 1年あたりの支払い額は192,600円
  • 毎月納付に比べ1年あたり-3,480円
2年前納 2年分の一括払い。

  • 支払いは378,580円(2年に1度)
  • 1年あたりの支払い額は189,290円
  • 毎月納付に比べ1年あたりー6,790円
    翌年の保険料アップ※を踏まえると1年あたりー7,210円
※すでに決定済み。2019年度の保険料は月16,410円に

まとめて支払えば支払うだけおトクになるという点は分かりやすいですね。ただし無理して前納したせいで生活資金が……なんてことにならないよう、無理のない範囲で保険料を納めましょう。

ちなみにクレジットカードで行った場合の付与ポイントは以下の通り。

★支払い方法ごとの付与ポイント
1,000円ごとに1ポイント※1
(還元率0.5%)
100円ごとに1ポイント※2
(還元率1.0%)
2,000円ごとに25ポイント※3
(還元率1.25%)
毎月納付 16ポイント/回
(80円相当)
163ポイント/回
(163円相当)
200ポイント/回
(200円相当)
192ポイント/年
(960円相当)
1,956ポイント/年
(1,956円相当)
2,400ポイント/年
(2,400円相当)
6ヶ月前納 97ポイント/回
(485円相当)
972ポイント/回
(972円相当)
1,200ポイント/回
(1,200円相当)
194ポイント/年
(970円相当)
1,944ポイント/年
(1,944円相当)
2,400ポイント/回
(2,400円相当)
1年前納 192ポイント/年
(960円相当)
1,926ポイント/年
(1,926円相当)
2,400ポイント/年
(2,400円相当)
2年前納 378ポイント/回
(1,890円相当)
3,785ポイント/回
(3,785円相当)
4,725ポイント/回
(4,725円相当)
※1 三井住友カードセゾン系など。1P=5円相当として計算
※2 オリコカード楽天カードなど。1P=1円として計算
※3 REXカード。1P=1円として計算

支払い総額が減ることから前納を行うほどもらえるポイントも減りやすくなりますが、付与ポイントの減少幅よりは保険料の値引き幅の方が大きいため気にする必要はありません。

この差を見る限り、やはり保険料など大きな支払いには出来る限りポイント還元率の良いクレジットカードを選びたいところですね。

CHECKクレジットカードのポイントと高還元率カードについて

<クレジットカード以外の支払方法には何がある?>

クレジットカード以外の国民年金保険料の支払い方法には、「口座振替」「納付書払い」が挙げられます。口座振替はいわゆる自動引き落としですね。クレジットカードをお持ちなら、この方法は選択肢に入らないかと思います。

納付書払いは、年に1度送られてくる納付書を使った支払い方法。納付場所には「コンビニ」「金融機関の窓口」そして「Pay-easy」(ペイジー)が挙げられます。
別にどの方法を選んでも大差はないのですが、あなたがインターネットバンキングの利用環境を備えているのならペイジー払いが最も手軽でしょう。
詳しいペイジーの使い方については、あなたの利用している金融機関の公式HPなどをご覧ください。

前納(一括先払い)時の納付額だけで言うと、「口座振替」の方が「カード払い(現金納付)」のより少し安いです。
ただしこの差額はクレジットカードの還元ポイントで簡単に埋められるため、気にする必要はありません。
(例:2年前納の時、2つの納付方法の差額は1,230円。ただし2年前納を還元率1%のカードで行った場合、還元ポイントは3,785円相当となりクレジットカードの方がおトク)

まとめ

★国民年金保険料のクレジットカード払いの手続き期限は納付期限……ではなく、その2ヶ月前
1年(2年)前納の場合には2月末までの手続きが必要になる
★各手続きは管轄の年金事務所、もしくは申出書の郵送が基本
★年金保険料は毎月払いより、各種前納制度を使うことで割引が適用される。1年前納の場合、割引額は年3,480円

ポイントが付くことから、他の支払い方法に比べほぼ無条件でおトクになるクレジットカード納付。
利用限度額に余裕があることを確認できたなら、あなたに合った「前納」も積極的に利用して行けると良いですね。

★その他の変更手続き(免除申請、クレジットカード払いの中断など)については、日本年金機構公式HPをご覧ください。

CHECK日本年金機構公式HP「国民年金保険料に関する手続き」


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。