かざすだけで決済完了!dカードプリペイドの長所・短所とSMBCデビットとの比較

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「インターネットで見かけた<dカードプリペイド>が気になるけれど、普通のプリペイドカードやクレジットカードと何が違うんだろう?」

docomoグループの展開する「dカードプリペイド」最大の特徴は、「カードをかざすだけ」の決済に対応していること。
プリペイドカード、つまり前払い式のカードであるためにチャージの手間は避けられないものの、その決済方法によりクレジットカードより便利に支払いをこなせる場面も少なくありません

今回はそんな「dカードプリペイド」について、そのメリット・デメリットや同じく「かざすだけ決済」に対応した「SMBCデビット」との比較をまとめました。
読み終えていただければ、あなたに合った方法で今後の支払いをより便利なものにできますよ。

「dカードプリペイド」ってどんなカード?メリット・デメリットを簡単に解説

まずは、「dカードプリペイド」とはどんな支払方法なのか簡単に見ていきましょう。

★dカードプリペイド

年会費・発行費 現在は無料※ 決済対応店 MasterCard対応店
iD対応店
ポイント還元率 0.5%
(200円につきdポイント1P)
チャージ手数料 0円または200円
申し込み条件
(公式HPより)
12歳以上の方(中学生以上)
※本来はドコモユーザー以外が申し込む場合、640円の発行手数料が発生。(ドコモユーザーは無料)発行手数料無料サービスがいつまで続くかは発表が無いため、申し込み前に現在の仕様をご確認ください

①MasterCard加盟店に加え「iD」での決済に対応しているのが嬉しい

前提として、プリペイドカードとは「前払い式」、一般にはチャージ式のカードのことを言います。Suicaなどの交通系ICカードも、広義のプリペイドカードの一種ですね。
もちろん「dカードプリペイド」も例外ではなく、「あらかじめチャージして、その範囲内で支払う」ことには変わりありません。

さて、繰り返し使える(交通系ICカードなど、特定の使い道に特化したものを除く)プリペイドカードは、クレジットカードと同じく「VISA」「Master」といった国際ブランドが付けられているもの。
dカードプリペイドにもMasterCardのブランドが付いているので、MasterCardのロゴを見ることのできるお店、つまりほとんどすべてのクレジットカード決済に対応しているお店で、dカードを使った支払いが可能です。


▲ファミリーマート公式HPより。上段右から2番目が「MasterCard」のロゴマークです。

とは言え、ここまでは他のプリペイドカードにも共通する特徴。
dカードのメリットは、MasterCardの国際ブランドに加え、「iD」という電子マネーでの支払い機能が付いていることにあります。
電子マネーとは言うものの、プリペイドカードで使う場合には「かざすだけで支払える方法」とお考えいただいて構いません。

以下の写真のような、iD対応の決済システムを導入しているお店であれば、dプリペイドカードを「かざすだけ」で支払いが完了します。


▲三井住友カード公式HPより

dカードプリペイドに限らず、MasterCardやVISAといったクレジットカードのブランドで支払いを行う場合、決済に暗証番号の入力を求められるなど、やや手間が掛かることは珍しくありません。
この点、iDであればさらにスムーズに支払いを済ませられるわけですね。

残念ながら「Masterには対応していないけれど、iDならOK」というお店はほとんど無いため、決済できるお店の幅を広げることにはなりませんが……。
わずらわしい手続きをカットできるだけでも、支払方法にiDを選ぶメリットは十分でしょう。

★iDを利用できるお店については、以下の公式HPをご覧ください。

iD公式HP「使えるお店」

★iDを使うためには加盟店のレジで、お店の人に「iDで(電子マネーで)お願いします」と言えばOKです。

★その他のプリペイドカードでは、「ソフトバンクカード」「チケットレストランタッチ」のみがiD決済に対応しています。(2018年5月現在)

<ApplePayでのスマホ決済(アップルウォッチ決済)にも対応>
あなたがiPhone 7以降のiPhone、またはApple Watch Series 2以降のApple Watchをお持ちであれば、id加盟店で「ApplePay」という支払い方法を利用できます。


▲iD公式HP(画像はdカードプリペイドではなく、クレジットカード型のdカード利用時)

画像の通り、ApplePayを使えばわざわざカードを取り出さず、スマートフォン(またはアップルウォッチ)をかざすだけで決済が完了
設定手続きも簡単ですので、対応端末をお持ちならぜひ導入したいサービスとなっています。

iD公式HP「Apple Pay」

②ポイント還元率0.5%は、プリペイドカードにしては高い方

MasterCard加盟店に加え、iDを使った「かざすだけ」決済に対応しているdカードプリペイド。
さらにこのカードなら、「200円ごとに1dポイント(1円相当)」が貯まります。(Master、iD問わず)還元率に直すと0.5%ですね。

この数字はプリペイドカードにしては高い方。(例:三井住友VISAプリペイドの還元率は0.25%)
クレジットカードであれば1%、またはそれ以上の還元率を実現させているものも見られますが、そもそもクレジットカードを利用できる状況ならチャージの手間が掛かるプリペイドカードを使う意味はほぼ無いので、こちらは問題になりません。

貯めたポイントはdカードプリペイドのチャージ、その他dポイント加盟店で利用可能です。

dポイント公式HP「街のお店でつかう」

★dポイントは獲得月から48ヶ月を過ぎると失効します。

★マツモトキヨシグループ、高島屋など一部の優待店やキャンペーン期間中であれば、0.5%以上のポイント還元を受けられます。

三井住友カード(dカード発行元)公式HP「おトク情報一覧」

③ローソンでのお買い物は常に3%オフ

その他のdカードプリペイドの独自のメリットには、「ローソンでのお買い物が常に3%オフとなる」というものが挙げられます。
とは言え公式HPをよく見ると、「その場の支払金額が安くなるわけではなく、翌月にキャッシュバックを受けられる」仕組みとなっているようですね。

税抜価格から3%割引となります。1回ごとのお買い物金額(税抜)の3%分(1円未満は切り捨て)が利用の翌月中旬にチャージされます。

例えばローソンで300円(税抜き)の買い物をしたら、翌月知らないうちにチャージ残高がその3%にあたる「9円」分だけ増加します。
普段からローソンを利用されるのなら、ぜひ積極的にdカードプリペイドを使って支払いを行いたいところです。

★ローソンストア100(100円ローソン)やナチュラルローソンなどもキャッシュバック対象となります。

★Amazon代金支払い、宅配依頼など一部サービスはキャッシュバックの対象となりません。

④チャージの手間が必要ながら、これを逆手に取った使い方も

ここまではメリットばかりを紹介してきた「dカードプリペイド」。
あえてデメリットを挙げるとするのなら、「プリペイドカードというカード自体の使い勝手が良くない」ということ。つまりは「チャージが面倒」なんですね。

ただ、このデメリットを逆手に取り「あらかじめ決まった金額をチャージし、その範囲内でショッピングを楽しむ」といった使い方も可能。
「どうしてもクレジットカードを持つと、気が付かないうちに支払えないくらいの買い物をしてしまう」という場合には、このデメリットを「節約術」として活かすこともできます。

一方、あなたがクレジットカードを問題なく使える状況にあるのなら、あえて不便なプリペイドカードを使う必要はありません
というのも「iD付き」「ローソン優待」といったメリットは通常の「dカード」(クレジットカード)にも共通する上、使い勝手や還元率は大きくプリペイドカードを上回ります。

チャージには手数料が掛かりやすい(後述)こともあり、dカードに限らずプリペイドカードは「何らかの理由でクレジットカードを使えない人」向けの支払い方法と言えるでしょう。

「dカードプリペイド」とiD対応「SMBCデビット」の比較

「何らかの理由でクレジットカードを使えない人向け」の決済方法には、プリペイドカードの他に「デビットカード」が挙げられます。
こちらは銀行口座直結で、支払いの瞬間に口座からお金が引き落とされるカードのこと。そのためチャージの手間がかからないのが嬉しいところです。

デビットカードを取り扱う金融機関自体は多いものの、今回はその中でも唯一「iD」での決済に対応した「SMBCデビット」と、「dカードプリペイド」を比較してみました。

★dカードプリペイドとSMBCデビットの比較

dカードプリペイド SMBCデビット
発行料 現在は無料 無料
発行時の審査 不要 不要
区分 プリペイドカード
(チャージ→決済)
デビットカード
(口座から直接引き落とし)
国際ブランド MasterCard VISA
年会費 無料 無料
還元率 0.5% 0.25%
(キャッシュバック選択時)
申し込み条件
(公式HPより)
12歳以上の方(中学生以上) 日本国内在住で満15歳以上(中学生は除く)の個人のお客さまのみ
その他 ・ローソン3%オフ(キャッシュバック)
支払い方法によってはチャージごとに手数料発生(後述)
引き落とし元は三井住友銀行口座のみ

端的に言うと「一長一短」、どちらが向いているかは人によります
「dカードプリペイド」は還元率に優れているものの、「チャージが必要」「その際に手数料が発生しやすい」点が気になりますね。
一方、「SMBCデビット」は三井住友銀行口座からしか支払いができないので、その他の金融機関をメインバンクとしているのなら、移行手続きが必要です。

基本的には「毎月○○円まで使う」といった予定を決めた上で支払いを行いたいのらプリペイドカード、チャージの手間や手数料を削減したいのならデビットカードを選択することになります。
あなたが決済手段に何を求めるか考えた上で、申し込み先を選べると良いですね。

★「iD」での決済を求めないのなら、あなたが利用している金融機関(主に銀行)が取り扱うデビットカードを調べてみるのも良いでしょう。
ただし国際ブランド(デビットの場合VISAまたはJCB)の付いていないデビットカードは使える場所が非常に限られますのでお気を付けください。

天デビットカードは年会費0円! JCBブランドがオトクな理由。ポイントは貯まるの?

「dカードプリペイド」入手後の使い方

ここからはdカードプリペイドの使い方を紹介していきます。
……と言っても、お店での決済は「カード(Master)で」「電子マネー(iD)で」と伝えれば事足りますので、この項目では「カード入手の流れ」と「残高確認やチャージ方法」について簡単に見てみましょう。

①審査は無いので、申し込んだらカードが届くのを待つだけ

dカードプリペイドに限らず、あらゆるプリペイドカードに「利用の流れ」と言えるほどのものはありません。
その理由は簡単で、「審査が無い」から。
チャージ式のカードであれば踏み倒されるリスクもありませんので、審査を行う必要もないんですね。

そのため、dカードプリペイドがほしい!と思ったらインターネットから申し込みを行い、あとはカードを待つだけで事足ります。
公式HPによると、申込みから受け取りまでの目安は「1週間」程度とのことでした。

★dカードプリペイドの申し込みには、dアカウントへの会員登録(無料)が必要です。

②現在のカード残高はインターネットで確認可

dカードプリペイドの申し込みにはdアカウントへの登録・ログインが必要。
これはdアカウント情報とdカードプリペイドの紐づけを行うためで、これによりインターネットからいつでも「dカードプリペイド」の残高確認が可能となります。

「1ヶ月のショッピングは××円まで」と決めてこのカードを使う場合、いつでもどこでも残高をチェックできるのは嬉しいですね。

docomo公式HP「dアカウントへのログイン」

★その他、ローソンでチャージ(後述)を行った際にも残高確認が可能です。

③チャージ方法とその手数料

さて、dカードプリペイドを継続して使っていく上で、どうしても避けられないのがその「チャージ」。
このプリペイドカードでは、以下の7つの手段が提供されています。

★dカードプリペイドのチャージ方法とその手数料

電話料金合算払い(docomoのみ)
dカード(クレジットカード)
dポイント利用
一部クレジットカード※
無料
ローソン店頭(レジ)での現金払い
インターネットバンキング
一般クレジットカード
200円
VJAオムニカード協会加盟店各社発行のVISAカード・Mastercard(主に一部の地銀系カード)

ローソン店頭、インターネットバンキング、一般クレジットカードといった「誰でも出来る」支払い方法を使った場合、手数料が発生しやすいのが気になるところ。

あなたが何らかの理由でクレジットカードを作れないと仮定すると、手数料無料でチャージを行うためには「電話料金合算払い」「dポイント払い」を利用するしかありませんが……。

電話料金合算払いとは、名前の通り「チャージ金額をdocomoの請求と合算して支払う」方法のことですね。言うまでもなくdocomoユーザー以外は利用不可です。
一方、dポイントもチャージに必要なだけすぐ貯められるとは限らないもの。

そのためあなたがdocomoユーザーでなく、どうしてもクレジットカードではなくプリペイドカードが必要という状況なら、手数料を支払いながら利用するしかありません。あらかじめご了承ください。
ちなみに手数料200円を、カードの利用で付与されるdポイントでカバーするためには、4万円の支払いが必要です。

★詳しいチャージの方法については発行元の三井住友カード公式HP「チャージ(入金)方法」をご覧ください。

★Suicaなどにあるオートチャージ機能は存在しません

★dカード(クレジットカード)を使ってチャージを行う場合、dカード側のポイントは貯まりません。(ポイントの二重取りは不可)

★あなたがsoftbankユーザーなら、「ソフトバンクカード」(プリペイドカード)への申し込みも併せてご検討ください。
dカードプリペイドと同じく「iD」対応、かつソフトバンクの電話料金合算払い時、チャージ手数料は無料です。

ソフトバンクカード公式HP

「au WALLET」はauユーザーに限らずすべての方法(ローソン店頭払い含む)で手数料無料となるプリペイドカードです。
ただし「iD」の機能はありません。

au WALLETプリペイドカード公式HP

まとめ

「dカードプリペイド」は、多くのプリペイドカードの中でも珍しく電子マネー「iD」での決済に対応。加盟店ならカードまたはApplePay設定を済ませた端末をかざすだけで、即決済が完了する!

還元率もプリペイドカードにしては上々。ローソンでのキャッシュバックなど、細かなサービスも嬉しい
最大のデメリットは「プリペイドカードである」こと。チャージの手間が気になるのならデビットカードへの申し込みも検討したいところ。
ただしこれを逆手に取り、計画的な支払いを行っていくのは◎
★docomoユーザー(あるいはごく一部のクレジットカードユーザー)でない限り、チャージには手数料が発生しやすい。他キャリアも優秀なプリペイドカードを取り扱っているため、基本的にはdocomoユーザー向けのサービスか

どうしてもクレジットカードに比べると使い勝手の劣るプリペイドカード。ただし、チャージの手間が掛かることは「無駄な出費を抑える」ことにも繋がります。
何らかの理由でクレジットカードを作れない、あるいは使いこなす自信が無い、という場合には、ぜひ活用をご検討ください。

dカードプリペイドカードの基本情報

カード名 dカードプリペイド
申込み資格 12歳以上の方(中学生以上)
提携 docomo
利用可能額 チャージ額による
(上限額は契約内容によって異なる)
審査時間 なし
発行時間 1週間程度
入会金 現在不要
年会費 不要
必要書類 本人確認書類
(到着時、配達員に提示)
金融機関名 三井住友カード株式会社
住所・所在地 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング
電話番号 お住まいの地域による
貸金業登録番号 近畿財務局長(12)第00209号 日本貸金業協会会員第001377号
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