「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」のマイル制度とANAカードとの比較

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「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」のマイル制度とANAカードとの比較

「どうせクレジットカードを作るなら、ANAのマイルも一緒に貯めたい!」

そんなあなたには「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」がおすすめ……とは言えません
と言うのも「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」のベースはあくまで通常のJCBカード。
ANAとの結びつきが強い「ANAカード」に比べると、ANA関連の特典はどうしても手薄くなってしまうんですね。
「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」は「たまにANAを利用する機会がある(かもしれない)」くらいのANAライトユーザー向きカードとなっています。

今回はそんな「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」の基本スペックや特典、ANAカードとの比較結果を分かりやすくまとめました。
読み終えていただければ、あなたに合ったJCBカードがどれなのか、正しく選ぶ方法が分かりますよ。

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」ってどんなクレジットカード?

まずは「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」とはどういったクレジットカードなのか、簡単に見ていきましょう。

★JCBカード/プラスANAマイレージクラブ

年会費 1,250円
※初年度無料
※web明細の利用+年50万円の利用で翌年も無料
国際ブランド JCB
基本還元率 0.4%前後 利用可能枠 10万円~100万円
海外旅行損害保険 最高3000万円 国内旅行損害保険 最高3000万円
ショッピング補償 最高年100万円
※海外利用分のみ
追加発行可 ETCカード
家族カード
QUICPayカード電子マネー
電子マネー なし 支払日 毎月15日締め、翌10日払い
申し込み条件(公式HPより) 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。

①ANA提携カード……と言うよりは「普通のJCBカードにANAの無料サービスが付いた」もの

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」という名前を聞くと、ANA関連のサービスが期待されますが……。
実はカード名にも含まれている「ANAマイレージクラブ」と言うのは、ANAが提供する無料サービス
つまり「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」は、「普通のJCBカードに、ANAの無料サービスがくっついている」に過ぎないんですね。

そのため、しっかりANAと提携を結んで発行するANAカード(詳細後述)に比べると、どうしてもマイル還元率などの関連サービスは手薄くなっています。
その一方、ANAカードに比べると年会費は安く、通常の「JCB一般カード」と変わりありません
(年会費1,250円+税、初年度または年50万円以上の利用で翌年も無料)

ANAカードよりは「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」の方が若干ですが年会費が安い(年750円+税)こともあって、このカードは「できる範囲でマイルを貯めたいけれど、ANAカードを使いこなす自信が無い」という場合に選ぶのが無難。
以上の点から、「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」はANAのライトユーザー向きカードと言えます。

……と言うより、ANAマイレージクラブとJCBカードを一体化させることにデメリットはありませんので、単に「普通のJCB一般カードより見た目が好き」「そのうち飛行機に乗る……かもしれない」程度の気持ちでこのカードを選んでも問題ありません。

カードの性質上、「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」におけるANA関連サービスはあくまで「おまけ程度」と考えておくと良いでしょう。

<ANAマイレージクラブの特典内容をチェック!>

ANAによる無料会員サービス、「ANAマイレージクラブ」の特典は以下の通りです。


元が無料サービスとあって劇的におトクになるわけではありませんが……。

  • 「旅割」(早割)を使い「東京→福岡」への航空券を購入した場合、もらえるのは「425マイル」
  • 「同区間の支払いをマイルで賄おうとすると、必要なのは「7,500マイル」(レギュラーシーズンの場合)。

この条件で「東京→福岡」の必要運賃を2万円と仮定すると……。

  • 「7,500マイルが2万円相当=1マイルの価値は約2.67円
  • 「航空券購入でもらえた425マイルは1,133円相当
  • 「2万円に対し1,133円相当のマイル付与、これを実質還元率に直すと約5.7%


という結果に。さすがに地域限定型のソラシドエアなどには劣るものの、還元率は決して悪くありません。
無料で付いてくる、クレジットカードのおまけサービスとして考えると十二分に優秀だと言えます。

★後に紹介する「ANAカード」で決済を行うと、マイル積算対象に対する付与マイルは+10%となります。(上の例だと425マイル+42マイル=467マイル付与)

ANAマイルの有効期限は3年間となっているためお気を付けください。
ちなみに3年の間に航空券との交換ができなかったとしても、他社ポイントへの交換が可能です。(ただし航空券に比べると価値は落ちるため、有効期限が迫っている場合を除き非推奨)

部ANA公式HP「マイルを使う」

②2つのANA提携JCBカードの詳細比較

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」とJCBが発行するANA一般カードを、詳しく比較してみました。

★2つのJCB系ANA提携カードの比較

JCBカード/プラスANAマイレージクラブ JANA JCB一般カード
カードフェイス(画像は公式HPより) JCBカード/プラスANAマイレージクラブ ANA JCB一般カード
年会費 1,250円+税 ※初年度無料
※年50万円以上の利用で翌年も無料
2,000円+税
(5マイルコース、初年度無料)
7,000円+税 (10マイルコース)
利用可能枠 10万円~100万円
ポイント還元 1,000円につき1ポイント
(Oki Dokiポイント)
マイル交換レート 1Oki Dokiポイント→3マイル
  • 1Oki Dokiポイント→5マイル (5マイルコース)
  • 1Oki Dokiポイント→10マイル (10マイルコース、年会費別途発生)
搭乗時ボーナスマイル +10%
電子マネー付帯 楽天Edy
カード継続ボーナス 年1000マイル付与
(2年目以降)
その他主な特典
  • セブンイレブン、スターバックスなどでのポイント優待
  • JR東海エクスプレス(別途年会費発生)
  • ANAの機内販売10%オフ
  • AANA FESTA10%オフ
  • AR東海エクスプレス(別途年会費発生)
海外旅行損害保険 傷害による死亡 3000万円 1000万円
傷害による後遺傷害 最高3000万円 40万円~1000万円
傷害・疾病治療 最高100万円
賠償責任 最高2000万円
携行品損害 1旅行中20万円まで
救援者費用 最高100万円 年間最高100万円
国内旅行損害保険
傷害による死亡 3000万円 1000万円
傷害による後遺傷害 最高3000万円 40万円~1000万円
傷害入院
手術費
傷害通院
ショッピング 限度額(海外) 最高100万円/年
限度額(国内)

発行会社はどちらも「株式会社ジェーシービー」なので、クレジットカードの利用で貯まるのは「Oki Dokiポイント」です。(詳細は後述

特筆すべきはやはりANA関連サービスで、特に「日々の生活でマイルを貯めたい」という場合には、マイル移行手続き時の交換レートが優れているANAカードを選びたいところ。この場合は年会費を5,000円プラスして「10マイルコース」に加入することをおすすめします。

一方、さほどマイルに興味が無く、できる限り年会費を抑えたい、あるいは低い年会費で海外旅行保険を充実させたい、と言った場合には「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」の方が有力な選択肢となるでしょう。

★ANAカードについて詳しくは、「JCBのANAカードと年会費別・他社ANAカードとの比較」ページをご覧ください。

JCB一般カードと共通する「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」の特典内容

ANAカードとは違い、「JCB一般カード」(JCBオリジナルシリーズ)に「ANAマイレージクラブ」機能が一体化しているに過ぎない「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」
そのため、各特典内容やポイントサービス等は通常の「JCB一般カード」と一切変わりありません

JCB一般カードにおける主な特典・付帯保険サービスの内容は、以下の通りです。

★JCBカードの特典内容など(一部)

ポイント優待 スターバックス スターバックスカードへのオンライン入金で付与ポイント10倍
(還元率4%程度)
セブンイレブン
小田急百貨店
付与ポイント3倍
(還元率1.2%程度)
Amazon 付与ポイント3倍
JCB公式ページを経由して購入した場合に限る
昭和シェル石油
ビックカメラ
付与ポイント2倍
(還元率0.8%程度)
エッソ、モービル、ゼネラル 付与ポイント2倍
※事前登録必須
その他ショップ JCB公式HP参照
保険 海外旅行傷害保険
  • 最高5000万円(死亡、後遺障害)
  • 疾病、傷害、携行品損害、賠償責任、救援者費用対応
    詳細JCB公式HP
国内旅行傷害保険 ・最高3000万円(死亡、後遺障害のみ)
※利用付帯
ショッピング補償 ・海外利用分のみ年100万円まで
(自己負担額1万円)
その他 JR東海「エクスプレス予約」 東海道新幹線・山陽新幹線の新幹線運賃優待サービス
※年1,000円(税抜)の年会費が別途発生
詳細JCBカード公式HP「JR東海<エクスプレス予約>サービス」)
追加カード 家族カード、ETCカード、QUICPayカード
いずれも発行無料

1,250円+税という年会費の割には保険が充実しており、特に海外旅行であれば病気や怪我にも対応してくれるのが嬉しいところです。

一方、セブンイレブンをはじめ、ポイント優待を受けられるお店は多いものの……。
元のポイント還元率・実質還元率自体は高くない(後述)ため、取り立てておトクになるとは言えません
とは言えさすがに、スターバックスでの「ポイント10倍」は話が別。同店をよく利用されるのなら、こちらのサービスを有効に使っていきたいですね。

★JCBカードを利用する最大のメリットである「充実の保険」を手に入れるためには、最低でもゴールドカード(年会費1万円+税)を取得したいところ。
詳しくは「JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ」のページをご覧ください。

<「Oki Dokiポイント」の貯まり方と使い方>

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」では、「請求額1,000円ごとにOki Dokiポイントが1P」貯まります。
OkiDokiポイントとはJCBの共通ポイントで、その主な交換レートは以下の通り。

JCBプレモカードへのチャージ 200ポイント→チャージ1,000円
(実質還元率0.5%)
Jnanacoポイント 200ポイント→1,000nanacoP
(実質還元率0.5%)
Jdポイント
楽天スーパーポイント
Tポイント
WAONポイント
200ポイント→800他社ポイント
(実質還元率0.4%)
Jクレジットカードの支払いへの充当
(キャッシュバック)
1ポイント→3円分
(実質還元率0.3%)
JANAマイル 1ポイント→3マイル
※1マイル2.67円として計算したとき、実質還元率0.801%
ANAカードの選択で交換レートアップ

還元率は交換先によって異なりますが、大体0.3%~0.5%程度です。交換先には出来る限り「nanacoポイント」を選べると良いですね。(JCBプレモカードをお持ちならこちらでもOK)

とは言え、楽天カードオリコカードなど還元率1%以上のカードも増えてきた今、「おトクさ」を目的とするのならJCBカードは選択肢になりづらいもの。
(ただし39歳以下のみ申し込み可能な年会費無料の高還元カード、「JCBカードW」を除く)
基本的にはカードデザイン、海外旅行保険(ただしこれを重視するならゴールドカード推奨)、あるいは企業イメージ等が、「JCB一般カード」を選択する理由となるでしょう。

★その他のOki Dokiポイントの交換先・使い道についてはJCB公式HPをご覧ください。

★Oki Dokiポイントプログラムの有効期限は24ヶ月です。

★「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」で貯めたポイントを、ANAマイルへ交換することはおすすめできません。
なぜなら、この場合は初めからANAカードを選んだ方がおトクだからです。(ANAカードは1ポイント5マイルに交換可)
ANAマイルを貯めていきたいのなら、ANAカードを選びましょう。

申込みからカード到着までの目安は1~2週間ほど

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」は「JCB一般カード」に「ANAマイレージクラブ」機能が付いたもの。
「ANAマイレージクラブ」は無料でだれでもすぐに登録できるため、審査基準は「JCB一般カード」とまず変わらないと見て良いでしょう。すでにJCBのプロパーカード(JCB社が発行するカード)をお持ちなら、スムーズに審査に通過できる可能性が高いです。(利用可能枠は既存カードと共通)

ただし「JCB一般カード」とは異なり、このカードは最短即日発行には対応していないためお気をつけて。
実際のユーザーの報告によると、申し込みからカード到着までの必要日数は1~2週間程度となるようですね。審査結果は早ければ申し込みの当日に出ます。

クレジットカードの審査通過条件や受け取りまでの流れについて詳しくは、以下のページをご覧ください。

クレジットカードの審査と申込み確認電話、カード受け取りまでの流れについて

まとめ

「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」はANAカードと違い、「JCB一般カードにANAの無料サービス、ANAマイレージクラブが一体化」したもの。
あくまでベースはJCB一般カードなので、ANA関連のサービスは「ANAカード」に劣る
★メリットは年会費に対して充実した保険内容、スターバックスでの優待、EX予約の利用(別途年会費発生)など、JCB一般カードに準ずる
★基本的にはANAのライトユーザー向き。ただしJCB一般カードに対しデメリットは無いので、「これからANAを使うかもしれない」程度の気持ちで選んでもOK

ANAとの提携カード……というよりは「おまけ」程度にANAマイレージクラブ機能の付いた「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」
JCB一般カードと比べてデメリットはありませんので、現在JCB一般カードへの申し込みを検討中で、少しでもANAを利用する可能性があるのなら、こちらのカードを選んで損することは無いでしょう。
一方、あなたが定期的にANAを利用されるのなら、よりサービスの充実したANAカードの選択をお勧めしたいところです。

JCBのANAカードと年会費別・他社ANAカードとの比較

JCBカード/プラスANAマイレージクラブの基本情報

カード名 JCBカード/プラスANAマイレージクラブ
申込み資格 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
提携カード 全日本空輸株式会社
利用可能額 10万円~100万円
審査時間 最短即日
所要時間 1~2週間程度
入会金 無料
年会費 1,250円+税
※初年度無料
※年50万円以上の利用で無料
支払い方式 1回払い、2回払い、ボーナス1回払い、リボ払い、分割払い、スキップ払い
分割払い(年率) 12.0%~15.0%
リボ払い(年率) 13.2%~15.0%
キャッシング(年率) 15.0%~18.0%
遅延損害金(年率) 20.0%
担保 不要
保証人 不要
必要書類 本人確認書類
金融機関名 株式会社ジェーシービー(JCB Co., Ltd.)
住所・所在地 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
電話番号 0120-015-870
(入会専用ダイヤル)
携帯:0570-015-870
貸金業登録番号 関東財務局長 (12)第00183号

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