クレジットカードを持てないのですが、ETCカードは持てますか?

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名前 Tさん 性別 男性
住まい 東京都 年代 30代

クレジットカードを持てないのですが、ETCカードは持てますか?

そもそもETCカードってどういうものなのですか?
わからないので教えていただきたいです。

ETCパーソナルカードなら、クレジットカードを作れない人でも持つことができます。

ETCカードというと、一般的にはクレジット会社が発行するクレジットカードありきのものを指しますので、普通のクレジットカードを作る時と同様に審査が必要となります。
そうすると、クレカ審査に通らなければ一般的なETCカードは持てない可能性が高いと言えます。クレカの審査に通らなければETCを利用できない、というのも変な話です。

でも、ETCパーソナルカードならば大丈夫! たとえば、信用機関にブラックとして登録されていたとしても基本的には持つことができます。クレジット機能とひも付けされておらず、審査も行われないので信用機関に登録されている情報は関係ないということです。
また、審査に落ちるかどうかということに関係なく、単純に「クレカを持つのがイヤ」という人もいると思います。そういう人にとってもETCパーソナルカードは強い味方になりますね。

クレジットカードを持っていなくても申込み・利用することができるETCパーソナルカードは、高速道路6会社から共同で発行されています。
SAのインフォメーションなどにしか申込書が置いていない、また年会費やデポジット(保証金)が必要など少し手間はかかりますが、クレカを持てない、持たない、不要という方でもETCレーンで止まらずに決済できること、そして何より最大50%にもなるETC 割引 を使えるようになるので少ないながらも需要はあります。
使い方は通常のカードと同様、車載器に差し込むだけです。(もちろんどの種類の車載器でも大丈夫です!)
保証金を払うこと以外では、通行料金も使った分だけ口座から引き落としなので特に使い勝手に変わりはないと言えます。

ちなみに、クレジットカードを契約するのが嫌な人はデビットカード(銀行口座と直接ひも付けされたカード)を所有していたりもしますが、今のところデビットカードでETCカードを追加発行できるカードはないようです。ETC専用カードが欲しいデビットカード所有者は、デビットカード+パーソナルカードという持ち方をしなければならないということです。

パーソナルカードにかかるお金はいくらになりますか?

上で回答したように、パーソナルカードは年会費と保証金を必要とします。これに加えて通行料金がかかるので、実際にかかる金額はなかなか想定しづらいですよね。
そこでちょっとシミュレーションをしてみました。

計算方法や仕組みがややこしいので、パーソナルカード事務局に電話で問い合わせた上で確認していますので参考にしてみてくださいね!

・年会費…1,234円
・デポジット(保証金)…①平均利用月額を5,000円単位で切上げた金額(10,000円未満の場合、たとえ1円であっても10,000円として計算。10,001円の場合は15,000円、15,001円の場合は20,000円…という計算です)を、さらに4倍した金額 または
 ②年間最高利用月額を20,000円単位で切上げた金額(20,000円未満の場合、たとえ1円であっても20,000円として計算。20,001円の場合は40,000円、40,001円の場合は60,000円…という計算です)

①と②の両者を比較して、金額の高い方を預けることになります。

これだけでは分かりにくいので、実際に計算してみましょう。
■1年間(12か月)のうち11か月は5,000円/月1か月だけ45,000円利用したと仮定します。

①(55,000円(11か月分)+45,000円(1か月分))÷12か月
=8,333円<平均利用月額>
→10,000円未満なので、10,000円として計算。

その額をさらに4倍するので・・・
 10,000円×4=40,000円

45,000円<年間最高利用月額>
 →20,000円単位で切上げなので
 60,000円

⇒②の60,000円の方が高いので、この場合の保証金は60,000円ということになります。

つまり、年会費と保証金だけで61,234円かかるということです。
これに加えて通行料金も支払うわけですから、その年の通行料金が上で仮定した金額とまったく同じだった場合…
100,000円(1年間の利用合計額)+61,234円(年会費+保証金)=年間合計161,234円
支払うということになります。

次に、ETC利用料金がもっと安く、平均月額と最高月額にもあまり差がないパターンでもシミュレーションしてみましょう。

■1年間(12か月)のうち11か月は3,000円/月1か月だけ5,000円利用したと仮定します。

①(33,000円(11か月分)+5,000円(1か月分))÷12か月
=3,166円<平均利用月額>
→10,000円未満なので、10,000円として計算。

その額をさらに4倍するので・・・
 10,000円×4=40,000円

5,000円<年間最高利用月額>
 →20,000円単位で切上げなので
 20,000円

⇒②の40,000円の方が高いので、この場合の保証金は40,000円ということになります。

上のシミュレーションの結果からも分かる通り、パーソナルカードを作るためには最低でも40,000円のデポジットと1,234円の年会費が必要ということです。

ちなみに預けた保証金は、パーソナルカードを解約するまで戻ってきません。

パーソナルカード申込時には、保証金を算出するために直近の平均利用月額と年間最高利用月額を自己申請するのですが、実際に利用し始めて申請額よりも利用額が高かった場合、預ける金額を増額するように言われます。もちろん自己申告による増額も可能です。
そして、利用月額が予想できない場合は、最低ラインの40,000円で申請します。これはパーソナルカード事務局に確認済みです。

デポジット増額や通行料金の引き落としに従わなければ、利用停止(ETCレーンでバーが開くなることも…)になるので気をつけてくださいね。

保証金は最低40,000円で預けっぱなし、その間は増えることはおろか触ることもできない、おまけにETC利用でポイントが付いたりするわけではない…
となると、私(管理人)ならまず、ETCカードを作る際の選択肢には入れません。むしろ、どう考えても入ってきません。

このカードが必要な人は、
 ・高く付いてしまうとしても、どうしてもクレジットカードを作りたくない人
 ・信用情報に問題がありクレジットカードが作れない人
…ですが、同時に
 ・最低40,000円の保証金を払うことが出来る人
です。

クレジットカードならネットからの申込みが可能ですし、年会費やETCカード発行が無料なカードも豊富にあります。
なんとなくクレジットカードを作るのに抵抗がある…という程度でパーソナルカードを選択すると、思わぬ損をしてしまうかもしれません。

もしETCカードをどうやって作るか悩んでいるなら、クレジットカードからETCカードを作る方法も学んでから考えてみてくださいね!

→ETCカードを作るために(失敗しない作り方を解説)


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