4社比較!クレジットカード決済サービス「Square」の長所と気になる点

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「うちのお店でも、クレジットカード決済を導入したい……」

そんな経営者のあなたにとって、選択肢の一つとなるのが「Square」(スクエア)。
これは対応機器(スマートフォン、タブレット)のイヤフォンジャックに挿入するだけでクレジットカード決済が可能になるという優れモノ。
ただし他社の類似サービスに比べると、決算手数料が高いなど気になる点も……。

今回はそんな決済サービス「Square」について、他社と比べたメリット・デメリットを詳しくまとめました。
読み終えていただければ、あなたのお店に合った方法でクレジットカード決済を取り入れることができますよ。

クレジットカード決済サービス「Square」の概要と特徴

まずは、決済サービス「Square」の基本情報を見ていきましょう。

この小さな四角いアクセサリーが「Square」
▲この小さな四角いアクセサリーが「Square」(画像は公式HPより)

★Square の基本情報

税込価格 4,980円 対応国際ブランド VISA
Master
JCB
American Express
Diners
Discover
決済手数料 3.25%
(JCB以外)
3.95%
(JCB)
振込手数料
月額固定費他
無料
その他
  • すべての金融機関を振込先に指定可
  • 三井住友銀行、みずほ銀行を受取先口座に指定した場合のみ売上を翌営業日に振り込み可
    (その他の金融機関の場合は毎週金曜日入金)
  • ★情報はいずれも2018年4月現在のものとなります。

    ①イヤフォンジャックに差し込むだけで利用できる、独自の決済サービス

    Squareカードリーダーは、従来のカードリーダーとは異なり対応端末のイヤフォンジャックに挿入して使います。

    ★Square対応端末(日本版Square公式サイトより)

  • iOS 9.0 以降を搭載した iPhone
  • iOS 9.0 以降を搭載した iPad または iPad mini
  • iOS 9.0 以降を搭載した iPod touch
  • Android 4.0 以降を搭載したスマートフォン
  • Android 4.0 以降を搭載したタブレット
  • デジタル決済サービスにしては対応端末が多いのが嬉しいところ。(類似サービスAirPAYはAndroid未対応)
    売り上げ管理サービスと併せて使えば、スマートフォンやタブレットを「カードリーダー兼帳簿」として活用することができるでしょう。

    ただし「イヤフォンジャックに挿入して使う」ことはメリットばかりとも言えません。
    特にiPhoneのイヤフォンジャックは故障が多いとされており、独立型のカードリーダーに比べるとどうしても「いきなり使えなくなる」リスクは高いように思えます。

    決済専用のタブレットなどを導入できるなら問題なさそうですが……。
    「スマートフォンで決済」を目的にSquareを使うのは、やや危険かもしれません。

    ちなみに故障時にもお客さんにカード情報を手入力してもらうことで決済自体は可能ですが、この場合はセキュリティコードまでを頂戴する必要があります。

    手入力決済は現実的でないので注意

    ②最短即日で利用可、とはあるものの……

    Squareの公式HPには「最短申込当日から利用可能」という記載が見られますが……。
    実際のところ、カード会社からの審査が入る(3~5営業日)ことやカードリーダー(Square本体)が届くまでには1週間ほどの時間が掛かることを思うと、どう考えても申し込み当日の利用は現実的でありません
    どんなに早くても、完全な導入までに1~2週間ほどの期間は必要かと思います。

    最短即日で利用できるとすれば、「一部のカード会社から即日で承認が降り、そのカード会社のカードを使って手入力で決済を行う場合」でしょうか。(カードリーダーの送付に時間が掛かるため)
    ただし以下で解説する理由により、積極的な手入力での決済はおすすめできません

    ③手入力決済は現実的でないので注意

    Squareの「ウリ」の一つとして、公式HPでは「電話口など遠方のお客様でも決済ができる」といった内容が挙げられています。
    実際、これは以下で紹介する他社サービスには無いSquare独自のメリットとなるのですが……。
    よく見ると、決済には「カード番号」「有効期限」などに加え「セキュリティコード」が必要とのこと。

    あなたはインターネットショップではない実店舗で、セキュリティコードの入力を求められたことはありますか?ほとんどの方がNOと答えるかと思います。

    Amazonなど、多くのネットショップでは上記3つの情報で決済が可能です。
    Square自体がまだ新しい、浸透していないサービスと言うだけあって、店頭でセキュリティコードを求められるとちょっと身構えられてしまいそう……。
    また、あなたやSquareに一切非が無かったとしても、お客さんのカードが不正利用されてしまったときに「情報の出所」と推測されてしまうことも十分に考えられます。

    個人経営店はやはり信頼が第一。
    もちろんSquare側もセキュリティに関してはちゃんと対策を取っているのですが……。
    余計なリスクを避けようとするなら、手入力決済の積極利用はおすすめできません。

    その他のカード決済サービスとの比較

    さて、ここからはSquareと他社カード決済サービスを比較してみましょう。

    ★4つの決済サービスの比較

    カードリーダー費用 決済手数料 売上振込 その他
    Square 4,980円 3.25%
    (JCB以外)
    3.95%
    (JCB)
  • 翌営業日または毎週金曜日
  • 振込手数料無料
  • 対応端末のイヤフォンジャックに接続
  • 楽天ペイ
    (実店舗用)
    19,800円
    (キャッシュバックあり)
    3.24%
    (Visa、Master、Amex)
    3.74%※
    (JCB、Diners、Discover)
  • 翌営業日
  • 振込手数料1回210円(楽天銀行除く)
  • 電子マネー決済可
    (Suica、Edy他)
  • AirPAY 0円
    (18年4月現在)
    3.24%
    (Visa、Master、Amex)
    3.74%
    (JCB、Diners、Discover)
  • 月3回または6回
  • 振込手数料無料
  • iPadまたはiphoneのみ対応
  • 電子マネー決済可
    (Suica、Edy他)
  • Coiney 19,800円
    (キャッシュバックあり)
  • 月6回
  • 10万円未満の場合のみ振込手数料200円
  • ※2018年夏より電子マネー決済対応予定
    ※ 楽天カード利用であればJCBでも手数料3.24%
    ★いずれも6つのカードブランド(VISA、Master、JCB、Amex、Diners、Discover)に対応
    ★いずれも月額固定費なし
    ★いずれも売上確認機能あり
    ★いずれも決済手数料は天引きの上振込

    逆の視点から見ていくと、以下のようになりますね。

    ★ポイントごとの決済サービス比較

    カードリーダー費用
  • キャンペーン中のAirPAYがベスト(0円)
  • 決済手数料
  • Diners、Discoverのみ他社>Squre(0.39%)
  • JCBはSquare>他社(0.21%)
  • 売上振込
  • 振込先が三井住友銀行もしくはみずほ銀行ならSquareが高スパン&手数料無料
  • 振込先が楽天銀行なら楽天ペイがベスト
  • その他
  • Squareは電子マネー非対応
  • Squareにとって一番痛いところとなるのは、利用者の多いJCBカードの手数料が他社に比べ高額になる点でしょうか。
    反対にダイナースクラブカードの決済は他社に比べおトクになるもののJCBに比べると利用者は少ないため、決済手数料の面ではデメリットの方が大きくなるかと思います。
    (手数料に0.21%の差がある場合、売上100万円ごとに2100円の損失)

    細かく見ていくと、どの会社も一長一短となるため一概に「ここがベスト」と結論を出すことはできませんが……。
    クレジットカードでの決済を積極的に推し進めていくつもりであれば、どうしても手数料が高く、脆弱なイヤフォンジャック頼りとなるSquareを強くおすすめすることは難しいように思えます。

    ★その他、各決済サービスの詳細については公式HPをご覧ください。

    Square公式HP

    Squareやカード決済サービスに関するよくある質問と回答

    最後に、Squareについてのよくある質問にお答えしていきます。

    ①レシートや領収証は発行できますか?

    レシートの印刷に対応したプリンターがあれば問題なく可能です。
    基本的には追加購入という形になりますが、Squareはじめ、どの決済サービスでも取り扱っていますよ。

    Square公式HP「プリンター比較表」

    領収証については百円ショップや文房具店、ネットショップなどで購入し、手書きのものを受け渡すことになるでしょう。

    ②「Square」導入の流れを教えてください。

    (1)公式HPでアカウントを作成
    (2)カード会社の審査(通常3~5営業日)
    (3)Squareアプリのダウンロード
    (4)カードリーダーの購入(到着まで1週間程度)

    が基本の流れとなります。

    審査結果が出た後にカードリーダーを購入するとなれば、2週間近くの期間は必要になりそうです。

    ★JCB、ダイナース、Discoverは、Squareの審査とは別に追加で審査が行われます。
    これにより、決済できる国際ブランドが「Visa」「Master」「American Express」に限定される可能性があります

    ③分割払いやリボ払いには対応していますか?

    残念ながら、未対応です。
    お客さんが利用されているカード会社によっては、「後からリボ」や「後から分割払い」といった支払い方法が利用できることもあります。

    ★このページで紹介した決済サービスの中では、Coineyのみが限定的な条件での分割払いに対応しています。

    ④お客様からサインをいただく必要はありますか?

    はい、金額にかかわらず必須となります。
    基本的にはSquareを挿入しているスマートフォンやタブレットの画面に指でお書きいただきますが、タッチパネル用のペンなどがあると喜ばれそうです。
    タッチパネル用のペン自体は各携帯ショップやAmazonなどで、安価に購入可能です。

    ⑤新規開業店であっても審査には通過できますか?

    公式HPに以下の記載がありますので、100%通過できるとは言えないものの、申し込んでみて損することは無いでしょう。

    また、Squareでは前年度の実績がない事業や、カード決済額の見込みが少ない事業でもカード決済をご利用いただけます。また、事業規模や実績による手数料の違いもありません。他社サービスをご利用いただけなかった方も、まずはアカウント作成をおすすめします。

    (Square公式HPより)

    ⑥継続課金(月額課金)はできますか?

    同意書をいただくなどいくつか手順を踏む必要がありますが、可能です。
    詳しくは以下の公式HPをご覧ください。

    Square公式HP「Squareで自動継続課金をするには?」

    ⑦Squareの導入ができない業種はありますか?

    以下の条件を満たすと、加入店になることはできません。

    1. カード取扱規則により取扱いが禁止されるもの(提携組織および提携カード会社が公序良俗に反すると判断したものならびにカード取扱規則における取扱いのための条件を満たさないものを含む)、銃刀法、麻薬取締法、ワシントン条約、その他関連する法令等の定めに違反するもの
    2. Squareが公序良俗に反すると判断するもの
    3. 特定商取引に関する法律で規制される販売方法(通信販売を除く)による取引
    4. ギフトカード、商品券、バウチャー、クーポン、通貨、航空券、割引チケット、収入印紙、切手、定期券、プリペイドカード、回数券その他の有価証券等、換金性の高い商品およびSquareが別途指定した商品・サービス等 (但し、第6b条に基づく本ギフトカードの発行を除く)
    5. その他カード利用者との紛議もしくは不正利用の実態等に鑑み、またはSquare、提携組織および提携カード会社のブランドイメージ保持の観点から、Squareが不適当と判断したもの

    (Square公式HPより)

    多くの場合は特に問題ないかと思います。
    ただし(4)の条件により、金券ショップなどでは導入不可となっていますのでお気を付けください。

    まとめ

    Squareイヤフォンジャックに挿入して使える新しいカード決済サービス。
    タブレット(推奨)やスマートフォンをカードリーダーとしても、会計管理用の帳簿としても利用できるようになるのが嬉しいポイント
    ★独自の特徴は「カード情報の手入力に対応」していることながら、セキュリティコードの情報まで頂くのはリスクが高く、積極的な利用はおすすめはできない
    ★他社と比べたメリットは「金融機関にかかわらず振込手数料無料」、デメリットは「JCBカード利用時の決済手数料が高い」点。JCBカードの利用者は多いため、このデメリットは手痛いところ

    スタイリッシュで新しいカード決済サービス、「Square」。
    他社に比べて気になる点が無いとは言えませんが、初期費用が安く、既存のスマホやタブレットを利用できることから導

    
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